知内町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月24日
学校長に予算執行の裁量権を
- 聞いた人
- 西山和夫 議員
- 答えた人
- 町長 大野幸孝、教育長 田中健一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 西山和夫
2点ほど質問させていただきます。まず、1問目でありますけれども、「学校長に予算執行の裁量権を」ということで質問させていただきます。学校長は、教育委員会の方向性の下に教育を考え実践し、非常に重たい責任を果たし学校経営をになっているが、教職員の意欲・活力を高め学校独自のアイディアを発揮させるため、経常経費以外での委託契約方式などにより、校長の判断で自由に予算を執行できるような裁量権を校長に与えるべきと考えるが。所見を伺いします。
町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)
学校長に予算執行の裁量権をということでありますけれども、実はですね、通告をいただいたときにいろいろと私なりに答弁書をまとめさせてもらいました。各課長からも、そして、一応、調整をするんですけれども、流れとして、考え方まちまちだったんですよ、実は。私の捉え方、各課長の捉え方、それから、要するに委員会の捉え方。議員がどういうことを意図して、こういう一般質問をしたのかということで、実はそんな今、状況だということをまず、ご理解いただければと思います。それで、予算執行の裁量権、学校長にということでありますけれども、これはどういうイメージなのかというのちょっと理解できてないんですけれども、基本的に予算の執行権というのは、町長の権限であります。ですから、町長の権限であるけれども、今、要するに指摘のことについては、私も同感であります。校長の判断で、独自の施策をそこに予算計上をしてということであれば、それは理解できるんです。それまで全てですね、執行まで、そして、裁量権まで校長にというのは、これはですね、財務処理上、これはちょっと無理でないのかなというふうに自分なりに思っています。基本的には、予算の執行権は町長であります。これは地方自治法にもきちんと謳われている状況でありますので、きっと議員は、その辺はご理解いただいているというふうに思っています。それで、更に経常経費以外での委託契約等とあります。この委託契約等というのを何を言おうとしているかについてもですね、これは私と校長と委託契約して、あなたに全て要するに任せますからということは、これもですね、なかなか難しいことなんだろうというふうに思っています。ただ、議員が指摘をしたいというのは、基本的に、こうこう校長が学校運営に努力しているので、その校長が毎年、こういう事業をここの学校についてこんな独自の取り組みをしたいということを要するに予算計上をしていただけないかということであるのであれば、私は従来から要するに学校長なり、それから、教育委員会と、私は教育予算、一切、私の町長査定で落とすということは全くありません。私、今4年目でありますけれども、一切、手は付けておりません。というのは、きちんと学校から要望があったものについては、きちんと教育委員会で精査をしてくださいと。精査をしたものについて、上げたものについては、私は教育長がきちんと判断をしているのであるから、私はそれは手を付けませんということをずっと一貫して取り組ませていただいておりますので、1つは、ICTの教育、それから、知内高校のコース制の問題、それから、習熟度というのは、前からやっていますので、それで、私が今はじめて予算計上させてもらったのは、今、大手予備校との連携の要するに今、取り組みをしていると。これは3年目で、結果として、今、室蘭工業大学、それから、函館教育大学に、その成果として私は合格したんだろうというふうに思っていますので、ですから、基本的には、学校側と教育委員会ときちんとこんな要するに独自の取り組みをしたいということであれば、私は全然それは問題ないというふうに思っていますので、その辺はご理解をいただければというふうに思っています。それから、私は今、前段、2項目、丸ポツ2つだけちょっと話をさせてもらいましたけれども、以後、教育長の方から、町長と教育長の所見ということでありますので、以後、教育長の方から答弁をさせたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。
町の答え 教育長 田中健一(教育長は2016年3月まで)
続きまして、お話の方させてください。活力ある学校ということで、この問題のご質問の方、捉えさせていただきました。現在、市町村の裁量で、教育環境、如何に整えるかということで、随分、それぞれの自治体で教育内容について、工夫しているような現状です。そこで、お手元の配付資料のように、学校教育は、社会の変化とともに多様化や弾力が随分、進んできました。市町村での少人数学級の編成だとか、それから、本町でも行っています、特別支援教育の支援員等との拡大、学校間のつながりを深める連携活動、それと同じようにICT環境整備、それから、知内町ではまだ取り組んでいないんですけれども、国として、今、進めようとしているのが、土曜授業の実施など、様々な教育環境の整備や教育活動が展開されています。そこで、町内の各学校においては、ご指摘のように活力ある学校をつくって、また、特色ある学校づくりを進めていく上で、いろいろな創意工夫をした教育活動を整えていただいています。例えば、学校間の連携による地域連携研修、今年度も2つの小学校でこの事業に取り組んでいます。子どもの体力や運動能力を向上させる取り組み、これは、全部の小中学校で、今年度からの取り組みとして進めていきます。それから、ICT環境整備、既に予算の方も付けていただきまして、それぞれの小学校の方に1人1台使えるように配付させていただきます。いじめ防止のための取り組み、大学などからの支援を生かした教育活動など、知内町の理解と支援の下で進められ、成果も得ているのが現状です。ご指摘のような特色ある学校予算については、教育委員会としても、検討を重ね、平成23年度からの5か年にわたる知内町学校教育中期推進計画のうち、重点施策7、学校支援するシステムを整備する中に、学校提案型の予算配当制度の創設とした事業名で記載し、検討してあります。この制度は、学校運営協議会の設置とともに創設すべきものと考えています。ご承知のように、コミュニティスクールは、地域とともにある学校づくりの推進方策として、全国各地において設置され、知内町教育委員会は、学校運営協議会規則を制定することとしました。以上のことを踏まえ、知内町立学校に学校運営協議会を設置し、これまでの学校・家庭・地域に関する一連の施策を見つめ直し、次の展望を開くことと合わせ、提案型予算について実践的検討を進めていきたいと考えています。以上です。
議員の質問 1番 西山和夫
いろいろと取り方あったみたいで、そういう面ではご迷惑かけたんですけれども、所管調査で総務、以前、谷口委員長で行った磐梯町の広報にも載ったこの件なんですね。要するに経費以外で、学校独自のアイディアを発揮するための予算枠ということで、町の会計システムを通さない枠で学校長と磐梯町は40万円ということでやっているそうなんですけれども、それが独自に学校長との委託契約を結んで、校長が自由な裁量で使えるという予算らしいんですけれども、初めてこれを目にしたときに、こういうのもあっていいのかなということで、今回、質問させていただいたんですけれども、教育長と事前にちょっとお話をしたときには、昔もあったんだよということなんですね。昔はまだ金額的にも大きかったんだというお話もありましたので、是非、こういうことで、先生方の教職員間の活力と意欲を高めるというのは、教職員の間の活力、意欲を高める、また、教師としての子どもたちに教えるという立場の中での自分の意欲、活力を高めるという両方の考え方があるんだろうと思いますので、是非、そういういろいろな先生方から、また、校長からいろいろなアイディアが出れば、先生方との活力も生まれるだろうし、また、いろいろな刺激を受けることによって、教える工夫もまた生まれてくるんだろうと自分は思っているんですね。そういう意味で、今の管理職の中で、多分、予算というのは、いろいろここにも答弁書あるように、いろいろ上がってきたものをきめ細やかに上げて予算化しているんだろうと思います。ただ、現場で上がってくるもの、要するに現場の感覚がその予算に対して、どういう思いがあるのかということであれば、いろいろ教師間でも、自分とすれば、こういうアイディアもあるんだけれども、なかなか発言しづらいよなとか、いろいろ上層部に任せきりの予算に多分なっているようなんですよ。自分の取り方として、そういう気があるものですから、根っこからいろいろなそういうアイディアを引っ張り出して予算化するということは、多分、こういう刺激の下でいろいろ活力が見いだされてくるんだろうなという自分なりの思いがあるものですから、それで、今回、どうなんだということで、具体的には、金額等はいいですけれども、具体的にこういうような事例もありますので、是非、こういう工夫をして、学校長なり、また、教職員、そして、子どもたちに教える意欲の向上、また、活力の向上を高めていただきたいということで、提案をさせていただいた次第なんですけれども、もう一度。
町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)
今、議員が言われたことなんだろうというふうに私なりに理解をさせてもらっています。ですから、どんな手法で、各学校の校長方に町の考え方を伝えていくかについては、これは教育長とちょっと協議をさせてもらいます。ですから、もし、今、ご指摘のように、それが学校の活力なり、そして、独自の取り組みとして、学校がですね、校長を1つの要するにリーダーとして、教員の皆様方がそういう1つの毎年、こういう町で予算をある程度の予算を措置できるんだということであれば、違ってきっとくるのかなというふうには思っています。ただ、ご指摘のとおり、そしたら、今までそういう体制になっていたんだけれどもいっても、学校側にその辺は伝わっていなかったのかもしれません。ですから、その辺はきちんともし、あれだったら、校長会のときにですね、もし、私、教育長に連絡いただいて、出席させていただいて、町の方の考え方、これはきちんと伝えた中で、浸透を図っていければというふうに思っていますので、今、議員が言っていることについては、全然、否定するものではありません。もし、そういうことが実現できるのであれば、私もできるだけそんな予算枠を設けた中で、ただ、これ手法ですから、予算執行のその辺まで議員が言ったことが全てうちでできるかというのは、ちょっといろいろと調整も必要だと思っていますので、考え方は理解をさせていただきましたので、教育長とそんなきちんと調整をさせていただいて、校長にその辺は伝えていきたいというふうに思っていますので、ご理解をいただければと。以上です。
町の答え 教育長 田中健一(教育長は2016年3月まで)
違う観点でお話の方させてください。多町と比較して、大変、失礼なんですけれども、本町に来られる先生方、それから、管理職の方々から伺ってもらえれば、もっと裏付けが分かると思うのですが、他の町から比べて、知内町教育予算、非常に潤沢です。そして、こんなことを取り組みたいというご意見もかなり汲むこともできます。のことを持ってきます。例えば、先ほど、お話しました5か年にわたる中期計画を作ったのは、当時の学校長全員と教育委員なんです。ですから、この中期計画の中には、それぞれの学校の校長先生の思いが全部込められていますし、それらに基づいて、5か年の推進計画を立てて今に至っているということになります。それから、現実的な話として、先ほど町長もお話しましたように、高等学校における大手予備校とのサテライトの連携だとか、それから、検定料の無料化だとか、これらについては、実は学校からの要望を形にしたものであって、高等学校として、子どもたちの学習環境を整えるということと、それから、生徒募集を力強く進めていくということでのお話も伺って、これも町の方に理解してもらって、実現した次第です。また、昨年、制定していただきました、いじめ防止条例に関しても、このいじめの防止を進めていくのに、今、中学校や高等学校で、市販のハイパーQUというテストを購入し、それをかけながら、学級の状態や子どもの見ていけるというふうにして、例、何点か上げたんですけれども、町としては、教育委員会というよりも、学校の要望を非常に良く捉えていただいて、知内町の教育のやっぱり展望を開けるような方向で予算を割いてくれますので、これは大変ありがたいことであるし、そういう意味では、違う観点から、今度は今、ご指摘のあったように、学校が自分の裁量でそれぞれの学校を運営していくということになると、その学校運営協議会が大きな柱になっていくと思いますし、この中には当然、地域のご意見も反映されますし、広い範囲の中で、この予算について、どう使っていこうかとか、自分たちの狙っている学校づくりのために、何をしていくかということが議論になってくると思うのですが、そちらの方、今年度からスタートして、28年までの間に準備期間を終えながら、全域に設置してスタートしていきたいなと思っています。以上になります。
議員の質問 1番 西山和夫
以前の教育長、松本さんといろいろお話した経過あります。一般質問でありますけれども、そのときに先生方の質の向上ということで、それぞれどういう工夫をしているのかということで伺いした経緯があるんですけれども、当然、教員間の要するに例えば、田中教育長が教鞭を執っていれば、それを全学年の教員たちが見学しながら、チェックしながら、自分で足りないところ、また、悪いところ等の指摘をしあうという教員間同士の刺激はあったそうですけれども、ただ、その中に塾の先生、今、サテライト予備校でやっていますけれども、ネット上でありますけれども、実際に塾の先生というのは、プロですから、まして、子どもたちの人数が少なければ、自分の給料も減るわけですよね、そういう中で、教え方をいろいろな工夫をしながら、自分の生徒を獲得するということで、必死なわけですよ。悪いところ、どんどん改善して、いろいろな良いところを学びながら、自分の知識として蓄えて教えの向上を図るという1つのモラル持っていますので、そういうプロの目線を入れたらどうなんだということで、検討で終わっちゃったんですけれども、ただ、これも見方によればですよ、今、高校でやっている予備校のネットでのやつですけれども、見方によれば、塾の先生に頼っているのかという見方もできるわけですよね。自分たち、学校の教員がいるわけですから、教員がそういう自覚を持って、どんどん子どもたちに1年から3年まで学力を教えていく、自信を持って教えていくという、そういう1つの信念があっても当然だろうと思いますし、こういうのに頼らなくても、自分が精査すればいいわけですよ。いろいろなところに行って、こういう教え方もあるんだな、こういう教え方もあるんだなという、自分の質を向上させれば、子どもたちにどんどんどんどんそれを伝えることが可能でありますし、それによって、自分もまた更に高みを目指せるんだろうと思っていますので、これは1つの前に松本教育長とお話した経過なんですけれども、いろいろと活用方法あるだろうと思いますので、町長も前向きなようですので、是非、その辺を活用して、お互いの刺激を得ながら、子どもたちの学力向上に努めていただければありがたいなと思います。何かあれば。
町の答え 教育長 田中健一(教育長は2016年3月まで)
教員の資質向上について、今の段階でのことで、自分の考え方でお話したいと思います。塾の講師、仕事ですし、生徒募集ということがありますので、そのノウハウについては、今、全国での学力テスト等々で、いろいろな自治体でそれに倣ったような取り組み方をしているところもあります。本町では、じゃあ、それと同じことしているかといったら、それはしていません。それで、具体的には、先生方の研修は、1つはチームワークで進めていくのもそうですし、知内町のように、小学校が3校あれば、規模の大小にかかわらず、先生方が集いながら、勉強する機会が設けることができます。これは、知内町であれば、幼稚園から高等学校までの先生方にやっていきますので、そういう意味では、広い範囲の中の活動ができます。合わせて、中学校が前にもお話したと思うんですけれども、1校で単独の設置ですので、例えば、社会科の教員であれば、1名しかいません。教材研究をするにしても、今、ご指摘のように、研修活動するにしても、1名ですから、専門教科の刺激を受けることができません。よって、附属の函館中学校と連携しながら、先生方がそのつながりを生かして進めていっていると。また、高等学校の先生方の力も生かしながら進めていくと。そういう意味で、まだ十分でないのかもしれませんが、学校中心にしながら、それぞれの課題に取り組みながら、資質の向上を図っているということで、ご理解していただければありがたいと思います。以上です。