福島町議会 令和4年度定例会3月会議 2023年3月8日
防災の道の駅の必要性とそれに伴う道路政策について
- 聞いた人
- 木村隆 議員
- 答えた人
- 町長 鳴海清春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 木村隆
通告に従いまして、朗読させていただきます。防災の道の駅の必要性とそれに伴う道路対策について。松前半島道路(高規格道路)建設においては、現在第一優先として防災道路(防災対策)という観点で鳴海町長と松前石山町長が要請活動を展開しています。令和3年6月の乙部町で起きたような岩盤崩落事故が松浦・白神間で起こった場合、簡単に迂回する道路はなく2町を結ぶ住民生活に大きな支障がでます。確かに要請活動も必要なことですが予算が付くかどうかは不透明であり、私は他のブラッシュアップも必要ではないかと考えています。それは北海道開発局が策定する新広域道路交通計画に沿った「広域的な防災機能を担う道の駅」を整備し、その防災拠点に対しての道路整備要請を行っていく方法です。渡島総合振興局管内には広域的な防災機能を担う道の駅はまだなく、青函トンネル内での事故や松浦・白神間の通行止めなど有事の際には防災の道の駅が避難場所や災害対策拠点となります。現に函館から厚沢部の道の駅(広域的な防災機能を担う道の駅)に通じる国道227号線では令和5年度に渡島中山防災道路として1.4キロの新しいトンネルが開通予定であり、開発局としてもその道の駅に通じる道路整備を無視できない状況になると考えられます。さらに国土交通省が指定する「防災の道の駅」に選定されればそれ以上の必要性を訴えることも可能と考えられます。国道228号線の価値を上げるべく「広域的な防災機能を担う道の駅」を整備して、当町の道路政策の必要性を訴えていける大きな要因になると思うのですが、見解を伺います。
町の答え 町長 鳴海清春
木村議員のご質問にお答えします。国道228号松前町白神地区・福島町松浦地区間の防災対策については、石山松前町長と昨年11月及び本年1月に、財務省及び国土交通省に対し早期の事業化に向けた要望活動を行ってまいりました。要望につきましては、各省の担当者に通行止めが発生した場合の窮迫する地域の実態を訴えるとともに、一刻も早い事業への着手について理解を求めたところであります。現在、函館開発建設部により、事業化検討の一環として、自治体、消防本部、医療関係者及び産業団体等に対し、地域での改善すべき課題及び国道228号の課題に対する意見聴取を実施しております。この様な状況は、これまでにはなかったことから、事業化に向けて大きく前進していると受け止めております。国土交通省は「道の駅」に防災や生活拠点の機能を加える「第3ステージ」の取り組みを加速すること- 66 -としており、今後整備される「道の駅」については、こうした機能が充実したものとなってきます。当町の新たな「道の駅」構想は、若い方々の意見をいただきその意見に基づき作業を進める計画でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大や、福島商業高校存続対策、総合的な種苗センター建設及び新たな吉岡温泉建設など喫緊の大型事業を優先することで、一時中断している状況にあります。なお、新たな「道の駅」の建設にあたっては、子育て応援施設や外国人観光案内所などの福祉、観光等に関する機能や広域的な復旧・復興活動の拠点としての防災機能を強化することにより、地方創生を推進する施設として必要なものであると考えております。これまでの要望活動とは異なった視点で、防災機能を有する道の駅を整備し、その防災拠点に繋がる道路整備を要望する方法とのことでありますが、白神地区・松浦地区間については、海岸線で急崖な地形が連続した斜面に災害の危険性を有する箇所が多数存在し、落石等による通行止めが頻発している状況にあることから、一日も早い事業化で地域住民の安全で安心な暮らしを確保する必要があります。こうしたことから、まずは、防災道路の事業化を最優先し、「道の駅」の整備については、防災道路と切り離して検討を進めてまいります。
議員の質問 4番 木村隆
この防災道路ですけども何十億円も掛かるような規模になるんではないかなと、そんな風に思っております。そんな高額な道路予算を、田舎の比較的交通量の少ない道路にどういう風に持ってくるのかというのは本当に町長も大変な思いで陳情要請活動しているんだなと思っております。渡島中山防災道路1.4キロのトンネルなんですけども、わずか1.4キロでも60億円という莫大なお金が掛かります。現時点でどれくらいの予算が仮に防災道路として行う場合に掛かるかは分かりませんけれども、町長の答弁で道の駅と防災道路等々の政策に対して切り離して今回は考えて行きたいということなんですけれども、私は再質問という形で切り離さない方が好いのではないかということで、もう一度お伺いしたいなと思っております。言い方を変えますと、今後、道の駅の整備をするのであれば、国交省の道の駅ビジョンに合う道の駅の整備というのも必要ではないかなという事なんです。道路政策をやるにしても道の駅の建設をするにしても、その事業を取り巻いているのは国交省なわけですね。北海道の先ほど言った道路交通計画書というのを見ましたけれども、道路網の地図なんかを見ますと、例えば小さな自治体、福島と知内が道路で結ばさっているかというと、そうじゃないですね。大きな拠点で道路網を結んでいる。この辺で言ったら函館という大きな都市、それから大きな港、拠点となるような港、空港、拠点となるような道の駅、そういう一つの拠点となるところに対して国道の道路網というのが計画されていると。ちょっと時をさかのぼりまして、町長が一期目の就任の時に道の駅の議論を活発に少し行いました。食べるもの見るもの町民のニーズ、こういったものが揃ったら整備していきたいなということがありました。2018年度、2019年度、この2年で道の駅の策定委員会というものを作りあげて色々とこういった物が必要だね、場所もこんなとこが必要だねという議論をされたんですけれども、その議論というのは道の駅第2ステージという時期での議論なんですよね。その2020年、2019年の次の年2020年度から国は道の駅第3ステージというのを始めてしまったんです。第3ステージというのが、地方創生の拠点となるような道の駅。その大きなビジョンの中に防災の道の駅というのをやって行きましょうという風なことで本腰を入れ出したんです。事前にはそういう議論もあったんですけども、とうとう本腰を入れ出して全国で100箇所そういう防災の道の駅を認定していきましょう。今は39箇所ありまして、北海道が4箇所あるんですけれども、ですから我々が当初考えていた福島の道の駅こんなものが良いよねという一つのビジョンと、今その国が欲しがっているというか国としての在り方、道路網としての在り方としての道の駅のビジョンと、やはりズレが時期がどんどんズレてきているので、ズレが生じてきていると私思っているんですね。ですから今は第3ステージなので、今回一般質問では防災の道の駅が必要ではないかという話しをしていますけれども、今後それが第4ステージとかになっていくと道の駅のビジョンが道路政策と国交省の中でリンクしていくようであれば、やはりそういう国の政策に乗っかって行くという事も必要ではないのかなと。今は要望という形で頼みに行っていますけども、国から福島町のここの道の駅が必要な拠点なので、- 67 -「道路つけさせてください」「予算付けさせてください」と国から言われるような自治体政策も必要ではないのかなと思うんですけれども、もう一度、その道の駅と道路政策の切り離す、切り離さないという点について、町長にお伺いしたいなと思います。
町の答え 町長 鳴海清春
道の駅につきましては私就任して以来、ある程度若い人達に本腰を入れて検討しませんかという事をお願いして、ある程度意見提言をいただいてございます。それで本来であれば庁舎内で少し詰めて、本格的に総合計画に乗せて行きたいという思いはありましたけども、新型コロナの関係でその辺がなかなか出来切れなかったのと、喫緊の問題として高校存続という大きな問題が出ましたので、そこのところを先ず優先させていただきました。そしてまた、道の駅の問題の中に、若い人達から提言いただいている場所は、今の福祉センターの周辺であります。そうしますと、福祉センターの改修、福祉センターも築50年以上過ぎていますので、だいぶ老朽化して集会室が2階にあって使いづらいという声も多くいただいていますので、そうなりますと相当大きな話しにならざるを得ないのかなと。そして、まず道の駅は基本的に町の単独事業でやらされる、やる形になるんだと思いますので、相当な財政支出が伴うのかなという風に思っています。それで、今の防災道路につきましては、国の予算の中では我々は何とか現道の危ないところを回避していただきたい。特に福島町の場合、総合病院ございませんので松前町の方に相当高齢者の方だったり何て言いますか人工透析やられる方が通っておりますので、まず我々としては命を守る道路としてしっかり国の責任の中で整備をしていただきたいという事のお願いをしていますし、まさにそこのところは一日争う、いつ崖崩れがあるか分からない状況のなかで、福島はどちらかというと海岸線に単線道路しかありません。今それでも島前林道を少し整備させていただいて、迂回できるようには今多分なるんだという風に思っていますけども、ただ、いざ災害になりますと、相当、木古内経由で松前に行ったり不便を来すという状況でありますので、ここのところは本当にこの前も石山町長と二人で去年、今年明けてから国交省の担当者含めて課長の方に状況説明して、1日でも早い危険回避をしていただきたいということの要望をさせていただきました。そういった中の中で、ある程度事業化が多分この3月に合否が決まるんだと思いますので、まずそこのところに第一歩を印していただくことで予算というのは付いていきますので、後はそれから予算要望なり色んな形は出るんだと思います。ただ、今の段階では全く線が引かれていませんので、先ずその線をひくための一点を国の方にお願いするということが我々の第一義ではないのかなと思っています。そういった中で、ある程度、防災道路が形なり予算なり色んな形が見えたなかで、これから多分、第6次の総合計画のなかでは私もう一度、道の駅の在り方を議論してって言いますか構想を練っていく形にはなるんだと思っています。そして、前から言うとおり、道の駅は第2ステージという言い方議員はおっしゃりますけども、やはり本来の道の駅の在り方というものは、たぶん食べるものと売るもの、そういったものを町のPRをメインにしたのが私は道の駅ではないのかなと。私は奇しくも職員時代、横綱記念館を担当させていただいた時に、当時の先輩方が道の駅をつけたらお客さんが来るのではないかなと。その時は北海道の中にまだ4つか5つぐらいしか道の駅がない中で、うちの道の駅については、その当時の国交省から条件が全くそぐわないので、最初は大分渋られたんですけども、無理をしてですね、当時、国交省も道の駅を拡げたいんでしょうということのお願いをして、無理くり道の駅というのをつけていただきましたので、全く道の駅に条件合ってない中でやらせていただいていますので、人気が低いのは私はしょうがないのかなという気がしてございます。ただ、いつまでもそれに甘んじる気はありませんので、しっかりとした本来の道の駅、そして、今議員おっしゃるとおり道の駅も今回厚沢部町が厚沢部の渋田町長退任されますけど、私よく好意にしていただいて色々情報交換させていただきますけども、道の駅を改修するにあたって、一つのたぶん財源手法とし- 68 -て防災の道の駅を要請してきたのではないのかなという気がして伺ってございますので、我々も今言ったように、これからたぶん道の駅を作るにあたっては相当な町の持出し財源必要になりますので、当然、財源探しをしていく形になりますので、そういったなかで今議員おっしゃるような手法というのはあり得るのかなという気がしてございます。ただ、まだまだ、その辺のところの具体性については、これからしっかり6次計画の中でまた色んな意見をいただきながら固めていくことになるんだという風に思っているところであります。
議員の質問 4番 木村隆
確かに町長おっしゃるとおり本当にまだ線が引かれていない状態で、松前半島道路そのものもミッシングリンクという風な扱いになっております。国の方では2021年度から防災減災国土強靭化計画5年計画というのをやっておりまして、今そういったミッシングリンクとなっているような道路でも思い切って5年で10億円という、10兆円というお金を使って道路をつけて行きましょうという風な形で動いています。そういった意味でも町長が今やっておられるような要望活動というのは、一つこれからの防災道路の入口にいるのかなとそんな風にも思っております。防災の道の駅と言ってもですね、そんなに防災だけに固執しているわけではありません。当然、食べ物、見る物、そういった観光施設があったなかで、そういった拠点となるようなルールの中に合致するようであれば、それを防災の道の駅として認めますよ。事故があった有事の際には、そこで展開、防災、そういう風な救助活動とかして行きますよと言う風なものですから、そんなに、色々計画とかは作らなきゃいけないですけれども、これだけ防災に特化しているんだよというわけではないので、その辺は総合的な判断でこれからして行ってもらいたいなという風な思いではいます。簡単ですけれども、今日はこの辺で終わりたいと思います。
町の答え 町長 鳴海清春
国の方は今、色んな形で国土強靭化の予算5か年計画を作って実施をしてございます。ただ、実態としては、もう既に4年間で予算を食い潰しております。それで多分3年間延長かけるという国の方の方針も今示されておりますので、また、追っ付け追加予算で国土強靭化はされていくんだという風に思っていますので、まず我々としては、是非その中にしっかり我々の松浦から白神までの本当に危険な状況を回避するための要請活動をしっかりして行って、このなんとか3月にまずは事業認可に向けた第一歩が印せればいいなと思っていますので、あと、またその後については色んな予算獲得なりは議会の皆さんと協力をいただきながら行動活動して行けばいいのかなと思っていますし、道の駅については議員おっしゃるとおり、本来的には道の駅の機能として何が必要なのかという事から多分入っていくんだと思います。何も防災の道の駅を作るということから入ることはしなくてもいいんだと思っています。ただやはり、色々と国の財源なり色んなものを貰う時に、防災の道の駅という提言をいただくには、それなりのやはり機能が必要になりますので、当然それには、本来自分達が考えている道の駅から大きなスパンになりますので、当然そこのところについては国の方の支援もあるやに聞いてございますので、問題はないのかなと思っていますけども、ただやはり、それにつけても多分、道の駅を福祉センター周辺に若い人達が言うような形で作るということになれば、色んな要素が絡んでいきますので、私は多分簡単ではないのかなという気がしていますので、じっくり腰を据えてやって行きたいと思いますし、また、私前から申してますとおり、食べるとこ、見るとこ、売る所のそれに加えて体制というのが必要でありますので、今まさにまちづくり工房がそういった意味で色んな形で商品開発なり色んなことをしていただいていますので、これからその先に私は道の駅があるのかなという気がしておりますので、そういったものも含めながら、まずはしっかり第6次の総合計画、今年策定年でありますので、そこのなかでまた色んな委員さんの意見もいただきながら、まずはある程度文言整理をさせていただいて、きちっと位置づけが出来るような形に持っていければなと言う気がします。ただ何分、この一年、二年、大きな財政支出をさせていただいていますので、多少6次の計画の中では- 69 -少し事業は圧縮せざるを得ないのかなという自分の気持ちの中にはありますので、そういったのも含めて財政バランスを考えながらしっかり将来に負担の掛かるようなことのない、そして、将来の子供達に負担を強いることのないような計画作成を目指していきたいなという風に思っています。