みんなの議会

森町議会 平成25年第1回 3月会議 2013年3月11日

森町病院事業調査委託について

聞いた人
山田誠 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 山田誠

2点目の関係でございます。森町病院事業調査委託でございます。自治体病院を取り巻く環境は、国の医療費抑制策が厳しく、病院経営は困難な時代に突入しており、森町も例外ではありません。財政事情が厳しい今日、地域医療を守り、町民の安全、安心を守ることは至難のわざであると思います。今までの経営状況を見ますれば、不採算医療等の実施を除いても毎年多額の負債を負っていることは否めないところであります。主要財源である地方交付金に対する国の抑制策により、自治体病院に対する地方財政措置への影響が懸念され、病院の経営環境はますます厳しくなることを踏まえて今後の施設の形態、規模と経営計画等を明らかにする必要が不可欠であり、地域医療確保を図るためにもさまざまな運営形態に精通している専門機関に依頼し、病院事業の将来像について早急に調査を実施すべきと考えますけれども、町長の所見をお伺いいたします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

山田議員のご質問にお答えいたします。地方交付税に対する国の抑制政策により、自治体病院に対する地方財政措置への影響を受ける可能性が高く、病院の経営環境がさらに厳しくなることが懸念されておりますが、町政執行方針でも述べさせていただきましたとおり、町民の皆さんが安心して医療を受けられる体制を構築し、救急医療、高度医療、特殊医療などを充実させる役割は国保病院が担うことがその責務であると考えております。そのためには、常勤医と医療スタッフを確保し、夜間、休日等のウオークインを再開できるよう医療体制を構築することが最重要課題であると考えております。信頼され、選ばれる病院づくりを目指すためにも病院の将来像を確立させていかなければなりません。従来からある森町保健医療協議会等を開催するなどして町民の皆様のニーズを把握することはもちろん、専門機関の調査等が必要かどうかも含めまして検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

議員の質問 2番 山田誠

2問目へ参ります。地方公営企業による病院経営では、経営安定、患者サービス等々の充実の面では制約が非常に厳しいわけで、経営改善には限界があると、そういうふうに思っております。町長、病院の経営というのは、ほとんど病院の経営の悪化の要因は公務員給与制度による人件費の上昇が要因であるというふうに言われているのです、地方自治体の病院は。それで、つまり新たな経営手法を導入して手法の転換を図らないと収支の改善は見込めない、どこでもそう言われているのです。それで、国の公立病院改革ガイドラインでも病院経営に民間経営の手法の導入を検討しなさいと、そういうふうに求められているのです、今。不採算部門、先ほど町長は救急医療ですか、高度医療とか、森あたりで救急医療というのはちょっと無理だと思うのですが、そういうものを踏まえた上、その不採算部門を除いた部門、以外のものを地域の病院として、公設でなければ事業を継続できないわけです、この不採算部門というのは。例えば幼児医療とか救急医療とか、そういうものは全部含んでいる、これは不採算部門、誰がやっても赤字になるということ、だから交付税で面倒見ますよと、こういうふうになっているわけです。それで、その事業を継続できないかどうかとなれば、指定管理者制度の導入も考えられないわけではないだろうと、こういうふうに思っておるわけです。現状では、安定性のある経営状態の確保は非常に難しいと、簡単ではないのでないかなと私は思っております。そこで、町長、病院の経営、知識、それから実績、経験のない方々が、我々が何だかんだと言ったって赤字出るものは出るのです。であれば、森町に合った病院を建設すべきだと、私はそう思うのです。そのためには、専門機関、コンサルに病院事業の調査を早急に依頼して、早急に委託してどういう方向に進むべきか、これをやっぱり確認する必要があるのです。今まで歴代の首長さんが大変苦労してきたけれども、改善されたかといったら、改善されていない。そこで、梶谷町政になったわけですから、思い切ってやっぱり独自性を出して指定管理者も含めた上で調査依頼をすべきである。この調査依頼をやって成功している例は、池田町が成功した例なのです。これは、公益社団法人の地域医療振興協会、自治体病院の理事長、学長が、自治大学医大の学長がここの会長を務めていると。非常に優秀なところでございますので、それらの調査研究または部分の報告を受けてから検討しても遅くはないのでないかなと、私はそう思うのですが、再度お願いいたします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再質問についてお答えを申し上げます。病院の経営改善に対して非常に山田議員さんもご心配をしておられるということでは、私も同様に内容的な部分については心配をしている一人なのでございますけれども、今現状を就任させていただいてから4カ月間いろいろと見させていただきました。そしてまた、私の同世代、また同期生等がいろいろと各都道府県その他それぞれにおいて病院の病院長をなさったりしたり、いろいろとこういったつてもございまして、相談をさせていただいております。そういった状況の中で今私が判断しているのは、このたび行政執行方針にも書いてあるとおりの状況で、基本的な状況がまず充実されておらないと。まず、医師不足は全国的なものなのです。これは、2008年ですか、小泉改革が始まったときに全国で36万人の医師が必要だったのに対して35万人しかいない、1万人足りないのに医学部の学生を増やすことはしなかった。それから今年で5年目になりますが、いまだに改善されておりません。今後10年間の間医師が不足している、そういった状況の中で各病院が、自治体病院も非常に苦労しておる、実際に私的な病院につきましても医師の確保に大変苦労しておる、そういった状況でございます。そういった状況の中で、いろいろなコンサルタントやそういった方々から専門機関等に調査等を依頼したときにその調査に対応できるかどうか、そういった部分も検討の中には必要になってくるかなと、そのように思っております。山田議員おっしゃるように、十勝の池田町病院、大変すばらしい、北海道と北関東でも一番の成功例だと伺っております。そういった成功例がそのまんま森町にも該当すれば、それは最高のことであると私も思いますけれども、今はもう少し内容に調査等が必要かどうかも含めまして森町全体でちょっと協議をしてみたいと、考えてみたいと、そのように思っているわけでございます。以上です。

議員の再質問 2番 山田誠

中身的なものは、町長が言わんとすることはわかるのですけれども、医師不足というのはどこでも起きていて、先般も木古内町の小澤正則管理者が日本の医者は供給体制がなっていないと、真冬の時代に入ったと、こう言っているわけなのです。それで、今町長は医者が不足、要するに病院運営、経営するのには医者がいないとどうにもならないわけなので、私が先ほど言った例えば例としては地域医療振興協会なるものは医者を861人抱えているのです。それから、看護師を3,080人も抱えている、職員が6,537人もいるわけです。こういう大規模な振興協会、コンサルもやっているわけですけれども、町長、もう少し調査も含めて検討してみたい、協議してみたいと言うけれども、時代はどんどん、どんどん進んでいくわけなので、早目に手を打たないとなかなか大変だと思うのです。今話聞きますと、60病床になったわけなのだけれども、入院している人が30人切っているという話聞いています。これでは全然病院の機能発揮していないと言わざるを得ないです。そういうことも含めて何が不足か、何を入れなければだめなのかどうなのか、それを委託をしないで一管理者ないしは病院の責任者に話をしたって前へ進まないと思うのです。やっぱり他方の目、別な目で見て、こういうやり方がいいのだよと何点か出してくるわけ、池田町もいきなりばったり成功したわけでないです。相当検討、研究を重ねてやってきたわけだ。それで、行き着いたところが今のやり方に行き着いたと、こういうことなのです。だから、例えばお医者さんにしたって総合内科医的なものをやっている、何でもやれる、そういう先生を招聘しないとだめだという時代に入ってきているのだ。そういうことも踏まえて、町長、もう少し進んだ考え方持てませんか。やってみてだめなら、これはもともとでしょう。やって成功したならば、これは町民の安全、安心にもつながるわけだから、やはり国保病院があっていいなと、我々の病院だというような病院をつくるべきだと、私はそう思うのですが、もう一回お願いします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再びの質問で、お答えいたします。いろいろと本当に早期の手を打たなければ手おくれになる、それも十分私も承知しております。そしてまた、自治医科大学の内容、たくさんいらっしゃいますが、それでも医者が足りないという自治医科大の内容も存じ上げております。その中で取り組んだ池田町の例は、自治医科大が初めて取り組んだそうです。そういった部分もありまして、池田町の場合はちょっと特殊な成功例だと申し上げたのはそういった部分でございます。私も素人が集まって本当に病院の問題を解決できるとは思っておりません。しかし、その前段の部分できちんとした体制をとらなければいけないと、そういった思いもございます。ですから、全く専門機関の調査を受けないということではございません。そうではなく、森町に今現在森町保健医療協議会、これ平成17年度に設置されたと私も伺っております。それから、いろんな医療を皆さん心配していらっしゃる町の中の組織がございます。もちろん町民の意見も吸い上げなければいけません。そういったものを進めていったその先にこの専門機関の調査、それが必要であればそういった時点で調査をしたいと、そういうふうに考えるところでございます。ですから、今現在では、まずはその前段の段階でいろいろと意見を聴取してニーズを把握して進んでいきたい、そういうふうに考えるところでございます。以上です。

議員の再質問 2番 山田誠

終わります。

出典:森町議会 平成25年第1回 3月会議 2013年3月11日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる