みんなの議会

知内町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月3日

ふるさと知内町を担う子供達を育む対策について

聞いた人
五十嵐捷爾 議員
答えた人
教育長 本間茂裕、町長 西山和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 五十嵐捷爾

私の方から1点について、質問をさせていただきます。まず『ふるさと知内町を担う子供達を育む対策について』であります。質問の要旨でございますが、日本では、第二次ベビーブーム以来ほぼ毎年のように出生率が下がり、深刻な少子化を迎えています。当町においても、医療費及び給食費等の無償化など手厚い子育ての支援の施策を実施しているところですけども、出生率は減少し続けております。更には、知内中学校・知内高校を卒業後、進学・就職等で当町を離れる子供達は多いものと現状を認識していますけども、だからこそ、知内を遠く離れても、知内を想い、愛する心を待ち続けてもらうことが、とても大事なことではないでしょうか。そこで、自分達が住んでいる知内町について、愛情や誇りを育み、豊かな未来像を描けるような「ふるさと教育」の推進が必要なものと考えておりますけども、町長、教育長の所見についてお伺いさせていただきます。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

お答え申し上げます。本町の学校教育におけます「ふるさと教育」につきましては、小学校では、低学年の生活科、または中学年以上におきましては、社会科、あるいは総合的な学習の時間におきまして、地域の産業、あるいは消費生活の様子を見学すると共に、ふるさとの味であります、知内の米・野菜について学び、道外への修学旅行については、改めて知内という地域の良さに気づき、愛着を持ち、また、海・山・川に恵まれました知内の自然の素晴らしさを実感し、ふるさとの自然の大切さを学んでいるところでございます。中学校では、1年次の農業体験に始まり、町内の職場体験活動に参加することで、地域社会との関わりについて、あるいは自分の将来の生き方について考えることに取り組んでおります。12高等学校では、1年次より地域創生学習を通じ、ソクラテス・ミーティングによる様々な職業講話や町内企業でのインターンシップを体験する中で、担い手確保、あるいは「自分たちが暮らしやすいまちづくり」について、また自分がその課題とどう関わるのかを考える機会としております。今後も、関係団体のご協力をいただきながら、各学校段階に相応しい「ふるさと教育」の推進に取り組んで参りますので、ご理解とご協力をお願い致します。

町の答え 町長 西山和夫

学校教育における「ふるさと教育」については、教育長が答弁をさせていただいた内容のとおりであります。私からは、進学や就職などで知内を離れる子供たちとの持続的な関係の構築について説明をさせていただきます。昨年秋から、町公式のSNSの運用を開始し、主に町の魅力や移住情報の発信を行っていますが、今後は知内高校を卒業して知内を離れる子供たちへも、このSNSを通じて、町の近況やイベント情報、または地域での求人情報なども発信していく考えであります。昨年、知内高校全員にアンケート調査を実施致しました。その結果44%の生徒が町や学校と卒業後も関係を持ち続けたいと回答している状況がございます。町と致しましても、こうした取り組みを通して、知内への愛情や誇りを持ち続けていただきながら、知内町の応援団として、また、将来のUターン者になってくれることを期待しているところでもあります。いずれにしても、知内町を担う子供たちが知内に暮らし続けたいと思ってくれるまちづくりをしっかりと進めていきたいと考えております。

議員の質問 1番 五十嵐捷爾

只今の教育長・町長からの前向きな回答をいただきまして安堵しております。このような状況に危惧されている人は、私、一人ではないと思います。そして、そこで私なりに取り組んできたことをこれからお話したいと思いますので、宜しくお願い致します。まず、私達が生まれた環境は、まず、知内、自然やそういった素晴らしいことばかりでしたけども、今と比べものにならないほど、自然豊かでございました。そして家庭の方は、農家を手伝ったりして大変な時代だったんですけども、それを忘れさせるような自然環境が、私達が、私が今、立場を活かしてくれていると思っております。まず、山では山菜、海ではちょっと今では駄目ですけども、あわび取ったりそういうのを取って遊んだりしました。そして川ではですね、比べものにならないほど、魚種が沢山いました。苦しくなれば竿を持って川に行ったり、それから友達とよく遊んだりして過ごしたことが今でも脳裏にすっかり焼き付いております。そしてその後、私達が今度親になりまして、子ども達と接する際にですね、学校の方で計画したと思うんですけども、子ども会という、町に会がありましたね。同じ元町でも4つか5つくらいあったと思うんですけども、その子ども会の繋がりが凄く良かったなと思っています。自分達の子ども達の触れ合いばかりでなくて、他の子ども達ともね、仲良くなれましたし、そして目配り出来るようになりました。私、ちょっと間違っていたらごめんなさいね。13何かその時に、「よその子・ひとの子・みんなの子」とかという言葉がちょっとあったんですけども、それが正しいかどうかわかんないんですけども、それが今後の、今のね、教育に凄く活きていると思うんですね。その頃は本当に子ども達すっかりわかるし、良いことも悪いことも教えてきました。家族で楽しんで、親子で楽しんで、そしてキャンプとか、日帰りのジンギスカンとかやりましてね、とっても子ども達に喜ばれた記憶があります。喜んだ人は私、一人ではありません。その後、今度、私、緑の少年団育成会というのを結成するように町から言われまして、そして不肖、私が育成会の会長になりまして、早20年過ぎました。平成10年ですけどね。その時のモチーフは、「森は海の恋人だ」ということで、森と自然の関わり、海の関わりを子ども達に一生懸命教えてきたつもりです。私、一人ではありませんけども、育成会の団員がエキスパートの方々、10人以上居りました。少年団の団員も20人くらい超えたこともありました。その中で、ふるさとの大切さ、これを守っていかなければないってことをいろいろと教えてきたつもりです。その中で、緑の少年団の行動の中で団員の人がですね、「緑の少年団、最高だ」と言ってくれたこともありました。とても嬉しかったです。そして、教えてきた子ども達が大人になって、今度、育成会に入ってもらって、手伝いしてもらっている人も居ます。多分に漏れず、昔はそういう子ども達もいっぱい居ましたけども、今、段々少なくなって、寂しい限りなんですけども、植樹だとか、緑の募金とか、そういう程度で収まっているんですが、もう一度また原点に返って、そして、そういうふるさとを担う子どもを集めて、そして協力したいなということの育成会の会議の話し合いで決まりまして、今後、続けたいという気持ちになりました。こういったことが、要するにですね、子ども達が「この町に居て良いな。最高だな。これを守っていかなきゃ駄目だな。したら俺達もやるか」という、そういう気持ちを育むことが大切だと思うんですよね。子育て支援対策ばかりでなくて、ふるさとを大事に思う心、みんなもそうだと思います。そういうことが大事だと思うんですけども、町長・教育長のお話を聞かせてください。宜しくお願いします。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

只今の議員のお話に尽きるというふうに思いますが、子ども達のふるさとへの愛着を育てていく時に、やはり一番大切なのは、社会的なものであれ、自然のものであれ、体験がやっぱり大事だと思います。バーチャルな世界ではなくて、自分の身を持ってそのふるさとで積んだ体験がきっと子ども達のふるさとへの愛を育んでいくんだと思います。毎年1月の成人式の時に感じることですが、うちの成人式は必ずお一人ずつスピーチをします。その時に、「将来、知内の役に立ちたい」、あるいは「恩返しがしたい」というふうに言う若者がおります。私はきっとその人達がこの20年間の中で、この知内というふるさととしっかり向き合っているからこそ出る言葉なんだと思います。議員ご指摘のとおり、いろんな体験活動が豊かな町であるように教育委員会としても努力して参りたいと思います。

議員の質問 1番 五十嵐捷爾

教育長に先に言われてしまいました。私も1月の成人式に出席した際にですね、とても嬉しく感じましたね。今、出ているけど戻って後を継ぎたいとか、一生町のために尽くしたい14という生徒も居ましたね。あと、その後、ふるさと会に行った時にも、函館のふるさと会ですけども、やっぱり話しすることは、ふるさとに過ごしたことは、「ふるさと最高」って、私の席に居た方もそういう言い方をしてくれました。とっても嬉しかったです。私はね、何故こういうふうに一生懸命になるかって言ったら、やっぱり我が町を愛する心が一番なんですね。私も子ども沢山居ましたけども、子ども達、それから知内から離れた人達が必ず聞かれると思うんですよ。「あんたの出身どこだ」とか、「あんたどっから来た」、「お前どっから来たんだ」ということを聞かれると思うんですけども、その時に「知内です」と自信を持って言えるような町にしたいですね。聞かれて、「何だ知内か」と言われるより、「知内良いな」というふうになりたいと思って一生懸命努力している次第です。私もね、一番肝心なこと忘れていましたけど、教育にやっぱり欠かせないのはね、学校の先生方の教育もあると思うんです。というのはですね、私事で申し訳ないんだけど、1年生の時です。私、ふるさとのために尽くす人にならなきゃ駄目だって言われました。それが今でも焼き付いています。そういった、そのことを守って頑張っているつもりですけども、けどまだまだなかなかそういう域には達していません。それで学校の先生に、私、去年ですか。教育長に言ったことあるんですけども、いろんなところ回って来ますよね。転勤して、転入して来ますけども、その時に、まず、ふるさとのこと知って欲しいと、先生方に。そのことから子ども達の教育が始まるんでないかと、私はずっと思っていました。以前には、そういう先生方の町内を回るツアーみたいなものがあったように聞いていますけども、この頃は無かったのかなという気がします。そのふるさとの良さ、悪さを知って子どもの教育に凄く活きると思うんですよ。こういうことはですね、一人では出来ません。学校の先生、PTA、町内、子ども会、全部に関わることだと思います。その都度、やっぱりふるさとは大切だ、大事だということを教えていくと、自然とそういう気持ちになる人が増えるんじゃないかと思います。そういう喜びを自分でわかるために一生懸命頑張っております。私が一番言いたいのが、私があるのは今、ふるさとがあったからです。知内のふるさとが私を育てたと思っています。これからはふるさとに恩返しです。生涯、私のテーマとしてこれからも邁進していくつもりでおりますけども、もう一度、教育長にお伺いしたいと思います。

町の答え 教育長 本間茂裕(教育長は2022年3月まで)

大変大切なことだと受け止めております。教師が子ども達に与える影響は計り知れません。ですので、教師がそういう視点を持つということがとても大事なことだと思っております。本議会において、そのようなご意見をいただいたということをですね、町内の先生方にしっかり伝えたいというふうに思っております。童謡のふるさとという歌の3番の出だしに、「こころざしをはたして、いつの日にか帰らん」というフレーズがありますが、こころざしをはたしてではなく、こころざしをはたしに帰って来る若者が育つように教育としても努力して参りたいと思います。

議員の質問 1番 五十嵐捷爾

ありがとうございました。以上で終わります。

出典:知内町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月3日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる

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