みんなの議会

森町議会 令和2年第1回 12月会議 2020年12月8日

地球温暖化防止への考えについて

聞いた人
宮本秀逸 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 10番 宮本秀逸

それでは、通告に従いまして、質問させていただきます。地球温暖化防止への考えについて。衆参両院が地球温暖化対策に国を挙げて取り組む決意を示す気候非常事態宣言の決議を採択しました。今国会の所信表明演説では、菅首相が2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標を掲げました。内閣に続き、国権の最高機関である国会が温暖化への強い危機感を表明し、対策の抜本強化の必要性を訴えたのです。決議の中で重視すべきは、地球温暖化問題について気候変動の域を超えて、気候危機の状況に立ち至っていると指摘しているとおり、20年版環境白書では地球温暖化によって人類を含む全ての生き物の生存基盤が揺るがされているとの認識が示されていると報道されております。実際自然災害の激甚化が著しく、日本では猛烈な台風や豪雨が頻発し、世界では記録的な熱波や森林火災、ハリケーンなどが発生しております。森町では、6月に気候非常事態宣言を行いました。以下、町長の所見を伺います。1つ目、気候非常事態宣言をどのように捉えておられますか。2つ目、SDGsの中にも明確に位置づけられており、町民への周知や今後の町としての具体的な施策を立案、実施するための担当部署が必要だと思いますが、町長の所見はいかがでございますか。3つ目、温室効果ガス実質ゼロに向かって各地で自治体新電力が設立されていますが、今後の森町として取り組む考えはないか。以上、3点伺います。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。1点目について、6月会議において決議されました気候非常事態宣言に関する求めに応じ、当町においても北海道森町気候非常事態を宣言しております。これは、我が国のみならず世界規模で発生している記録的な熱波や豪雨、台風などといった異常気象発生に対し、森町民一体となって地球温暖化防止や温室効果ガス削減といった取組の推進の宣言であり、町の方向性を示す重要な指針であると認識しております。2点目について、地球温暖化防止の取組として森林環境の保全や節電の推進、地域新エネルギーの利用促進など各課において幅広い取組を実施しております。議員ご指摘のとおり、今後も様々な事業を行う中でこの件は重要な位置づけとなりますが、まずはそれぞれが現行の課、部局の体制において取組を行う中で関係各課における課題の共有と連携を深め、具体的な施策の推進を進めてまいりたいと考えております。3点目について、森町には地熱や太陽光、家畜廃棄物や木質バイオマスなどを中心に豊富な新エネルギーが賦存しています。地域の資源を有効活用する地域新電力は、エネルギーの地産地消や地域経済への効果などが期待されますが、電力の安定供給や売電価格の変動など対応すべき課題もあると認識しております。現段階では、森町における地域新電力の設置について考えはありませんが、既に地域新電力の取組を進めている自治体などを参考とするとともに、国や北海道においても情報提供がなされておりますので、今後情報や事例の収集に努めてまいります。以上です。

議員の質問 10番 宮本秀逸

回答ありがとうございました。町長も今までこういったSDGsに関しては様々勉強されて、取り組んでこられたというふうに思いますけれども、私はSDGsの中でもこの13番目の気候非常事態宣言に関する中身につきましては、これはこのSDGsの中では最もやっぱり強く位置づけられておりますし、全てに影響を与えるものだというふうに解釈しておるのです。そういったこともありまして、今年の6月に気候非常事態宣言を宣言していただきました。具体的な取組がこれから必要になってきますし、町民への周知もこれ真剣にやっていただかなければならぬという状況下にあろうと思います。コロナがなければ一年中この気候非常事態宣言がニュースや話題のトップに恐らく上がってくるだろうという世界的な状況であろうということは、私はそう考えまして、恐らく皆さんもそう考えていらっしゃるというふうに思うのです。それが案外コロナの陰に隠れてしまって、おろそかになりつつあるような状況にあろうかという危惧が実はございます。森町では、今町長がおっしゃいましたように、非常に先進的な取組をこれまでやってまいりましたし、現に恵まれた地域の材を生かして林業等も非常に盛んでございますし、取組を一生懸命やっておられます。それから、見渡す限り太陽光エネルギーのパネルが立ち並ぶような時代になってきましたし、そういった意味では非常に先進的なことがこれから行われるであろうというふうにも実は期待しているところなのです。ところが、現実には北海道で私たち森町が最初にこの宣言をやった町だったのですけれども、それ以上一気に増えていくかというと、このコロナの影に隠れてなかなか進んでいかないという状況にございます。これは、あえて進めていかないと私たちの町の産業にも直接関わってきておる問題でございますから、これはぜひ周知を進めていただきたいと、こんなふうに思うのです。そこで、一番大事になってくるのは町のやはり取組だと思うのです。そういった中で、確かに現況下の中で進めていくというのは非常に大事なことかもしれませんが、私はあえて専門的な部署を構築すべきであろうというふうに思うのです。それは、同僚議員が今日の一般質問でも最初からいろいろ提案しておりましたように、機構改革の話がございました。その中の一環でもあろうというふうに私は思っておるのです。そういったことを考えますと、これは全ての課にわたる話でございますから、ぜひ専門的な部署というのはやっていただきたいというふうに思うのです。そして、例えば1つ例を挙げますと、私が今さら申し上げるまでもないかもしれませんが、気候変動に関しましては緩和と適応という考えがございます。緩和策というのはインフラ的なことも含めて、例えばエコカー造って、なるべく二酸化炭素の排出を減らすとか、いろんな国の政策的なものございますし、それによって、今まで二酸化炭素が増えて、気候が温暖化したことによって出てきた災害等に対する適応策というのが非常に求められていると思うのです。これは、今まで放置していたわけではなくて、各課でももちろんやってきたことなのですけれども、こういう気候非常事態に関する問題というのは1か所でやはり統括していかないと、ばらばらになってしまうと対応が実際に遅れてしまうと思うのです。その証拠にといいますか、気候変動適応計画を策定する努力義務が課されているのです。2018年の12月にこれは国で決定したものなのですけれども、ところがまだ私たちの町ではその計画を策定するというところにいっていないと思うのです。こういった、私たちが考えている以上に多くの問題を実はいっぱい抱えておりまして、専門部署の設置ということはぜひやっていただきたい、こんなふうに実は思っているところなのです。そして……

議員の質問 10番 宮本秀逸

そして、自治体新電力なのですけれども、これは森町自体で電力はやりなさいというような話ではございませんで、自治体がやろうとする企業に対して応援していくとか、いろんな考え方がございますので、ぜひそこら辺ももう一度再考していただきたいなと、こんなふうに僕思うのですけれども、その2点についてもう一度お考えをお聞かせください。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。SDGsに関しましては、私もこの今の立場になる前に様々な経済、青年団体ですとか、そういったところで本当にそれを町民の皆様、もっと広くいうと国全体にどうやって広めていくことができるか、そういったことを内容の認知も含めまして勉強させていただいてきました。昨今SDGsという言葉にとらわれず、持続可能性という言葉がSDGsの中にもあるのですけれども、いかにして地域の自然環境ですとか、そして経済というものをこの先、未来、私たちの子供、そして孫の世代までどうやって継続させていくか、そういったことをもう真剣に考えなければならないと。そういう時代に来ておると私も思っております。最近では、各事業において環境負荷を落とすですとか、地域資源を活用してそういったものを事業に生かしていくといったこと以上に、やはり企業に対するそういう投資というものが、持続可能性を担保していない仕事や事業に関して様々な金融機関ももう投資をしなくなると、そういった話も徐々に出てきております。そういった意味でも、今までは企業の社会貢献活動と、そういった位置づけでSDGsも捉えておられた側面もあるのかなということもあるのですが、やはりその辺は会社としての事業を維持、継続して発展させていくためには地域環境の循環、もしくはどうやって環境に対して負荷をかけないで事業を展開していくか、そういった考えも非常に大事になってくると私は考えております。そういった意味でも町民に対して本当にこのSDGs等々含めた環境の異常事態といいますか、様々な変化に対していろんなことを検討し、備えていかなければならない、そういったことも周知する意味でも非常事態宣言といいますか、気候の異常事態の宣言をしっかりと周知、そして事業に練り込んでいく、そういったことも検討していかなければならないと考えております。担当部署、担当課において様々な事業をする上で、やはりいろいろな持続可能性に関していろいろ担保しながら事業をしていかなければならないという事例がこれからも増えると思います。先ほども答弁させていただきましたとおり、やはり機構改革といいますか、本当にそういう意味でも多岐にわたるそういう事業の担当を、複雑になる、そういう事業構築をしっかりと関係部署で情報共有しながらやっていくという意味でも機構改革、そういった意味で進めながらしっかり担当部署と協議して、なかなかこのコロナ禍に隠れた気候に対する問題、そういったものもしっかり捉えながら失速しないように、しっかりと前に進むように検討して、進めていきたいと考えております。以上です。

議員の再質問 10番 宮本秀逸

本当に前向きな気持ちでいらっしゃるということは重々分かりましたので、ぜひそれは進めていただきたいと、こんなふうに思います。そこで、やはり、ちょっとくどいようですけれども、一番課題になってくるのは、パリ協定から例えばアメリカが離脱いたしました。パリ協定から。恐らくあれだけの大きな国であって、それから世界に影響を及ぼす国がまさか離脱なんていうことは誰しも考えなかったことなのですけれども、リーダーによってどっちにでも変わってしまうということなのです。どっちでも変わってしまう。良い方向にも悪い方向にもいく。恐らく次の政権では元に戻るだろうみたいなこと言われておりますけれども、やはりリーダー次第でございますから、新しい町長には新しい感覚でぜひあらゆることに真剣に取り組んでいただきたいと、こんなふうに思っているのです。その中で、今申し上げましたように、どういうふうに変わるか分からぬというようなことがございますから、信念だけは絶対に曲げないでやっていただきたいというふうに思っております。具体的な取組に関しましては、新年度からになっていくと思いますけれども、あらゆる、様々な壁がある中でこの気候非常事態宣言に対する対策をやはり特に位置づけていただけるような、そういった政策を期待しておりますので、最後に町長の決意をぜひお願いしたいと、こんなふうに思います。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。先ほどの答弁とちょっと重なる部分もあるのですが、やはりこの環境負荷に対する対応とか対策というものも行政のみならず民間の企業様と共にしっかりと認識の共有をしながら、こちら、本当に滞ることなくしっかりと進めさせていただきたいと考えております。そして、先ほど新電力についてのご質問に答弁が漏れていましたので、今その点に関してちょっと答弁させていただきたいのですが、やはり地域で新電力ということで事業を進めますと、電力の小売事業者として競争の激しい中でなかなか事業がうまくいかないという例も多々あるということを認識しております。現在当町では、濁川地区で地熱発電、そういった事業も展開を行政と民間の事業者様と一緒にさせていただいております。直接地熱の発電に関して携わるということではないのですが、それに付随して、様々なそこで農作物の展開ですとか育成に関して一次産業への振興という面で地熱発電の事業者様と提携をさせていただきまして、それをさらに超える付加価値をつけながら森町の事業として町外のほうに発信させていただける選択肢もございますので、その辺も一端として捉えていただけるようご理解いただければなと思います。重ねてはございますが、SDGsを含めまして、どんどん気候がおかしくなっていると、そういったことに対してどうやって行政が対応して、それをどうやって町民の皆様、事業者様に落とし込んでいけるか、担当課としっかりと検討させていただきながら進めさせていただきたいと思います。以上です。

出典:森町議会 令和2年第1回 12月会議 2020年12月8日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる

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