厚沢部町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日
有害鳥獣の駆除について
- 聞いた人
- 浜塚久好 議員
- 答えた人
- 町長、農林課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 浜塚
それでは、議長のお許しを得ましたので一般質問させていただきます。まず、1件目でございます。有害鳥獣の駆除についての質問でございます。農林業被害防止のため、町は猟友会会員を鳥獣被害対策実施隊として任命、鹿、熊等の駆除を行っております。駆除効果は毎年見えております。一方で、農業者からは、依然として被害が続いているとの声が聞こえてくるところでもございます。そうした中、北海道猟友会は、砂川市の要請で猟友会会員がヒグマ駆除要請に応じ危険な発砲をしたとして、札幌高裁より猟銃所持の許可が取り消されたことを受け、原告側は最高裁に上告しました。高裁判決が確定すれば、発砲には一層慎重にならざるを得ないということとなります。自治体からのヒグマ駆除の出動要請には原則応じないよう、ヒグマ駆除要請拒否の方針を打ち出しております。その方針への対応として、別添の鳥獣駆除に関するデータの回答とともに町長の所見を伺うものでございます。1つ目です。ヒグマ駆除要請の方針は。2点目、ヒグマ駆除要請における報償増額の考えは。3、銃等の免許取得支援助成の拡充の考えは。4点目でございます。ライトセンサス調査状況の支援は。5点目、アライグマの町内被害の実態は。以上、町長の答弁を求めます。
町の答え 町長
浜塚議員の有害鳥獣の駆除についての御質問であります。ヒグマによる人身事故や農業被害、市街地区域への侵入が道内各地でも発生しております。御質問の1点目、ヒグマの駆除要請の方針についてですが、町としての対応は、北海道が策定したヒグマ出没時の対応方針に基づき、住民等からの出没情報により出没箇所や被害状況などを把握し、警察や檜山振興局、猟友会などの関係機関へ情報提供、共有を行うとともに、必要と判断した場合には、捕獲従事者への出動要請、住民への注意喚起などの対策を講じることとしております。2点目の駆除要請における報酬増額についてですが、熊の捕獲報酬につきましては、令和5年度までは体重により報酬額を設定しており、体重100キログラム未満3万円、100キログラム以上4万円としておりましたが、猟友会との意見交換を踏まえ、今年度から体重別の報酬額を一本化するとともに、1頭当たり一律5万円に増額しております。3点目の猟銃等の免許取得支援助成の拡充につきましては、現行では銃及びわなの免許の新規取得と更新費用の2分の1相当を補助しております。現時点では、免許取得支援の拡充については考えておりませんが、これからも猟友会と意見交換を行いつつ、ハンターの担い手育成支援を行ってまいります。4点目のライトセンサス調査状況につきましてお答えいたします。ライトセンサスは、夜間に車からスポットライトで農地等を照らし、エゾシカを探して数える調査であり、本町におきましては、毎年10月に富里・城丘区間と共和・清水区間の町道2路線で猟友会と町が連携して実施しております。調査結果としましては、平成22年から令和元年までの11年間は、ライトセンサスではエゾシカは確認されておりませんでしたが、令和2年に共和にて雌2頭が確認されて以降、毎年生息が確認されるようになっています。令和3年には、城丘で雌2頭、清水で雌1頭、令和4年には、城丘で雌3頭、清水で雌2頭、令和5年は、共和で雌7頭、雄1頭、令和5年は、共和で雌9頭、雄2頭、清水で雌2頭が確認されています。5点目のアライグマの町内被害の実態につきましては、本町ではアライグマによる被害はこれまで確認されておりません。いずれにしましても、ヒグマ対策をはじめとする有害鳥獣対策につきましては、猟友会の協力なくして効果的な対策は成り立たないものと考えております。本町としましては、猟友会の皆さんと意見交換を継続して行いつつ、できる限りの対策に取り組んでまいります。
議員の質問 浜塚
それでは、駆除現場ではハンターが難しい判断を迫られる場面が多いとし、本来は行政職員が現場監督者として責任を取るべきとの指摘もあります。また、一方では、北海道や北海道警察にヒグマ駆除を担える体制はなく、自治体職員が駆除を担うガバメントハンターというんですか、があるとも報道されております。この点についてもどう考えるのか。また、ヒグマ駆除は1住民であるハンターにその責任を押しつけてきたのがその実態ではなかろうかと思います。民間頼みである体制を再考する必要があると考えます。町長の答弁を求めます。
町の答え 農林課長
まず、ガバメントハンターの導入でありますが、本町におきましてはなかなかハンターを養成していくというのには時間がかかると考えております。ですので、既存、今猟友会の皆さんと町で協力関係の下で駆除に当たっているところであります。つきましては、町が責任を持って駆除の指導に当たるですとか、また、警察機関が駆除の対応を示すというようなことも検討はされているようではありますが、現状のところ猟友会の協力の下、駆除可能なときに発砲していただくという形になろうかと思っております。いずれにしましても、今後の駆除に当たっては、昨年度より猟友会の皆さんと町で意見交換の場を開催させていただいております。その中でいろんな意見をいただきながら、よりよい効果的な駆除に努めていければなということで今考えているところであります。以上です。
議員の質問 浜塚
そうですね、ハンターと警察というような事前協議ということが大事だと思います。自治体、警察の円滑な連携が欠かせないというようなことは言うまでもございません。関係機関は信頼構築に努めてほしいと思うものでございます。行政の出動要請に応じて発砲判断の責任は、あくまでも行政側が行うという仕組み、これができることが大事だと思います。そうでなければ、ハンターは発砲して責任を負わされては安心して駆除ができない、出動要請に応じられないということになろうと思います。この辺についての、これは町で決められる問題でなく、日本の国の一つの大きな問題だと思います。そんなことで、町がどうのこうのというんじゃなくして、そのことに関してどのような考えを持っておられますか。
町の答え 町長
ヒグマの話題というか、この駆除の関係ですけれども、今国のほうでも制度の見直しということで検討されているということで、今回の臨時国会の石破総理の発言、そして環境大臣の発言もありまして、今鳥獣保護管理法の改正をするということで検討しているということですので、国の推移をきちっと見ていきたいと思いますし、何よりも住民の安全・安心というのが大事、そしてハンターの安全・安心、そして従事していただけると、そういう環境が整うということが大事だというふうに思っております。国の推移も見ながら、適切に対応していきたいというふうに思います。
議員の質問 浜塚
それでは、2つ目のほうに移りたいと思います。ヒグマ、鹿の駆除に対する報酬が増額されました。私の質問、ちょっとニュアンス違ったんですけれども、駆除で出動したハンターに市長さんが支払う報酬の部分でした。ちょっと質問の仕方が悪かったというふうに反省をしております。大方の自治体は、1日1万円前後と少額の地区がたくさんあるそうです、少額の都市、町が。本来は地域住民の生命や財産を守るのは自治体や警察の役割です。しかし、ヒグマの駆除は1住民であるハンターに頼ってきたのが実態です。額は幾らでよいか分かりませんが、出動要請を行った場合の報酬について、町長はどのようなお考えをお持ちでしょうか。
町の答え 農林課長
出動要請に対する町の考え方でありますが、町としましては、これまで捕獲に伴う報償費のお支払いをしておりますが、市街地に出没して駆除に当たっていただくというような臨時的な対応のときの報酬というものは特段定めておりません。通常の自治体の活動報酬の中で、1日5,000円というような価格を設定させていただいているところであります。今後、市街地等への出没等が危惧される場合もありますので、この辺繰り返しにはなりますが、猟友会さんとの意見交換の中で適切な報酬の価格ですとか対応、これについては今後猟友会の方と意見交換をしていきたいと思っております。以上です。
議員の質問 浜塚
それでは、出動要請については、猟友会等との話合いの中で再度考えたということでよろしいでしょうか。それでは、3点目に移ろうと思います。もらいましたデータを見ますと、有害鳥獣による農作物の被害額については、年によって差はあります。しかし、ヒグマ、鹿の頭数は間違いなく増えているのが実態だと思います。銃及びわなの新規取得費用の全額補助について、今までは2分の1ということであったと思います。全額補助、新規ですね、新規の全額補助についての考えはありませんか。また、もし分かるようであれば、他町では新規に補助をしている町村あると思いますので、分かる範囲内でお答え願えればと思います。
町の答え 農林課長
まず、狩猟免許の新規取得に対しての助成でありますが、これまで厚沢部町としましては、免許の取得また更新費用の2分の1相当を補助してきた経緯にはあります。また、各町の状況でありますが、一部の市町村においては全額、取得のときに補助をすると。また、銃の購入に対しても補助をしている自治体もあるようでございます。この辺につきまして本町としましてどういうふうにしていくかというのは、繰り返しにはなりますが、猟友会の皆さんと意見交換を昨年度から開催を重ねてきたところでありますので、この中で検討してまいりたいと思っております。以上です。
議員の質問 浜塚
この件につきましても、猟友会との話合いというのは本当に大事なことだと思います。私、なぜ免許新規取得の補助にこだわるかと言いますと、有害鳥獣が増えていることと、70歳以上のハンターがこの資料を見ますと40人中、17人、42.5パーセントを占めております。このような状況、放っておいてはいないと思いますが、新たな人を増やす、ハンターを増やすということが大事だと思います。それと、ハンターする場合には、初期投資という言葉はちょっとまた違うかも分かりませんが、ハンターの免許取得等については、一番最初が、新規がお金かかるわけでございます。そんなことで、猟友会との話合いをきちっと持った中で拡充してもらいたいなというふうに思うわけでございます。
町の答え 農林課長
浜塚議員御指摘のとおり、猟友会の皆様方、70歳を超えられている方、多数いらっしゃいます。町としましても、若いこれからの猟友会を担っていただける担い手、これの育成については非常に重要かと思っております。担い手、新たに狩猟、また駆除をしていただける方を育成するという部分でも、免許の取得費用ですとか銃の購入、こういったものはかなりの御負担になるのかなというふうには考えております。この辺につきましては、他町の事例も踏まえながら、猟友会とお話しさせていただきながら、施策の検討をしてまいりたいと思っております。以上です。
議員の質問 浜塚
それでは、次に4つ目のライトセンサスですか、状況調査についての質問をさせていただきたいと思います。ライトセンサス、熊はなかなか難しいと思います。そんなことで鹿の状況というようなことで報告もらいましたけれども、増えているのは間違いなく増えているということだと思います。これからも必要な調査だと思います。この継続につきましては、ずっと続けていくという、そういうようなことでよろしいでしょうか。
町の答え 農林課長
鹿のライトセンサスにつきましては、これ北海道全体での調査も兼ねているものであります。ということでもありますので、今後も引き続き継続してまいりたいと考えております。以上です。
議員の質問 浜塚
それじゃ、次は、アライグマの町内の被害状況でございます。アライグマ、私前にもテレビで見ました、何か大分増えているというようなことでございました。恐らく厚沢部町には被害はなかろうかと思いますけれども、近隣町では何か結構被害が発生しているというようなことを聞いております。その辺のことについてお答え願います。
町の答え 農林課長
アライグマにつきましては、厚沢部町におきましては確認がされていないところであります。ただ、私どもも詳細は把握しておりませんが、この周辺、道南でもアライグマが確認されているような話も伺ってはおります。ただ、この周辺で確認されているというふうな話は今のところ承知しておりませんので。また、北海道のアライグマの出没マップ等を見ますと、道南地域につきましてはほぼ出没が確認されてないというエリアでありますので、まだそういったアライグマの侵入というのはないのかなというふうには考えております。以上です。