森町議会 令和8年第1回 3月会議 2026年3月4日
行財政改革と公共施設整備について
- 聞いた人
- 河野淳 議員
- 答えた人
- 町長 岡嶋康輔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 河野淳
それでは、通告に従いまして質問させていただきます。内容につきましては、行財政改革と公共施設整備についてでございます。昨年10月開催の複合施設整備調査特別委員会において、今後の森町の財政収支見通しの厳しさから、複合施設の建設計画を一旦休止し、5年間を目途とした行財政改革を実行し、収支改善を図った上で再度建設計画を取り進めるとの説明がありました。第3次平成不況により国や地方の財政が悪化し、国主導の三位一体改革による国庫補助金の削減や普通交付税の単位費用化による歳入の減少、景気悪化によるセーフティーネットとしての公共事業増発による公債費の増加など、合併前から旧森町、旧砂原町を取り巻く財政状況は非常に芳しくなかった状況で合併したわけですが、合併後も状況は変わらず、2期にわたる集中改革プランなどに基づいた行財政改革を行い、行政の効率化や歳出削減に取り組んできた経緯があり、現在に至っていると認識しております。過去の行財政改革では、需用費や維持補修費の削減など徹底して行っていた経過もあり、今回の行財政改革での影響額はそれほど大きなものにならないのではと感じてしまいます。基礎収支の構造的な改善を行うためにはアクションプランなど実行計画の策定が必要ではないかと考えますが、昨年の説明では行財政改革の詳細な取組方針などは示されていませんでした。また、公共施設整備についても円安、インフレーションが進んでいる現状では、早い時期に整備したほうが結果的に財政負担が少なくなる場合もあると思います。行財政改革と公共施設整備については、様々な要因や検討課題があり、どちらも非常に厳しい判断になると思いますが、今後どのように取り進めていくのかお伺いいたします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えします。森町では、過去の行財政改革において事務事業の見直しや職員数並びに歳出削減に取り組み、その結果、財政健全化のための基盤を築いてきました。その効果もあり、財政健全化4指標では早期健全化基準を全てクリアしており、一見すると健全な財務運営であるかのように見えますが、実際の町の財政は厳しい状況にあると言わざるを得ません。行財政改革の取組方針としては、実効性のあるアクションプランを策定し、進めていく必要があります。本町の財政力指数や経常収支比率は、この10年間大きく変化しておりません。公債費は逓減しているのにもかかわらず指標が動いていないということは、財政構造そのものに課題があるということでございます。人件費、物件費、補助費、繰出金といった経常的経費の増加、そしてふるさと応援寄附金を恒常的に充当しなければならない単独事業の拡大、この構造を正面から見直します。詳しくは財政健全化計画案の説明機会を設けさせていただき、その中でお示しさせていただきますが、今回の行財政改革は単純な歳出削減をアクションとするのではなく、財政の構造改革を目的とした行財政改革でございます。最上位目標は、予算編成に当たり寄附金に依存しない基礎財政力を確立しなければならないと考えております。また、全事業や公共施設運営を棚卸しし、管工事における仕様設計の見直しと発注戦略の再構築を進めます。そして、組織と人員を見直すためのAI活用や外部連携を推進し、職員職務評価に独自の評価指標を設け、人件費を削減対象ではなく戦略的再配分とすることで業務効率と経費効率を総体的に高められる構造をつくります。公共施設整備については、5年後と固定するのではなく、ご指摘のとおり、建設単価、金利動向、人口推計、基金残高、公債費比率、これらを総合比較し、最少負担の時期を数値で判断したいと考えます。早いか遅いかの判断ではなく、財政規律や運用ルールの中で財政的に持続可能かどうかを判断してまいりたいと思います。そして、この改革を一過性にしないため、財政健全化条例の制定も今後検討してまいります。財政健全化とは、数字を整えることではなく、将来世代に維持できない施設や過度な借金、起債です、硬直した行政を残さないための責任をアクションプラン変換し、実行することであると考えます。そして、制度として確立することで揺るぎのない持続可能な財政構造を構築することが可能であると考えております。以上です。
議員の再質問 4番 河野淳
具体的な実行計画については、今後お示ししていただけるということで、内容について出されたものでまたこちらのほうでも考えたいと思います。私も経験者ですので、行財政改革、やはり無駄な事業というのは町の中に一つもないと思っています。ただ、どの事業も利害関係者というのがおりまして、例えば片方の人には必要のない事業でも片方の人には必要な事業というのが、そういう事業の積み重ねが町の全体の事業だと思っていますけれども、例えば行財政改革で何かをやめるとなったときに片方はいいって言うし、片方は駄目と言うののそのせめぎ合いの連続になるわけだと思うのです。前回は、職員の給与の削減という部分もあって、職員も痛み分けということで理解を得ながら進めてきたと思うのですけれども、その中でも物すごく反発がありました。各団体、各産業団体、全て均等に痛み分けというわけにはいかなかったので、例えば高齢者ですとか今まで恩恵が多かった産業とかについてはやっぱり削減額が大きかったということで、かなりの反発があると思います。町長の任期まだ3年はあると思うのですけれども、その部分今後の町長の施策の関わる部分について行財政改革で取り進めていく部分の影響というのは少なからずかなりあると思います。人件費についても、町長先ほどおっしゃったとおり、民間給与が上がっていく中で給与を今減らすということは、有能な人材が町に入ってこなくなるということが、その年度はいいかもしれないのですけれども、例えば5年、10年とかになって町の主力を担う職員が育たないということは大きな目で見るとやはりマイナスになるということで、そこは金額にとらわれない形で職員の育成も考えていただきたいと思います。この質問した発端なのですけれども、やはり複合施設、最初やるよって言っていて、見直すという決断をしたということは、かなり大きな決断だったと思うのです。その中で、物を建てるというのはプラスのイメージが強いのですけれども、行財政改革をやるということは町長にとってあんまりプラスのイメージにはならないことをこれから何年かかけてやっていくという部分について、かなりの方向転換と町長の意気込みが必要だと思うのです。今まで町長支援してもらっていた方にもやれるということが100%やれないということも出てくるという可能性も中には出てくると思うのですけれども、その辺この任期中にやり切るという意気込みがあるのかどうかということについてお伺いしたいと思います。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。ご支援いただいて、私を町長に推していただいた皆様には、本当にいろんな希望を持っていただいて背中を押していただいたと思っています。確かに今回やらなければならないことに関しては、議員おっしゃるとおり、非常に逆風の中の逆風を真っ正面から突き進んでいかなければならない、そういう状況であるのかなと思います。しかしながら、これを首長がやらずして誰がやると私は思っています。これこそまさに町長がやらなければならない仕事であると思っておりますし、それによってたとえどのような状況になろうとも、それはやはり私しかできないことだと思っておりますので、それはしっかりとやっていければなと思います。あと……すみません、ちょっと休憩よろしいですか。
町の答え 町長 岡嶋康輔
大変失礼しました。再開させていただきます。議員おっしゃるとおり、この行財政改革は本当に様々な利害関係の方々、そして議員おっしゃるとおり無駄な事業は本当に私もないと思います。しかしながら、以前何かの会議でお話もさせていただきましたけれども、やはり数字は実態をまざまざと私たちに現状を訴えてきます。この数字の上で判断していかなければならないというのは、これは当然行政もそのとおりでありますし、今回行財政改革を示す際には、これは説明を分かりやすくという観点で、根拠という観点からも数字をきっちり使ってご説明させていただきたいと思います。町民の皆様、そして利害関係者の皆様に関してもこれは本当に数字を使ってご説明させていただきたいと思いますし、そして何より今回一般質問で本当にいろんな今後こういう事業はどうなるのかとか、公約でこう言っていたことはどうなるのかという話も含め、公約は私が掲げたものではありますけれども、一旦やはりこの財政負担というものをある一定程度まで圧縮し、リセットし、改めてこの第3次森町総合開発振興計画、この10年後、そしてまたその先の20年後に対し、今の我々は何を切り捨てというか、何を取捨選択して、新しいものをつくり上げ、次世代に渡していかなければならないかということを町民の皆様に私は訴えていくいい機会かなと思っています。そういう意味では、非常に難しい面もあると思います。いろんなご意見ありますし、いろんな考えを持っている方々もいらっしゃいます。そこは丁寧にというか、それでもやはり数字は現実を示しておりますので、この数字を動かすために何をしていかなければならない、そしてそこはまさに最後政治の力だと思います。いろいろな利害関係者のそういったもめごとという表現はちょっとよくないのですけれども、そういったもめごとのさなかに入り込んで、決断してさばいていく、それが私は政治家の役目だと思っておりますし、町長の役目だと思っています。しっかりやってまいりますので、よろしくお願いします。以上です。
議員の再々質問 4番 河野淳
ありません。