みんなの議会

八雲町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日

総合病院においては、妊婦加算はもらわない様にすべき

聞いた人
三澤公雄 議員
答えた人
町長 岩村克詔、医事課長 沢野治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 三澤公雄

それでは2問目に行きます。総合病院においては、妊婦加算はもらわない様にすべきと考える。昨今、「妊婦加算」について色々な意見が飛びかっております。注視すべき点は、妊婦加算は専門外の医療機関の医師において診療を避けたり、診療を拒否しないようにするための加算だという点でございます。この点においては、チーム医療を柱とする我が総合病院では、例え専門外の医師が妊婦さんの患者さんに対応したとしても、電話一本で、適確な情報を産婦人科の専門医から助言を得られる環境にあると思います。はたして電話一本の報酬として、初診で 750 円、再診で 380 円も頂いて良いものでしょうか。「妊娠税」の悪評もあるこの加算は、総合病院ではもらいませんという朗報を、患者さんの耳に届ける方が良策ではないでしょうか。町長の見解をお伺いいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

それでは、二つ目のご質問に、お答えいたします。妊婦加算は、本年4月の診療報酬改定時に新たに設けられたもので、議員ご質問のとおり、初診時に 75 点、再診時に 38 点を、加算するものです。診療報酬のあり方を議論する中央社会保険医療協議会では、妊婦には特に注意を払わなければならない病気もあり、高い診療技術が必要であること等が指摘され、新設に至ったものと考えます。議員ご指摘のとおり、総合病院は様々な科の医師やスタッフが連携し、質の高い医療サービスを提供するチーム医療体制を整えております。このことは、中医協が目指したものであり、妊婦の安心にも繋がるものと思っております。産婦人科医師が常勤していて、他科の医師が電話一本で適切な助言が得られるから加算を行わないのは、本趣旨とは相いれないものと思いますし、努力して医療サービスを向上させ、それに見合った診療報酬を受け取る制度に添って病院経営を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。

議員の質問 9番 三澤公雄

それでは、町長の答弁からお伺いいたしますけれども。この加算を4月からなんですが、いくら位の金額を見込んでいますか。収入増として妊婦加算を入れることによって、どれくらいの収入増を見込んでいますか。

町の答え 医事課長 沢野治

議長、医事課長。

町の答え 医事課長 沢野治

4月からの実績でよろしいでしょうか。10 月までの7か月で14 万 8,960 円加算として計上させていただいております。本人負担としては、4万 4,690 円となります。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。

議員の質問 9番 三澤公雄

それではこの金額は、この加算の、病院の収入として入っていく加算なんでしょうか。それとも、診療を避けたり診療を拒否しないようにすべきということで、そういう配慮をした医者に行くものなのでしょうか。

町の答え 医事課長 沢野治

議長、医事課長。

町の答え 医事課長 沢野治

加算につきましては、病院収入となるものでございます。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。

議員の質問 9番 三澤公雄

病院収入だということは、答弁いただきましたけれども。病院収入として 14 万 8,000 何某。そして、その個人負担は4万 4,000 円というところですが。この報酬をもらうことのメリットですね、いわゆるネット等も含めて、実際に私の妻なんかもこの報道を耳にした時に、私よりも先に妻の方がこの報道を耳にしたんです。妊婦加算の存在というものを。ストレートに怒りを表現しました。女性たちの集まりの中でも、全くもってこういうものがあったということを知らなかったが故にですね、非常に憤りをもって話されたというふうに私には見えましたけれども。この程度の報酬であれば、やはり僕は問題提起したように、いただかないと言った方のメリットの方がはるかに大きいように感じられますが、現場としてはどのように受け止めますか。この今4月から 10 月の実数が出ておりましたけれども、このことと加算をいただかないという表現をすることと、どちらにウエイトを感じますか。

町の答え 医事課長 沢野治

議長、医事課長。

町の答え 医事課長 沢野治

現場での考えということですので、私の方から考え方をご説明させていただきます。診療に対する報酬、加算を含めてでございますが、様々な医療サービスに対して、国がこの報酬をと決めているものでございます。特にこの妊婦加算、議員もご存知だと思いますが、妊婦さんが安心していろんな病気にかかれるようにということで新設をされたと。昨今の報道の中でも、厚労省が初期のPR、周知が不足していたというようなことも言っているようでございますので、その辺の理解がまだないのかなとは思っております。きちんとした説明としては、医療機関としては、妊婦さんが安心してより良い、質の良い医療サービスを享受できるような形で病院が対応し、それに対する報酬をいただけるものというふうに考えております。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。

議員の質問 9番 三澤公雄

この妊婦加算の実態は、八雲町においては妊婦に関してのいろんな減免がありますから、町内の在住者には妊婦加算の実際の負担はないということは分かっておりますが、他町の方で八雲総合病院にかかる方は妊婦加算が発生すると。そういった中でですね、実際に新聞の投稿の中に医師からの投稿もありました。丁寧な診療への評価ということで妊婦加算はされるようですが、たしかに妊婦さんには薬の処方だとかX線の検査だとか、工夫や配慮が必要だけれども、その労力に加算されるほどの価値があるのかなという気もすると。私は内科医だが、私が実際に本当に神経を使うのは、他の病院にも通う多剤服用中の、いわゆるいろんなお薬を飲んでいる方が受診されるということの方が、非常に神経を使うという投稿があります。つまり、医療の現場でもこういった疑問の声があります。そして、総合病院。先ほど産婦人科の実態、八雲町民はかからないという部分をお話しましたけれども。適切な診療、丁寧な診療、そして専門外の人が避けることがないようにとかといった加算だという認識なのですが、実際に総合病院では産婦人科にかかった患者さんにもこの妊婦加算を行っているというところに、ちょっと新たにまた疑問に思う方がいらっしゃるんじゃないでしょうか。つまり、専門医であっても妊婦加算を患者さんからいただいているというのは、先ほど僕2点、丁寧な診療への加算、そして一方では専門外の方がそういった薬の処方だとか診察の工夫だといったことで面倒に思い避けるのを防ぐための加算だという2点から見た場合でですね、産婦人科の専門医にもこの加算をするということに対して、やっぱり利用者の方は、ちょっとそれは何と。専門に勉強してきたドクターもこの加算を取るのかい、という意味で憤りを感じる現状だと思うんですけれど。そういった部分では、そう考える方々に対してどのような言葉で補いますか。

町の答え 医事課長 沢野治

議長、医事課長。

町の答え 医事課長 沢野治

議員ご指摘のとおり、この加算には様々な意見と言いますか、いずれかというと悪い方の意見が多いように私も思います。特に、ネットで調べますとあまりいい意見は出てきておりません。それをもってだとは思いますが、厚生労働省の方も不適切な加算については早急にその方向性を示したいというような文言。また、1年半後の診療報酬の改定時の見直しを示唆しているというような状況を勘案しますと、やはり妊婦さんにとってもあまり良くない加算なのかなとは思います。ただ、産婦人科の部分で取っていることをどう思うかという部分につきましては、もちろん、産婦人科では当然のように妊婦さんを診療するわけでございますが、病院としましてはそれに対応できる体制をとることにより、診療報酬をいただくと。より高い診療報酬をいただくというスタンスには変わりございません。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。

議員の質問 9番 三澤公雄

他町も羨む、お産の出来る町八雲というところが、一つの看板ではある中でですね。妊婦さんを診るための専門の科でありながらですね、妊婦加算というものをその患者さんに負担してもらっているということは、改めていかがなものかと考えていただきたいと。昨今の、八雲総合病院での出生数。僕は以前よりもやっぱり、これは少子化の影響があるので、一概にこの数字が小さくなっていることについて比較は出来ないと思うんですけれども。町内の人は先ほども申したように、この妊婦加算はないということで、止めたとしてもあまり影響はないと思いますけれども。他町の、そして、総合病院を選ばれても良いような地理的な位置にいる方に、少しでも総合病院にかかる動機付けにするということを考えれば、今、4月から 10 月までで 14 万 8,000 円ほどの収入増になるという加算ではございますけれども、十二分に僕は、今の課長がおっしゃったネット上の反響なんかを見ても、効果の方を期待してもらいたいなと思います。いかがなものでしょう。ただ、ここでちょっと自分は調べていないんですが、加算というものは、これ加算メニューはこっちの採用不採用とかっていう判断は出来なくてですね、一方的に加算されるものなら僕のアイディアは入る余地はないんですが。加算という仕組みからいって、こちらが選択するものだと思いますので。僕は、妊婦加算は八雲総合病院に関してはしないという方針の方がコマーシャル効果は高いということを、もう一度、出生数が少ないという現状を踏まえた上での答弁をいただきたいと思います。

町の答え 医事課長 沢野治

議長、医事課長。

町の答え 医事課長 沢野治

出生数につきましては、1年間で概ね 90 人程度でございます。受診者のうち八雲町の住民票がある、母子手帳をもらっているという方が約6割程度。そのほかが、桧山及び寿都、黒松内等からの受診者でございます。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

三澤議員ですね、この八雲総合病院の経営的なことを言うと、100円でも1円でも上げたいというのが私どもの人情でありますけれども。しかしながら三澤議員のご指摘のとおり、これを加算しないでPR効果というんですか、その辺というのはかなり大きいものと私も考えますので、その辺は早急に院長先生と相談をしながら検討してまいりたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。

議員の質問 9番 三澤公雄

議長。

議員の質問 9番 三澤公雄

1円でも欲しいという、たたき上げの経営者の感覚とですね、このコマーシャル効果も一定の理解が得られたという意味では嬉しいなと思います。だけど、どこかに先にやられちゃったら効果がね。新聞記者さんもいらっしゃいますので。ここで町長のご決断があれば、明日の朝刊に載るのかなというふうに思います。だから6割の町民、町民が総合病院の産婦人科を選ばない理由というのは、もちろん別なところにありますし、この加算を取る取らないという部分ではメリットは何もないわけだから、これまでもやられている努力をさらに積み重ねる必要はあると思いますけれども。他町の受診を、例えば八雲を素通りして七飯に行くような、函館方面に行くような方がもしいらっしゃるなら、八雲に立ち寄ってもらえるきっかけになるのかなと思いますので。一つ、なるべく早く努力して検討した結果を公表してもらいたいなと。私は、少なからず今の状況を見ると効果があるのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。

出典:八雲町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる