せたな町議会 平成30年第3回臨時会 2018年4月23日
津波避難路の整備
- 聞いた人
- 石原広務 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 石原広務
それでは議長の許可いただきましたので一般質問をさせていただきます。町長は昨年の町長選に向けて、更なる挑戦4期目に向けての政策ということで、6つに分けて政策として打ち出されました。そのうち1つに社会を支えるとし、災害に強い地域づくりを目指しますの中に、津波避難路の整備としていますが、その内容、具体的な取り組み、そこをこの一般質問の場で見解を求めます。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは石原議員のご質問にお答えします。平成29年2月9日に北海道が公表した地震の際における最高津波水位については、平成26年8月に国が公表した水位の23.4メートルより3.5メートル高い26.9メートルと驚きの数値でありました。その到達箇所は国の公表と概ね同位置であり、町内の最も西側に当たる日昼部海岸付近で幸い人家のない場所となっております。現在、町内沿岸部の津波対策は概ね数十年から百数十年に1回程度の頻度で発生するレベル1に相当する南西沖地震と同程度の津波には十分耐えられる高さで海岸擁壁等について整備済みであります。今回、公表された最高津波水位は、概ね数百年から1000年に1回程度の頻度で発生するマグニチュード7.9のレベル2を想定した最高津波水位であります。レベルの考え方として、レベル1では、津波から海岸擁壁等により人命を守る、財産を守る、経済活動を守るなどの防災対策から、レベル2では安全な場所に避難して自ら命を守る、経済的損失を軽減する、大きな2次災害を引き起こさないなどの減災対策へと基本理念が変わります。まちでは昨年12月に北海道の公表を受け、直ちに津波による各地区の最大浸水区域を新たに明示した防災ハンドブックを全世帯に配布して、注意喚起に努めたところであります。津波避難経路の整備に係る内容と考え方については、現在、町内沿岸部のレベル1相当に対応する津波対策については整備済みでありますが、南西沖地震を体験し近年の東日本大震災、熊本地震の甚大な被害を目の当たりにして、特に津波被害の恐ろしさは身にしみております。地震の際の海岸線においての初期行動としては、まず裏山などの高台に避難することが、自分を守る一番懸命な手段であることは周知の事実であり、皆様と考えを共にしているところであります。現在、津波から裏山などの高台に避難する際の経路として、まちには避難路として大成区に4箇所があります。また避難経路として使用可能な北海道の急傾斜地施設や治山施設などの管理用階段として、瀬棚区3箇所、北檜山区9箇所、大成区21箇所、旧大成町、北海道が小規模治山などで整備した7箇所があり避難路を含め町全体で44箇所を有しております。その維持管理については、大成区の避難路の4箇所を除き、畑などへの通路も含まれているなど用途も様々でありますが、維持管理については施設管理者より使用承諾の元、草刈などは使用者が行うこととなっております。現在はその使用頻度などから維持管理にも差がでており、避難の際に使用が困難と思われる箇所も見受けられております。現在まちでは災害発生時に共助の役割を担い、地域防災上の観点から自主防災組織の結成を促しており、今後も組織の結成を積極的に働きかけ、地域住民の協力と連携による防災活動を進めて行きたいと考えているところであります。その中で津波避難路については、必要性を精査して、必要な施設等は施設管理者や自主防災組織と維持管理なども含め十分協議を進め整備して行きたいと考えております。また今年度におきましては、地域要望を受けた避難階段の設置について、地域と十分協議をした結果を大成区太田地区に避難階段を設置いたします。今後におきましても災害に強い地域づくりを目指し、地域の自主防災組織を中心とした地域の防災力を高めるための自助、共助活動を支援しながら、公助となるまちの努めを果たして参りますことで、ご理解をよろしくお願いいたします。以上です。
議員の再質問 5番 石原広務
それでは再質問させていただきます。今の答弁で今までのその経緯等も説明をいただきました。確かに町長は執行方針の中で、公助あるいは共助という言葉も使われております。今答弁中にありました自助も以前から町長の考え中に、皆さんに伝わるような形でお答えをいただいてますが、普段今、箇所も含めて答弁いただきましたけど、普段地域から聞こえる声、想定されている国や道の津波高、そういうことも理解している中で、いつ起こるかわからないという不安を抱えて、特に海岸線に住まわれる方は普段から気にされているんです。確かにその避難路使ってみたら上に行ったら畑あるいは通常の買い物などでも通常使われています。冬には雪があるんだよね。夏場はもちろん草があって、施設管理者あるいは道の絡みなどもあって、中々まちとしてはそういう許可も含めて取り組めないんでしょうけど、老朽化も進んで中々使うにちょっと心配なんだという率直な意見もあるわけです。私は今回こういうふうに一般質問に取り上げたのは、間違いなく整備と言う形で施策に上げてるわけです。今後の取り組みも含めてですけど、今までのその通常の生活、行って見たら畑なんだよね。だから取り組みも中々難しいんだよねということは、もちろん役場担当からも地域住民には伝わっています。ただ町長がそういうことも含めて上げたんだろうということも今回声として上がってますので、今までの維持管理これからの維持管理そこも含めて、冬あるいは夏場、1、2回の草刈りそれ以上に要望がありますので、町長そこにも地域の声を聞く、先ほど答弁にもありました。そういう意味でぜひ取り組むと再度、強いお答えを伺います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
お答えをいたします。まず、これまでまちとしましてはレベル1を中心に整備を進めてまいりました。その一つとして、この避難所の整備あるいは災害備蓄品の充実といったものも含めて、もちろん防災組織ももちろんそうですが、やってきたところでございます。しかしそれを超えるレベル2の話になりますと、これはハードな部分で堤防の嵩上げ等につきましては全く望めないと。従来の堤防についても防潮堤の整備についても、レベル1の範囲という理解をしているところでございます。レベル2にあっては、やはり何といっても自ら避難をすると、自らの命を自ら守ることが中心になってくるものと理解しております。そこで一番大事なのがこの自主防災組織による避難訓練というのが非常に大事だと思っています。避難訓練をすることで、どういった避難経路が一番いいのか。あるいは避難経路においてもどういった整備が必要なのかということが、当然訓練をする過程でそういった実態把握が出来ると思っておりますので、ぜひ防災組織をされて、避難訓練をされて、いろいろ地域の皆さんでお話し合いをして、まちも含めてですが、まちも含めてお話し合いをさせていただいて、しっかり対応できるところは対応していかなければならないと考えているところであります。津波に対する住民の不安というのは私達も南西沖地震を経験しておりますし、その辺は十分理解をしておりますので、そういったことで住民と協働しながら公助の力を発揮してまいりたいと思っているところでございます。
議員の再々質問 5番 石原広務
再々質問させております。町長、レベル2とか道の想定の波高とかそういうことはもちろん皆さん理解してるんです。3.11、毎年のようにそれを機にテレビ報道でも、その当時の凄まじいテレビ放送がなされるわけです。想定内が今では想定外が想定内とか、いろいろなことが出てるわけです。私がお願いしたのは、その自主防災組織それはもちろん皆さん取り組んでます。ただ高齢の中で 1 人暮らしされてる方がいざとなったときに、足を引きずってまで逃げなきゃないという意識はあるんです。今、数カ所まち中に避難路があるという答弁されましたが、皆さんもそこは目にしてます。ただ普段、繰り返しになりますが普段の生活で避難路にあたる場所を、そこを利用して畑作業に行く、そういうときに草が生えてるとか、老朽化が進んでる、何とかしてもらえないのかという声が以前からあるわけです。今回4期目に向けた政策、避難路の整備と上げているんですから、普段の維持管理そこも含めていざとなった時に、これだったら安心してそこ使えるよねというように町民にわかりやすいような、まちとしての取り組みを期待しているものであります。再度答弁を願います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
お答えをいたします。自主防災組織等も含めた組織をした防災訓練というのは非常に重要だということはご理解いただけたのではないかと思っておりますが、日頃そうした日常使用する避難路の管理についてのお話ございました。畑に行くための道路も兼ねているというようなことで、これは草が生えて避難しづらいということにつきましては、これは当然日常そういった使用する道路でありますから、使用される皆さん自らがやはり管理をしていただくということが基本になると思いますが、そうした中でそれも叶わないということが現実問題として出てくるとすれば、これは自主防災組織を通じながら避難訓練等を毎年やられると思っておりますので、その都度まちに相談をしていただければ、まちとしても出来るだけの出来ることは、まちとしてやらせていただきたいと考えているところでございます。