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森町議会 令和3年第1回 9月会議 2021年9月2日

法令にのっとった公正、公平な行政執行について

聞いた人
檀上美緒子 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 11番 檀上美緒子

それでは、1問目、法令にのっとった公平、公正な行政執行について。さきの森町議会8月会議で賃貸借していた尾白内地区の町有地の残置物処理に関わる質疑で町長は再三戒めとし、法令にのっとり風通しのよい行政執行に努める旨を答弁されました。それは全議員、全町民が望むところであり、だからこそ町長一人の減給処分で済ませることはできない。この間の経過と問題点、具体的解決策を明らかにする必要があるということから、全議員の条例反対となりました。改めて尾白内地区の町有地の残置物処理に関わる経過とその間の問題点、具体的な解決策が明らかにされない限り、あしき慣習から脱却し、町長が強調される法令にのっとり風通しのよい行政執行は実現しません。私は、まず尾白内地区の町有地の残置物処理に関わる経過とその間の問題点はもちろん、全ての部署において漫然と慣習に倣ったり、規則や条例を軽視したり、反したことがなかったか、その総点検が必要と思います。そうしてこそ改めるところを改めることができるのではありませんか。そして、風通しのよい職場にするには、組織的な体制的な制度化が必要と思います。管理職会議の定例化や部署ごとのミーティングや目安箱的な意見聴取策など、率直にそれぞれの意見や疑問、要望等が出し合える制度の確立が必要と思います。もちろん、その雰囲気、人間関係がなければ率直な意見交換はなかなか難しいですが、まずはそういう場の設定が必要と思います。法令にのっとった公正、公平な行政執行のために既に取り組まれていることがあれば、具体的な内容とやってみての感想をお聞きします。そして、契約管理課はじめ全ての部署での総点検と民主的な体制づくりについて町長の所見を求めます。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えします。まず、経過につきましては平成13年に賃貸借契約を締結し、以降契約を更新しております。令和元年に賃借人が死亡し、現在も産業廃棄物等が放置されており、付近の環境悪化が懸念されることから、速やかな原状回復が必要であると判断しました。しかしながら、賃貸借契約において連帯保証人をつけておらず、賃借人の親族の大半が相続放棄しているため処理費用の回収ができないことが見込まれ、その場合には処理費用を町が負担しなければならなくなったものです。なお、契約当時町長が判断した経過等については、その詳細が記載されたものがないため、これ以上の調査はできない状況でございます。また、町有地の賃貸借契約を締結するに当たり、債権を伴う契約にもかかわらず、連帯保証人の重要性についての理解が不足していたことや、また本来必要としない契約更新を繰り返してきたことからも推しはかることができるように、借地借家法をはじめとする関連法令等の知識不足がこのような事態を招いた主たる要因の一つであるとも認識しております。今後の改善策といたしましては、法令等の知識を広めるよう改めて徹底するとともに、事務処理においては連帯保証人を立てることが困難であると主張される方についてはその理由を書面で提出していただき、案件ごとに協議を行った上で決裁を行うという手法を徹底してまいります。また、議員ご提案の意見、疑問、要望などの率直な意見交換の場は、組織において必要な要素であると理解しております。まず、管理職会議は定例での開催のほか、急を要する場合は都度開催してきており、各課それぞれが案件を持ち寄り、情報の共有を図り、意見等の集約を行ってきているところです。なお、当該尾白内地区町有地残置物処理に関しては、8月20日開催の管理職会議において私より事務処理の適正な執行について訓示を述べさせていただきました。また、全職員へ同内容の文書を発出しております。今後におきましても法令にのっとり風通しのよい行政執行の実現に向け必要に応じた対策を講じ、行政への信頼を得るため職員一人一人の意識改革を促し、適正な事務処理ができる体制整備に取り組み、町民の皆様の多様なニーズに応えることができるよう指導してまいります。以上です。

議員の質問 11番 檀上美緒子

もう既に取り組まれていることが幾つかあるということで、それは大変うれしく思っているところです。ただ、私はほかの課も含めて、先ほども言いましたように、全ての課でこのようなことがなかったのかどうかというあたりについての総点検、その部分について触れられなかったのがちょっと残念なのですが、ぜひそこの部分について総点検をしたのか、またこれからする予定があるのか。その辺りについても明確にお答え願いたいと思っています。それと、私はかなり古い過去においての保証人が、それこそ翌年からも保証人がついていない状況があったりとか、契約年数が無駄に何回もされていたという問題、過去の長い部分については致し方ない部分はあるかとは思うのですけれども、ただ最近のというか、一番近々の契約の部分については、私はここについては担当者がはっきりいるわけですから、そこの辺りについてのやっぱり責任というのは明らかにされなければならないだろうと思うのです。とりわけ契約更新に関わっては2017年、平成29年に借地借家法から照らして、1年交代とか2年交代でその間やってきていたわけです。そこの問題点については、その年に、2017年に指摘されたということなわけです。それから、引き続き翌年にまた1年間だけの契約更新がされているわけです。そして、またその翌年の更新という形で、そしてその年の同じ4月に更新して、5月に亡くなられているというようなことなのです。ですから、指摘された時点では間に合わなかったかも分からないけれども、少なくともその翌年においては指摘されているのであればその時点で改正すると、きちんとした形に戻すというようなことは可能だったのではないかというふうにして思うのです。その辺りがなぜできなかったのかということも明らかにされなければならないと思いますし、そしてそれこそ近々の2019年、平成31年の最後の更新、そのときには、契約管理課長もおっしゃっていましたけれども、お話ができるような状況では相手はなかったと。だけれども、書類を持ってきてくださったというようなことなのです。そういう状態でも、相手がそういう状態にもかかわらず契約更新をするということ自体が果たして、代理人なり付添人を呼ぶとかなんとかという話にはならないものなのかということと、これも前回の全協のときにほかの議員から指摘されていましたけれども、契約書そのものが誤っていたわけです。本当は土地の契約にもかかわらず、建物の契約更新というような形で誤った契約書になってたということ。ここの部分についても結果的には気がついたときにはもう賃貸借人が亡くなられていて、改正ができなかったというような状況になっているわけです。こういう状況があるということはやっぱり放置できない。本当にある意味単純ミスです。複数で少なくとも点検していれば済むわけです。私も先日郵便局でびっくりしたのですけれども、窓口で、前回もそうだったのですけれども、1人の方が受付して、そしてその後全く別な窓口にいる方に来てもらって、その方もまたチェックして、そして初めて私との関係で支払いが終了するという形だったのです。何かあったのかなと思うくらい。だから、すごく時間はかかるのですけれども、そのくらい郵便局は、本局なのですけれども、やっているのです。だから、この契約に関わっても1人であればそういうミスというか、見落としというのは可能性としてあるかとは思うのですけれども、そういう複数で、複数の目で見ていくというような体制なんかもすれば、こういう単純なミスというのは起こらないと思うのです、私は。だから、そういう点も含めて、本当にほかのところでどうなのか、そういう問題を抱えているところはなかったのかということについて、そして本当に、私は前にも言いましたけれども、法令にのっとってということが前町長においてはとりわけ軽視されていたのです、全体的に、トップが。トップがそういう姿勢であれば、下の部分もそういう状況に流れるというか、この程度でいいのだみたいなことになりかねないと思うのです。ですから、そういう点も含めてやっぱり原則というか、本当に基本に立ち返って、今までの自分たちの経過、そういう問題がなかったのかどうか。時には私やっぱりもしあるのであれば責任も含めて明確にするべきだろうというふうにして思うのです。その責任の問題でいけば、今年それこそ農林課のメールを開かなかったという部分で町長と担当の職員の減給がありましたよね。担当課の戒告という処分が出されましたよね。そのくらい私はやっぱり責任を持って仕事に当たるという立場で、姿勢で臨む必要があるだろうと思うのです。ですから、この契約管理課の今回の問題ももちろんなのですけれども、それに限らず、ほかの部署でもそういう問題がなかったのかというのをしっかりと自分たちから、自らが点検するということなくして本当にこの問題を戒めとして全庁的にというか、役場全体として、職員全体として改めていくということにはならないのではないかというふうにして思うのです。そういう意味で、8月の議会では町長一人の減給で終わらせるということはいかがなものかということで否決したのであって、処分は一切というか、責任は一切誰も取らなくてもいいのだということではないわけです、8月の議会の決定というか、否決したということは。ですから、これからの、今作業がごみ処理の部分についてはもう始まっていますよね。だから、ごみはなくなってもこういう状況を生み出したという責任についてはやっぱりもう一度きちんと問い直して、その責任の所在も含めてはっきりさせていくということは必要だと思うのですけれども、いかがでしょうか。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。議員おっしゃるとおり、適正な法にのっとった事務手続、これは絶対徹底されなければならないと私は思っています。私就任当時まず最初に受けたのが行政といいますか、町内において懸案事項説明というのを受けました。その中で様々な提案事項、本当にいろいろな課から全てを聞かせていただきました。その中で今回の件も当然入っておりましたし、ごみが処理されていなくて、環境悪化の件もそうですし、様々な問題は就任当時に全て聞かせていただいております。それを把握しているかどうかということと今後法にのっとった適正な事務手続をどうやって体制づくりしていくか、これは本当に別の次元で、私はしっかり取り組んでいかなければならないなというふうに考えているのが一つ。そして、今後も風通しのよい、そういう環境というのは、先ほど議員の最初の質問にもありましたとおり、本当に職員一人一人との人間関係、良好な関係の構築がまずは私は最優先ではないのかなと思っています。なかなか立場の違いはあれども、やっぱりいろいろな課題もそうですし、その課題はどうやって解決していくかというプロセスもしっかりと共有して、苦楽を共にしてしっかりと行政を進めていく、それが私はまずは第一であるのかなと考えております。議員おっしゃるとおり、法にのっとった事務の執行は今後も職員全員にしっかりと指示しながら進めていきたいというふうに考えております。その点は、何とぞご理解いただければと思います。以上です。

議員の質問 11番 檀上美緒子

やっぱり最初に言った総点検の部分の答弁がないのがとても残念なのですけれども、町長のおっしゃることはよく分かるのですけれども、私はやっぱり自分たちがやってきたことの非は非として認めるべきだと思うのです。そこから始まると思うのです。非がありながらそれに口を閉じて、なかったことみたいな形でこれから気をつけますといったってそれは魂が入っていないです。本当に間違ったと思うのだったらそれを認めて、どうしてそういうことになったのかという、さっきの一般質問の方ともまたダブるのですけれども、その原因が分からずしてその解決策というのは出てこないと思うのです。だから、やっぱり私はそれぞれの部署で改めてきちんと見直す必要があると。そこの部分で具体的に私が端的に言いたいのは、これも前のときにも言いましたけれども、おととしの町税の滞納延滞金の扱いです。これについても、今年度から延滞金については取りますよということは何回もアピールされています。そして、免税に関わる、延滞金に関わる免除についても規定はできました。そういう部分では制度的には私はある程度解決されたと思うのですけれども、それを長年放置してきたという責任については一切述べられていないのです。強いて言えば、全協の中で前の副町長が若干そういうようなニュアンスのことは発言されましたけれども、だけれどもさっき言ったように、あのときの町長に言わせたら法律というのは必ずしも守らなければ、法律どおりに何でもやればいいというものではないみたいな考えだったのです。それが議会での正式な答弁なのです。やっぱりそういう監査委員から指摘された、単に漫然とした踏襲してきたのではないかという、そういう指摘に対しても、監査委員の意見に対して一々見解を述べる立場にはないと、見解を述べる必要はないのだという、そういう態度だったのです。議会で言ったのです、それ。それが公然となっている場なのです、森町においては。この延滞金の取扱いについてもやっぱりそういう監査委員が指摘されたとおりの問題があったのだと。それを戒めとしてというか、改めていかなければならないという反省は町民には一言も触れられていないし、聞いてもいないと思います、町民は。そういう問題があるのです。もっと言えば、グリーンピアの問題も言いたいです。それはちょっと置いておきますけれども、ですからやっぱりこの契約管理課だけではなくて、近々の問題、5年ぐらい前の話であってもそういう法令にのっとらない不正な不公平な行政執行があったのだということなのです。それをまず自らがあったのだということを認識するかしないかというのは、これからの改善において決定的な要素があると思うのです。ですから、そういう意味で全課において改めてきちんと総括をして、問題点を明らかにする。時に必要に応じては町民に対して、この尾白内の問題もそうですけれども、いずれ明らかにするようなことをおっしゃっていましたけれども、そういう責任のある態度というか、こういう問題があって、こういうふうな形で解決していくというような方向性を明確に打ち出す必要があるのではないかなというふうにして思っています。それと、再度もう一度言いますけれども、この尾白内の問題に関わって、いつ頃この責任の部分を含めて明確にして町民の皆さんに明らかにしていく。解決策としてこういう手だてもしていくと。責任においてもこういう形で取るというような形、もちろん議会にまずかかるとは思うのですけれども、その辺のスケジュールをお聞きします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。議員、今お話の中でいろいろと疑問点お話しされていました。細かな事務作業の中でもっとこうしたほうがいいのではなかったのか、もっとこうすれば、こういう仕組みがあれば未然にいろいろなことを防げた可能性があったのではないか、そういう細かな事務作業の段取りについては、いろいろとお話を参考にさせていただきながら今後の改善というものを行っていくべきであると私は考えております。遡って当時どういうことが根本的な原因であって、この状況が起きたのか、私はまさに町長の強大な力といいますか、権力といいますか、それを裏づける書類がそもそもありませんので、当時それがどういう影響を得て、職員にどういう影響があってこういうことになったかということを証明するものは何もないので、お調べするということはできないのですが、私はその他町長が認める者、それで町長がこうするのだ、こうすべきだということを打ち出したのであれば、それはやはりそこに遵守するという職員の行動は、遡ってそれを戒めといいますか、反省すべき点だというふうに指摘されてもそれはなかなかちょっと難しい部分があるのかなというのが私は思っているところであります。というところから考えても、私は本当に町長がしっかりと判断して決裁していく、そういったことを今後責任を持って行っていくことが大事なのではないかなと思っておりますし、再発防止策という観点からも、そこは先ほどの答弁でもお話しさせていただきましたが、担当課から上がってくる情報をしっかりと精査して、そこで何でも言いやすい、町長に伝えやすい、そういう環境を構築しながらしっかりと決裁していきたいというふうに考えております。そして、今この議会でこのようにお話しさせていただいておりますこと、議員からもいろいろなまだまだこういう不明な点がある、もっと町民のほうにお知らせしていくべきことがあるのではないか、そのようなお話もいただきました。今私の答弁が本当に過去から今、そして未来に向けてどういった法にのっとった行政の執行を行っていくかに関して町民の方々にしっかりとメッセージとして伝えさせていただきたいと考えておりますので、ぜひその辺はご理解いただきたいと思います。以上です。

出典:森町議会 令和3年第1回 9月会議 2021年9月2日 議事録 PDF(67ページ) 間違いを知らせる