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森町議会 平成25年第1回 3月会議 2013年3月11日

環太平洋連携協定(TPP)について

聞いた人
堀合哲哉 議員
答えた人
町長 梶谷惠造、農林課長 久保康人、水産課長 島倉秀俊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 堀合哲哉

では2番目に、環太平洋連携協定、TPPについて質問いたします。首相は、TPPは聖域なき関税撤廃を前提としないと日米首脳会談で確認できたとして交渉参加に踏み出すことを施政方針演説で主張しました。しかし、日米共同声明は、TPPそのものの基本理念である聖域なき関税撤廃を前提としたものであり、首相の言動は国民を欺くものでしかありません。TPP参加は、農業、漁業を初め医療、保険、食品加工業等を崩壊させ、国のあり方、形を変えてしまう重大問題であるにもかかわらず、国民に何も明らかにせず、議論もせず、国民的合意も得ず交渉参加を進めるやり方は民主主義の否定であります。1次産業中心の当町も大打撃を受け、町民生活への影響ははかり知れないものとなります。TPP交渉参加についての町長の見解をお聞きしたいと思います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

堀合議員のご質問にお答えいたします。TPP交渉参加について私の見解とのことですが、さきに行われた日米首脳会談後の記者会見において安倍総理は、TPPでは聖域なき関税撤廃が前提ではないことが明確になったとして今週中にもTPP交渉参加を表明するとしております。しかしながら、このような森町を初め北海道はおろか国そのものを揺るがしかねない重大問題において、聖域なき関税撤廃が前提ではないというものの、その具体的な情報が示されず、国民に対する説明も同意もないままでの交渉参加は拙速であると言わざるを得ません。このようなことから、TPP交渉参加は反対であるのが私の見解であります。以上でございます。

議員の再質問 9番 堀合哲哉

大変明快なご回答いただきました。ちょっと安心しました。まさかTPP賛成するとはおっしゃらないだろうなと想像しながら、ちょっといろいろ考えたのですけれども、我が町はご承知のように1次産業中心でございます。私前町長のときも同じような種類の質問いたしました。それで、ちょっと聞きたいのは、影響額という問題なのです。政府がなかなか明らかにしないものですから、全てにおける影響額といってもこれまた算出が難しい。先日高橋知事が少しずつ情報を得た中で影響額を再度試算したいという旨の報道もされております。ぜひ森町にとって死活問題でございますので、とりあえず農業、漁業にかかわる影響額、これを計算されているならば、現時点でお述べいただきたいなというふうに思っております。このTPP参加すると、大体食料自給率が10%ちょっとと、だから8分の7は外国に依存すると、全く食料を生産しない国に陥ってしまう。その他に影響が実はあるのですけれども、その他、いわゆる医療問題、これも深刻でございます。ここでちょっとお聞きしたいのですが、病院の担当者は坂田次長ですか、町長でいいのですが、これに入って何が持ち込まれるかというと、保険適用外診療といいますか、いわゆる混合診療というのが出てきます。そうすると、お金のあるなしで大体診てもらえるか診てもらえないか、この治療は保険かかりますが、適用ですが、これ以上になると保険適用できません。ですから、例えば今年度の病院の目標である高度医療といいますが、高度医療なんていうのは適用除外されるだろう。ですから、貧乏人は医者にかかるなと、この方式でございます。これやられてしまいますと、日本の保険制度そのもの全部崩れ去ります。ですから、非常に農業、漁業だけでなくて、そういうこともあって全国の医師会も反対しているのです。なかなか医師会というところ、そんな行動起こさないところですけれども、特にこのTPP問題では非常に真剣でございます。そういうのありますので、それと梶谷町長にぜひ行動としてもお願いしたいのは、先日テレビ見ていました。空知のほうだと思うのですが、各首長が集まりまして街頭でビラまきみたいことをやっていたのです。それでTPP反対を訴えていた。きのうは、十勝でTPP反対の大集会開かれまして、それもその周りの市長、町長等がこぞって集まった。その数4,800人、そういう状況です。ですから、北海道相当機運は少しずつ上げようと努力されているので、それに比べ渡島は随分何か元気が出ないものですから、ぜひお若い梶谷町長に、何か1年目で出しゃばるなと言われそうですけれども、これは各町にとっても死活問題でございますので、近く開かれる町村会等ございますので、ぜひ梶谷町長のほうからご提案されて、この地域からも大きく反対の声上げていこうと、森町単独だけではなくて、この地域全体でという、ぜひそれも含めてご提案していただきたいと思うのですが、その辺いかがでしょうか。以上です。

町の答え 農林課長 久保康人(農林課長は2013年3月まで)

それでは、私のほうから農産物の影響額についてお答えをしていきたいというふうに思います。まず初めに、米でございます。あくまでもこれは見込みでございますけれども、生産額、森町の場合1億9,000万に対して影響割合90%でございます。これは、国も90%という形で認めてございますけれども、その影響額1億7,000万でございます。次、小麦でございますけれども、生産額3,000万に対して影響割合100%、影響額3,000万でございます。てん菜でございますけれども、生産額1億に対して影響割合100%で、影響額1億ということでございます。それから、酪農関係、これは乳製品だとかそういうような部分でございますけれども、牛乳含めて生産額1億7,000万に対し影響割合72%を見込んでございまして、影響額1億2,000万でございます。続きまして、肉用牛でございますけれども、生産額1億7,000万に対して影響割合82%で、影響額1億4,000万程度でございます。次、豚でございます。生産額41億2,000万に対し影響割合約100%見ていまして、同じく41億2,000万。合計で生産額47億8,000万に対して影響割合約98%、影響額46億8,000万の当町の影響額の見込みでございます。以上でございます。

町の答え 水産課長 島倉秀俊(水産課長は2013年3月まで)

それでは、お答えいたします。TPPに参加した場合の森町の漁業への影響額につきましては、22億6,000万円と試算してございます。内訳につきましては、ホタテが15億700万円、スケトウダラが4億9,800万円、イカが2億1,000万円、昆布が4,500万円となってございます。なお、影響額の試算に当たりましては、平成22年に道が影響額を公表した際に使用しました影響率により算出してございます。以上でございます。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

私のほうからは、先ほどの病院の混合診療につきまして、ただいま農林課、水産課からも非常に大きな影響額が出てきて驚いているところでありますが、この病院の診療に対しましても非常に影響額が大きいと伺っております。そういった部分では、基本的にTPPの混合診療に対しましても反対を表明していきたいと思います。さらにまた、議員ご指導のとおり、今後町村会等いろいろな会合の場面でもこのTPPに関しましては全体的に力を合わせていくという機運が盛り上がっていくことだと私も予測をしております。先般北海道、高橋はるみ知事も反対を表明されておりました。みんなでやはり生活を守るためには力を合わせてこれについての反対ということを提言していきたいと、そのように思います。以上でございます。

議員の再質問 9番 堀合哲哉

ありません。

出典:森町議会 平成25年第1回 3月会議 2013年3月11日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる