みんなの議会

森町議会 令和5年森町議会3月会議 2023年3月6日

漁業振興の調査研究について

聞いた人
河野文彦 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 河野文彦

続きまして、漁業振興の調査研究についてです。内浦湾には、春には冷たい親潮が、秋冬には暖かい津軽暖流が流入する海域であり、日本でも有数の漁場です。過去には、ニシンやマグロなどの豊漁で浜は大変な活気があり、ニシン供養塔が建立された経緯をお聞きすると、栄華に湧いた当時の光景が目に浮かびます。現在の森町は、ホタテ養殖や種苗、稚魚放流など育てる漁業が活発であり、様々な努力から水揚げ高を確保し、地域経済を支えております。しかし、近年では主力であるホタテ養殖においては原因不明のへい死が発生したり、大量の付着物が発生したり、磯焼けが進行することにより産卵場所や昆布漁が減少したりと安定した漁業経営に大きな影を落としています。両漁業協同組合と森町水産課は、関係省庁との調整や水質調査、食害ウニの活用研究や新たな資材を使っての投石築磯事業など様々な努力を行っていますが、自治体のできる範囲には限界があり、国や道との連携をより一層強化してこの難題を克服していかなければなりません。道では、水産技術普及指導所を森町内に設置し、様々な研究指導を行っており、函館水産試験場でも調査研究を行っていただいていますが、現在前浜が直面している様々な課題解決に至っていない状況を鑑みると、より一層の原因究明と対策が必要ですので、町長の所見を伺います。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えします。漁業振興を図る上で当町の2大大宗漁業でありますスケトウダラ漁とホタテ養殖に関する課題といたしまして、どちらも水揚げ量が安定しないということが挙げられます。スケトウダラにつきましては、函館水産試験場が年3回、道南太平洋海域について資源量調査を行っておりますが、年変動が大きく、特にここ数年は低調に推移しております。また、ホタテ養殖につきましては数年前に原因不明のへい死が続いたことから、平成31年2月に北海道が中心となり、噴火湾養殖ホタテガイへい死対策会議を立ち上げ、稚貝の種苗枚数を減らして健康な貝を作り、耳づりすることが重要と結論づけたところであります。この会議に加えまして、海洋環境の変化も関連することから、北海道が湾内3か所に設置した高性能ブイが令和3年4月から運用を開始し、従前からの水温に加え、濁度や塩分、流向、流速などの観測を行いながら、現在はデータ取りを進めているところです。町としましては、原因究明という部分については公的機関による調査等の結果を重んじながら、対策については両漁協のニーズを確認した上で、公的機関のみならず、北大水産学部や函館高専をはじめ、民間企業とも連携しながら2大大宗漁業の安定や磯焼け対策などについて検討協議を継続してまいります。以上です。

議員の質問 9番 河野文彦

当町の水産課でも新たな試みをしたり、先ほど紹介しましたけれども、ウニの活用研究であったりというような部分で大変努力されているなというふうに私も感じているところです。そういった中で指導所であったり、試験場であったり、様々な調査はされているのも重々承知なのですけれども、残念ながらまだやっぱり問題解決、原因究明には至っていないのが現状だと思うのです。それで、今まで以上の調査研究がやはり必要なのかなと。それでなければまた同じ、原因が分かりませんので、現状として。この原因究明については、本当に国が、水産庁でもいいです。国力を注いででもこの原因究明と対策をやってほしいなと。本当にこの噴火湾のホタテは、特に北海道の輸出高に影響するぐらい大きなシェアを占めているというような報道もあったとおり、北海道の経済を支えていると言っても過言ではないと思うのです。そういった中で、従来の試験場や指導所で様々な活動をしていただいているのも十分分かっているのですけれども、それ以上に研究機関の誘致だったりですとか、そういう研究者の常駐、本当に森港を改修して試験場の調査船が森港が基地港にしてもらえるぐらい、それぐらい取組をしてほしいなと思うのですけれども、改めて町長の所見をお願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。本当に民間との、民間機関、そして大学、研究機関との連携は本当に必要だと思います。河野議員おっしゃるとおり、例えば森港湾にそういった調査船が入りづらい、そういった課題があるのであれば、そういったものはしっかりとやっぱり解決していかなければ、それは例えの話ですけれども、他にもたくさんありますけれども、そういった課題解決は進めていかなければならないと考えております。そういった意味でもやはり現状にとどまることなく、様々な関係機関、そしてそういった課題を価値に変えていただける、そういった事業者、研究者、そして民間の方々と幅広く提携して、この森町の水産業の課題解決に今後もしっかりと努めていきたいと考えております。以上です。

出典:森町議会 令和5年森町議会3月会議 2023年3月6日 議事録 PDF(163ページ) 間違いを知らせる