森町議会 平成24年第1回 3月会議 2012年3月8日
浅海漁業の増殖事業等の推進対策について
- 聞いた人
- 山田誠 議員
- 答えた人
- 町長 佐藤克男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 山田誠
それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。浅海漁業の増殖事業等の推進対策について町長に伺いたいと思います。今現在森町の漁家において漁業従事者の高齢化が進み、世代交代が進行しており、60から70代は陸の作業を余儀なくされておるわけでございます。高齢者の生きがい対策、また漁家の生活支援対策として、地先における浅海漁業の充実を図ることは非常に重要なことでございます。ホタテ養殖事業は、相当数普及してきましたが、昨年の3.11東日本大震災においては内浦湾の各単協は甚大なる被害をこうむった苦い経験があり、リスクも高い部分がございます。これらを踏まえ、今後森町地先における浅海漁業の調査研究を重ね、昆布、ツブ、ホヤ、ナマコ、ホタテ地場まき等々を定着事業として将来の礎となるべく重大事業として推進すべきでないかとお考えいたします。年配漁業者、要するにシルバーの代でございますが、60、70代の方々は豊富な漁業の経験、知識、技術面は高く評価されるべきであり、有効活用しない手はないと思います。町長は、執行方針において漁協と連携し、漁業経営の健全化を図っていくと申し述べておりますが、この浅海漁業の推進は早急に温かい手を差し伸べるべきであります。後継者の育成及び地元水産加工業の振興発展を図るため、漁業はやはり魅力ある産業でなければなりません。機会がございまして、先月韓国のバイヤーとお話しすることができました。もはや漁業はグローバル化であり、中国においてはホタテ養殖貝の出荷は世界の6割を占めておる現状で、その稚貝は日本からの輸出貝であります。これらを踏まえて消費が頭打ちの現実をかんがみて、議会活動による地域政策課題、24年予算編成に向けた提言がありました、にあるように、(仮称)おやじの浅海漁業振興部会を立ち上げ、組織立てをして森地区における浅海漁業の推進、充実を図り、漁業経営の安定化を目指し、水産技術普及指導所等関係機関の指導のもと、さきに述べました昆布、ツブ、ホヤ、ナマコ、ホタテ地場まき等々を早期に事業実施に着手し、1次産業振興発展に努めるべきと思います。なお、これらのものについては、資源が枯渇しないように階層区分を行うことは必要不可欠であり、各漁協との強力な連携、信頼関係のもと、ぜひ将来への森町漁業振興として漁業経営安定化のために町は全面的に支援すべきと思いますが、町長の所見をお伺いいたします。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
山田議員のご質問にお答えさせていただきます。森町の主要漁業であるホタテ養殖漁業は、自然環境に起因する漁獲量の変動やここ数年のヨーロッパザラボヤの異常発生等により養殖施設の維持管理が他種の漁業と比較して経費率が高くなっている上、価格も流動的で不安定というリスクを抱えているという課題もございますが、地域振興の一翼を担う基幹事業であり、今後も支援の必要性があると考えております。一方、スケトウダラやサケなどの回遊性魚種を対象とした漁船漁業につきましては、漁獲量の年変動が大きいことなどから、浅海漁業への関心度が高まってきており、近年単価が高騰し、話題となっておりますナマコにつきましては、砂原漁協青年部が試行錯誤を繰り返しながら資源の増大に取り組んでおり、町としても支援をしているところでございます。また、一部のホタテ養殖漁家が渡島北部地区水産技術普及指導所の協力、指導を受け、マボヤの人工採苗試験の準備を始めているところでございますが、昆布、ツブ、ホタテ地場まき等も含め、漁業資源の多様化と資源量の底上げを図るため、漁協並びに各関係機関等と検討協議の上、知識と経験豊富な先輩漁業者の組織の構築も含め、浅海での魅力ある漁業、つくり育てる漁業の事業推進に協力、支援してまいりたいと考えております。以上でございます。
議員の再質問 2番 山田誠
今までの経緯、町長から縷々答弁がございました。言われるとおり、平成16年から砂原漁協において、青年部においてナマコの増養殖事業が進んできましたけれども、まだ目に見えて成果が上がっているというような状況ではない、領域には達していないと思っております。もう少し積極的に支援の援助、要するに今年度の予算では20万ぐらいでしたか、もう少し大幅なアップで投資をすべきでなかろうかなと、そういうふうに思ってございます。それから、漁船漁業の関係、今触れましたけれども、マツカワカレイとか、ソイとか、クロゾイの放流は噴渡協または道の栽培漁業公社等の支援、稚魚の配給を受けていまして、えりも以西からこちらの旧南茅部町までの各単協が投資をして行っているということで、成果も上がってきているように伺ってございますけれども、この今私の申しました根つけ的なもの、昆布、ツブ、ナマコ、ホタテ地場まき、ホヤ等々については各単協で行わなければならない状況下にあるというのが今の現実でございまして、先ほども申し上げましたように60、70代の方々は自分たちの地先の漁場環境は熟知しているわけで、どこに何があるかという目をつぶっても行えるというようなことでございますので、私はお金を投資してお金を生むような事業を早く成長させるべきでないかと、そういうふうに考えております。それに対しては、各漁協に対して強力な支援、指導を行う必要があるし、シルバー漁業者の生きがい対策も含めまして一刻も早くそのようなゾーンを形成して、漁家経営の安定化を図り、そして北海道、日本に誇れるシルバーパワーの魅力ある漁業を育てるべきでないかなと、私はこう思っているわけでございます。階層区分等については、これはいろいろございまして、各漁協さんにおいてもさまざまな難しい問題も出てくるだろうと、そういうふうに思っております。例えばいろんな魚種の既得権だとか、そういうものも出てくると思うのですが、この制度の導入はぜひとも取り入れていただいて、森町の漁業振興発展を目指して、漁民が潤えば森町全体が潤うわけです。森町全体が潤うということは、町の財政も潤うというようなことでございますので、町長の強力なるリーダーシップを切に望むわけでございます。それから、先ほど午前中に同僚議員が質問しておりましたけれども、森町議会として初めて試みとして行いました、昨年の12月6日に町長のほうに正副議長から政策提言書及び地域政策課題等が出されましたけれども、先ほどの答弁では14件が予算編成されておるということでございますけれども、あとの25件等については各課で検討中というふうに伺って、先ほどの話ですが、これについてはやはり主要施策の部分については森町総合開発振興計画の3カ年計画、実施計画もございますけれども、その中に入れていただきたいと。そして、ローリングしていって漁業の振興を図るべきでなかろうかなと、私そういうふうに思っていますので、その部分も含めてご答弁をお願いいたします。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
先ほども私お話ししておりますけれども、お金を投資して、そしてその産業が発展していく、雇用も増大していくということに対しては、そういうところに投資をするというのはもう全くやぶさかではありません。ただ、漁協の浅海事業についても役場が主導するのではなくて、漁協、そして漁家の皆さんがそういうものを求めてくる、そういうものに対して私はやるべきであろうと。これは、非常に専門的なものが入っておりますので、ですからそこについては漁協、漁家がぜひ町に対して、そういうものに対して支援を求めてくる。そして、それを精査して、これはいけるとなった場合にはそこに対して支援をしていく、力を入れていくということについては全くやぶさかではございません。また、政策提言のものについては、予算化の希望に対しては先ほども話したように15件中14件のほぼ100%に近い、そういうものをやっているわけでございます。ただ、検討しなければいけないものについてはまだ各単課で検討しているというだけで、これはやらないということではなくて検討しているということでございますので、その辺のところをご理解いただきたいと思います。以上です。
議員の再質問 2番 山田誠
今の答弁では、町主導よりも漁家なり漁組が率先して要望すべきだろうというようなお話ですけれども、例えば網走管内、あちらのほうの猿払村というところがございましたけれども、あそこの町が今潤っているのはなぜかと。これは、ホタテ地場まきの成果。当時そこの村長が村の財政の4割から5割を四、五年投資したということの今現在結果のあらわれで、逆な言い方しますとそれらの上がっている利益が村のほうに数億円の寄附をしているというのが今現状なのです。お礼の寄附だと思います。やはりそういうようなことは、今の組合に求めましてもなかなか難しいだろうと、私こう思っていますので、町長は漁協、漁家からという話がありましたけれども、既に階層区分の話は漁民の間でも若い層の方々からは出ているわけなのです。これ水産課のほうでも把握していると思いますけれども、出ているわけなので、そこを先ほど言ったように町長が強力なるリーダーシップを発揮していただきたいと。待っているのではなくて、こっちから攻めの姿勢でいっていただきたいなと。森町は、やはり漁業の町でございますので、漁業が停滞、衰退すると関連してほかの産業も衰退するわけです。そうすると、先ほどから言っているように、町長も雇用の問題だから、いろいろな問題について先細りになると。ひいては町の予算もだんだん、だんだん少なくなっていくというのは当たり前の話。これは、数字の理のごとくだと思いますけれども、そうならないように今の景気が低迷している中、景気の浮揚対策としてこれから悪くならないように、これからますます森町が栄えるべく、やっぱり礎をしていくべきだろうと、私はそう思っているのです。町長の最後の考え方、もう一度お聞かせ願いたいと思います。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
今山田議員おっしゃられるように、漁業従事者のシルバーの方たちの雇用を守る、また森町の漁業を発展させるというのに対して、シルバーの方を活用していくということについてはもう大賛成でございます。ただ、そこに対してしっかりとした青図、そういうものを示していただければ、町としてはそれに対してその事業に支援していくことについては全くやぶさかでございません。ただ、議会、議員からだけではなくて、これはそういう関連のある方、また若い人が今海に行っておりますけれども、父さんたちの力が必要なのだという、人を使うよりもやっぱり自分の家のおやじに力をかしてもらいたいのだというのも現状でございます。そういうこともよく思料しながら、そして要望があれば、そしてそれが採算性、また将来の売り上げ等々、雇用についてもそれが守られるのであれば、ぜひぜひそれは町としても強い支援をしていく。ただ、町が前面に出てやれやれということについては、私はいかがなものかなと、そのように思っております。各自のご都合もあることでしょうから、それに対して町は支援していくということについてはやはり大切なことだと、そのように思っております。以上です。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
それも含めて要望があれば、そしてこれが採算性、または将来の雇用、またそういうものを守られるということがわかれば、それはそういうものに取り入れるのはもう全くやぶさかではないです。今の段階では、ちょっとまだわからないと。今日初めて、この浅海事業に対しての提案というのは今山田議員から初めていただいたわけでございますので、これについて役場の中でも勉強しながら、これが必要であればそういう計画にも入れることもやぶさかではないと、そのように思っております。
議員の再質問 2番 山田誠
町長、私も浅海漁業だけでなくて、先ほど39件が政策提言出ているわけです。それの14件は、今回の予算の編成の中に入っていますよという、午前中の話で。私が言っているのは、その残りの25について実施計画の中に入れてローリング体制をとっていけませんかということを聞いているのです。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
先ほど各課で今精査しておりますので、その中で必要のあるものであれば、これはぜひそういうものを入れて今後図っていきたいと、そのように思います。