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せたな町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日

令和4年度予算編成における行財政改革の取組について

聞いた人
道高勉 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 道高勉

それでは一般質問をさせていただきたいと思います。令和4年度予算編成における行財政改革の取組についてということで題を設けております。令和4年度の予算編成は高橋町政5期目の初年度でありまして、通算で17回目の予算編成方針と思っております。未だに終息の見通しがつかない新型コロナウイルスの影響下の中で、本町にとっても持続可能な財政運営を進めていくためにもしっかりとした行財政改革を推進することが不可欠であると考えるところです。私は予算執行方針の中で特に触れられていないことについての2点について伺います。まず1点、令和4年度予算編成における経常経費などの節減状況、そして経常収支比率、財政計画との基金運用状況、そして今年度における町長の目玉政策についてお伺いしたいと思います。2点目、令和3年度に策定するとしておりました町行財政改革大綱及び改革推進プランの進捗状況についてお伺いしたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それでは道高議員の1点目のご質問にお答えをいたします。予算編成につきましては答弁少し長くなりますけど、しっかり答弁させていただきたいと思います。毎年新年度予算編成にあたる際には、職員に対して国の経済状況や町の財政状況をはじめ、予算編成における基本的な考え方について予算編成方針を通知しているところであります。令和4年度予算編成にあたっては、一本算定2年目となり相当厳しい収支見通しが予測されるとともに財政計画にて収支不足が見込まれることも鑑み、1つ目として、事業評価の検証、事務事業の整理統合などスクラップアンドビルドによる事業の見直しを実施、2つ目として、公共施設個別施設計画に反映するために公共施設の今後の在り方を集落施設が所在する各町内会等への聞き取りの実施などを実施し、経常経費の節減に努めるよう指示したところであります。令和4年度の経常経費については、総額で61億9,848万9,000円であり、昨年度と比較して54万6,000円の減となりました。ほぼ横ばいの推移となっておりますが、人件費では、人事院勧告による期末勤勉手当の支給率の変更や一般職の減、会計年度任用職員の退職手当組合負担金の遡及納付の減などにより約6,500万円の減、物件費では、普通旅費は出張とWEB会議を効率良く使い分けることで9.2%の削減、また地区会館として役割を終えた貝取澗ことぶきの家、平浜会館の2施設を用途廃止し施設関係経費の削減を行った一方で、国の働き方改革による委託にかかる人件費の増加などの影響を大きく受けましたが約800万円の削減を実施しております。また公債費においては、利子の減少により約3,500万円の減となっております。しかし一方で、各施設の維持補修費や地域交通関連経費などの補助費が大きく増加していることから全体として減少とはなっておりません。こうした節減による経常経費の削減にも限界があることから引き続き将来を見据えた事務事業の見直し、公共施設の適正管理とニーズに合った整理統合を実施して更なる削減に努めたいと考えております。次に経常収支比率についてですが、令和2年度決算で87.7ポイントであり、今年度の決算見込みとしましては、普通交付税の追加交付や各種交付金の増額による一般財源の増加を見込んでも若干改善の87.5ポイントと積算しております。こうした状況を見ても依然として財政の硬直化は高いことがわかり、今後の普通交付税の減少に備えるためにも、これまで同様に行政改革に取り組んでまいります。次に財政計画と基金運用状況についてですが、令和3年度の財政計画と実決算見込みを対比しますと、取崩しが計画では4億2,600万円に対し、決算見込みでは4億5,000万円、積立が計画では1億800万円に対し、決算見込みでは約4億700万円となる予定であります。また一般会計の財政調整基金、減債基金、特定目的基金を合わせた残高は、計画では41億6,200万円に対しまして、決算見込みでは46億4,000万円の見込みとなり、財政計画より上振れした基金残高を維持できる見込みでございます。これは一本算定初年度である令和3年度の普通交付税が費目新設により見込みより上振れしたということ、更には国税の増収による交付税原資の補正に伴う追加交付など、計画策定時には想定されていなかったことにより基金に積み増しすることができたことが要因であります。しかしながらこれらは突発的な出来事でありまして、今後、継続するということがないことから歳入に見合った歳出を原則に予算編成をしていかなければなりませんので、基金を活用する事業の実施には優先順位をつけた中での最小限の取崩しとし、ふるさと納税を中心とした基金積立財源の確保についてもより一層努めてまいりたいと思います。またご質問の目玉施策でございますが、令和4年度の予算については、継続事業の推進と各分野で必要とする予算を精査し、バランス良く予算措置をしたところであります。特に将来を見据えた予算としては、2050年のカーボンニュートラルの実現と地域経済の活性化や新しい再生可能エネルギービジネスの創出などを推進する上で重要となる地域エネルギービジョン策定に係る予算を計上したところでございます。2点目のご質問にお答えいたします。以前から道高議員からの一般質問に答弁してきたとおり、財政の健全化や行政の効率化を推進する上で、継続的な行財政改革は必要であることは議員と考えを一つにするところであります。議員が令和3年度中に新しい行政改革大綱を策定するとした質問については、町としては、現在、今後の行政改革を見越し、令和4年度に策定する準備を進めているところでございます。また令和3年度実施した行政改革では、既存の行政改革大綱の基本方針に基づき定員適正化計画、せたな町公共施設等総合管理計画の見直しと、組織、機構改革として、総合支所の支所化などに取り組みながら、事務事業の見直しや政策評価調整会議により継続的に事務事業の効率化に努めているものでございます。次に改革推進プランのご質問でありますが、行政改革大綱の完成後の策定となりますので、これはご理解をいただきたいと思います。以上でございます。

議員の質問 6番 道高勉

今、町長のほうから令和4年度の予算編成にあたっての基本的なガイドラインと言いますか、そういったもののお話、そしてまた経常収支節減状況ということで承りました。やはり先ほど町長も言ったように歳入、今年の場合は本当に交付税も増えていると、これは突発的な要因ということだと思います。それ私も同じ認識をさせていただいております。やはり17回目の予算編成、そしてあと4年すると20年経ちますね。基本的に私は行財政改革大綱、これが旗印です。25年から29年まで第2次まで作ってあるわけです。それ以降、今特にそういった大綱もない中で、行革いろいろな削減をしてきてるということでありますが、私はまずきちんとした町のフラッグ、旗印をきちんと上げて、それを町民に説明して職員一丸となったそういう姿勢というものがまず高橋町政にとって必要なことだと私は思うんです。そういう形でずっとやってきたわけです。それの平成30年から令和2年までですか。ようするに令和3年から始まるんです。令和3年度から令和7年度の5年というのがあります。私は、その遅れてる原因は何なのかと。きちんとした町としてのそういうプランニングをきちんと示して、それに向かって行革を進んでいくかという錦の旗をきちんと掲げてやっていくんだということの、そういった一致した職員の心構えと言いますか、町に取り組む姿勢、町長はじめというものがない。それが今町長の答弁でありますと、もう1年延びて4年からやりますって話です。4年なりますと5年からですね実際になりますと。たまたま財政的にいい環境であるということにありますから、そんなに緊張感も薄れてきてるのかということも私も危惧をするんですけども、そこはきちんとまず令和3年度中にやるべきだったんじゃないかと思います。それについてのきちんとした延びた理由をまず1点それをお伺いしたいと思います。それから私は経常経費、これは3点あります。公債費、それから扶助費、人件費、それプラス町長がおっしゃったように物件費、これはランニングコストです。行政を運営するには欠けてはならないランニングコストがあるわけです。物件費関係です。それを入れますと大体88%と。町の適正な経常収支比率というのは70から80だということで言われてます。しかしながら小さい町で人口が段々減っていく町においては、なかなか私は経常経費の比率を7割台にするというのは難しいことだと思うんです。ある学者の話をすると70、80はこれからの経費的においては当たり前だと、だいたい85から90ぐらいが本来の経常経費ですよと。そうなりますと政策経費がなくなるわけです。ですからさっき町長がおっしゃったように、スクラップ・アンド・ビルドという話をされました。これは一生懸命やらないとならない。私もその通りだと思います。私も何年か前に一般質問させてもらった時に話したことは、これから改革を取り組むにあたっては、今までは、何を潰して何を止めてということです。財源はそしたら何を使うのかということだったんですけど、私はだからこれからはこの町はこういった需要があって、ニーズがあって、これのために財源が必要なんだというものを明示するためには、スクラップアンドビルドでなくてビルドアンドスクラップだということも私はお話させてもらった経過がありますが、そういう発想の転換、これからの町の改革、改善、そしてまた取り組むべき課題こういうものがあるんだと。そのためには財源をどう導いていくかと、使い道のはっきりしない中で、町民に削る削るという話になりますと、なかなかこれは理解を得られません。私は合併した町として、大成区、瀬棚区、北檜山区の町民の皆さん方が公平公正な行政、福祉サービス、これを維持するためにそれを継続、維持するということになりますと、その辺のことをきちんと整理してそれを明らかにして、そのために財源が必要なんですよと。そのために皆さん協力してくださいというそういう発想の転換の中で、これから行革に取り組む必要があるんでないかと改めて私は提言をさせていただきたいと思います。このことについてどう考えるかまず2点目です。それとあと私は基金の関係ですけど、基金が今46億あると。これ財政計画で言うと大変厳しいんです。去年策定された財政計画がありますが、この5年間ぐらいは財調も大体10億ぐらいあるんです。財政調整基金の考え方として、これは標準財政規模57億今ありますよね。これの1割と。1割ですよということが大体財調の基本ですよって話で私も思うんですけど、しかしそれでいいのかと。私は財調の基本というのは、貯蓄というものは何でも使える。そしてまた基金を運用しながら今予算組んでいるわけです。財政計画では令和12年度でありますが、12年後の財政を見ますと本当1億台しかないわけです。今貯まってますけども、それにしてみても5億台です。だからこういう長期的な展望に立った中で私は1割でなくて1割5分か2割ぐらいの貯金というものは必要でないかと。そういった考え方を高橋町政きちんと持っていただければということで、その辺についての考え方もお伺いしたいと思います。これ2回目の質問になります。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

お答えをいたします。財政改革大綱につきましては、これ29年までということになっておりましたが、この目的は一本算定に向けてしっかりと対応できる、そういった状況を作っていくということが主な目的でございました。これは今年一本算定の2年目の予算編成となりましたが、しっかり予算を組むことができたということは、これまでの取組が功を奏したというふうに安堵しているところでございます。これから今度は一つの町としてのまちづくりを本格的に進めていくということになりますけれども、経常経費の話もお聞きいたしましたが、経常経費につきましても、現在87.7ということで他の合併町と比較しても決して劣っている数値ではない。むしろ頑張っているという状況でございます。これを改善していくためには議員おっしゃいましたように行政コストの削減ということは避けて通ることができません。これについては町民の痛みも出てくる。協力も必要ということでございまして、丁寧な説明をしていかなければならないと思いますが、しかしこれに手を付けないわけにはいかないということもございます。またこうしたコストの削減ばかりではなく、この歳入を増やす取り組みということも一方では考えていかなければならない。私としても、やりたいことは本当にたくさんございますけども、なかなかそういった財源の制約からサービスを増やすということはできないでいるという状況がございますので、こうした歳入を増やして財源を確保するという取り組みをしっかりやらせていただきたいと思っております。このことについては、再生可能エネルギービジネスの創出、あるいは風力、ウインドファームの誘致など、大変、大里のウインドファームなどのように地域経済に与える影響も大きい、あるいは、そのビジネスによって税収も増えるということもありますので、これは一つ町としてしっかり取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。基金のお話もございました。現在、基金につきましては3年度末で46億というお話をさせていただきましたが、財政調整基金では14億ございます。したがいまして、議員のおっしゃっている1割から2割という、そういった状況にはなってきているというところでございます。安定した自治体運営をするためには、こういったある程度の蓄えが必要ということでございますので、これはしっかりそういったことも考えながら基金の問題につきましても、行財政運営につきましても取り組んでまいりたいと考えているところでございます。いずれにしましてもせたな町の行財政運営につきましては、こうした状況から身の丈に合った行財政運営をしなければならないということにつきましては、肝に銘じているところでございまして、議員の皆さんのご協力につきましても、よろしくお願い申し上げたいということで、ご理解をいただきたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

この大綱につきましては、3年度に取り組むということは申しておりません。3年度以降に取り組むということで答弁を過去にしたところでございます。先ほど言いましたように、これまでの大綱については一本算定をソフトランディングを目指して進めてきたということで、これが無事にそういったことで対応できてきていると。今後につきましては、今度は一つの町としてのまちづくりを真剣に進めていかなければならないということから、これを令和4年度に大綱を策定してまいりたいということで、先ほども答弁させていただいたところでございます。

議員の再々質問 6番 道高勉

再々質問です。それで今、町長いみじくも令和3年度以降においてという話をしました。私は初めて聞くんです。だからどこでそういう話をされたのかあれですけども、いろいろな場面で、総務厚生常任委員会でも話したわけですけども、認識がちょっと違うし、そこはきちんとこれまでの経過というのを変えないでしてほしいと私は思います。ですからそういう答弁がこれまでずっとしているものですから私はそういう考え方で、どうなんですかって話をさせてもらったわけです。だからそこを3年度以降ということは、そしたら4年度になるのかな、いつになるのかなというふうになるわけですけど、そこは腑に落ちない点であります。私は、今、町長がおっしゃったように、とにかく財政の改革大綱という町の姿勢というものを、フラッグというものをきちんと掲げて今までもずっときたわけですから、それがましてこういう一本算定という厳しい中、たまたま突発的なこういう財源のあった中で何とか予算編成、これからあと4年間は大丈夫ですかなっていうぐらいの気持ちだと思うんですけども、でもそれ以降、財政調整基金もようするに今は14億でありますけど、しかし10年後、令和12年度には枯渇してるわけです。ですから既にそのぐらいの気持ちで12年を見据えた中で、そういう財源確保というものが必要でないかと。財調も必要でないかというお話を私はさせてもらっている。今じゃないです。今は16億もあるわけですからいいですけど、しかしこれが毎年、毎年、財調から繰入れて予算編成やってるわけですから、これが今、社会情勢、国際情勢によっては大変また町のいろいろな支出面で財源が必要なときもあるかわかりません。それに備えるための財調でもありますので、そういうことからすると、備えあれば患いなしではないですけども、基本的に私は入るを量りて出ずるを為すという、これは財政上における基本的ですよ。本来入ってくるお金で歳出の事業を組むんだと。貯金は本当に困った時ということ、これは原則だと思うんです。だからそういう面で何が起こるかわからない情勢の中で我が町としてしっかりとした安定的な財政運営、財政規律を守っていくんだという姿勢を、令和3年度でできませんでしたので、令和4年度の中には、そういう錦の旗の大綱をきちんと策定するということで、町長の強い決意を、事業執行するんだということの確認をもう一度させていただきたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

お答えをいたします。現在、既存の行政改革大綱に基づいた行財政改革については継続実施しております。先ほどもこれは答弁させていただきました。一本算定への対応に区切りの着いた状況というふうに考えておりますことから、今後、持続可能な行政を見据えて、令和4年度に新たな計画を策定してまいりたいと考えております。改革の主な内容でございますが、行政組織、機構の抜本的な見直し、そして公共施設等施設計画に基づく施設の統廃合などを進めたいと。それから財政計画でありますが、令和3年3月に策定しておりますので、これに基づいて持続可能な行財政運営に努めてまいりたいと。それから同じく昨年、公共施設等総合管理計画も見直しをさせていただきました。これに基づいてしっかり進めてまいりたいと考えているところでございます。議員は、入るを量りて出ずるを為すというふうにおっしゃいました。私もそのことは、そのとおりだなということで同じ意味として身の丈に合った行財政運営を進めていくというふうに常々申し上げているところでございます。いずれにしましても、将来がしっかりと持続可能で町民のための町政運営が確保されますように、これからも緊張感を持ってしっかり取り組んでまいりたいと考えておりますことでご理解願います。

出典:せたな町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日 議事録 PDF(75ページ) 間違いを知らせる