みんなの議会

厚沢部町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月5日

農業(基幹産業)の6次化への取り組みについて

聞いた人
浜塚久好 議員
答えた人
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 浜塚

次、2問目に入りたいと思います。農業(基幹産業)の6次化への取り組みについて。基幹産業である農業が衰退したら、その自治体が消滅する可能性があるとも言われております。消滅を食いとめるための一つの方策として、6次化の取り組みを進めてはどうかと考えますが、次の4点について町長の所見を伺います。まず、1つ目でございます。できることから始める。それには実際サツマイモの加工をしている農家も少しですがあります。これを手がけてはどうか。それと、今、遊休地、だんだんふえてくるのかなと思っております。ここには換金作物、これ梅、柿とか書いてありますが、栗も入れて、後々、ゆくゆくは、これ果樹、果実ですから年数かかります、実るには。そんなことで、そちらのほうも6次化のものの中の一つにサツマイモの後の候補として入れていきたいなというようなことで提案をしております。2つ目です。原料の確保及び加工技術の習得、これは苗の購入です。補助というような格好でよろしいかと思います。それから、キュアリング施設、保管庫及び加工技術の習得の研修について、どのように町長は考えているか。3つ目です。加工品の流通・販売については、どのようにしたらいいのかというようなことでございます。これは体制の整備という、どこにどうつながると、売り先どう探すという分でよろしいかと思います。それから、最後のこれがメーンでございます。6次化は一つの定住策として考えてはどうですかということです。人口減少は、これはとめられない流れだと思います。ただ、それを少しでも緩やかに、そして、6次化によって仕事をつくることによって、町外からの移住者をふやしたいという考えのもとでの質問でございます。よろしくお願いしたいと思います。

町の答え 町長

浜塚議員の農業の6次化の取り組みということでの質問であります。6次化につきましては、農村の地域資源を活用して、農林漁業者みずからが生産・加工・流通の一体化による付加価値の拡大に取り組んで、所得の向上を実現するための、全国各地で今、さまざまな取り組みがされているところでございます。全国的な6次産業化の動向についてですけれども、農林水産省の6次産業化総合調査によりますと、農産物の加工による販売金額と従事者数は年々増加しているということであります。厚沢部町においては、数件の生産者が6次化産業に取り組み、道の駅などで販売しておりますけれども、残念ながら現時点では大きな収入につながっていないのが現状であります。この質問の中で1点目のサツマイモの加工についてでありますけれども、現在株式会社シードが、平成28年度に紅はるかを使用いたしまして干し芋の加工販売を開始しております。平成29年度においては、サツマイモ5トン分を原料として加工するとともに、みずからが積極的に商談に出向き、トドックでの販売など、販路についても確立しております。今後、生産者みずからが事業展開を希望する際には、活用可能な施策等の情報提供を通じて支援してまいりたい。また、遊休地の解消は喫緊の課題であります。荒廃農地の利活用については、国の支援策を活用しています。ただし、換金作物の作付については、現時点で意向のある生産者は把握できておりません。次に、サツマイモの減量及び苗の確保についてで、現時点では販売量に合わせた確保がなされております。また、キュアリング施設や保管庫については、大規模なサツマイモ生産に取り組む場合には、必ず必要となる施設と認識しております。ただ、現状の干し芋生産量では加工後に冷凍し、保管することで鮮度を保てるために、早急に設置をする必要はないというふうに考えております。なお、施設整備が必要になるときには、補助事業等の活用など相談体制を構築して、有利な事業展開につながるように支援してまいります。加工技術について、現在出荷している紅はるかの干し芋は、御承知だろうと思いますけれども非常に甘くて、糖度分析では国内最大の産地である茨城産の干し芋と同等以上の数値を記録しておりまして、十分な品質の確保ができると。今後も、新たに取り組む生産者への技術的支援については、北海道6次産業化サポートセンターの個別相談や専門家派遣の活用、農業活性化センターによる分析など、必要な支援体制を構築します。次に、加工品の流通・販売の体制整備についてですが、地域商社的な役割を果たしております、現在の素敵な過疎づくり株式会社が中心となり、道の駅、百貨店の催事場でのイベントなどで広く周知を図っているほか、地方創生事業を活用して都市部の企業と連携して、販路拡大のための事業展開を図っております。最後の定住策として位置づけることについてでありますが、冒頭に述べたとおり原材料の宝庫である農村において6次産業化推進は、雇用創出や所得向上が図られる可能性を秘めております。ただ、生産・加工・流通を新たに一個人で実施するにはリスクと限界がつきものでもありまして、北海道の調査では労働力不足、農業生産との両立、販路拡大などが課題となり、6次産業化は約半数が黒字化を達成していないとのデータもあります。そのために農業者と2次・3次産業事業者が連携する農商工連携も視野に入れた新しいビジネス展開につながるように、販路拡大などの支援を引き続き実施しながら、雇用拡大や所得の確保が定住の後押しとなるように取り組んでいきたいものだと、このように考えております。

議員の質問 浜塚

実は、先ほどから時間が気になっておりました。質問の持ってきたのは7項目ぐらい用意をしましたけれども、余り時間ないとなったら、どの話を聞いたらいいのかなということで、非常に困っておりました。それは言ってもしようがないことです。質問を始めたいと思います。まず1ページ、答弁書ですが、農産物の加工販売による金額と従事者数は年々増加傾向にあります。ただ、厚沢部町においては残念ながら現時点では大きな収入につながっていないというような答弁でございます。これ2つ、一緒にしたいと思います。つくる人が進める人が増えているということです。これは恐らく、農業は天候に大きく作況が左右されるというようなことが大きくあるのかな。それともう一つ、自分でとった農産物の価格を自分で決められない、そういうような部分が挙げられると思います。その対策を克服したいという考えでの取り組みが増えてきているというようなことだと思います。それから、厚沢部町では収入につながっていないというようなことですけれども、先ほども話しましたけれども、6次化はできることから始めるということでサツマイモの加工等考えたのでございますけれども。厚沢部町でどうしてこんなに進まないのかなというようなことを考えてみますと、原料の確保及び保管の対策、これが非常に大きな、伸びない大きな原因だと思います。これについて、今2つ一緒にまとめましたけども、これについて町長はどうお考えでしょうか。

町の答え 町長

申し上げておきますけれども、6次化を計画してくる会社はたくさんあります、正直言って。ただ、問題は6次化というのは相手がなければなりません。だから、一昨年まで一生懸命来ていた四国の渋谷産業というけんぴの会社、こういう会社もここでつくったサツマイモでけんぴをつくって、そして製造工場を持ちたいというふうな希望で来ていました。原料は、計画的にやるわけですから、原料は年中使うだけの量はつくる、そのかわりにキュアリングの施設がなければならないと。キュアリングの施設がなければサツマイモの長時間の加工はできませんから。そういうことがいろいろ相まって、今までうまくいっていないというのが現状であります。キュアリングは今いろいろとテストしております。例えば函館の業者がコンテナをもって、鉄道コンテナみたいなああいうコンテナをもってキュアリングの試験をしているところもありますし、いろいろもうちょっと楽にキュアリングスペースが確保できるかどうかという、そういう今段階で、業者も一生懸命試験をしております。今、浜塚議員が言われるように、原料だとかこういうものは確保できるのかというと、これは幾らでも、要するにそういう会社が来てつくる量さえ決まれば、次の年は農家はその苗さえ確保してあるとつくれるわけですから。そういうことを考えながらも、できれば早い機会で農家も業者も手を組んで、6次化というのは単独で何でもかんでもやるという話ではないですから、一体的に経営感覚を持たなければならないわけですから。そういうことが既に進んでいるということ、進んでいますけれども、ただ、現実的にまだ今言われるようにキュアリングの施設はつくらなければ駄目だ、サツマイモは多くつくらなければ駄目だということではなくて、今、現段階では今ある量の中でまずテストをしながら、そして、製品化ができるというふうな判断した段階で民間が入ってくると、こういうふうなことが順序だろうと思います。そういうことで、我々もそういう対応をしていますので、今何もかも全くこれから初めてやるのではなくて、既にそういう動きをしていますよということも理解していただきたいと思います。

議員の質問 浜塚

それでは、ちょっと今町長の言葉、私と考え方ちょっと違うのかなと思って今聞かせてもらったんですけれども、6次化というのは1次産業の人が加工販売に取り組むというのが6次化のことではないかと私は思っております。今町長の話は、原料を生産して会社で売るという、これって6次化ではないと思うんですよね。ちょっとそこだけ考えが違うということだけを話させてもらいます。それでは、時間ということでございます。私が今回の質問で言いたかったことは、先ほども話しました、定住策としての6次化はどうですかということです。町からの答弁書では6次産業化推進は、雇用創出や所得の向上が図られる可能性を秘めているというふうに回答をもらっております。半面、こういうことも言っています。生産・加工・流通には新たに一個人で実施するにはリスクと限界はつきものである。そして、6次産業化は、道の、確かデータということだと思うのですが、約半分が黒字化を達成していないというデータもあるというふうなことを話しております。この2つ、今整理しますと、今話した前半で所得の向上の可能性がありますよ、大変よいことだと思います。ただ、反面、約半数が黒字化の達成をしていない、この原因というのは何ですかということだと思うんです。そこを追求することが大事だと思うんです。ここで解決しなければならないのは、後半の部分の私の考えとしての、解決しなければならない問題だと思います。それは、答えは必ずあると思います。最後です。これは一個人ではなく、共同での6次化、ということはキュアリング施設なり保管庫ということです。6次産業、共同での使用を考えております。そして、移住、人口減少になる。どの町も減っています。交流人口を増やす、企業誘致と人口減少対策はあろうかと思います。これには、いずれにしても相手のあることです。相手の気持ち、考え方を変えなければならないということだと思います。それから移住、企業誘致、なかなかできないですよね、であるとするならば、自分の気持ち考えて変えることで、6次化に取り組むことができたらいいのではないかなという考えです。ここから結論です。子供に仕事がなくて町外に出る町へ、移住者を見込むのは難しいと思います。厳しいかもしれません。それにはまずは、仕事、自分の足元を固めることが第一ではないかと思います。6次産業化、そこで言っている目標は仕事をつくる、これは所得の確保ですよね。そして、町には税収を、税金が入ってくる可能性も生まれますよね、次の3つ、今話した繰り返しになるかもわかりません、定住です。これは町外へ出る人を少なくすることで、そういう町なんだというイメージを植えつけて移住者がふえる可能性も上げられるのかなと考えたことでございます。町長、今の質問に対して答えをお願いしたいと思います。

町の答え 町長

ちょっと今聞いていることに答えになるかなというふうに、疑問に私も思います。6次化そのものは、もちろん企業者、生産者が統一した出資家になるわけですから。それで、現在半分以上が成功していないというのは、要するに生産して販売したものの分け前の話です。だからうまくいっていない。それから、今言うように企業化すると当然雇用者もふえます。労働場所もできます。企業誘致と全く考え方が同じになるわけですから、それは当然の話。だから、我々は決して6次化を拒んでいるわけではなくて、企業誘致と、個人の企業がやることなのかあるいは農家、生産者と投資をしながら一緒にやることなのか、あるいはいろいろやり方あります、これも。企業同士が組んでやる場合もあります。だから、いろんな方法があるわけですけれども、農家が個々に入り込んでいかないということの先には、やはり所得の分配だとかそういう販売系統だとか、そういうものが当然出てくるわけですから、それで最終的に壊れる例が多いわけであります。これがそこで失敗している例がそういうのがあるわけです。ですから、6次化6次化と言いますけれども、今農林省が言っているような6次化というものの扱いは、単なる企業ができて働く人が来て、所得が潤うといって、こういうふうなことに見えますけれども、現実的に現場のほうでやるとすれば、なぜ農家がついていかないかというところにそういう問題点があるんだというふうに理解してもらえばいいと思います。浜塚議員は今、いろいろとこういうふうにしてこうやってやれば、雇用者もふえるだろうし作物も計画的にやれる、当然キュアリングも必要だ。こういうふうになると、ではキュアリングの施設というのは誰がつくるのというときに、農家は当然つくれる話ではありません。それから、そういうことも含めて6次化を進めるというときには、完全なプロジェクトをつくってその中でもんでいかなければいけない事業であります。これは1対1で考えるプロジェクト、6次化では必ず失敗すると、こういうふうな今までのデータがあるわけですから。そういうことも含めて、もし厚沢部町の農家の中で、俺はやるよというふうな元気があれば、幾らでもそういう業者の選定は町も協力しますよと、こういうことです。

議員の質問 浜塚

町長最後には、やる気持ちがあれば幾らでも協力しますよという力強い言葉をいただきました。ありがとうございます。その言葉、私忘れませんので、一つよろしくお願いしたいと思いまして、これで一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:厚沢部町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月5日 議事録 PDF(50ページ) 間違いを知らせる

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