森町議会 平成24年第1回 9月会議 2012年9月3日
森港の整備について
- 聞いた人
- 木村俊広 議員
- 答えた人
- 町長 佐藤克男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 木村俊広
それでは、2問目であります。森港の整備についてでございます。現在日本全国では、衛生的で新鮮な海産物を消費者に供給するための漁港づくりが進められております。その1つとして、噴火湾沿線の漁港でも10年ほど前から屋根つき物揚げ場の整備が進められております。市場として手つかずの状態にあるのは森漁協だけとなっております。理由は、農水省の所管する漁港は100%補助で事業を進めているのに対し、森港は港湾のためその補助が受けられません。この現状をどのように捉え、今後どのように対処するのか、町長のお考えをお聞かせください。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
森港に屋根つき物揚げ場を建設できないかという状況をどのように考えているかとの質問でございますが、森港は昭和28年、地方港湾に指定されて現在まで国が改修工事を継続して行っております。議員ご指摘のとおり、漁港を所管する北海道は衛生管理の目的で10年ほど前から屋根つき物揚げ場の整備を進めているところであります。森港ついても地元からの要望を踏まえ、平成16年より継続して開発局要望ヒアリングの際に暴風雪、就労改善を目的とした屋根つき岸壁の制度要望を行ってきました。制度要望というのは、港湾改修事業の中にそのような事業項目がないことから制度の見直しを要望するものであります。制度の見直しには、全国の特定重要港湾の見直しとなりますので、実現には可能性も含め時間を要する問題であります。町としてはこれらを踏まえ、平成20年から岸壁の耐震化や老朽化改修とあわせ、屋根を設置できるかどうかの検討を開発局に打診しているところであります。現在は森漁協に対してどのような屋根つき物揚げ場が必要なのか、水産課のほうから問い合わせをしている最中であり、回答があり次第、建設に必要な情報収集や維持管理等について検討をして開発局に対して要望をしていく所存でございます。
議員の質問 8番 木村俊広
この屋根つきの物揚げ場なのですけれども、これは当初HACCPというNASAの要するに宇宙食の開発をするための基準というものを遵守するためのシステムだったのですけれども、これはホタテ、今はホタテの輸出、フランス向けの輸出がそのころ結構盛んで、このHACCP認定を受けなければ輸出してはならぬよと、そういう制度になりまして、これにはいち早く長万部の静狩漁港が着手しまして現在に至っているという形なのですけれども、そういう形で今森の主要な水揚げをしている産品を挙げますとアキサケ、それからスケソウ、ホタテ、これが主要な産物となっていますけれども、いずれもひところと違いまして今は輸出のウエートが相当高くなっていると。そういうものを踏まえた中で、やはりこういう衛生管理のしっかり行き届いたインフラ整備というものがこれから必要になってくると思うのですけれども、それで私もこれどうしたものかなと思いまして、振興局の水産部だとかいろいろ聞いてみました。現状ではうまくいっても四、五十%の補助を得るのが関の山だろうと、そういう回答でした。これを解決するためには、町の持ち出しをできるだけ少なくするよということであれば港湾の計画の大幅な見直しをするか、港湾を返上して漁港にするかということなのですけれども、道の財政状況から考えると漁港にするはずがないだろうという、そういう話も伺っております。あとは計画を見直すか、あるいは町として腹をくくってこれを6割なり半分なり補助する覚悟で進めるのか、その辺これから重要な問題になってくるかと思うのですけれども、この工事を町で予算をつけてもこれをやる考えがあるのかどうなのか。町長としてやる考えがあるのかどうなのかということを確認したいと思います。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
確かにHACCPの問題というのは、これは衛生管理という意味では大切な問題で、これはもう森町の場合、今木村議員が言ったように輸出というものが非常に増えている。今韓国では日本のものを入れないという、これは原発の問題、放射能の問題で入れないのですけれども、この放射能の問題もいずれ落ちつくと思いますけれども、しかし衛生管理については放射能とかそんなことは関係なく、これはこれから先ずっと考えられる問題です。もう一つは、今の漁協も耐震化でかなり問題があるようでございまして、だからその耐震化で新しく建てるということを、何年後になるかわかりませんけれども、それに基準を合わせたようなことでまずは国に働きかけていって補助をどのくらいまでいただけるかどうか、これを鋭意努力しなければいけないのだと思います。それと、港湾の今の計画、この優先順位をこれは漁組のほうとよく相談して、どっちが必要なのだというようなことも考えながら、そうした場合にはまた国のほうもいろいろと考えてくれるのではないかなと。そういうことを考えながら、そしてそれもだめ、これもだめといった場合には町でもこれはかなりの腹をくくって、そして新しい漁業協同組合ができるときに一緒にこれをやることをしなければ、これは森町の最大の基幹産業でございますから、この1次産業がしっかりしてもらわなければ森町の将来というのは見えなくなりますので、これについてはそのような覚悟を持って、そして町としては対処していかなければいけないことだろうなと、そのように思います。ですから、時間はかかるでしょうけれども、その時間というのは森町の漁業協同組合の建てかえという、その時間に合わせた格好での設備のことをまず国に持ちかけ、そしてやっていかなければいけないだろうと。多分漁港にするということについては、国が首を縦に振らないと思います、これだけお金をかけておりますので。ですから、それらは無理だとして、ですからそういうことをこれは国に働きかけ、そしてやっていかなければいけない。もう一つは事業の見直しを、そのことに対して優先順位を上げていくという方法も必要だと思います。それで、ならなかった場合には町がどこまでお金をかけてやるかというようなことについて、これはかなり腹をくくった検討をしなければいけないだろうと、そのように思っている次第です。以上でございます。
議員の質問 8番 木村俊広
前向きな答弁をいただきました。ただ、森漁協の市場の耐震に合わせた形でということになると相当先の話になってしまうのかなというような気もするので、それでは間に合わないということもあると思うのです。もう周りが十分整備されている状況の中で、森漁協だけが取り残されてしまうと。そういう状況が5年、10年続くのであれば、これもまた問題があるなと思うわけでございます。その辺の内容については、組合の考え方も当然あるので、十分にディスカッションをしてもらった中で進めてもらいたいなと思うわけですけれども、5年、10年、今話を聞いた中ではそんな感じで捉えたのですけれども、単独で市場の改修工事等に関係なくそういうものもやらなければならない場面も当然出てくると思うので、その辺も十分考慮していただきたいと思いますので、もう一度その辺お願いします。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
建物の改修でなく建てかえというお話を私は聞いておりました。それも長い時間ではなくて、5年ぐらいのスパンだというようなことで私のほうには情報が入ってきていましたので、そういうことがわかっているのであれば、建物に合ったようなそういうものをやるのが最適ではないのかなと。後でそれがこれではおかしかったとかということではなくて、建物と一体した物の考え方がいいのではないのかなというふうに考えております。これについては、漁組のほうともよく相談しながら、そして町でどれだけの対応ができるのかということをやっていかなければ、いずれにしても町がかなりのウエートを占めた努力をしなければいけないだろうと、そのように私は考えております。以上です。
議員の質問 8番 木村俊広
終わります。