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八雲町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日

主権者教育の充実

聞いた人
三澤公雄 議員
答えた人
町長 岩村克詔、教育長 田中了治、学校教育課参事 本庄伯幸、学校教委課参事 本庄伯幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 三澤公雄

それでは、3問目にいきます。主権者教育の充実を目指して欲しい。今年もゆめ議会が行われた。今年は小学生でございましたが、中学生、高校生においても、このゆめ議会は単なる行事として消化している様に私には映っております。将来の有権者、まちづくりにおいても、かけがえのない未来の担い手を主権者としての意識を持ってもらえる様に大切に育てる必要があると思います。行政と議会の役割や、政治に関わる事とまちづくりの密接性とか、議員を選ぶという事、又は選ばれるという事なども、先生たちにとっては身近ではない教材だと思います。私たち議員有志が応援しますので、もっともっと身近な教材として、まちづくりや町行政、議会を活用することを望みますが、現状ではどのように入る余地があるのかを含めて見解をお伺いいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

それでは、三澤議員の三つ目のご質問に、まず私からお答えいたします。三澤議員おっしゃるとおり、主権者教育は、政治や選挙の仕組みを学ぶことだけでなく、地域社会の一員として周囲の人と連携しながら、地域の課題解決を主体的に担うことができる力を身に付けることを目的としておりますので、まちづくりと密接な関係性があると認識しております。若者とまちづくりとの関係につきましては、最近では第2期八雲町総合計画や北海道新幹線駅周辺整備基本計画策定の際に、中高生との懇談会を開催してご意見をいただいたり、また、域学連携事業で、上智大学生と八雲高校生がまちづくりに関するグループ討議を行うなどの取り組みを進めてまいりました。一方で、各学校での取り組みにおいても、地域の方々と連携した学習活動を行う中で、改めて気づいたり疑問に感じたことを、自分なりに考えてみる機会があると思います。地域のことに関心を持ち、理解を深め、課題や理想とのギャップを見つけ、その解決に向けて提言し実現するために行動することは大変重要なことと考えますので、三澤議員ご指摘のように、議会、行政、教育、地域が、連携、協力し、まちづくりの担い手となる若者の育成にあたっていく必要があると、考えております。ゆめ議会と教育に関することは教育長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。

町の答え 教育長 田中了治(教育長は2020年3月まで)

議長、教育長。

町の答え 教育長 田中了治(教育長は2020年3月まで)

三澤議員の質問について、教育委員会の考えをお答えいたします。まず、やくも少年少女ゆめ議会ですが。ゆめ議会は、八雲町青少年健全育成推進協議会と八雲町教育委員会が共催で実施しており、小学生から高校生の児童生徒が議員となり、自らの言葉で質問する体験活動を通じて、これからの町や学校、自分たちの生活などに対する夢や希望を育むとともに、議会の仕組みや議会の果たす役割について理解を深めることを目的に開催され、今年で 22 回目を迎えました。これまでゆめ議会では、児童生徒の目線でまちづくりや暮らしに関する多くの提案や質問が行われ、議会での質問を通じた貴重な体験活動の成果以外に、児童生徒の提案が実際にまちづくりに反映された事例もあるなど、成果も上がっていると捉えております。しかしながら議員ご指摘のとおり、議員となる児童生徒の数も限られるなど、内容が形骸化しているといったことの懸念の声もありますが、今年度のゆめ議会は小学生が議員となり開催され、質問事項は新幹線開業後のまちづくりや地域の暮らしに関する切実な問題など、子どもらしい素直な目線で地域をとらえたものばかりであり、傍聴者からも高い評価をいただきました。質問の作成に当たっては、各小学校で事前の学習や準備も十分に行われていたと思われ、質問に立った児童は全員、答弁内容を理解するためのメモを取り、質問者8名中4名の児童が再質問を行い不明な点を明確にするなど、自分のまちづくりに関する思いを積極的に伝えようとする姿勢が伺えました。また、東野小学校5年生の児童がゆめ議会を傍聴し、ゆめ議会を通じて地方自治の仕組みなどについて学習を深める状況も見受けられ、今年のゆめ議会はこれまでにないほど充実した内容であったと思います。今後のゆめ議会については、青少健とも協議しながら、より充実した内容となるよう工夫してまいりたいと思いますので、引き続き、議員皆様の応援をよろしくお願いいたします。次に、「主権者教育の充実」の観点から申しますと、子供たちはその発達の段階に応じて、それぞれ構成員となる社会の範囲やかかわり方も変容していくことから、学校、家庭、地域が互いに連携、協働し、多様な取り組みを行うことが大切であると考えております。その際、学校は教育活動全体を通して、学習指導要領に示された内容を確実に定着させる中で、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を図ることであり、こうした学校の使命を成し遂げる上で、学校が求める人的物的環境を整備していくことが教育委員会の役割と考えております。その環境整備の一つとして、議員ご提案の内容につきましても学校へ情報提供してまいりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。

議員の質問 9番 三澤公雄

まず、この質問を作った背景なんですけれども。これは我々議会の方で、後継者難ということと。これは、八雲だけではなく全国、北海道も含めてなんですが。政治に関わるということを、18 歳に年齢が下がったからといって、17、18 で付け焼き刃のようにやっても、結局、今回直近の選挙でも投票率が低かったということ。それだけをもってして駄目だと論じるのは、乱暴かもしれませんけれども。やはりもっと早い時期から、自分たちの暮らしと、いわゆる政治というものは密接にかかわっていく、まちづくりの中でそういった住民の声を届ける仕組みとしての議会の役割みたいなことをですね。まあ、小学校には児童会というものがありますから、その中でということかもしれませんけども。それ以上にもっとこう、現実に今の町の中で起こっている事、そしてそれを経験している我々議員を活用してもらえないのかなと。そのことによって、何年か後には自分もその立場になってみようというふうに、身近に議員を感じてもらえる機会を是非作っていただきたいなと。そういう観点から、この質問を作りました。だから、自分の都合だろうと言われちゃうかもしれませんけれども。現在の教育の中で決定的に欠けている部分はですね、政治というもの、いわゆる政党色もありますから、なかなかこの教育では扱いにくいもの。一方で、教科書の選定だとか教材の選定なんかといって、八雲町ではないですけれども、非常に政治色があるというふうに批判される部分なんかも、他所の町では見受けられますけれども。そういった報道を一つとっても、政治と教育現場というのは距離を置く部分があるのかなと思いますが。一つ、町づくりという観点の中で議会、そして議会を構成している議員との接触を、もう少し橋渡し的なことを教育委員会には希望したいなと思っております。そのためには、我々の方から具体的にもっともっと提案すべきだという部分かもしれませんが。その用意は議会全体でというか、有志の中でいつでも積み上げていこうと思っておりますけれども。今の授業の時数の中で、私が問題提起しているような町づくりやそれに係る自分たちの参加というものが入る余地としての時間を、まず確保できるのかどうかという現状を。僕は、工夫すれば出来ると思ってこの質問を組み立てているんですけれども。現場を預かる教育委員会としてですね、その可能性についてちょっと言及してもらいたいなと思います。

町の答え 学校教育課参事 本庄伯幸(学校教育課参事は2019年3月まで)

議長、学校教育課参事。

町の答え 学校教委課参事 本庄伯幸

今の議員のご質問の内容についてですが。教育課程、いわゆる学習指導要領の中で示された教育課程を編成するにあたっての部分の中で、社会科の内容の中に、例えば小学校6年生では、「国や地方公共団体の政治や国民主権の考え方の基、国民生活の安定や向上を図る大切な役割をしていることを理解する」という内容や、中学校3年生における公民的分野の中で、議会制民主主義だとか民主政治の仕組みだとかということについて学ぶ場面があります。時数はどれくらいだということになれば、一つひとつの単元構成で変わってはきますが、おおむね2時間や3時間程度で各学年にあるだろうというふうに思われます。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。

議員の質問 9番 三澤公雄

限られた時間ではありますが、そういう余地があるということなので、さらに論じていきたいなと思いますけれども。いわゆる教科書的な指導になりますと、国の国会の仕組みだとか、国民主権だとかという観点で僕も習った記憶はありますし、そういうのが現状だと思いますけれども。やはり国の仕組みとかってなると、知識として知る必要はあると思いますよ。だけれども、肌感覚として、やはりそういう教える場面ではですね、今住んでいる自分たちの町ではどういう仕組みなんだろうか、どういったことが行われているんだろうかという。こう、身近な体験として学んでもらう方が、僕は有意義だと思います。これは、もう何年か前の経験なんですが。授業参観で中学校に行った時に、小選挙区制の話を先生が黒板書でしていたんですよね。で、僕は見ながら、いや、八雲は八雲選挙区と熊石選挙区もあるし、選挙の仕組みを教える上ではベストなのに、なぜ使われないのかなと思った記憶があります。今はもちろん、選挙区も一つになりましたから。ただ、選挙の仕組みだとか、それに出る人、選ぶ人とかっていうようなことも含めてですね、身近な教材として我々を活用する余地を是非作ってもらいたい。我々の方も積極的にその旨に合うように、メニューの中に入っていくにはどんな工夫が必要なのかは、努力する準備はいくらでもしようと思っていますけれども。一つ、これからの中長期的に議会を担っていく担い手づくり、民主主義を支える人材づくりという観点でですね、出来れば小学校のところから、議会の利用、議員の利用というものを本当に具体的に考えてもらいたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

町の答え 教育長 田中了治(教育長は2020年3月まで)

議長、教育長。

町の答え 教育長 田中了治(教育長は2020年3月まで)

三澤議員から大変協力的な学校に対する思いを伝えていただきまして、まず感謝いたします。おっしゃるとおりこの主権者教育につきましては、選挙権が 18 歳以上に引き下げられたということを受けて重要性が叫ばれ、一般的には高校教育において充実した指導ということがうたわれております。しかし、この過去を振り返ってみますとこの主権者教育、平成 23 年の 12 月に総務省で社会参加に必要な知識、技能、価値観を習得させる教育として、その中心となる市民と政治の関わりを教えることを主権者教育と明記されましたけれども。しかしながら、文部科学省ではなかなかこの用語は使いませんで。と言いますのは、主権者教育について一部の学者が、国の教育施策を否定的に捉える立場からこの主権者教育という用語を頻繁に使うというケースが目立ったということがありました。そうしたことで、なかなかこの学校現場には主権者教育という用語が市民権を得ないでいたんですけれども、先ほど言いました 18 歳以上に引き下げられたことによって、にわかに文科省の方でも主権者教育という用語、そして主権者教育推進チームを立ち上げるなど、積極的な取り組みを進めている状況にあります。また、各国の調査結果がありまして、「私の参加によって変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれない」という設問について、アメリカ、中国、韓国、日本で行ったんですけれども、日本の子供たちは最低の数値でした。これらが、例えば 28 年の参議院選挙の投票率、18 歳で 51.28%、19 歳で 42.3%と低い数値というふうにして受け止めているんですけれども。主権者教育の中心は、とりあたって高校教育というふうにして強くうたわれましたけれども、これでは遅いという声も多く聞かれる状況にありまして、子どもの発達段階に合わせた取り組みの必要性が、今重要とされております。例えば、小学校入学前の子どもであっても、あるいは小学校の低学年であっても、選挙の前に親が投票に行く時は一緒について行くように促すことから始めましょうとか。そのことによって、政治を身近に感じさせることにも繋がる、あるいは高学年、中学年に対しては、自分の住んでいる町にもっと目を向けさせ、例えば町の予算、議会の傍聴、さらには町の広報や議会だよりなども学習材となると考えますので、こうした取り組みも啓発していきたいと考えています。また、議員がお話くださったような形での授業形態、学校に対しても情報提供をしながらですね、実現が可能かどうかということについては協議していきたいと、そのように考えております。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。

議員の質問 9番 三澤公雄

いみじくも、教育長の方から世界との差というものも数字出していただきましたけれども。我が事のようにこのまちづくりだとか政治への参加を考える環境に、日本ほどない国はないんじゃないかなと思います。議員というのは特別な人たちがなって、国会や議会で行われていることは特別なことで、劇を見ているような感覚でいると。今まさに国会で行われていることが、数日若しくは数か月経ったら自分たちの生活に降りかかってくるという実感を持って見ていない。大人も含めてそういった国民が多いということが、いわゆる政治離れに拍車がかかっていくのかなと。特別な人たちが勝手にやっているんだと。私たちは関係ない、そのことによって、委ねられているはずの選ばれた議員たちが、ますます勝手なことをやっていくというのは、気を付けなければならない事なのに、やられている現状なのかなと思います。もう一度、町の方に話を移しますけれども。何度も繰り返しますけれども、身近なものと捉えてそういった着眼点で幼少のころから、教育長の方から低学年って言っていただきましたから、本当に有難いなと思うんですけれども。関わっていって、いわゆる欧米のようにですね、自分の考え方がわがままで発言しているのか、それとも権利に基づいて正当な自我をもって発言されるという部分も、これはまちづくりを真剣に考える上では基礎となる部分でございますし、そういった部分を是非、積極的にこの八雲町は小学校の部分から取り入れるという形でやってもらいたい。そしてその中に、今現実に関わっている議会、議会議員も参加するという道筋を是非つけていただきたいなと思います。繰り返しの発言になっていますけれども、なかなかこの議会の担い手不足というものを、付け焼き刃的な方策で、今報酬を上げるだとか、年金を付けるだとか、国が余計なことを言っていますけれども。私は我が事の様に、この町の中でどうやって人材を作っていくかという事の急がば回れの感覚で、人材づくりというものを是非やっていく方がいいんだなと思っております。町長にもお伺いいたします。教育行政の予算的位置づけなんかは町長なので、別に予算をつけろというわけじゃなくて、町長も選ばれる立場のポストであり、これからのまちづくりなんかも、やはり下からの若い人たちの考え方というものが。今、ゆめ議会のあり方って、八雲の場合は本当に答弁しているんですよね。子ども相手じゃなくて、実際にゆめ議会の発言で変わっていくというものが、まあ、議会の方でそれを利用させてもらっている部分もあるんですけれども。是非、町長にお伺いいたしますけれども。今、教育長と一通り議論しました。このことを踏まえて、町長のこの主権者教育に対するお考えをお聞きいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

三澤議員おっしゃっているとおり、この主権者教育については、やはり若い時というんですか、子どもの時が大事なんだろうなということを改めて三澤議員のご指摘で私も学ばせていただいた思いであります。このゆめ議会につきましても、私も何度と参加をさせていただきましたけれども、先ほど教育長からもあったように、今回のゆめ議会は私も有意義だったなと思いは凄くあります。特にですね、ここに議長さんがいますからあまり言いたくありませんけれども、私は挨拶は固い挨拶はしましたけれども、議長さんから本当に子供たちに優しく分かり易く、議会の説明やこの議場で行われていることの話をしたと。それも、いつもの議長さんの言葉ではなくてですね、本当に子供たちに優しく教えたというのは、私も大変勉強になりました。今回のゆめ議会の小学生の皆さんは、議会の仕組みというのは、よく理解したものと私も思っております。ただ、先ほど再質問も4名いましたということも、議長さんの方から町長さんに何回も聞きなさいよみたなことも挨拶の中で言ってもらった中で、そういうことも行われたのかなという思いでありますので。ゆめ議会につきましてもこれからも実りのあるように、議会と一緒になりながら取り組んでみたいと思っておりますので。先ほど予算的なということもありますので、私も必ずこれは必要だと思っておりますので。これから教育委員会ともども協力体制を敷いていきたいと思っておりますので、ご理解をお願いいたします。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。

議員の質問 9番 三澤公雄

八雲の人材づくりに共に励んでいきたいと思います。頑張りましょう。ありがとうございました。

出典:八雲町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる

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