木古内町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月18日
義務教育期間の町補助と体験的教育活動について
- 聞いた人
- 平野武志 議員
- 答えた人
- 教育長 野村広章
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 平野武志
5番 平野武志です。本日はご覧とおり、社会学習の一環として中学生の生徒さん達が傍聴に来られております。木古内町の将来を担うであろう生徒さん達の前、木古内町の最高議決機関であるこの定例会で、我々議員はもちろん町長、教育長、担当課長におかれましては、質問に対し、前向き且つ精度の高い答弁を求めます。それでは、最初の質問に入らせていただきます。表題といたしましては、義務教育期間の町補助と体験的教育活動についてお伺いいたします。(1)番といたしまして、次年度から、給食費の値上げが検討されております。私自身、学校給食センター運営委員会委員に委嘱されており、これまで適正な給食費のあり方について諮問され議論してきました。平成12年から現行の給食費であり、その間原材料の価格上昇、生徒数減による食材購入価格の高騰もあり、さらには次年度からは消費増税もあり、このような条件下での値上げはやむを得ないと判断しております。また、ことしの第2回6月定例会でも義務教育期間に係る教材費の保護者負担軽減とスキーセットへの助成をお願いしました。その根底には、不安定な経済状況下での子育て世帯もあり、実際に「義務教育期間の金銭的負担も多く大変だ。」とそのような声が多く聞こえるからです。6月の質問につきましては、保護者負担を理解していただき、「次年度予算に反映すべく検討する。」との教育長からの答弁をいただきました。同様の観点から、給食費の値上げ分についても町として支援すべきだと私自身考えますので、教育長の見解をお伺いいたします。続きまして、(2)番目といたしまして、第6次木古内町振興計画に、「体験的教育活動の充実を図る」とそのように記されております。現状、社会教育の管轄としては無名塾など体験的教育活動は実施されておりますが、一部の児童・生徒さんだと認識しております。皆さんもご存じのとおり木古内町は、自然に恵まれており農・林・漁業も大変盛んであります。以前の常任委員会でも申し述べましたが、体験観光での他県の児童を招き入れ、様々な体験活動をメニュー化しております。そこで訪れた方々からは、「木古内町の子ども達は通年このような自然体験ができて良いね。」と大変羨ましがられます。ですが、現状はどうでしょう。我が町のほとんどの児童が未体験ではないでしょうか。きょうここに傍聴に来られている大半の生徒さんあるいは児童さん達は、今後、進学や就職で木古内町を離れていくことでしょう。木古内町の良さを体験そして実感させてあげて、いつか木古内町に帰省したいとそのような想いを持ってほしいと願います。そのような想いを持つことにより、今後他市町に出て行った時に、ふるさと木古内町の良さをその場所でも発信してくれるとそのように思います。自然体験活動は、ご存じのとおり、健やかに心とそして身体を育む大事な教育だと考えます。小・中学校との協議や調整など進めなければならない課題は多数あるとは思いますが、体験的教育活動を積極的に進め、そして実行すべきだと提言いたしますので、教育長の見解をお伺いいたします。
町の答え 教育長 野村広章(教育長は2022年3月まで)
皆さん、おはようございます。5番、平野武志議員のお尋ね2点について、お答えを申し上げたいと思います。はじめに、義務教育期間の町補助についてでありますけれども、ことしの第2回町議会定例会において、平野議員からこの件についてご質問があり、答弁をさせていただいたとおり、町教育委員会といたしましては、教材費等の保護者負担軽減を図るため、新年度予算に反映するために具体的に検討をしているところでございます。お尋ねの学校給食費の改定に伴う助成につきましては、子育て支援の考え方に立ち、学校給食費の保護者負担軽減をするために、学校給食費の値上げ分以上の額の支援について、町財政部局と協議を進めているところであります。したがいまして、町教育委員会といたしましては、今後、学校給食センター運営委員会からの答申を踏まえて、新年度予算に反映させてまいりたいと考えております。次に、お尋ねの子ども達の体験的な活動の充実についてでございますが、第6次木古内町教育総合推進中期計画の基本目標においても「豊かな心と健やかな体の育成」を掲げており、豊かな心を育成するためには、体験的な活動は不可欠なものと考えます。この体験的な活動の内容には、自然体験・社会体験・職業体験・集団宿泊体験・福祉体験など様々な活動がありますが、木古内町にある多様な教育資源を見い出しながら、活用しながら、地域の産業や歴史、自然や人々に触れる体験的な活動を取り入れた学習を推進していくことは、ふるさと教育にもつながる価値のあることだと考えております。今年度においては、例えば、木古内小学校の学校のテーマは「出会い、探検、新発見」としております。各学年の追求テーマが決まっておりまして、5年生では、そのテーマは「産業・経済」と設定して、産業の中でも農業に焦点をあてて、「木古内町の農業について調べよう、体験しよう」ということで、田植えや稲刈り・脱穀などの農業体験を行っております。平野議員がおっしゃるように、子ども達に木古内町の良さを体験・実感させてあげたいという思いは、私も同感ではありますけれども、学校教育においては、体験的な活動を進める上で、考慮しなければならないことは、まず教科等のねらいの達成にふさわしいものかどうか。また、総合的な学習の時間の学習課題に沿ったものかどうか。そして、課題解決につながり子どもが興味関心を持ちながら、主体的に取り組める体験活動なのかどうかなどの吟味が必要となってきます。また、限られた学習時間の中で、どのような体験的な活動を行わせるかという選択も必要になってくるところでございます。町教育委員会といたしましては、学校教育はもとより社会教育の活動とも連携しながら、自然体験活動を含めて子ども達に豊かな体験の機会を保証し、豊かな心を培っていきたいと考えております。今後においても、子ども達の体験的な活動を充実するための支援に努めてまいりたいと考えております。
議員の質問 5番 平野武志
ただいまの教育長の前向き且つ非常に鋭い答弁においては、敬意を表します。きょうここに来られている生徒さん達も、「教育委員会そして我々議員も子ども達の世代のことをよく考えているんだ」ということが非常に伝わったとのではないでしょうか。そこで、非常に前向きな答弁をいただきましたが、具体的に何点か再質問という形でさせていただきたいと思います。たったいまも、給食費についても値上げ分以上の支援をしていただくというような答弁をいただきました。まさに、子育て世代の保護者が望むところであり、大変うれしい答弁ではあります。そこで、次年度の教育教材費の保護者負担、その中身については様々精査する部分があるという答弁もおっしゃっておりますが、具体的な中身の提示について、スキー授業のスキーの助成も含め、あるいは給食費の具体的パーセンテージ・金額も含め、いつどの時点で我々に掲示していただけるのかだけ一点確認させてください。続いて、(2)番目の体験的教育活動についてですが、教育長も私同様、非常に大事な部分だという思いは伝わりました。ただそこで、当然学校の授業の中身についての考慮が必要だという、私もその部分は先ほども申し上げましたとおり、小学校・中学校との連携といいますか、調整が必要だと言った部分と同様な部分ではあります。次年度についても、「何年生については、産業経済について学んで農業についてやっていくのだよ」という実際に計画している部分も伝えていただきましたが、私自身は、例えば学年によってそういうことはいままでもやっているのです。もっともっと増やしたほうがいいということでございます。そこで当然、先ほどもおっしゃられるとおり、小学校・中学校との調整は必要なのですけれども、例えば体験観光でやっている平磯体験でしたり、農業体験はやられるとおっしゃっていますが、漁業体験でしたり、もっと言いますと我々大人が日頃、趣味で行っている山菜採り体験ですとか、もっと例を言い出すと多数あるわけでございますが、その部分をやはり1年に1回こなしていくというぐらい数を増やすべきだと考えております。そこで、当然学校のいまのプログラムの中に毎年毎年そのような項目を増やせるのかといったら調整しなければならない部分もあるかと思いますが、そこはいま国でもいろいろ話題になっています、土曜日の学校の再開についても議論されている部分なのですけれども、我が町木古内町としては当然国の教育方針に則った学校の時間帯を継続・推進していかなければならないということなのですけれども、現状の土曜日、ここは社会教育の部分といかに連携していくかということになるのですけれども、ただ社会教育の推進の事業に対しては、一般家庭に「出たいかたは来てください」という進めだと思うのです。それについては、各家庭の行事もありますし、なかなか出られないというのが無名塾についてもその部分だと思うのですけれども、ここはやはり学校と連携して、1人でも多くのかたに出ていただくと。「この体験学習が非常に大事なのだよ」と、いま教育長がおっしゃられることをいかに家庭に伝えるかという部分が必要だと思います。そこで、まとめますと、授業の中にはもちろん学校と調整して取り組んでいただきたいと、取り組んでいくという話をされましたが、土曜日・日曜日の教育委員会としての学校を絡めた体験学習について、どの程度今後協議していけるのかあるいは教育長がどのような見解を持っているのかという部分についてのみ、(1)と合わせまして二点再質問させていただきます。
町の答え 教育長 野村広章(教育長は2022年3月まで)
ただいま、ご質問が2点ございました。先の義務教育期間の町補助について一点、それと体験的な活動の充実についての部分で一点と認識しております。先の義務教育期間の町補助についてでありますけれども、その内容については、前回の2回目の議会で承って答弁をした内容でございますが、小学校・中学校の副教材の一部、それと小学校のスキー学習のためのスキーセットの助成ということで新年度に向けて予算化をするということで考えております。それと、先ほど給食費の関係で、今回改訂に際して値上げ分以上というようなお話を申し上げましたけれども、いま町財政部局と検討をしているのは、答申を受けたあとの額を基準にしますけれども、2分の1を負担軽減をしていきたいというふうなことで考えているところでございます。次に二点目でございますけれども、土曜日・日曜日の子ども達の体験的な活動についての考え方でございますが、まず土曜授業につきましては、教育委員会としてはいま考えておりません。なぜかといいますと、これは土曜日については、ちょっと何年かは詳しくは記憶しておりませんけれども、5日制になった折りに、地域・家庭に子どもを帰すというような主旨で、週休5日制を実施した経緯がございます。家庭・地域で十分にコミュニケーションを取っていただいて、ふれあいの時間を取るというような基本的な考え方、これについては変わっておりませんので、土曜授業をいま実施するというような考えはございません。ただ、いままでもいろいろな学校行事の中で、土曜日に授業をするというようなこともありますけれども、その点についてはいままでと同じような形でまいるとは思いますけれども、基本的に土曜日の授業を増やしていくというようなことは現在の段階では考えておりません。先ほど具体的に平磯体験、山菜採りと具体的な体験活動が出ておりましたけれども、これを授業の中にどう組み入れるかという部分が一番大きな問題ではないのかなと思うのですね。一つの単品を見た時に非常に良い体験だと思います。社会教育の、例えば無名塾でこれをプログラム化するということはできます。やってみたいという子どもを集うこともできます。ただ学校教育の中で、カリキュラムの中に入れるということは、これをやったことによってどう自分を見つめるかとか、課題を持つか、課題を解決していくかというようなやっぱり探求的な広がりというのでしょうか、そのような部分もやはり考慮していかなければいけないというようなことがございます。一つを見てだめだとは言っていません。やはり、地域の教育資源、これもいろいろとあると思うのですね。ですから、いま平野議員のおっしゃった教育資源というようなことで、これも参考にしながら学校のほうで取り組んでいけるかどうか、このあたりの検討もする必要があるのではないのかなというふうに思っております。
町の答え 教育長 野村広章(教育長は2022年3月まで)
いつの段階、2分の1というような基本的な方針はいま述べました。これは、いま学校給食センター運営委員会で改定案を諮問しています。それを答申受けます。それで具体的な児童生徒の給食費がある程度決まるということになります。基本的な考え方、来年度の予算に向けては、2分の1を町が補助をするというようなことでございます。
議員の質問 5番 平野武志
保護者負担の部分については、内容もいま詳しく給食費の部分を含めて答弁していただきましたので、非常に納得しておるところでございます。今後についても、教育委員会におかれましては、地域の宝・木古内町の宝でもある子ども達に対して熱い熱い気持ちを持って、このような予算配分をどんどん行政側にぶつけていってほしいなと思います。続いて(2)番についての体験活動の体験教育については、私もPTAをやっておりまして、学校の先生方との授業の流れ、プログラム的にどうなんだという部分については理解する部分があります。ただ、この根底にあるのは、やはり先日も道新の記事見られたかと思いますが、北海道内の子どもの体力が道新のほうに「どん底」という言葉で書かれたのですね。あの言葉の表現自体どうなのかなと個人的には思ったのですけれども、やはりそのようなデータ結果はそのような状況になっているわけであります。そのような部分でも体力の増進あるいは地域愛・郷土愛ですね。いまも木古内町の歴史についていろいろ文面的、教科書の中といいますか、勉強しているところですけれども、やはりその地域に何があるんだ、どういう地形なんだ、どういう生物がいるんだという部分を実際体験してやらなければわからないことは山ほどありまして、その部分を私は非常に大事なことだと思いますので、教育長もいま前向きに学校と協議していくという答弁をいただきましたので、ぜひともそのような体験活動・体験教育の部分が大いに取り入れられることを願います。以上で、1項目の質問は終わりたいと思います。