みんなの議会

森町議会 平成25年第1回 3月会議 2013年3月11日

再生可能エネルギーの導入推進について

聞いた人
前本幸政 議員
答えた人
町長 梶谷惠造、企画振興課長 金谷孝己

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 前本幸政

おはようございます。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。再生可能エネルギーの導入推進について。梶谷町長は、このたびの町長選における公約で私の6つの約束を重点政策に挙げ、町民と約束をされ、当選をされました。また、24年11月号の広報もりにおける就任の挨拶の中でも、就任後の町政を進めるに当たって選挙戦で訴えてきたこの私の6つの約束を重点政策としていますと書かれております。その重点政策の一つに、自然エネルギーを活用したまちづくりを掲げておりますが、脱原発を目標に、水力、風力、太陽光などを活用し、売電事業に取り組み、町独自の収入策を公約としております。あわせて、これらの重点政策に対して町長は、町民の先頭に立って全身全霊をかけて政策を進めますと決意を述べられております。また、今議会の町長の町政執行方針の中で新エネルギーについて次のように述べられております。新エネルギー導入を推進するため、本年度は地域新エネルギー導入基礎調査を行い、資源の賦存量や利用可能量などの事業化への検証資料を策定し、環境に優しいまちづくりに向けた新たなエネルギー政策を推進してまいりますとされております。私自身、脱原発については賛成でありますが、それにかわる代替エネルギーについて大変興味がある立場より、以下についてお尋ねをいたします。1、脱原発を目標にされておりますが、これは再生可能エネルギーへの転換を意味するものと考えております。森町においても売電事業以外にも代替エネルギー転換奨励などを行い、住宅用太陽光発電システムへの助成制度の活用など町民向けの補助政策は考えていないのでしょうか。2、売電事業に関してでございますけれども、10月16日の新聞報道によれば、小水力発電は実行まで2年くらいかかるかもしれないので、すぐに研究に着手する、また風力、太陽光の活用も考えていると力強く語っておられました。しかし、再生可能エネルギーによる発電の新規参入を促す狙いで導入された固定価格買い取り制度、これは平成24年7月スタートでございますが、平成25年度以降に買い取り価格の見直しが検討される予定であるとも聞いております。時間的な制約があることを前提にお尋ねいたします。(ア)、2013年予算に発電事業についての調査費が計上されており、いよいよスタートする計画のようでありますが、まだまだ早期の調査など着手ができなかったのか、また新エネルギー導入基礎調査の具体的内容をお聞かせいただきたいと思います。(イ)、再生可能エネルギー売電事業に関しては、町独自の収入策としていることから、直営事業としての想定なのでしょうか。(ウ)、民間との共同事業や企業誘致などを進めるための政策(町有地の賃貸、進出企業に対する助成、固定資産税の減免など)は考えられないのか。以上でございます。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

前本議員のご質問にお答えします。1点目の補助政策についてでございますが、現在渡島管内においては函館市と北斗市の2市が国の住宅用太陽光発電導入支援対策費補助制度と併用した独自助成制度の運用をしていると伺っております。森町においては、環境に配慮したクリーンエネルギー活用に関する町民意識の醸成のため、今後の施策として勉強していきたいと、そのように考えております。2点目のご質問についてお答えします。最初のご質問についてですが、新エネルギー推進事業は議員ご存じのように森町において初めての事業であります。調査のためには、担当する課や職員等の体制、あるいは予算措置に関する調査や申請などの事前準備が必要となってまいります。昨年10月19日に就任後すぐにこれには着手いたしまして、このたびの議会に調査費を提案させていただく準備が整ったところでございます。また、新エネルギー導入基礎調査の具体的な内容でございますが、太陽光、風力、小水力、地熱、バイオマス等に関して森町内の賦存量を数値化し、具体的な利用可能量を調査いたします。また、各エネルギーの適地についての調査やどのような種類の再生可能エネルギー事業が適しているのかなどについても調査し、整理してまいりたいと考えております。次のご質問についてですが、昨年12月会議におきまして松田議員のご質問にもお答えしておりますが、今後の展開により最も有利な方法を検討してまいります。最後のご質問ですが、今後の展開によっては民間との共同事業や企業誘致等も視野に入れ、新エネルギー事業の導入を図っていきたいと考えているところでございます。また、議員ご提案の支援等につきましては、必要になった場合には議会にご相談をさせていただきたいと考えております。以上でございます。

議員の再質問 5番 前本幸政

それでは、再質問させていただきます。何点かありますので、よろしくお願いしたいと思います。まず、住宅用の太陽光の助成の部分でございますけれども、勉強していきたいというようなお話でございました。私の調べでは、今町長もおっしゃっておりましたけれども、住宅用太陽光発電システムの助成制度をされている自治体は全道で63市町村でありまして、渡島管内では函館市と北斗市がその助成をされております。函館市では、平成24年度154件で約3,000万の助成をされました。今年度も、この25年度の予算につきましても函館市は同様に150件を想定し、昨年と同額の3,000万を予算化していると聞いております。ちなみに、1世帯の設置額は約190万円で、そのうち市の助成が21万、国の助成が13万円ということで約三十四、五万の補助のようで、大変これは函館市は好評なようでございます。今町長がおっしゃられました勉強していくという部分で前向きなのかなと思っております。このような助成を前提に考えているのであれば、やっぱり実現に向けて早期の政策を進めていただきたいと思います。また、この助成に関しても相手方の計画も考慮していただきまして、時期や時間についても明確な情報を随時報告して実施していただきたいと思います。2点目でございますけれども、新エネルギーの導入基礎調査について再度お伺いをいたします。経産省の発表しております固定価格買い取り制度では、1キロワット当たり太陽光では42円、これは今年度からもしかしたら下がりまして38円程度になるというようなお話もされております。風力発電では23円から57円、小水力の発電では25円から35円というような据え置きの金額が示されておるわけであります。太陽光発電の発電施設認定件数は、これは10キロワット以上でございますけれども、道内では562件を超え、ちなみにほぼ半分の259件が道内の法人、そして175件が個人、120件が道外の法人、8件が海外の法人ということで、自治体で運営しているのはないようであります。ちなみに、我が森町でも何件か太陽光の発電が今年度から運用されるというふうにも聞いております。また、小水力発電は、道内では札幌市で400ワットクラス、帯広市で200ワットクラス、これは平成26年7月にスタートするようでありまして、この2カ所だそうでございます。札幌市では、藻岩浄水場を利用した水道発電、また帯広市では十勝中部広域水道企業団の水道施設を利用した水力発電でございます。約140メートルの落差の高水圧を利用して河川よりも流量が安定している水道の発電だそうでございます。ちなみに、河川の水力発電の実用化を目指して実験に挑んだ自治体もございました。これは、ニセコ町でございますけれども、平成10年9月から約3カ月間町内の用水路や小川に4カ所大変趣向を凝らした発電装置を5種類を設置し、実証実験をされたそうであります。結果的には、落ち葉や流木、また積雪、着氷などで実用化への課題を多く残した結果だったそうでございます。平成24年10月3日に行われました町長選における候補者による公開討論会や選挙カーにおける梶谷町長の売電事業の提案には、私を含め多くの町民が期待を持たれたと思っております。また、以前設備関係のお仕事を経営されている立場より、何らかの発電に対する思いや考えは多く持っている方だろうと思っております。そこで、再度ですけれども、この調査費、今回今これから予算審議に入るわけでありますけれども、約450万円の使われ方、またそれに伴うもう少し具体的な調査の内容、これをもう一度お聞きしたいと思います。それから、町独自の収入策をどう考えているのかというお話でございますけれども、有利な方法を考えていきたいというようなお話だったと思います。何とかいろんな方面で有利な方法を考えるべきだと私も思っておりますけれども、基本的に自治体の役割というものをよく考えながら、本当に自治体が収入策を考えるということが妥当なのかどうなのかというのは慎重に考えていかなければならない、株式会社森町をつくっていいのかという部分はありますので、慎重に考えていかなければならないのかなと思っておりますので、その辺もう一度答弁をいただきたいと思います。それから、民間との共同事業や企業への助成についての部分でございますけれども、これもいい方向に行けば議会のほうにも提案をしていきたいというようなお話でございましたので、前向きな方向なのかなというふうに理解しているわけであります。北海道では、平成24年度道内で建設計画がされている大規模太陽光発電所の用地といたしまして、進出を検討されている民間企業などに道の遊休地を売却や長期貸し出しをする方針であるようでございます。また、積極的に再生可能エネルギーの有効活用と地域産業の活性化を図るために、進出する企業が新たに設置した太陽光発電施設に係る固定資産税を減免するなどの優遇策を講じた地域もございます。滋賀県の守山市、福岡県の宗像市、また福岡県の大牟田市ですか、これは5年間の固定資産税を優遇されるというふうに聞いております。それから、北海道では苫小牧も減免されるというようなお話も聞いております。我が森町におかれましても、再生可能エネルギーに対する町民の関心度も大変増してきていると思っておりますし、クリーンなエネルギーももちろんでございますけれども、今一番森町に必要なクリーンな森町を目指すためにも企業誘致や、また進出する企業への助成、さらには減免など、真剣に考えていかなければならないのかなというふうに思っておりますので、期待はするのですけれども、もう一度その辺の考え方をお聞きしたいと思います。それから、5つ目になりますけれども、平成24年12月3日に北海道における再生可能エネルギーの導入拡大と地球環境の保全とエネルギー自給率の向上、そして地域経済の発展に寄与するということを目的に北海道再生可能エネルギー振興機構が発足されました。我が森町も、再生可能エネルギーの導入拡大に対しまして町を挙げて取り組む姿勢のあらわれといたしまして、会員としてこの機構に参加されたようでございます。ちなみに、今後の今予算審議に入るわけでありますが、その項目の中にこの機構への負担金として5万円の予算が計上されているようでございます。今後森町といたしましてどのような取り組み方、そして具体的な構想があるのか、この点をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

前本議員の再質問にお答えします。非常によくお勉強していらっしゃるし、私も見習って負けないように進めていかなければならないなと、そのように意識をいたしました。まず、1点目の他町、他市でも取り組んでおる補助制度、私も勉強させていただきたいと申しますのは、進めていく中では必ず必要になる制度であろうと、そのように思っております。それから、今年度近隣の町では七飯町が25年度に導入するというお話も伺っておりました。そういったところ、他の町で取り組んでいる状況も勘案させていただきまして、調査をさせていただきまして、これから森町にふさわしい形というのが時期が来ましたら恐らく必要になってくると、そのように思いますので、まず勉強させていただきたいというふうに、また再びの答えで申しわけございませんが、思っております。また、2点目と5点目につきましては、若干事務的な部分がございますので、担当課からご説明させていただきたいと思いますけれども、取り組みに対する事業の展開における体制の部分でございますよね。町で直営するのか、それからいろんな形公募した中でやるのかとか、そういった部分につきましては今現在形としてはないものでございますけれども、基本的に申し上げますと、直営というのは正直考えておりません。今現在は、ある程度町としていろんな助成金、国、道に持っておる自然エネルギーに対する補助制度、そういった有利なものを使いながら調査は進めてまいりますが、今後いろいろな形として実際に運用する場合にはもう一度あらゆる方策、一番有利な方法、それから安定して運営できる方法等を考えていきたいと、そのように思っております。まずは、先ほども申し上げましたように、基本的に直営というものは考えていない、そういったところでございます。あと、4点目のこれも助成制度ですね。企業誘致等、いろいろと森町に対して参入を計画しておったり、それからぜひ森町でこういった自然エネルギーについて取り組んでいきたい、そういった企業が出てまいりましたときには町独自というのはなかなか予算的にも厳しい部分がございますので、国などの助成制度、また道からのいろんな補助金等も含めまして調査を進めさせていただきながら取り組んでいきたいと、そのように思っております。2点目の調査費とかと5点目の5万円、そういった部分につきましては事務的な部分がございますので、金谷課長のほうから、企画振興課長のほうから答弁をさせていただきたいと思います。以上です。

町の答え 企画振興課長 金谷孝己(企画振興課長は2014年3月まで)

それでは、お答えいたします。本年度の新エネルギーの発掘調査の事業費の内容でありますが、446万円を計上しております。内容につきましては、委託料としまして森町新エネルギー導入基礎調査委託料が350万円、それから外部の専門家の招致ということで報償費が10万円、それから旅費といたしまして視察、それから等々の打ち合わせ、いろんな部分の打ち合わせ等で29万1,000円、それから需用費といたしまして消耗品、参考図書、それからファイル等、それからもろもろの経費であります。それと、印刷製本費といたしまして調査報告書の作成等を含めまして需用費として37万円、また共通経費といたしましてコピー機の使用料であります。これが使用料及び賃借料といたしまして20万円を計上しております。合わせまして446万円でございます。それと、委託調査の内容でありますが、賦存量としまして理論値であります。それから、一般利用可能量といたしまして、現状での制約を考慮したより現実的な値が利用可能量であります。内容につきましては、例えば賦存量であれば、太陽であれば各家庭、それから公共施設等々にその屋根に全て太陽光パネルをつけた場合には森町でどれだけの賦存量があるのか、それから遊休地等、そういう部分の太陽光が全て、太陽がさんさんと降り注ぐ、そういう場所において森町の賦存量がどれだけあるのか。それから、バイオでいきますと畜産、家畜の頭数、それと家畜のふん尿、この量によって推計をされるものであります。また、小水力においては河川、河川の流量、落差による推計をいたします。森町に河川大小ありますが、それらを含めまして落差、流量を計算された推計をいたします。これが今回の部分でありまして、これを踏まえまして最終的には結果といたしまして次の展開のシナリオを策定しようとするものであります。続きまして、昨年12月に設立されました北海道再生可能エネルギー振興機構であります。今年度森町としましては、平成25年度から町村の正会員として5万円を今回の予算に計上しております。今この機構を我々は活用しようとしておりますが、機構の趣旨を先ほど議員もおっしゃいました。この部分については、私たち会員といたしましてこれから行います再生可能エネルギーの事業促進に向かいまして、まずは資料の収集、それからサポート、指導、その部分をお願いしようと思っております。以上であります。

議員の再々質問 5番 前本幸政

それでは、再々質問させていただきたいと思います。私は、反対しているわけでないですから、前向きに検討してほしいという意味で言っていますので、ひとつ頑張っていただきたいなと思います。そこで、町長の姿勢に対して3つ目の質問をさせていただきたいと思います。町長は、売電事業を公約として町民に訴えてきました。就任後現在で約5カ月がたとうしているわけであります。当選直後の町長の就任の挨拶以外、多くの新年会や各種の会合の町長の挨拶の中で大変残念でございますけれども、重点政策の一つの目玉だと思っています売電事業に対して触れられていなかったような、そんな気がしているのは私だけでしょうか。3月議会のここにきて初めて予算化されました町長の売電計画が打ち出されてきたわけであります。ところが、議案内容を見ますと、初期の調査からのスタートということで大変私はびっくりされたわけであります。あのときの選挙公約の中で示されておりました小水力発電などを含めた力強い公約、考え方がどこに行ったのかなというような感じを受けたわけであります。本来なら就任直後の12月議会でも結構なのですが、どんどん打ち出してほしかったなというのが正直な気持ちなのであります。今森町では、通年議会が施行されております。いつでも行政側からの提案などを受けられる、そんな体制ができているわけであります。町長就任直後、今言いましたように、どうして議会提案ができなかったのかなというのがちょっと疑問を持ったわけであります。町長も実現までに2年くらいかかるかもしれないなど発言もされている中で、スピーディーな行政運営をしてほしいと思います。まず、これ1つ目です。それから、調査研究だけの4年間にならないようにというふうにお願いをしたいと思います。この辺の心境をお聞かせください。以上です。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再々質問でございますけれども、前本議員さんにはいろいろと調査もしていただきながら、また後押しのように非常に叱咤をいただいたと、そのように感じております。まず、就任直後からいろいろとすぐ取り組めなかったのかという点につきましては、先ほども1回目の答弁で申し上げましたように、やはり具体的に動くような状況になってから皆さん方にご提案を申し上げないと非常に失礼であろうなと、そのように思っております。情熱的にはいろいろな構想がございますし、先ほど議員さんのおっしゃられたように、いろんなところでたくさんのアイデアを含めながら、しかも数十年前から導入しておる、そういった藻岩山の水道の落差を使ったその電気というのは売電されておりません。自賄いでほとんどあの水道施設で担っているわけです。そういった部分も私も十分掌握をしながら、可能性としてはかなり高いだろうなということから、選挙公約の目玉の一つとして訴えさせていただきました。ただ、この件、売電事業につきましては売電だけが目標ではございません。恐らく皆さん、議員さんも存じ上げておると思いますが、環境に優しい町にすること、それから濁川地区において北電の地熱発電、あれが地域の緊急用の電源になる、そういったことも踏まえながら私の思っている災害に強いまちづくり、それのための地域の電源としても利用できる、そういった考えもございます。これにつきましては、まだまだ調査研究の先のほうにあるものでございますので、やはり近々になりましたら皆さん方にも、議員さんにもご相談申し上げたいと、そのように思いながら今現在進めておるところでございます。それと、やはりスピード感も大変重要なのでございますけれども、いろいろと調査をせずに進んでいって壁に当たったり、それから考えたとおりに、思いどおりにいかなかった場合には非常に責任の、責任をとらないということではないのですが、後戻りというのは非常に残念な状況がございますので、一歩一歩確実な進め方で私は考えておりますので、その点をご理解いただければなと思います。今後基礎調査も進めるわけでございますけれども、基礎調査以外の部分でもいろんな部分で勉強させていただきながら進めさせていただきたいということを申し上げながら、答弁にさせていただきたいと思います。以上です。

出典:森町議会 平成25年第1回 3月会議 2013年3月11日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる