森町議会 平成30年第1回 3月会議 2018年3月5日
「新森町史」の編さんと歴史的資料収集・管理・活用について
- 聞いた人
- 松田兼宗 議員
- 答えた人
- 教育長 増川正志、総務課長 長瀬賢一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 14番 松田兼宗
それでは、通告に従いまして、質問させていただきます。「新森町史」の編さんと歴史的資料収集、管理、活用についてということで質問いたします。森町の歴史は、旧森町開基120周年記念事業として昭和55年7月に発行された「森町史」続編と位置づけられ、平成17年3月に発行され、昭和55年から平成16年までをまとめた「森町編年史」、そして旧砂原町の町制施行30周年記念事業として平成12年3月に発行された「砂原町史」があります。森町と砂原町が合併して新森町が誕生して13年目を迎えようとしていますが、過去を知ることは現在を正しく認識し、将来の発展のために欠かせないことと言われるように、旧両町の合併までの未整理の歴史と少なくとも合併後の13年間の歴史をまとめた「新森町史」の編さんに着手すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。また、各町史の編集後記などで指摘されている歴史的資料の紛失などによる資料収集の困難さが「森町史」では7年、「砂原町史」では5年という歳月を要したとされていることから、日常的に森町の歴史的資料収集と管理が重要であると考えます。現在森町行政での歴史的資料の収集管理がどのように行われているのか。また、歴史の歯車を動かしたのは無名の庶民なのである。これは「森町の歴史散歩」の中で指摘されていますが、そううふうに指摘されていることから、民間の歴史的医療の収集、管理が重要だと考えるが、いかがでしょうか。さらに、蓄積された歴史的資料の町史編さん以外の有効活用を図るべきだと考えますが、いかがでしょうか。以上です。
町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)
松田議員の質問にお答えします。初めに、「新森町史」の編さんに着手すべきとの質問についてですが、町史は郷土発展の記録であり、町を築いていくための礎となるものであります。「森町史」においては開基120周年、「砂原町史」においては町制施行30周年という大きな節目に発刊されております。このことを踏まえつつ、新森町として発足し13年であることから、今必要なことは合併までの未整理の歴史を含めての編さんの意義や方法、資料収集の方法等について総合的に整理し、長期的展望を持つことが必要だと考えております。次に、森町行政における歴史的資料の収集、管理についてですが、郷土史の資料となるものについては永年保存が原則となっており、各担当課で保存、管理しております。また、人口、産業、経済、社会、教育などの基本的な資料として森町統計書を作成し、公開しております。民間の歴史的資料の収集、管理につきましては大変重要なことと認識しており、町に寄贈されたものは大切に保管しております。さらに、森町に関する記事をスクラップした森新聞を作成し、資料として保存、公開しております。蓄積された歴史的資料の有効活用につきましては、広報等への記事掲載や郷土資料室での展示、小学3年生、4年生を対象とした社会科副読本、町内の小中学校への出前授業等で活用しております。以上でございます。
議員の再質問 14番 松田兼宗
それでは、再質問という形でさせていただきますけれども、今の教育長の答弁の中で、すぐやるとか、やらないとかという返答はいただいていないのであれですけれども、資料収集に関しては常時行われているのだという話になっています。それで、要するにその資料収集というのは今各担当課個々でやっていると、行政情報に関しては。行政の文書に関してはやられている形になっているみたいなこと言っていますけれども、本来であれば各資料というのは、森町の文書取扱規程の中ではどういうふうに書かれているかといいますと、文書の廃棄は毎年6月から7月まで総務課、各課の文書取り扱い主任が行うと。さらに、廃棄簿冊目録を文化財担当課に送付するのです。さらに、歴史的資料価値のあるものについては確認をし、総務課に連絡し、総務課が処理をするという形になっています。これというのは実際にどの程度行われているのか。そして、ここで歴史的資料価値のあるものという形に書いているのですが、それはどこの部署が行うかという問題があるのです。多分ここで書いているように文化財担当課に送付するというのは、教育委員会のはずなのです。教育委員会でその確認をして、最終的に総務課で管理するみたいなことを書いているわけです。実際にその点行われているのかどうか。さらに、それは総務課の絡みの問題であるのですが、もう一つ、歴史的資料に関しては、今教育長がおっしゃっていましたように、新聞の切り抜き等についてはスクラップされて情報提供されているという、それは確かに行われているようですが、そうするとそれは図書館で行われているわけですよね、最終的には。図書館の機能を今後どうするのかという問題が出てくるのだと思います。それで、まず文書確認の部署の問題です。歴史的資料価値の判断基準がどこでどのような基準で行われ、そしてその資料というどこの部署が担当課で最終的な管理を行われているのか。それちょっとお聞きします。さらに、図書館においては奉仕係というふうに担当の形になっているのです。それでは担当部署というのは文化財担当者、社会教育課の文化財保護係になるのかなと思ったりもするのです。この辺確認、最終的にどこが責任持つのか、その辺をお願いします。それは、教育長の範疇を超えている部分があるのだと思います。総務課サイドの管理の問題も、先ほど言いました文書管理規程からするとそういう問題が出てくるだろうと思いますので、その辺は総務課長のほう、もしくは町長のほうに確認したいと思いますけれども、その辺お願いします。それと、さらに有効活用と蓄積の問題なのですが、今現在私が把握している中では、図書館が切り抜きをスクラップ、道新等の何紙か、読売、朝日、今函新も入っていると思いますけれども、その辺のデータを集めてやっているわけです。そしたら、どういう形で言われるかといいますと、いつごろの新聞の記事を探しているということ言えば探してもらえる話は聞いています。それで、そういう使い方しかできないのかなと思って、もっと有効に使うのにはどういう方法があるかという問題なのですが、データベースにするしかないのだと思います。それをどういう形でやるのか。さらに、民間の資料とかいろんな資料というのは膨大な数が今あるわけです。それはインターネット上も含めて、町民が個々の分野で活動しているというのは新聞だけではないですよね。例えば公民館活動の中でいろんな各種団体がやられている。いろんな団体の資料とかも、当然その活動の歴史とかまとめているのたくさんあるわけです。そういうのは保管というのは行われていないのか。当然それも歴史的資料としては重要なわけですから、やるべきだと思いますけれども、その辺どうなっているのか。今の教育長の話では新聞の切り抜きのみの感覚でしかないので、その辺はどうなっているのか。さらに、データベースの話なのですが、町長の執行方針の中でどういうことが書かれているかという問題があるのです。自治体業務情報化、電子化という問題が言われていまして、官民データ活用推進基本法に基づく世界最先端IT国家創造宣言、官民データ活用推進基本計画を踏まえ、オープンデータなどのさらなる推進とともに、庁内におけるICT技術の利活用を推進して情報の有効活用をしようという話を言っているわけです。とすれば、当然そういう文化財、文化関係の記事もデータベース化して公開されてしかるべきものだろうと私は思うわけですけれども、その辺の考え。今やられていないのですから、その辺町の方針としてそういう方針持っているわけですから、その分野の部分も含めて考えるべきだというふうに思いますが、その辺いかがでしょうか。まず、とりあえずそういう形で再質問という形でしたいと思います。
町の答え 総務課長 長瀬賢一(総務課長は2020年12月まで)
それでは、松田議員のご質問にお答えいたします。まず、私のほうからは文書管理取扱規程の関係ですけれども、議員おっしゃるとおり、第31条のほうに文書の廃棄についての記載がございます。各課で廃棄する簿冊については、ほとんどが一般行政に関する書類ということで、その中身、手続については省略しているものもあります。先ほどの答弁にもありましたとおり、歴史的なそういう価値のある資料につきましては永年保存が原則ということになっていますので、各課で責任を持って保存、管理をしているという状況です。担当課で歴史的資料となるかどうかについて判断に迷うときには、都度総務課、社会教育課と協議をしながら進めていくべきだというふうに考えています。
町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)
再質問にお答えします。町史を編むということは、議員も先ほどおっしゃいましたけれども、過去を知ることは現在を正しく認識し、将来の発展のために欠かすことができないということであります。そして、今過去から学ぶこととしては、森町史においても砂原町史においても120年という時間的経緯を持って刊行されたことになります。つまりある一定の時間的な経緯をもとにしないと、町の変化、発展等は十分に押さえ切れないものだというふうにして思っておりますので、長期展望での編さん、まずそういった展望を持つことが必要かなというふうにしております。ということで、やっぱり歴史を編むということは待つということも非常に大切な作業なのだと。そして、今が歴史的事象の瞬間ですので、できることを精いっぱいやって、歴史的事象を積み上げていくことが必要かなというふうにして思っております。次に、新聞記事のことについてですけれども、今は図書館で行っております。それは、図書館の機能を生かしての部署での適切な対応をしておりますので、それについては何も今指摘されるようなことはないなというふうにして思っております。さらに、データベース化ですけれども、その前に電算化することが必要なので、その際に検討事項になることかと思いますけれども、まだ私どもの視野には入っておりません。また、公民館等での団体活動の資料ですけれども、各団体の記念誌は図書館で寄贈を受けて保存しているところであります。再質問の答弁といたします。
議員の再質問 14番 松田兼宗
まず、町史のことでこんなに幅が広がっていくとは当初思っていなかったものですから、私自身も。調べていくといろんな問題が出てくるのです。そもそも一番肝心なことは、今教育長の答弁の中の話だとある程度まとまったらやることを考えるという方針も、どういう方針つくっているかにもよるだろうという話で、今その蓄積段階が必要なのだという話だと私は受け取りましたけれども、確かにそうなのです。今10年たったからつくれという話ではないのです。問題は、いずれつくらなければならないはずなのです。そのための資料収集をどうやるのかという話なのです。今やっている今のやり方ではまずいのではないのですかということです、私の言いたいのは。だから、図書館なのか、それとも、社会教育課の図書館の奉仕係というふうになってくるのですが、どこなのですか。各課なのですか。そこなのです。どこかが中心になって、そのためではないのです。歴史のためという一つの目的があっても構わないのですが、毎日の積み重ねのデータを蓄積することが町史をつくる上で大事なのではないですかということ。だから、最初初めての歴史をつくったのは森町で7年、砂原町史で5年かかっているのです。そのとき苦労しているのは資料収集なのです。資料に基づかない歴史なんて書けませんから。だから、ふだんからの日常的なデータ、それと歴史的な価値のあるものが必要だと言っているのです。なのに、歴史的資料の価値、判断はどこでどういうふうにやっているのかもわかっていない。あやふやですよね。さらに、今で言う文書管理規程からいうと、総務課が各課の文書管理担当者に任せているような雰囲気で、そして社会教育の担当者のほうと話をしてという話を言うのですが、社会教育課のどこが担当かというと、文化財保護係なのです。文化財なのですか、資料収集というのは。違うのではないですかと私思うわけです。その機能というのは、私はやはり図書館が重要な役割を果たさなければならないのだというふうに思うのです。それで、図書館の機能って一体何なのかという話なのです。図書館法によれば、図書を記録、その他必要な資料を収集し、整理し、保存して一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設と書いているわけです。さらに、今回の教育長の施政方針の中には、図書館について町民一人一人の学習を支援し、潤いのある生活の一助となるよう蔵書の整備と森町資料の収集、新刊情報の提供に努め、図書館機能の充実を図ってまいりますと書いてあるわけです。だから、森町資料収集というのは図書館で当然やる。ここに書いていることからすれば、やらなければならないことだと私は思うわけです。では、具体的にどういうことをやっているかというと、新聞の切り抜き程度なのです。それではまずいのではないですかと私は思うわけです。データベースの話先ほど言いましたけれども、それは町の方針でそういう話を進めているわけですか。町の方針というよりも、国の方針なわけですよね。それにのっとった形で各市町村、都道府県も含めて全部そうなのですが、そういう情報を公開するということ、提供、どんどん公開していくのだと。そして、森町に関しては、オープンデータという形で先進地だと言われているのです。先進地だと言われているデータの量というのはどれだけの量あるか。公開されているものは12しかないのです。12個のオープンデータしか公開されていない。先進地と言えるのですか。そういう筋の人たちからすれば、当然進んでいると言われているのだけれども、その一翼を担う情報の共有、町民との協働のこともありますけれども、そこからすれば、歴史の資料収集して、それを情報を開示する。皆さんと共有することがオープンデータの活用というふうになっていくのだと私思っていますし、そういうことをやっていかなければならない、これから。だから、今までやっていないことについてどうのこうのという話はないのですが、もう少しその辺の資料収集に関して考えていただけないのかなと思っています。さらに、歴史書がどうのこうのと、そんなこと私すぐつくれなんて思っていません。つくれると思っていませんから。今の状態ではそれこそ5年も10年もかかるわけですよ、そういう資料収集すること。それで、最後に、いろいろあるのですが、資料収集の一つとして、過去に町史を書かれた方がもうほぼ亡くなって、いらっしゃらないのです。とすれば、その人たちの持っている資料等を何とか今のうちにいろんなものを集める段取りも考えていく必要があるのだと思うのですけれども、その辺も含めて今後の歴史的資料収集に関して最後に質問して終わりたいと思います。(「議長、ちゃんと調整とってから答弁させなさい」の声あり)
町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)
お答えいたします。資料収集について幾つか課題を指摘されましたけれども、今私どもでできる課においてできることを精いっぱいして収集していきたいというふうにして思っております。また、たかだが新聞の切り抜き程度ということもありましたけれども、非常に重要な蓄積ではないかというふうにして考えるわけです。そのことをぜひご理解いただきたいというふうにして思っております。それから、各町史において5年、7年ということを指摘されましたけれども、それは必ずしも資料収集の困難さだけではないようです。当然5年、7年かけて、資料収集の計画年もありました。そして、執筆年に半分以上かかっているわけです。そして、当時においてはパソコンもインターネットも普及していない中にあって、編さん室を設けて編集人がそれぞれ自己で収集してつくり上げたのです。あの時代に、それも5年、7年という短い時間の中で。まさに努力、熱意です。その上に町史が今あるわけです。私たちもそれに見習って、丁寧に蓄積をしていきたいというふうにして答弁して、再々質問の答弁といたします。以上です。(「担当課はどこになるの」の声あり)
町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)
それも今担当課で蓄積しておりますので、いずれ……(「担当課どこ」の声あり)
町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)
各担当課です、我がほうの。いずれその時期が来ましたら、一本化して編さんに向かっていきたいということですので、今は各担当課での蓄積を重視しているところです。以上です。