森町議会 平成24年第1回 3月会議 2012年3月8日
国保病院の経営の安定化を図るため、医師、看護師等の確保対策
- 聞いた人
- 小杉久美子 議員
- 答えた人
- 町長 佐藤克男、病院事務長 成田研造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 11番 小杉久美子
町政執行方針についてをお尋ねいたします。町政執行方針の中で国保病院の経営の安定化を図るため、医師、看護師等の確保対策を優先するとあります。深刻な医師不足の中、町長を初め事務長のご努力で新たに2名の医師の確保ができましたが、退職された医師もあり、医療法の基準数にはまだ届いておりません。今後の医師確保においてもさらに厳しい状況と判断されます。このような現状が続き、国保病院経営にも大きな支障を来し、赤字運営が続いているところです。医師確保を最優先することは当然のことですが、赤字運営改善の取り組みも同時に進めることが必要と思います。改善策の対応としてどのような考えがあるのかをお聞きします。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
小杉議員の質問にお答えさせていただきます。医師確保を最優先することは当然のことですが、赤字運営改善の取り組みも同時に進めることが必要と思います。改善策の対応としてどのような考えがあるのかというご質問でございますが、私の基本的な考えでございますが、町民の皆様が安心して受診できる。そして、だれもが国保病院に行ったら安心だなと思えるような病院になってほしい、それが私の願いです。その後に経営、採算性というものが来る。病院については、先に町民が安心して受診できる病院になるということが第一でございます。次に経営の問題に真剣に考えていかなければならないとお答えしてまいりました。このたび2名の常勤医師が勤務することが決定し、4月から本格的な診療を始めることになります。両先生は、この町で医師を目指した原点である地域医療に力を注ぎたいという非常に熱意のある先生で、高度医療以外は国保病院で完結、診断から治療までしたいと申しております。さて、赤字運営改善策の対応策でございますが、ご承知のとおり公立病院は医師の絶対数が足りないこと、また不採算部門である救急医療等を担当しており、非常に厳しい経営状況となっております。当病院も同様でございます。このような状況の中で、当国保病院では北海道厚生局の指導で夜勤看護師数が不足との指摘を受けて、87床2病棟制では毎日最低5名の夜勤看護師が必要なことから、やむなく病床数削減をしたところです。患者数は、医師の退職、ウオークインの廃止等の影響もあり、減少傾向でありますが、その削減による収入減については施設基準によるランクアップ、13対1から10対1により減少分をカバーしております。当病院は、一般病棟、急性期病院ですので、在院日数が21日以内となっており、これを維持していくことが経営改善の一つとなります。繰り返しますが、新しい先生は森国保病院で医療を完結したいという基本的なお考えをお持ちの先生でございます。患者様やご家族の皆様へ丁寧なご説明をさせていただき、納得できる医療を提供したいと申しております。さらに、病院の職員も試行ではございますが、病院広報の発行、患者動向調査、健康講座の開催等々を実施すべく準備をしており、新しい試みも始まる予定となっております。私は、積極的に院長先生を初め各先生と連携をとりながら、医療体制の充実に向けて努力してまいりたいと考えております。また、医療法に定める当病院の医師数を確保することで、非常勤医師を確保するための経費の削減と常勤医師を採用にすることにより安定した医療を提供することが可能となり、町民の皆様の信頼が得られる病院となります。引き続き医師と看護師を確保していくことが必要となりますので、北海道を初め全国自治体病院協議会、北海道病院協議会、北海道地域医療振興財団等に要請するとともに、民間紹介業者、医師募集サイト等々を活用してまいります。今後も地域医療に熱意のある医師の確保と院内の体制を充実させ、町民の皆様から信頼される病院を目指してまいります。以上でございます。
議員の再質問 11番 小杉久美子
今町長の基本の中には、町民が安心して信頼できる病院づくりだと。本当に全くそのとおりだと思うのです。私この病院のことについては、以前にも二度三度と質問させていただいております。その中でやはり改革の中で病院は役場だけだとか病院サイドだけの問題ではなく、きちっと住民との話し合いの中でお互いに求めているもののニーズを把握し合いながら、そこで解決策を見つけていくという、仮称ではありますが、町民会議の件だとか、あるいはまた病院の中での町民へお知らせする病院だより等の提案もさせていただいてまいりました。町長は、そのときには町民会議には本当に必要なものなので、取り組んでいきたいという1回目のご答弁いただきましたけれども、その間そのような動きもなく、改めてまた質問させていただいたときには、これは22年の9月の質問でしたけれども、できれば年内にでも開催してみたいともお答えいただいております。この間実際には開かれてはいないわけですね。改革というのは、何かから始めなければ全然解決策には始まらないということで、そのための一歩を踏み出すために何かをやはり始めなければならないと私は思っております。2月17日に新聞の記事に掲載されておりましたけれども、道立病院、道内2つの道立病院なのですけれども、そこでもやはり患者数の減ということで、患者数を増やす、増加に向けた対策という取り組みが紹介されておりました。それは何かというと、やはり住民の意識調査です。病院にかかってもらうためにはどうしたらいいのかというアンケート調査、あるいはまたその中には聞き取り調査等もするということが書かれておりました。ですから、本当に病院は一生懸命努力をされていることは重々わかっているつもりですけれども、住民にはそのことがなかなか伝わっていない。そういうことからもぜひ町民会議等の開催に向けた取り組み、あるいはまた病院からの今町長がおっしゃったような内容も、確かに今月の広報紙には新しい先生のご紹介とかも載ってはおりましたけれども、病院だより的なものを住民に周知させる、そのような取り組みを始めてはどうかと思いますけれども、再度ご答弁お願いいたします。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
小杉議員から何度も病院についてはご指摘をいただいておりまして、私も3年半を過ぎてずっとこの病院については悩みに悩んで、すぐにでもよくしたいという気持ちだったのですけれども、なかなかそれはいきませんで、ようやく私が目指していた、そういう病院のあれが今できつつあるのかなというふうに考えております。救急体制についても今まで夜間のウオークイン、これを廃止しておりました。これもまだ決定ではございませんけれども、できれば4月、遅くても5月から夕方5時から夜の9時まで時間外診療、町民の皆さんがウオークインで、救急車でなくても来て、これを診療、診てあげられる。検査の人間等々おりませんので、次の日にまた来てくださいとかいうようなことで何とかこれ対応できるような、そういう体制も今つくりつつあります。そして、収益の面でも、これも先ほど言っております国保病院の中で完結する。今までは、ちょっと難しい患者さんですと函館にすぐ送っていましたけれども、何とか森の国保病院で治療できるものについては患者さんに説明して、森でやりませんかというようなことをお話しして、それが今もう2月の中ぐらいからそれをやっておりまして、救急車が1日に5台入ると、高度医療、脳梗塞だとか大変なものについては函館にあれですけれども、ちょっとしたものについては森の病院で診るというようなことも試行的にやっておりまして、これは非常に患者さんも増えるのです。入院患者さんも増えるのですけれども、看護師層も大変なのですけれども、これも今やっていって、少し軌道に乗ってきているかなと。その面になると、収益も非常に高い収益を上げられるというようなことで、これも含めて経営に対する黒字化になるのには時間がかかるかもしれませんけれども、かなり経営の面でも改善されていく、そういうことで今取り組んでいるところでございます。多分5月ぐらいからは、そういうものがかなり目に見えて出てくるだろうと、そのように思っております。ここら辺の詳しいことについては、国保病院の事務長のほうにちょっとお願いしたいなと思っております。町民会議、これもこれからは幅広く呼びかけて、森地区と砂原地区両方に声かけができるのではないのかなと、そのように思っております。説明会です。町民会議というか、病院に関する移動町長室のような形でできるのではないかと、そのように思っております。
町の答え 病院事務長 成田研造(病院事務長は2012年6月まで)
お答えいたします。病院の経営につきましては、やはり収入増を図るということと、一方ではコストダウンを図っていくということだと思います。1つは、やはり一番大事なのはドクターが常勤でいるということが絶対条件だと考えております。今年度につきましては、先生方が退職されると。理由は、長期療養をしていると。こういう状況の中で、さまざまな関係機関から応援をいただいて、何とか外来、それから町民の皆さんにご迷惑のかからないような医療体制をつくっていこうということで職員一同一生懸命頑張ってきて、休診の数を減らしてきたということが1つございます。非常勤の先生でありますと、どうしても患者さんの信頼関係が薄くなってしまうということにつながってまいります。これを今2名の先生が常勤として勤務されるということになれば、かなりこの辺のところが改善されるというふうに考えております。それと、もう一点、先ほど町長が答弁したことでございますが、救急患者さん、ここをやはり今まで函館市内に転送するというケースが非常に多かったというふうな実態がございます。ここを先生方は、何とか治療から診断まで、例えば脳出血、簡単に言えばクモ膜下出血だとか、そういう手術を要するものについてはやはり函館市内の専門の高度医療機関にお願いするということになると思いますけれども、その他でうちの先生方で対応できるものについてはきちっと家族、それから患者様に説明をして、当院で完結をしたいと、こういうようなことにぜひ取り組んでまいりたいと。それと、もう一つは、先生方はやはり町立病院、公立病院というものは時間外の患者さんに対する対応というものをきちっとしていくことが使命であるだろうというお話をしております。何とか我々もこの辺のところを大事にしながら、職員が心を持って受け入れ態勢をとって、あわせて小杉議員さんがおっしゃったように、やはりその次に大事なのは地域の方々の協力を得なければ全くそれが一致しない点でないかなというふうに考えております。現在町職員、病院の職員で広報委員会をつくりまして、4月号から新しい病院の広報を発行すると。これ全世帯ではないのですが、まずできることからやろうということで、手づくりで掲示板をつくりまして情報をお知らせするコーナーをつくりながら、何カ所かは試行でございますけれども、配布させていただきながら、病院の情報というのをお知らせをしていくと。こういうこととか、それから先ほどアンケートのお話もありましたが、これにつきましても先ほど町長の答弁に患者の動向調査というのがありましたけれども、これも入院患者さん、外来患者さん、双方になるかわかりませんけれども、その辺のところをニーズを聞き取りながら、新しい町の病院というのはどうあるべきかということを考えてまいりたいというふうに今取り組んでいる最中でございます。以上でございます。
議員の再々質問 11番 小杉久美子
ただいま事務長のご答弁の中に病院だよりですか、情報ですか、そういうふうなことをまとめて発行していく方向。でも、それというのは全世帯ではなくというようなお話がございましたけれども、どうせそういう大事なことができるのであれば、やはり全世帯対象に配布してはどうなのかということが1点。それとまた、その中に今患者のニーズに合ったものにこたえられるようなもの、あるいは夜間診療の改善に向けた動きだとか、そういうものをすべて網羅したものをやはり私は全世帯に配布が必要なのかなと思いますけれども、そこのところお願いいたします。
町の答え 病院事務長 成田研造(病院事務長は2012年6月まで)
今我々が考えているのは、とりあえずやれるところからやろうという考え方がございまして、最終的には全世帯にというのは目標ですけれども、まずはスタートのところはみんなボランティアでやろうという考え方を持っているものですから、とりあえず試行的にやっていって、その辺の状況を見ながら実施してまいりたいというふうに考えております。また、調査につきましてはその辺のところもきちっとした対応をしながら、お伝えできる場があるだろうというふうに考えております。それから、時間外につきましては、やはり今北大もそうなのですが、非常勤の先生方というのは非常に管理当直というところがどうしてもウエートが高いというのがありまして、なかなか時間外、例えばコンビニ受診といいますか、そういう患者さんに対する病院での当直というのは敬遠される傾向がありますので、この辺も今お願いしている先生方と少しいろいろ調整をしながら、ご説明しながら、そういうような展開に持っていけるような体制をとっております。この辺も紙面の関係もございます。予算的なこともあります。この辺も含めて我々としてもできるだけ情報については町民の皆さんにお伝えできるような仕組みを考えたいというふうに考えております。それと、町民の皆さんとの懇談会でございますが、これもその方法はいろいろやり方があると思いますので、この辺もできるところから始めてまいりたいというふうに考えております。小杉議員さんがおっしゃっているように、住民対病院という構図ではなくて、さまざまな団体ありますので、この辺からやるというのも一つの方法かなというふうに考えております。以上です。