知内町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月3日
ピロリ菌の除去治療に補助金の導入を
- 聞いた人
- 成澤五郎 議員
- 答えた人
- 町長 西山和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 成澤五郎
それでは、私、成澤五郎質問させていただきます。質問事項でございますが、『ピロリ菌の除去治療に補助金の導入を』でございます。質問の趣旨でございます。慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の主たる原因が、ピロリ菌に起因している事は周知の通りであり、既に本町では中学2年生を対象に無料検査を行い、20歳以上については、総合健診の際に町で3,000円弱を拠出し、自己負担1,000円で検査できるようにしており、その促進に努めている事は大変評価に値いたします。しかし、ピロリ菌が生息し、陽性と判っても、除菌治療を施さなければ検査の目的は達成されません。そこで、ピロリ菌の除菌治療に町から補助金を出す考えがないか、町長にお伺いします。また、過去5年間で中学2年生が何名、また、20歳以上の大人が何名ピロリ菌の検査を受け、何名の陽性判定が出たのか。更には、陽性判定のうち何名が除菌治療を受けたのか、データがあればご教示お願いします。
町の答え 町長 西山和夫
お答えをさせていただきます。ピロリ菌検査につきましては、中学校2年生で、保護者が検査を希望する生徒を対象に、尿検査の際に検査項目を追加して自己負担なしで行っており、町で756円を負担しております。また、20歳以上の町民の方には1月と6月に実施する7総合健診において、検査を希望する方に1,000円の自己負担で血中抗体検査を行っております。中学生に関しては、尿中抗体検査で陽性と判定された場合は、二次検査として、さらに検査精度が高い尿素呼気試験を知内診療所で、3,780円の全額を町負担により実施しております。また、総合健診で陽性と判定された方には、これまでは結果の通知だけでしたが、令和2年度からは保健指導と治療状況の確認をすることを予定しているところであります。ご質問のピロリ菌の除菌に助成金を出す考えはないかということでありますけれども、確かに重症化すると胃がんになるリスクが高く、除菌治療が医療費を抑制する効果につながることも承知しております。現在、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎等の疾病に関するピロリ菌治療の保険適用がされており、陽性判定を受けた大半の方がその対象になると考えております。がん検診やその他の検診においても、疾病の早期発見、早期治療を目的に受診料の助成を行っておりますが、検診後の精密検査費用や治療費については、基本的にはご自身の負担により対応していただいているところであります。このような中で、ピロリ菌の除菌治療に対して助成をするということは、他の疾病により治療されている方々の均衡が保てないことになりますので、現段階では困難だと考えております。なお、ご質問の過去5年間の受診状況でありますけれども、中学生については平成26年度から検査を実施しておりまして、5カ年で151名の生徒が一次検査を実施し、その内13名が二次検査を行いまして、二次検査で陽性反応が出たのは5名で、全員が除菌をしております。また、20歳以上の町民の方に関しては平成28年度から検査を実施し、これまで4年間で393名の方が受診しており、その内113名の方が陽性と判定をされておりますが、その後の検査及び治療状況については把握しておりません。先ほど申しましたが、令和2年度からは陽性と判定された方に対して、保健指導と治療状況の確認をすることを予定しているところであります。以上です。
議員の質問 2番 成澤五郎
只今のご答弁には、町民の健康や暮らしに大変重要な点がいくつかございました。1つは3年前、平成28年度でございますが、12月の第4回定例会で私は一般質問をさせていただきまして、前大野町長さんの時でありましたけれども、その時の質問趣旨はこういうものでした。全国の胃がん患者の80%以上がピロリ菌の陽性者との医療関係者の報道があるので、町で補助を出して実施しているピロリ菌陽性検査対象年齢、その時は40からでございましたけれども、その対象年齢をもっと低年齢化すべしと提案させていただきました。その後、町では検討され現在は只今報告がありましたように、20歳から検査、補助金が出している。大変に評価しております。今の答弁の2点目ですけれども、その答弁の再質問をこれから致します。中学生は5年間で151名検査して、陽性者が5名。以外と少ないと思いました。3%でございます。約3%。その5名が全員、町の高校生まで医療費は無料という制度ですので、全員が除菌、検査をしております。それに対して20歳以上は4年間で3938名が検査。なんと中学生の約10倍に当たる29%が陽性と判りました。3人に1人の割合です。この113名もの方が陽性であったということは、大変な数字で驚きました。伸び盛り一家の働き盛りであります。この4月から、この陽性と判定されたこれらの方に、保健指導と除菌治療状況の確認を実施する予定だと今、ご答弁がありました。これも大変重要なことでございます。今や医療界も対処治療から予防治療へと変わりつつあります。町長の先ほどの答弁にもピロリ菌が重症化すると胃がんになるリスクが高く、除菌治療が医療費を抑制する効果にも言及されておられます。これほど病原が明確な除菌はございません。健康増進の政策に他の疾病と均衡を保つ必要は、私はないと思いますが、町長如何でしょうか。
町の答え 町長 西山和夫
今、中学生が平成26年から実施して、今年で5年ですか。6年ですか。あと今年、令和2年度と令和3年度を受ければ20歳以上の陽性反応出た113名ですか。その方々がぐっと圧縮されるだろうと思っております。そういう状況の中で、これから総合健診、20歳以上の総合健診に関しては、段々ピロリ菌を持っている方々が減ってくるだろうなという想定をしております。そうした中で、今、成澤議員言われるように、これを例外として町で全額助成するべきだというお話でありますけれども、ただ、総合健診で、全体の中で胃がん全ての病気・疾病に関して今、同じような体制を取らさせていただいております。これだけ今、特別にということにはならないだろうと思いますし、先ほど言われるように、あと2年、中学生2年生で全員受けていただければ、20歳以上の総合健診でその検査を受けても陽性反応が出る可能性というのはぐっと下がりますので、そうした状況の中で進めさせていただければと考えております。
議員の質問 2番 成澤五郎
先ほどの20歳以上の陽性3人に1人というこの現実を見まして、この方々へ陽性と判った以上、除菌を奨励するためにも、是非、助成金の制度創設をお願いして質問を終わります。