みんなの議会

七飯町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月7日

不登校の現状と対策について

聞いた人
田村敏郎 議員
答えた人
学校教育課長 俉楼司、教育次長 扇田誠、教育長 與田敏樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 田村敏郎

それでは、3問目、不登校の現状と対策について。毎年5月には、文科省が学校基本調査を実施している。今般、新型コロナウイルス感染拡大という状況の中で、学校教育の環境も大変厳しくなり、児童・生徒には精神的、肉体的に大きな負担となっているが、そこで、次の点について伺いたい。1、不登校の児童生徒の5年間の推移はどうなっているのか。2、不登校の主な原因は何か。3、不登校を解消した児童生徒の5年間の推移はどうなっているか。4、教育支援センター「レインボー」の通級状況はどうなっているのか。5、各中学校に配置されているスクールカウンセラーは、不登校事案についてどう関わっているのか。6、家庭環境等に課題がある場合は、町長部局と連携をとるとあるが、具体的にどういう事象をいうのか。

町の答え 学校教育課長 俉楼司(学校教育課長は2021年12月まで)

それでは、順に答弁してまいります。まず、1点目の、過去5年間の推移でございます。不登校に関する文部科学省の調査である児童生徒の問題行動、不登校生徒など、生徒指導上の諸問題に関する調査での数値により御答弁申し上げます。令和2年度は、小学生20名、中学生35名、合計55名。令和元年度は、小学生12名、中学生34名、合計46名。平成30年度は、小学生7名、中学生41名、合計48名。平成29年度は、小学生10名、中学生22名、合計32名。平成28年度は、小学生6名、中学生14名、合計20名となってございます。2点目、不登校になった主な原因としては、学校での人間関係、家庭内環境によるもの、勉強が嫌い、本人の生活の乱れ、無気力により登校への意欲がないなど、様々な理由でございます。3点目、不登校を解消した児童生徒の5年間の推移でございます。少しでも登校できるようになった件数で申し上げますと、令和2年度は、小学生4名、中学生12名、合計16名。令和元年度は、小学生2名、中学生16名、合計18名。平成30年度は、小学生2名、中学生7名、合計9名。- 39 -平成29年度は、小学生5名、中学生6名、合計11名。平成28年度は、小学生はおりません。中学生は1名、合計1名となってございます。4点目、教育支援センター「レインボー」の通級状況でございます。令和2年度は、開設日数は214日間、通級児童生徒数は5名。令和元年度は、開設日数は226日間、通級児童生徒数は8名。平成30年度は、開設日数は230日間、通級児童生徒数は9名。平成29年度は、開設日数は123日間、通級児童生徒数は4名。平成28年度は、開設日数は122日間、通級児童生徒数は5名の実績でございます。5点目、スクールカウンセラーの関わりについてでございます。スクールカウンセラーは、学校において、家庭、学校での友人関係など、悩みを抱えている児童生徒に対するカウンセリング、また、教師、保護者への助言を行うなどの対応を行っております。6点目、町長部局との連携でございます。これまでも児童生徒に対する相談は、学校、教育委員会、町長部局である子育て健康支援課が連携して行ってきたところであります。現在は、通学している学校にも多くの相談がありますが、家庭内での親子の関係、家族間の不仲など、学校現場のみでは解決しきれない場合もあり、さらに内容も複雑多様化、深刻化していることを踏まえ、より対応を円滑に行うため、初動段階で、学校、教育委員会、子育て健康支援課が情報の共有を図り、その後の対応を含め、支援体制を強化するものでございます。なお、対応するに当たり、5月に連携マニュアルを作成し、各学校へ通知をしております。今後、町のホームページ、広報により、保護者、地域住民に対し、広く周知を図ってまいりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。

議員の質問 5番 田村敏郎

まず、1点目の、不登校の児童生徒に関してですけれども、これの数字というのは学校基本調査の数字なのか、何だかと先ほど言ったのがちょっと分からなかったのですけれども、学校基本調査の数字なのか違うのかということで、それともう一つには、不登校という定義と言えばおかしいのですけれども、どういうふうに、国でいう定義と全く同じだとは思うのですけれども、独自の考え方があれば、またそれなりの解釈の仕方を教えていただきたいのですが、まず1番目の数字が学校基本調査なのか、そしてもう一つには、不登校の定義、これはどういうものなのかというのをちょっと教えていただきたいと思います。それから、4番目、これは通級状況で、この16人、18人、9人、11人、1人というのは、通いましたよという数字だと思うのですけれども、違うね、これは不登校から復帰したのが16人、18人、9人、11人、1人ということで、すみません、「レインボー」に通級しているのが5人、8人、9人、4人、5人というようなことですよね。この4番、特に4番の方々、それから不登校を解消した3番目の16人、18人、9人、11人、1人、この方、何を言いたいかというと、不登校を解消して、現在、学校に通っていると思うのですけれども、こういう人方は、恐らく通常の小学校、中学校の修了というか、そういう形になると思うのですけれども、例えば4番の通級状況、ずっといますけれども、なかなか学校に行けないとか、あるいは、家庭から「レインボー」にも行けない、そういう人方について、学校に出席し て い る 出 席 扱 い に で き る か ど う か 、 そ こ をちょっとお聞きしたい。というのは何かというと、その前に小学校と中学校をまたにかけた不登校の方がいるかどうかなのです。そこをちょっと教えていただきたい。それによって、小学校からなかなか中学校にも行けなくて、学校にもちろん行けない、そして「レインボー」にもなかなか行けない、そして自宅にいるという、そういう人方で、自宅にいる方は難しいかも分からないですけれども、「レインボー」に一生懸命頑張っている、そういう人方が中学を卒業できる資格が、出- 40 -席扱いになって卒業できる形をとれるのかどうか。行っていてもだめですよという話になれば、なかなかこれまた子供本人にとっても厳しい状況になるだろうと思うので、そこら辺、ちょっとお話をお願いしたいと思います。お願いします。

町の答え 学校教育課長 俉楼司(学校教育課長は2021年12月まで)

それでは、順にお答えしてまいります。まず、私のほうで1問目、御答弁申し上げましたけれども、数値の根拠になっている調査につきましては、児童生徒の問題行動・不登校生徒等生徒指導上の諸問題に関する調査というものがございまして、その調査結果でのお答えということでございます。ちなみに議員おっしゃる学校基本調査、以前はその調査の中で不登校の数値も調査をしていたというところでございますが、最近は学校基本調査の中で調査されていなくて、こちらのほうで調査をしているというところでございます。続きまして、不登校の定義についてでございます。不登校につきましては、文部科学省の調査の中でも言っておりますけれども、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因、背景により、登校しない、あるいはしたくてもできない状況にある方で、年間30日以上欠席した方をいうということになってございます。また、別の学校教育法施行令第20条の中では、学校に7日間以上連続して欠席した方につきましては、学校のほうから教育委員会のほうに届け出をする義務があるということでございます。それに伴って、今まで七飯町としては、7日以上登校がない生徒については、学校からの報告をいただきながら対策を講じてきたというところでございます。また、ちなみに、今年の3月8日に北海道からの通知がございまして、7日というところの連続というところで、もう少し初動での対策が必要だろうということで、欠席が5日以上続いた場合には、教育委員会のほうに報告して、対策を講じると、そのような指導がございまして、今年度より教育指導センターで、町として学校からその報告をもらうのが5日以上の欠席者ということで取り扱いをしているところでございます。続きまして、「レインボー」だとかで、学校に通えなくても「レインボー」で通級している児童生徒がおりますけれども、そこにつきましても、単位といいますか、学校に通っているというところの判断から、そういう状況でございます。また、小学校から中学校にかけて不登校者がいるかということで、今、数値は持っておりませんけれども、実際はそういう子もいらっしゃるということでとらえてございます。以上でございます。

議員の質問 5番 田村敏郎

ちょっと確認でございますけれども、まず、「レインボー」でありますけれども、「レインボー」は9時から3時ぐらいの時間だったと思いますけれども、そして勉強時間が2時間ぐらいでしたね、たしか。それで、開設がこれから見ると123日、これは平成29年度、こういうふうになっていますけれども、要するに「レインボー」で2時限の時間単位と、それから中学校より早いというか、9時から3時ぐらいまでという話の中で、出席扱いで単位をとるという、それはそれで構わないのですけれども、通常の中学校生活とのバランスというか、そこら辺については問題があるのかないのか、そこら辺、ちょっと教えていただきたいと思います。それから、定義については、連続5日以上、今年度というか、それから、累積と継続で30日以上という考え方で構わないということですよね。そして、全く不登校で、「レインボー」にもなかなか難しい、そして家庭にいるという、こういう子供に対して、例えばコロナのあれでタブレットを買いましたよね。ああいうもので積極的に授業を子供たちに見せていくというか、参加させる、別な形で参加する形になると思うのですが、そういう手立てを講じているのかどうか。それともう1点、分かる範囲でいいのですけれども、よく以前、今もあると思いますけれども、中1ギャップの問題、これによって中学に入ってから不登校を起こしてしまったと明らかに分かるような状況というのはあるのかどうか。そこも引っくるめながら、ちょっと教えていただきたい- 41 -と思いますけれども。

町の答え 教育次長 扇田誠

まず、「レインボー」の 出 席 扱 い 、 こ れ に つ き ま し て は 、 「 レ イ ンボー」以外でも、「レインボー」に行けなくて自宅学習している子供、これにつきましても全て出席扱いになっています。というのは、学校のほうでいつも連絡をとりあって、課題等をやって、それで意思の疎通をちゃんととっているということで、そこは全員出席扱い、学校と連絡がとれればいいということで取り扱ってございます。また、タブレット利用につきましては、今現在、1人1台当たっておりますが、現実として、今、すぐ使えるというような段階ではまだございません。これについては、今、早急に学校のほうとやっているところなので、これは近々大分進むと思いますから、もうちょっと時間をかしていただければと思います。それと、中1ギャップ、これについては、やはりまだ現在あるということは確かでございますけれども、少なくとも大沼の岳陽学校については、それが今見られないということで、成果は出てございます。その中1ギャップについては、やはり学校のほうと、小学校からどういう対策をとっていいのか、今、「レインボー」の指導員等と教育委員会のほうできちんと月1回、定例の運営会議を開いて、いろいろな問題点を学校と一緒に考えていっているところなので、これについても昔よりは減ってきていると、早い対応で行っていますので、そこについては御理解していただきたいと思います。これからも、やっぱり不登校につきましては、文科省のほうで必ず学校に来なくてもいいというような、そういう方針が出ましたので、なかなか難しい、非常に難しい時代になってございますけれども、その多様性を教育委員会のほうでもみんなで受けとめて対応してまいりたいと思いますので、どうぞ御理解のほう、お願いしたいと思います。以上です。

議員の質問 5番 田村敏郎

今までの答弁の中では、5年間の不登校の推移、これはやはり由々しき問題ですよね。28年は20名、その次は32名、48名、46名、55名、だんだん増えてきている。やはりこういうのを何とか防がなければならないということと、それから、一方では、28年は1名、それから11名、9名、18名、16名といって、学校に復帰してきているという、これは現場のスタッフが非常に努力しているという、こういう成果だと思うのですね。不登校というのは、やはり不登校にならないための学校づくり、それから、きめ細かく柔軟な対応をするという、これがやはり不登校に対する未然防止の方策だというふうに理解しておりますけれども、そこ、最後に教育長に意気込みを、やはり1人でも出さないのだというような考え方で、これからどうしていくのか。以前は、不登校は七飯町全体の問題で、校長会全体で取り組むのだというような考え方を示されましたけれども、今、非常に増えてきて、どこでも大変だという中で、やはり不登校にならないための学校づくりをどうあるべきなのかというのを答弁願いたいと思います。

町の答え 教育長 與田敏樹(教育長は2024年9月まで)

全体として話を整理しなければいけないのですけれども、今、学校に行くことのみを目的とするということが基本的には文部科学省のほうでなくなりました。ですから、学校に来ないから不登校ということではないということです。不登校という言い方の一面は、学校に来させるということを目的としていますので、不登校という発想になりますけれども、その子の特性によっては、「レインボー」にも行けない、あるいはほかのフリースクールにも行けない、だけれども自宅で勉強はしたい、自宅だったらできる。今までの定義であれば、これは不登校になりますけれども、でも今は、ここは不登校という扱いをしておりません。ということは、なぜかといえば、勉強をする場所については、それぞれあるという考え方です。ただ、もう一つの言い方としては、学校に行きたくても行けないという子供たちに対しては、やはりそこは学校としてしっかりと来られる環境をつくらなければいけないだろうというふうに思っ- 42 -ております。そういう意味での不登校の子どもたちが学校に来られるようになるためには、教育委員会の教育行政方針としてずっと掲げていますけれども、子どもたちにとって行きたい学校、保護者にとって通わせたい学校、先生方にとって働きやすい学校をつくり上げること。日曜日の夜に学校へ行きたくないではなくて、学校に行けるという、これは去年、コロナ禍のときに、6月に休校が明けて学校が始まりました。その休校の期間中、子どもたちは学校に行きたいという思いが非常に強かった。やっぱりそういう意味では、学校というのは来たいという子どもたちをいつでも受け入れますという状態にしておかなければならないというふうに思っております。そういう意味では、教育委員会と校長会が一体となって、子どもたちが行きたいと思える学校を常に目標に掲げてつくり上げていくということをこれからもやっていきたいし、一方では、それが学校ではないところで学びをしたいという子どもがいれば、それはそこでサポートしていきたい。そのための一つのツールとしてタブレットというものがございますので、そこについては使える環境をなるべく早目にやっていきたいというふうに思いますので、ぜひ御理解いただきたいと思います。以上でございます。

議員の質問 5番 田村敏郎

終わります。───────────────────散 会 の 議 決───────────────────

出典:七飯町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月7日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる