みんなの議会

森町議会 令和3年第1回 6月会議 2021年6月8日

公共交通の実証実験(スクールバス活用)について

聞いた人
檀上美緒子 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 11番 檀上美緒子

1問目の公共交通の実証実験としてスクールバス活用について質問いたします。森町の公共交通網の整備について、昨年地域公共交通会議が設置され、地域の実態や地域の声をまとめ、今年はそれを基に計画を作成し、来年度以降に実施していく予定で進められています。しかし、地域の意見交換会での意見でも明らかなように、そして地域公共交通会議で喫緊の課題であることを認識しているとしているように公共交通網整備はすぐにでもという切実な要望となっています。とりわけ昨年土日の運休と1日1往復に減便された濁川地区の住民にとっては切実です。もちろん多くの利用者がいるわけではありませんし、毎日の利用者がいるわけでもありませんが、バスを利用して町の中心街へ行こうとしたら、1日1便ですから、朝の7時台に濁川を出て、帰りは夕方6時近くまで待たなければなりません。ほぼ丸1日を要し、病院通いの場合これだけ待たされたらかえって具合を悪くしそうなほどです。今すぐにできるのは、現に運行しているスクールバスの活用であり、実験的にやってみてはいかがでしょうか。もちろんスクールバスですから、子供たちの通学を主に運行するのは当然です。行きは子供たちを降ろしてから、帰りは子供たちを乗せる前に一般乗車の乗り降りをするようにするなど、子供たちの乗り降りにできるだけ影響を及ぼさないような形でやってみる価値はあると思います。来年度以降というのではなく、現に運行しているバスですから、手続さえ踏めば即対応できるのではありませんか。やれそうなこと、やれることから実験的にやってみる、そして出てきた課題や問題、要望などを検討し、見直し、改善しながら本格的な実施計画、運行計画を作成し、本格運行するべきと考えますが、町長と教育長の所見を伺います。

町の答え 町長 岡嶋康輔

通告書の答弁者に教育長とございましたが、私が併せての答弁とさせていただきます。お答えします。現在森町地域公共交通会議において、森町全体の地域公共交通ネットワークの形成と新たな地域公共交通の導入を見据えた計画の策定に取り組んでいるところであります。この間各調査、ヒアリング等や地域での意見交換会を行っており、その中で切実なご意見をいただいているところであります。昨年も同様の質問をいただいておりますが、その際にスクールバスの目的外利用、乗車する児童の安全面の確保、保護者の理解などの問題をお話ししたところであります。議員ご指摘の濁川地区におけるスクールバスの活用につきましても森町にある他の輸送資源活用の検討や一部の地域のみとならず、町全体のことを考慮しなければならないと考えております。今後もよりよい公共交通の運行内容を目指し、森町の公共交通を総合的に考え、進めてまいります。以上です。

議員の質問 11番 檀上美緒子

最終的に公共交通の整理として総合的に検討していくということは、私は大事だと思います。デマンドバスなり、コミュニティバスなり、またはタクシーの利用だとかという形でいろんな側面から全体的ないわゆる今の民間のバスの運行も含めてですけれども、そういう総合的に考えていくという本格的な運用を計画的に進めていくということを否定はしませんし、それは絶対必要なことだと思うのです。私が今回提起しているのは、そこにも書きましたけれども、まずはやれることを実験的に実証的にやってみるという、喫緊の課題であるということを認識されているわけで、そして切実な声がとりわけ地域懇談会でもそうですけれども、濁川地区がやっぱり一番参加者多かったわけです。それだけ切実に感じている方々が多いということだと思うのです。私は、残念ながら直接濁川地区のほうには行けなかったのですけれども、あと石倉とか砂原とか森のところには参加したのですけれども、非常に参加者は少なかったのです。だけれども、やっぱり切実に感じているところは参加者も多いというようなことから見ても1年先、2年先というようなことではなくて、本当に今できることがないのかということで、ぜひこれを本格運用するのだということではなくて、まずとにかく実験的にこういう方法はできないだろうかどうだろうかというふうな形で進めてほしいと思うのです。スクールバスの運行の部分でいろいろお話しされましたけれども、実際にスクールバスを使って八雲では一般乗車も混乗という形でやっている路線があるわけです。だから、やってやれないことはないということだと思うのです。しかも、ほかのところなんか、例えば知内だとか松前だとか見ても即本格運用ではなくて、アンケート取って翌年には実証実験で全町的ではないけれども、一部の区間だとか、期間をちょっと区切ってだとか、そういう形でまずはとにかく動かして実際にやってみながら、そこの中で出てくる問題点だとか要求だとかというのをもう一度整理しながら、それをまとめながら本格運用していくという、そういう取組をされているわけです。ですから、森の場合も今喫緊の状況として訴えられて、今お話ししたように朝出たら夕方の6時まで病院が午前中で終わってもその後ずっと待っていなければならないわけです。病院に具合悪くて行ったとすれば、それだけ外で待たされるということは本当に何のために病院行ったのだろうと思うくらいだと思うのです。ただ、私は問題点とすれば、濁川の部分でいけば、朝の便が函バスとスクールバスと時間的に近い部分があるので、そこの部分はちょっと函バスさんとの話合いが必要なのかなというふうなことは思うのですけれども、今濁川に空で朝行っているというのです、三岱の入り口まで。そして、濁川から乗せて森まで来ると。夕方の場合は、乗せて森から濁川まで行くのですけれども、帰りは空で森まで帰ってくるというような形を取っているというようなお話も聞いてきたのですけれども、そうであれば逆に朝の函バスさんをお昼にそれこそ森から乗せていって濁川からまた逆に乗せて森まで来てというふうなことも含めてもっと現実的にやれそうなことを積極的に提案、お互いに知恵を出し合いながら、できるだけ早く住民の足を確保するという、そういう立場でぜひ地域公共交通会議の中でも話ししてほしいですし、町としても本格運用ではなくて実験的でいいと、まずはとにかくやってみてというふうな姿勢をぜひ欲しいなというふうにして思うのですけれども、その辺いかがでしょうか。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。檀上議員質問の中にありましたスクールバスを実証実験に使ってはどうかという趣旨の今回の質問であると私は認識しております。実証実験につきましては、確かに必要なことであると思いますし、必ずこれは行うことになるのかなと私は考えております。どのような形でこれから地域公共交通をつくり上げていかなければならないのか、これは私町長として今現在森町にある交通事業者様、その方々のお話を聞き、地域の交通利用者の方のお話も聞くのも当然ではございますが、いろんな方々に会議にご参加いただいて、そしてその中で議論を深めていく、そのことが大変大事なのではないかなというふうに考えております。スクールバスを利用するに当たって、本当にこれは様々なハードルがございます。私もいろいろ就任から調べさせていただいておりまして、担当課とも話をしながら、先ほど議員おっしゃるとおり様々な課題がもう既に、スクールバスを公共交通の中に取り入れるという面に関しては本当に多くのことがございます。基本的には交通空白地帯、事業者様が入り込んでいない、何もない、そういうところであることがまず大前提として1つございます。そして、基本的にはそのバスを利用されるお子様たちの通学に支障のない、そういったものを最大限考慮しなければならない、当然安心、安全もそれに含まれます。そういった中からすると、実証実験と言われましてもなかなかそこをすぐ実験として取り入れていくのは現実的ではないのかなというふうに私は考えております。公約でもお話しさせていただいておりますとおり、町保有のバス、そういったものをしっかり利用して公共交通構築の一助にしていきたい、そういった思いはございます。まずは、これからどういう形で地域公共交通つくられるか、先ほどもお話しさせていただきましたとおり町内にある事業者様ができる限りいろんな面で地域公共交通構築に携わっていただいて、それに補えない部分を行政が案を出すという形で会議の中でつくり上げていく、その中で決まったことを実証実験として行っていく必要があればやっていかなければならないのかなというふうに考えております。様々な事例、本当に各地域、いろいろな地方自治体でございますことは議員もお調べのとおりでございます。そして、町民のいろいろな方々からここに住んでいるのだけれども、交通の便が悪くてというお話は檀上議員のみならず、本当に多くの議員の皆様いただいていることだとは思います。お時間がかかるから交通に不便の方を助ける気がないということではなくて、しっかりと町全体の、濁川だけではなくて、赤井川地区もそうですし、先ほどおっしゃっておられた石倉の方面の方々もそうなのですけれども、本当に町全体のお住まいの方々が使い続けられる、行政としても事業者様としても運営し続けられる地域公共交通の在り方というものをしっかりつくっていくためにお時間をいただいている、そういった点を何とぞご理解いただきたいと思います。以上です。

議員の質問 11番 檀上美緒子

ですから、本格運用には私ある程度時間は必要だとは思うのですけれども、とにかくやれることをまずやってみるという、喫緊の課題に応えるには、喫緊の課題ですから、時間かけていられないということなのです。そこの部分の認識だと思うのです。今私スクールバスが何でいいのかなというふうに考えたときに、特に先ほども町長のほうからもお話しされましたけれども、駒ケ岳、赤井川、それから石倉方面の人たちの場合は幹線までバス停がないのです。下のほうというか、住居地帯にはない。だけれども、スクールバスは下まで下りる、駒ケ岳郵便局まで行ったりとか、石倉の西部会館のところにバス停があったりとかということで下まで下りていくわけです。そういう点からいけば、幹線まで行くのが大変なのだという、そういうお年寄りだとかの利用する場合の難点も含めてスクールバスであれば解決できるということだと思うのです。ただ、町長もお話しされたように、スクールバスを一般の方にも開放するという部分での課題はあるのだけれども、そこはやっぱりやり方で何とかならないのかというふうに私は思うのです。先ほど言いましたように、実際にそれこそ使っているところもあるわけで、だから本当に今動いているスクールバスを有効に使うと。さっき言った朝の部分でのダイヤでダブってあれであればということであれば、濁川の方もおっしゃっていたのですけれども、もしあれであれば帰りの便だけでも、3時過ぎの下校時のバスだけでも乗せてもらえれば助かるなという話はされているのですけれども、そういうふうにして全ての地域で、本当は私は今言ったように石倉も含めて、赤井川、駒ケ岳のほうも含めてとは思うのですけれども、そこまでいかないにしてもやれる場所でやれるところからまずとにかく喫緊の課題として考えているのだということを具体的な行動として取り組むというような姿勢を見せる上ではスクールバスのところで1つ風穴を空けていくというか、実際的に動かしていくという取組をぜひ今年度中に検討していただければと思うのですけれども、再度お願いいたします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。檀上議員お話しのとおり、確かに行政の姿勢としていろいろなことを町民の方々にお伝えしていく、そういったことは担当課だけでなく、町長としてもやっていかなければならないというふうに私は認識しております。スクールバスという点に関して、本当にいろいろなご意見を議員の皆様からいただいております。本当に課題が多く、実験として適しているか適していないか、そこに関しても事業者様、そして利用者の皆様と一緒に議論する必要が私はどうしてもあるのではないかなというふうに考えております。先ほど議員おっしゃるとおり、赤井川地区では細かいところまで入っていけないと、バスの路線までお客様が下りてくる必要がある。地域公共交通を考える体制といいますか、システムをつくる上でやはりいい機会だと思うのです。今まで手の届かなかったところまでしっかりと新たな交通事業、公共交通の仕組みを考えるきっかけとして、できる限り隅々までいろいろな交通網を充実させていくためにもしっかりと事業者様、そして利用者の皆様のご意見をいただく、それを踏まえて適した実証実験、そういったものにつなげていかなければならないと私は考えております。重ねての答弁になって申し訳ないのですけれども、この辺は本当に様々な事業者様が、私の知るところによると本当にいろいろなそういう地域に入っていろんな方の事業者様としてのお話を聞きながら、できる限りご自身の営業活動にも生かされて動いているという話も聞いております。様々な方に参加いただける範囲内で意見を聞きながら、地域公共交通会議で組み立てていく、そういったことをしっかりとやらせていただく上で時間かかっているだろうと言われてしまうと、その辺は申し訳ないですが、これは全体の隅々までしっかりと維持し続けられる公共交通の構築のために行っているのだということをぜひご理解いただければなと考えております。以上です。

出典:森町議会 令和3年第1回 6月会議 2021年6月8日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる