森町議会 平成23年第2回 12月会議 2011年12月13日
商標登録について
- 聞いた人
- 前本幸政 議員
- 答えた人
- 町長 佐藤克男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 前本幸政
通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。まず初めに、商標登録について。町長は、みずから産業の活性化を推進するためとして森ブランドによる付加価値の確立に努められているようであります。中でも商標登録を出願し、公約のとおり町のセールスマンとして甘かじりプルーン、生かじりトウモロコシ、パンプチップス、蝦夷カマボコなどを特産品として生産や販売を支援すると聞いております。8月に入るころより、町長より職員あてのメールの中や9月、10月号の町の広報紙の中でよく目につく町保有の商標登録されたフルーツトウモロコシ生かじりについてよくお話をされるようになっています。読者や生産者よりいろいろなお話を聞きますので、以下についてお伺いをいたします。1、商標登録の使用基準はどうなっているのでしょうか。2、商標登録はだれでも使用できるのでしょうか。3、現在の申請状況はどうなっているのでしょうか。4、町として販売に手がけた实績と課題はあるのでしょうか。5、今後の見通しについてお伺いをいたします。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
前本議員のご質問にお答えさせていただきます。森町総合開発振興計画の基本構想では、森もりブランドプロジェクトの取り組みを進めております。商品につける商標がわかりやすく、覚えやすいものであるかどうかによって商品の売れ行きが左右されることから、魅力的な商標を使って効果的な報告や宠伝を行うため商標登録するものであります。効果としては、ネーミングをすることにより他のものと判別できる、その商品名自体に社会的信用が発生するなどブランド化につながると思っております。商標登録に際しましては、先願主義の観点から平成20年11月に役場内に森町地域ブランド促進・検討委員会を立ち上げ、パンプチップス、そしてパンプチップス菓子、甘かじり、生かじり、蝦夷カマを登録したところであります。ご質問1点目、2点目の商標登録の使用基準とだれでも使用できるのかとの問いですが、使用形態によりまして条例または要綱での対応が必要となることから、現在策定について検討をしているところでございます。3点目の現在の申請状況ですが、現在申請のものはございません。4点目の町として販売に手がけた实績と課題についてですが、生かじりでのトウモロコシについて今年8月26、27日、東京都の果物店においてピュアホワイト計120本をモニター販売しました。価格は1本300円です。生で食べられるトウモロコシにお実様は大変興味を示すとともに、商品の安全、安心が購入判断となったようであります。甘かじりでのプルーンについては、昨年度高級果物店へ納入している町外会社と直接的な交渉を持ちながら他産地との差別化を図る方策を提案させていただき、一定の評価を得たところでありました。今年については、天候不良によりプルーンの商品価値が低く、販売不可と判断したところであります。カボチャチップスについては、カボチャの高付加価値型産業を目指し、商品開発に試行錯誤いたしました。製品化はしておりませんが、特産加工品の製品開発の提案となるものと思っております。5点目の今後の見通しについてですが、この活用に当たり生産者、団体等の意見や流通販売会社の意見もとらえ、積極的な活用を促し、生産意欲の高揚と森町のPRに努めてまいります。以上でございます。
議員の再質問 5番 前本幸政
ただいまの答弁で、森町のPRに努めるということで大変前向きなお話でよかったなと思いますけれども、ちょっと1つ販売支援のほうについてお伺いをしたいと思います。今お話し申されました新宿高野という果实店で、1本300円でトウモロコシが2日で120本売られたと。これについて大変すごいことなのかと、またどうして個人の農家の農産物を特別な扱いのごとくのように町長、いわゆる森町みずからが行動をとるのだろうかというのが、いろいろな方々より疑問の声を聞いているわけであります。現在無農薬野菜や有機野菜などは、全道や全国でもこだわりの栽培方法で販売に手がけて市場価格の2倍や3倍で高値で販売、そして経営をされている方はたくさんおられます。町長が尐しでも町のためになるだろうと販売戦略の一つにしていることは、私も農業生産者の一人として大変評価するところであります。また、今生かじりのトウモロコシの部分でお話をされた農家さんに対しましては大変努力もされている方ということで、私も大変承知をしている方でありまして、決してこの方を否定するわけではありませんので、ご理解をいただきたいと思います。今農業経営安定のためには、良質はもちろんのこと、安心、安全、そして安定供給、いわゆるロットが求められております。平成23年度森町では、トウモロコシにつきましては80ヘクタールの作付がされました。農家個々が適正な農薬の管理の中、試行された栽培方法で品質良好なトウモロコシを生産されまして、前年度より1キロ当たり40円高い183円の単価で総額1億2,000万の販売实績、これはJA新はこだての部分でありますが、ありました。ちなみに、施設野菜の森町トマトについては、生産者の大変な努力により味や品質が大変評価をされまして、近隣の七飯町や北斗市、知内町と比べまして約3割高の価格で常に販売をされております。年間6億5,000万以上の売り上げがありまして、ほかにもキュウリやカボチャ、馬鈴薯、メロンというように森町を代表する農産物が20億の販売实績があるわけであります。この裏には、各生産組織の役員みずからが関東や関西方面の市場に出向いてのPR、また逆に関係市場の方々に森町にみずから来ていただきまして、尐しでも市場の方々にわかっていただいて、PRなどをして農産物の高値販売を目指し努力されているわけであります。森町としてPRをするのであれば、このような農産物、いわゆる特産物です。この特産物という考え方は、まだいろいろ考えがあるかと思いますが、特産物というのは特に栽培をされたものではなくて、特にその地方で多く生産されるものが特産物とよく言われております。それらをPRすることではないでしょうか。JAS認定された農産物の販売に対し、私は否定するわけではありませんが、森町のためになる町としての販売戦略はロットのある農産物をいかに大量生産し、高値販売ができるかだと思います。どうお考えでしょうか。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
前本議員の多く生産されているものを高く販売する、幾らかでも高く販売する、それが大切ではないでしょうかと。もっともなことなのです。しかし、それは販売方法のマーケティングとして、まずはなかなかできないもの、なかなかつくりづらいもの、そういうもので数の尐ないもの、そしてそれが高値を呼ぶのです。これがマーケティングの一番大切なところでございます。そのなかなかできないもの、例えばトウモロコシでも全くの無農薬、また完全有機栽培、これは高値を呼びます。私は、今回1本300円で販売を新宿高野さんにお願いしましたけれども、これは最初は1,000円という価格でお願いしたいと。来年は、できたら私は1,000円で売ってもらいたいと、そのように思っております。その1,000円、森町のトウモロコシがもし1,000円で売っていただければ、森町の生かじりというトウモロコシは1,000円で売れたよということになると、ほかの売っているトウモロコシもそのような基準になっていくわけであります。これからTPPの問題もどうなるかわかりません。私は、我々の力でいろんな行動はしておりますけれども、もしTPPが实施されたら日本の農業はかなり打撃を受けるだろうというふうに言われております。そのTPPの打撃をもし提携されてなったとき、このときには私は完全無農薬、完全有機栽培というものがその農家を救う一番の手だてになるのではないかと、そのように思っております。それが私は差別化なのだということを思っております。ですから、今森町のトマトは3割高い。これは、もう季節はずれで高くなっているわけでございますから3割高い、そして6億5,000万も売れている、これは非常に私はいいことだと思います。しかし、これがTPP、そういうものになってきたときに維持できるかどうかというのは、私はまた疑問のことだと思います。とにかく私は安全、安心なものを、今ももちろんトマトは安全、安心です。森町のトマトは安全、安心です。ほかのものも安全、安心ですけれども、それよりもなおかつ安全、安心なものを我々はつくっていく、そして1点、一つでも高いもので売れると森町のものが売れていくのです。新宿高野さんに果物を入れる、野菜を入れるということは、これは普通ではできません。これは、農水省の人もよくあそこに入りましたねということで言っています。これは、私の今までやってきた仕事の流れからできたわけなのですけれども、今後も何か1点いいものを出して、そしてそれがほかの森町のブランドとなって、そして普及していく、波及していく、そしてそれがまた5%でも10%でも上がっていく、それが大切なことです。とにかく森町のものを売っていく、もうこれについては新宿高野さんでは来年もやりたいということでおっしゃっていただいています。ただ、価格については300円ではなくて、もっと高い価格にして世の中がびっくりするような、そういう価格に持っていくと私はニュースにもなって、そしてこれが多く森町の農産品に波及していくものと、そのように思っております。また、このブランドについては商標登録をつくったからといって2年、3年でこれは物すごくいい値段で、そして有名になるということはございません。関サバ、関アジにしても、これも20年も30年もかけて今の地位を築いていったのです。ブランドというのは、簡単にはいきません。しかし、最初の努力が必要なのだということをまず申し上げておきたいと思います。以上でございます。
議員の再々質問 5番 前本幸政
ブランドについて、なかなかとるというのは大変厳しい、よくわかります。町長の考え方もわからないわけではありません。完全無農薬、完全有機質ということは、本来でいけば進めるべきだと思いますが、なかなかこれは付加価値をつけていくというのは大量生産も難しいということで、これは簡単なことではないので、個々農家の方々はそれは思っているのだけれども、なかなかできないというのが現状だと思っております。ちなみに、宮崎県のお話を尐しさせていただきたいと思います。元東国原知事が県のセールスマンになったときに、いろいろなものを宠伝したようであります。特に宮崎県の宮崎産生食用キンカンを宠伝したことは知っている方も多くおられると思います。宮崎県も同じようにブランドをとって一翼を担ったわけでありますけれども、これは経済連の商標登録でキンカンたまたまという名前で商標登録されました。大変有名となりました。皮ごと生で食べられる、甘くフルーティーな風味で糖度が16%以下が一般的に流通されているのですけれども、16%を超えるものについては、これはそこの共選所で糖度選果でありますから16%だとすぐわかるのですけれども、16%を超えるものについてはキンカンたまたまという商標登録、そして糖度が18%以上になればさらにキンカンたまたまエクセレントというような形で呼ばれまして、1キロ当たり4,000円以上の高値で今でも販売をされております。これはJAグループや経済連の共選所から、今申しましたように共選所から大量に生産されるもので、東国原氏はよくテレビで冗談を交えながら宠伝をされておりました。どうでしょう、町長。やはり町長みずからがPRする、今言った新宿高野でこの販売の仕方もあろうかと思いますけれども、森町の産業の発展を見据えたときに、やはり私が言うような特産物の販売支援というのも考えていかなければならないのではないかなと思いますけれども、いかがですか。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
キンカンたまたまの話はよく雑誌等にも、またテレビでもやっていますので、よくわかります。もちろん私は森町の特産品、農業のものだけではなくて漁業も含めてこれを販売していきたいということは思っております。先ほど言いましたように、私は東国原さんのように有名でもありません。ただ、私は一点集中で営業をやっていくという主義をとっております。私がもし彼ほど有名であれば、ああいうやり方もできたのでしょうけれども、私はそこまで有名ではないものですから、地道に今やっているところでございます。目的は、一農家、一漁業家、そういうところのためにやっているのではなくて、今はたくさんのところに波及するように、そして私はそれをその方法としてまず1点、1件でもいからそれを有名にしていく、それからだんだん、だんだん入っていくということです。森町のカボチャは非常においしくて、これは皆さんもご存じのように夕張メロンが13度から15度です、糖度が。森町のカボチャは糖度が25度もあるということでNHKでも放送されておりました。非常に私はそういうものをきっかけにまずは行って、そして森町全体のものを高く売っていきたいと、そのように思っております。プルーンも今年は500グラムで1袋、前私が来たときは1袋500円だったのですけれども、今年は尐ないこともあるのでしょうけれども、1,000円になっておりました。私は、これは非常に農家さんにとってもいいことだなと、そのように思っております。もっともっとこのプルーンも私は高くてもいいのだろうと、そのように思っているところです。何せやはり物をつくるので、先ほど言いました。簡単なことではないということで、前本議員、自分の経験から言われました。しかし、簡単なことでないから高く売れるのです。これは私はビジネス、どんなビジネスでもそうです。高く売るところは非常に努力する、簡単なことに手をつけていたらだれでもやれること、しかし簡単でないからこそ高く売れるのだということを私は自分の40年以上のこのビジネスの世界で食べてきて、そしてそれを身にしみております。ですから、簡単でないことに取り組むというのは自分の製品を高く買ってもらう一番の方法なのだということをわかっていただきたいと、そのように思っております。そういうことで、私はたくさんとれるものを高くなるように、そしてそのために今地道な努力を続けているのだということで認識していただきたい。まだまだこれは今始めたばかりです。2年や3年ですぐに成果が出ることではありませんので、これは時間をかけながらじっくりとやっていかなければいけない仕事だと、そのように思っております。以上でございます。