せたな町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月14日
家族農業経営の経営継続支援策の検討を
- 聞いた人
- 横山一康 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 横山一康
それでは3問目の質問に入りたいと思います。ちょっと質問に入る前に一言だけ申し述べさせていただきたいと思います。私これ今回この定例会で3問質問を用意させていただきました。1問目、2問目においては行財政運営について町側の姿勢を問わせていただきました。そこでは私、今非常に町は財政危機の入り口に入ってるんではないかというような議論をさせていただきました。そういうことで少し財政を緊縮しなきゃいけない、そういうように聞こえてるかもしれませんが、私はそれはそれで必要なことだと思ってるんですが、今回この3問目においては、やはり当然、財政措置をしなければいけないところはしなきゃいけない、このような文脈でこの3問目を町長聞いていただければというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。それでは質問に入らせていただきます。家族農業経営の経営継続支援策の検討をということで町長にお伺いいたします。せたな町は豊かな自然環境に恵まれております。水田や畑作、そして酪農や畜産など多様な農業がそこでは営まれております。農業というのは非常に裾野が広い産業で、その素材を利用した食品加工や景観を生かした観光、そして生き物や作物を通しての教育など非常に多面的な機能を持っております。また一定程度の雇用も生み出し、せたな町の基幹産業となっております。しかし近年では、農家戸数の減少、担い手、労働力の不足に加え、生産資材の高騰など農業経営の根幹を揺るがす状況が続いております。2020年の農業センサスでは、町内農家の形態は法人で8戸、家族経営が270戸となっており、さらに高齢化率は42%を超える状態だと報告されております。町では農作業の省力化による労働力不足や生産性向上を図るためスマート農業支援事業を今年度から3年間にわたり実施しております。事業開始1年目から当初予算を上回る申請があり今後の事業効果に期待が高まっております。しかし同僚議員の一般質問や予算審査、そして特別委員会において制度設計、事業要件などについて活発な議論が交わされてきておりました。また私が農家の方々と意見交換をした際にも、これらの議論と同様な声を少なからず伺っております。私はスマート農業支援事業については、実施中の事業ですので継続していただければというふうに考えております。ただこの事業と並行して基幹産業の経営継続を支える大胆な新規事業の検討、そして実施をすることが大切だと思っております。以下2点について町長のご所見をお伺いいたします。①令和6年度のスマート農業支援事業の経営形態別申請実績と年齢別申請者実績及び主な導入内容を伺います。②大胆な新規事業を検討するお考えについてお伺いいたします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
横山議員のご質問にお答えをいたします。1点目の経営体別申請状況でありますが、耕種農家46件で総事業費1億7,686万7,740円で補助金額4,161万7,000円、耕畜複合農家6件で総事業費3,291万7,000円で補助金額581万6,000円、畜産農家2件で総事業費380万5,953円で補助金額123万5,000円、合計54件で総事業費計2億1,236万8,693円で補助金額総額では4,866万8,000円であります。また年齢構成別の状況でありますが、20歳代1件、30歳代5件、40歳代18件、50歳代14件、60歳代9件、70歳代6件、80歳代1件となっており、主な導入内容ですが、GPS田植機、リモート乾燥機、スマート農業対応トラクター、自動操舵システムとなっております。2点目の大胆な新規事業の検討についてですが、現在取り進めているスマート農業支援事業において農作業等の省力化も含め、農業経営の継続につながる事業と判断しており3年間この事業を実施させていただき本事業の効果棟を見ながら次に続く必要な事業については改めて検討したいと考えているところでございます。
議員の再質問 5番 横山一康
それでは再質問をさせていただきます。ただいま形態別の申請状況と年齢別の申請状況でどういう機械が導入されたかということを詳細に述べていただきました。ここの分析から私なりの分析です。町は町で当然分析してると思うんですが私なりの分析を少しここでお伝えしておきたいと思います。これ非常にいい事業で補助金額が当初予算では3,000万円だったと思うんですけど、これが4,866万8,000円ということで大きく補正をつけているということで、かなりこれは農家の皆さんも期待して実際に申請していただいてるという結果がもう出てるなというふうに思うんです。ただ今町長からご報告していただいた経営形態別の申請状況です。耕種農家というのは、水田ですとか畑作あと園芸やってるような方を耕種農家というと思うんですが、耕種農家の方が54件中46件、ちょっと耕畜複合は今省かせていただきたいんですけど、畜産農家の方が54件中2件というようなご報告がありました。これパーセンテージ割合で見てみると、耕種農家が85%、畜産農家が3%というようなことになります。補助金額についても町長から今ご報告がありました。耕種の農家の補助金額が4,161万7,000円、畜産農家の補助金額が123万5,000円、これも割合からいく耕種が86%で、畜産農家が2.5%というようなことになっております。これ私この補助金額を申請者で割り返してみたら耕種の方は大体1人あたり90万円ちょっと。畜産農家の方は61万円、こういうようなことになってるんです。これ私、耕種の農家と畜産農家のバランスというのが非常に偏りがあると思うんです85%と3%ということですから非常に偏りがある結果になっているなという感じがいたしますし実際数字でもこのように出ております。補助金額が4,000万円あまりと123万円というようなことでは、かなり大きい差があるなということをまずご認識していただきたいと思います。そして年代別の分析もしてみました。先ほど私せたな町の農業者の高齢化率42%というふうに農林業センサスで出てるというふうなことを報告させていただきましたが、65歳以上の方が42%これ2020年のセンサスですので、もう5年前のセンサスですから多分これからもうちょっと上がってるんじゃないかなというふうな推測がされるんですけど、このような状況の中で60歳以上の方が先ほど町長のご報告答弁の中からだと約3割ぐらいしかいないことになってるんです。59歳以下の方が7割というようなことで、これ申請している方たちの世代別の構成から見ても、これ形態別から見ると少し偏りが少なくなるんでありますが、やっぱり70%と30%ということはかなり大きな偏りがあるんじゃないかなということが私は分析できるのではないかと思います。それで先日3月6日だったと思うんですけど、せたな町酪農部会の総会が行われました。農協の酪農部会の総会です。役場の職員の方も参加しておりましたので、もしかしたら町長の耳に入ってるかと思うんですけど、その中でやはりこの町の事業についての使い勝手について、私は詳細はわからないんですけどいろいろとご議論になったということもお伺いしております。当然そうですよね、この申請者、畜産の方は2件しかいらっしゃいませんので、当然せっかく町がやってる事業使えないなあというようなことで声が上がってるというようなことも聞いておりますので、そこも今しっかり私はお伝えしておきたいと思います。ほかにも私、農家の方々のところに回ってみますと、やはり特に年齢が65歳以上の方とお話ししますと、なかなか使い勝手がよくないなというような声も聞いておりますので、このことも併せてお伝えしておきたいと思います。それでこのような今1年やってみて結果がまず出てるわけです。予算額としては1,800万円余りも増額するぐらいの事業申請があるということなんですが、これは偏りが大きい。このことが今、私述べさせてもらいましたけど私の分析から出ております。まずそこでお聞きしておきたいんですが、町側の分析、私の分析とどういうふうに一致するのか、またどういう部分が違うのかということ1点、再質問でお聞きしたいと思います。そしてもう1点、再質問でお聞きしたいのは、このバランスの偏り、耕種の農家には手厚く今事業が使われていますが、畜産農家の方は2件123万5,000円しか補助が行ってないという、このような状況をどう思うか、この2点について町長のご見解をお伺いしたいと思います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは町の分析とバランスの偏りという2つの再質問でございました。町の分析につきましては、現在、課題としてあるのは、やはり農業者の平均年齢が高くなってきているということ。また担い手の減少による規模拡大が進んできているということがございます。こうしたことを考えますと、年齢を重ねても営農を続けるためには体力的な負担の軽減ということを必要となりますし、また若い農業者が規模拡大するにも省力化が必要と。引き続き農業の持続的発展を目指すにはスマート機械の導入による労働生産性への向上が急がれているというふうに感じているところでございます。そうした中で本事業展開してるわけでありますが、町の分析としては、20代、30代、40代に比べまして50代、60代、70代の利用が大きいということから、やはり今まではAIは高齢者は使えないというような考えもありましたけれども、決してそうでないと最近の農業機械については、進歩目覚ましいものがあるということもございまして、本事業の利用状況50代、60代、70代が多いということを見てもよくわかるというふうに分析をしているところでございます。耕種農家に比べて畜産農家の利用が少ないということにつきましてですが、それぞれの経営形態によりましてどこまで求めるかと、自分の経営の中においてどこまでこの求めるかということも多分、随分影響してるのではないかと思われますが、これはやはり先ほども言いましたように、本事業をもう少し分析をして見なければはっきりとわからないということもございますので、そういった部分について今後分析をしてまいりたいというふうに考えているところでございまして、何が次に続く必要な事業という部分について考えてまいりたいと考えているところでございます。
議員の再質問 5番 横山一康
今の町長の答弁なんですが、50代、60代、70代も結構使ってるよというふうにおっしゃいますけど、先ほどの1問目の答弁の中から言われた数字を拾ってみますと、私の中では60代は全体の16%しか使ってないっていう9件ですからね。70代は11%ぐらいしかないわけです。50代が25.9%ということで割とあるんですけど、40代は33%ありますので50代、60代、70代の方も使いやすいというようなことには私はあたらないなというような見解を持ってます。そういうことですので、そこはしっかり数字、今私もいただいた資料から分析してるので、私の分析とやっぱり町の職員の分析とはまた違うかもしれないですけど、そこは私としては、高齢の方になってくればくるほど使いづらい事業であるなというふうな分析してますので、そこはもう一度しっかり分析していただきたいなと思います。それと耕畜のバランスのところはもう少し分析しないとわからないというふうにおっしゃってましたけども、このスマート農業支援事業を作ったときに農林水産省が出しているスマート農業技術カタログ、この中から機械を選定していただきたいというような制度設計にはなってたと思うんです。それ私最新のものを見てみました。そうすると農林水産省のスマート農業技術カタログという令和6年7月に改訂されてるんです。最新版に更新されてるんです。これは全部で439の技術がカタログには載ってました。そのうちの耕種の技術というのが372の技術があるんです。畜産の技術は67なんです。だからそもそもこのスマート農業技術カタログの中には圧倒的に畜産の技術が少ないというような現状がありますので、やはり畜産農家の方にはこの事業、国の事業も当然そうですし、それを基にした町の事業というのも使い勝手があまりよくないというふうな、そもそも技術がないんですから使い勝手はあまりよくないことが私は読めるので、そこも次分析するときにはしっかり加味した上で分析していただきたいということを再答弁を聞いて感じましたのでお伝えしておきます。それで再々質問に入れさせていただきます。この問題については令和6年7月16日に開催された第7回の政策審査特別委員会の中でも質疑されています。私もその中で質疑をさせていただきましたし、ほか2名の同僚議員も質疑をさせていただいております。その7月16日の政策審査特別委員会の中での町長答弁の中で、議員側は要件を少し緩和したらどうだ、間口を広げたらどうだというような議論がメインだったんですけど、その中で最終的に町長はこの7月の時点で検討を加えてみたい、この要件緩和について検討を加えてみたいというご答弁をされてるんです。それからもうまだ1年は経ちませんが数カ月経っております。その中でどのような検討、要件緩和について考えていくのか、やはり考えないんだというようなことになったのか。どのような検討をしたのか、そこについてまずひとつお答えいただきたいと思います。そしてもう一つお答えしていただきたいことがあります。平成29年から平成31年、令和元年までやった前回の農業チャレンジ事業、これの検証のレポートが令和2年に議会側に出されております。それ私今回、読ませていただきました。その中でせたな町の農業の課題解決として、大事なことはというのは、先ほど1回目の質問の中で町長もおっしゃってましたように農作業の省力化の推進といういうことも上がってました。高齢化による担い手不足の解消、この2点が大きな課題として挙げられてるんです。そのレポートの中で課題解決として5点きちんと出てるんです。長くなりますけど言います。1点目には、農作業支援システムの推進のための機械導入、農作業支援システムいわゆる多分コントラというようなことだと思うんですけど、これを推進するための機械を導入することを今後考えなければいけない。2点目に法人設立のための機械導入、これも1とやや似てることかと思うんですけど、こういうように規模拡大する人たち、農作業を支援するための機械導入のことを今後考えなければいけない。3点目に、農作業の省力化の機械導入というふうなことで、これ具体的に機械名も出てるんです。密植の田植え機ですとか疎植、あと直播の機械このように具体的に出てました。4点目にドローンですとか、自動操舵というようなことで今、事業化されているスマート農業のこのようなことが挙げられています。5点目にハウス作業の省力化ということで、4番、5番このことについては今のスマート農業支援事業として結実してると思うんです。ただ1番と2番と3番コントラの推進のための機械導入、あと法人のための機械導入、農作業省力化の機械導入、このようなものについては新しい事業になっても何ら対策が打たれていない状況になると思うんです。ちょっとかぶるとこあるんですよこのスマート農業としてかぶるとこあるんですけど、これはやっぱり私はこの1、2、3のところしっかり今言ったコントラの推進のため、法人の設立のため、農作業の省力化のためこういうところも並行して今事業を打っていかないと、これからすごい厳しい時代、ますます厳しいんです。高齢化ですとか担い手不足というのがベースにあった上に、今物価高騰という大きい荒波が来てる時代ですので、そこに耐えられるような農業形態を作っていくためには、先ほど言いましたしつこくなりますけど、コントラの育成ですとか、法人の育成、家族経営の人たちにはしっかりとしたどなたでも使える、高齢の方でも、畜産農家の方でも使えるような省力化の機械導入このようなものをしっかり進めていく、このような事業をスマート農業支援事業と並行して打っていくというような、このようなことが農業者の皆さんに希望を与えるものでもありますし、町としても私はやっていかなければいけないと思いますので、このことについてしっかりと今検討して、すぐに計画を立案してできるだけ早期に実施していく、このようなお考えを持っているかどうか最後にお伺いして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
チャレンジ事業のお話も出ました。これにつきましては、大変利用も多くてそれぞれへの経営において大きな効果がもたらされたと考えております。そのあとスマート農業事業ということになっておりますが、これも私たち農業振興する際にどういった将来、どういった方向が求められるのかということをまず考えると、それに誘導というわけではございませんが、将来の農業を考えるときにどうしてもそういった方向を重視してそれに向けての事業展開をするということになります。というのは、ある程度予算があればばらまき的な事業も可能というふうになりますが、限られた財源の中で効果的な農業の振興を図るということになりますので、どうしてもそういうことになるというふうに思っているところでございます。スマート農業の取組がどの程度農業者の皆さん方に希望があるかなというところが実は心配をしておりましたけれども、蓋をあけてみますと非常に利用が当初予定していたよりは大きかったということで安心をしております。これは今議員がおっしゃったコントラ、あるいは法人設立、農業の処理化もありましたが、こうしたコントロール事業におきましても、法人の経営におきましてもスマート農業機械の導入というのは非常に有効なものでありますので、これは農業者の皆さん、あるいはそれぞれの法人の設立に向けてもこういった機械の導入というのは求められると思っております。新しい事業を展開しなくてもこれは利用できる部分ということになりますので、そういった目標を立てているとそういう団体、法人やコントラがありましたらぜひご利用いただいてほしいと思っております。いずれにしましても農業振興というのは、先ほど申し上げましたが少し先を見てあるべき姿に向けて引っ張っていくということが大事でございまして、今後せたなの農業技術においても、所得においても町の先端産業、農業は町の先端産業となると考えておりまして、それを支えるための本事業、AIであり、デジタルであると考えております。当然これで全体をカバーするということにはなりませんが、しかし本事業、現在進行中でございますので、こういった事業を展開した効果等を検証しながら次に繋がる新しい事業というものも必要に応じて考えていかなければならないと思っているところでございます。
議員の再々質問 5番 横山一康
私、再々質問で2つ聞いてるんです。7月以降のスマート農業事業検討を加えると、7月16日に町長は答弁されておりますので、それ以降、今日までどう検討したかそこもお答えしていただきたいと思います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
実は議員言われました農水の機械のカタログでございますが、当初これを参考にという形でスタートしておりましたが、これはそれ以降、この農水のカタログ以外にもAIあるいはデジタルいう部分について広く対応してきていると。これは申請は農協ということになりますので、農協のほうについても、そういった部分で対応できているというところでございます。
議員の再々質問 5番 横山一康
検討は加えたってこと。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
農協と協議をしながら検討を加えて現在の形というふうになっているということでございます。