長万部町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月14日
長万部高等学校の将来像は平成29年第1回長万部町議会定例会(第2日目)
- 聞いた人
- 高森功治 議員
- 答えた人
- 教育長 鈴木祐司、町長 木幡正志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 高森功治
私の質問は1点です。長万部高等学校の将来像は。先般、平成29年度公立高等学校の願書の出願状況が新聞報道され、長万部高校の出願は17名となっておりました。この春の長万部中学校の卒業予定者は38名と聞いておりますが、このうち長万部中学校からの出願者数をお聞きします。長万部高校は、平成28年度にキャンパス校の指定を受けましたが、キャンパス校にもなっても何ら変わるものではないと教育委員会の説明もありました。長万部高校は多くの卒業生を排出してきた町の誇りでもあり、町内唯一の高校でもあります。長万部高校の意義は、長万部や黒松内のこれからの地域づくりの主役を担う人づくりの根幹でもあります。まして長万部には東京理科大学の校舎もあり、理科大の特別推薦枠までいただいておりますので、将来が心配です。長万部中学校の生徒の出願の傾向と現実について、また、長万部高校の閉校の危機はないのか、長万部高校の将来像をどの様に捉えているのか教育長の所見を伺います。以上です。〔議員(4番 高森功治)自席へ〕
町の答え 教育長 鈴木祐司(教育長は2017年3月まで)
長万部高等学校の将来像は、のご質問にお答え申し上げます。長万部高校の最終出願状況につきましては、新聞発表のとおり17名であり3月7日には全員が受験しております。ご質問にありました、長万部中学校からの出願者数につきましては12名となっております。長万部中学校の生徒の出願の傾向と現実についてですが、昨年度は長万部中学校40名中21名、52%の生徒が長万部高校に進学しました。今年度については38名中12名、31%の生徒が長万部高校を受験しております。平成18年度以降の結果を見ましても、これまで50%を割り込んだ年度はなく、教育委員会としましても大変危惧しているところであります。今年度の傾向としては、自宅から通学できる近隣市町への進学を希望している生徒が15名おり、希望する理由は、部活動や広い人間関係を求めている傾向にあります。また、近隣の学校のほとんどが定員割れになっており、全員入学できる状況にもあります。長万部高校の閉校の危惧はないかについてですが、議員からのご質問にあったとおり、長万部高校は平成28年度から地域キャンパス校となっております。地域キャンパス校は、北海道教育委員会が平成20年度から導入している制度であり、他の学校への通学が困難な地域を抱え、かつ地元からの進学率が高い第1学年1学級の高校を地域キャンパス校とし、センター校からの出張授業や通信機器を活用した教育活動への支援により、教育環境の充実を図るものであります。全道的な状況を見ますと、平成27年度当初の段階で、当時19校の地域キャンパス校のうち5校が再編基準の20名を割っている状況もあり、北海道教育委員会は平成18年に策定した「新たな高校教育に関する指針」の検証・検討を行っているところであり、当面、27年度・28年度は検証期間とされており、この間の募集停止等の措置はありません。長万部高校の将来像をどの様にとらえているかについてですが、北海道町村教育委員会連合会をはじめ多くの団体から、再編基準の20名から10名への見直しを求めておりますが、現在、長万部高校PTA・同窓会の方から、「長万部高校の教育を地域とともに考える会(仮称)」設立の動きがあり、長万部高校の魅力ある学校づくりを町教育委員会として全面的に支援・推進していかなければならないと考えております。当面、ここ3年間は長万部町と黒松内町の中学校3年生は60人台で推移しますが、その後50人台40人台となる年度もあることから、小中学生に長万部高校の魅力を体感させ、長万部高校に進学したいと思うような取り組みを強化して行きたいと思います。以上です。〔教育長(鈴木祐司)自席へ〕
議員の再質問 4番 高森功治
それでは何点か再質問させていただきます。長万部高校への出願が17名ということですけども、12名が長万部中学校とのことですけども、残りの5名というのは全て黒松内から出願されているということでよろしいですか。
町の答え 教育長 鈴木祐司(教育長は2017年3月まで)
お答えします。長万部中学校以外の5名についてですが、黒松内町から4名、外1名と聞いています。
議員の再質問 4番 高森功治
今年度の傾向として、自宅から通うことができる近隣市町村への高校へ出願している生徒が15名もいるとのことですけれども、学校別にはそれぞれどのようになっていますか。
町の答え 教育長 鈴木祐司(教育長は2017年3月まで)
お答えします。個人情報もあるものですから、詳しく学校を何名と述べることは差し控えさせていただきます。市町村別でお話しますと、伊達市方面の学校に6名、八雲町方面の学校には5名、せたな町方面の学校には3名、室蘭市方面の学校には1名出願していると聞いています。
議員の再質問 4番 高森功治
今年は例年になく近隣の市町へ生徒が流れているということですけれども、平成28年度から長万部高校はキャンパス校になりました。そのイメージ、マイナスイメージですけども、そのマイナスイメージから長万部高校を敬遠したということはないでしょうか。お聞きします。
町の答え 教育長 鈴木祐司(教育長は2017年3月まで)
お答えします。実は、教育委員会としましても大変それは気になっていたところであります。最終出願が終わった時点で、私が中学校の方にお邪魔しまして、校長、教頭、そして3年生の担任と面談をさせていただきました。聞き取りです。その結果、三者懇談で生徒さんの進路はほぼ決まるわけですけども、これは11月の下旬から12月の上旬にかけて実施されております。この1年間、キャンパス校に指定されてから地域の方では色々話題があったかなと思うんですけども、その間、学校のPTAの会合だとかあるいは授業参観で保護者の方が来た時、こういうなかで長万部高校がキャンパス校になったから、というようなことでの話題はほとんど聞いていません。三者懇のなかでは、長万部高校が地域キャンパス校になったから長万部高校に出願しないっていう話は、管理職も学担も中学3年生の担任も聞いてはおりませんでした。新しい人間関係で高校生活を過ごしていきたい、過ごさせたい。あるいは人数の多い中で自分を発揮したい、という生徒さんの希望。あるいは全道大会を目指している部活を志望しているお子さんについては、その部活を続けていきたい、活躍していきたい。そういう声があったように聞いています。なお、生徒が長万部高校か近隣市町の学校か迷うなかで、例えば子供に新しい事に挑戦してほしいと願う親御さんがいたり、あるいはお子さんの適正を考えて、地元の方で過ごしてみてはどうかっていう声もあったように聞いていますし、進路選択については、生徒さんはもちろん保護者の方もかなり悩まれて、そして真剣に家庭内あるいは学校も含めて相談されて、良い方向を決められていたのかなと思っています。あくまでも地域キャンパス校のマイナスイメージというよりは、先ほど申し上げた部活動とか広い人間関係、これがその理由かと考えています。
議員の再質問 4番 高森功治
町民の皆さんの中には、地域キャンパス校になるということが今後の再編そして廃校ということにつながっていくと思っている人が少なからずいるように聞いているのですけど。ただ、長万部高校は道立高校でございますので道教委の管轄でございます。なので長万部町の、町の教育委員会としてもできることが限られてると思うんですけども。長万部高校の今の状況、現況ですね、そしてこれからの立ち位置というのはどうのようになっていくのか、教育委員会の考えをお聞きいたします。
町の答え 教育長 鈴木祐司(教育長は2017年3月まで)
お答えします。議員がご指摘のとおり、道立高校ですから、統廃合も含めて再編については道教委の配置計画に沿って進んでいくと思います。この高校の配置計画につきましては、中学生の進路選択に十分な検討期間を要する、ということから毎年示されています。それは3年間の具体的な計画とその後の4年間の見通し。例えばこの地域には中3のお子さんが何人いてとか、そういうことと、各学校の間口等が示されている計画が適正配置計画のなかで示されています。例年ですと6月あるいは7月、2回ほど開かれて、各管内ごとに協議会が設けられ、そこで理解していただくような形をとっているところです。先ほど申し上げた、平成18年度に「新たな高校教育に関する指針」に基づき、望ましい学校規模を維持するための高校の再編計画がずっと進んできておりました。特に長万部町のように地理的な条件で整備が困難であり、かつその時には長万部中学校から長万部高校には50%、60%の生徒さんが進んでいたものですから、そのような地域からの進学率の高い一学年一学級の、いわゆる一間口の学校を地域キャンパス校として、同一の通学区内、長万部ですと八雲がそこに入る、ですから八雲高校が、そのセンター校から出張授業やらあるいは通信を使った教育環境の整備を図っていたところであります。ところが地域キャンパス校に指定されない場合は、2か年連続して第1学年の40人という定員を割り込んだ場合、20人つまり50%を割り込んだ場合、それが2か年続いた場合、専門学科、例えば看護だとかそういうところは50%ではなくもっと低いんですけども、25%なんですけども、うちのように一間口で40人のある学校で20人を割って、そしてそれが2年間続いた場合に、先を見越してその後生徒の増加が見込まれない場合は、募集停止になっています。私どもの長万部高校はキャンパス校に指定されています。募集停止になるというのは地域キャンパス校に指定されない場合です。近隣の学校を見ますと、ここ10年では渡島管内では、恵山高校、戸井高校、木古内高校、近隣の管内では古平高校、仁木商業、豊浦高校、洞爺高校がこれに当たります。20人を2年続けて、そしてその後生徒の増加が見込まれない場合は、そういう形を取って募集停止をしています。地域キャンパス校だった熊石高校、町でも町教委主催で説明会を開かせていただきましたけれども、色んなお声がありました。これについては、当時21年度の第1学年が17名でした。次の年は11名でした。その先増加も見込めないということから、その時示されていた23年度の策定計画に基づいて、平成26年度に生徒の募集停止を決めたとこです。平成20年度から、先ほど申しあげた地域キャンパス校、それからセンター校の制度が始まり、19校が、長万部もキャンパス校になっていますが、道教委の考えとしては残していきたい、先ほど申し上げた地元の進学率、あるいは地域性を考えて残していきたい学校として、その充実を図ったのがこの地域キャンパス校だと考えています。ところが27年当初、19校あった地域キャンパス校が、そのうち5校が20人を割りました。人口減少社会への対応策やあるいは地方創生の観点から、道教委の方では現在その地域キャンパス校の在り方あるいは教育環境の整備等も含めて、検討・検証を進めています。本年3月上旬まででは、新しい指針は今は示されていません。道議会でも質問があったとは聞いております。その間、平成27年度6月の議会でも、委員の皆様によって、道教委、知事宛に「新たな学校づくりの見直しと地域、学校の実態に応じた実現の意見書」を出していただきましたし、先ほど申し上げた道の町村の教育委員会連合会の方からも、そこは再編の基準の20名から10名に修正を求めているところです。先ほど申し上げたとおり、この2年間は検証期間という事なので、募集期間あるいは見直し等についてはありません。以上です。
議員の再質問 4番 高森功治
ただですね、今年度のように長万部中学校から30数%しか長万部高校を希望しないという状況が続けば、仮に新しい指針で20名から例えば15名となったとしても、近い将来、長万部高校が再編基準にかかる可能性というのは十分にあると思うんです。この再編基準にかからないために、教育委員会としては何か手立てを考えているんでしょうか。
町の答え 教育長 鈴木祐司(教育長は2017年3月まで)
先般、中学校に出向きまして。管理職あるいは先生方からのお声を聞くと、やはり子供自身が長万部高校を選択して行きたい、そういうふうにして強く思えることがひとつのキーポイントになろうかなと思っています。そのためには、まず色んな工夫を教育委員会として義務の学校にお願いをする。あるいは高校とも連絡を取り合いながら、融通をつけてもらうことが必要かなと思っています。具体的に考えている事、進んでいる事も含めていくつかお話をさせていただきます。ひとつは今年度から高校の方ではオープンキャンパスを開いていただきました。10月下旬でした。これを次年度は、子供がまだ選択する以前に早く開く方向はどうか。中学校の校長とは、6月を目途にどうだろうかという話はしております。オープンキャンパスは、高校の方に出願を予定するお子さんが出向いたわけですけども、中学校3年生は全部今年行ったわけですけども、来年度は2年生も参加して、2年生3年生が全員参加する。そういう体制は取れないものかということで、今相談をしているところです。当然、教育課程授業の中身が変わるわけですので、新年度に間に合うように、中学校に具体をお願いしようと思っております。それから、中学校の方に長万部高校のありようがよく見えるような、ホールが丁度あるものですからそこを利用したり、長万部高校の紹介するコーナーを作っていただくという事も案として出ています。それから教職員の人事が、内示が出ている状況なんですけども、内示の段階で中学校の方には管理職も含めると英語の免許を有する教員が比較的多い。4名なんですけども。一間口の学校としては多くなったものですから、何とか教員を活用して、小学校も含めて乗り入れ、高校の方にはどのような形になるかわかりませんけども、中学校の方から高校の方に支援するとか、そんな案も今話題となっています。これは高校の方で文科省の方の新たな授業を受けている状況なものですから、それをバックアップする形を取りながら、教員のやりとりなんかもしていきたいなと思っております。それから今年、小中高校生によるジョイントコンサートを2月に実施しました。今までは、中学生と小学生のジョイントコンサートをやっていたんですけども、熱心な高校の先生方もいらっしゃいまして、高校の全面的な支援もありましたので、小学校3年生から高校生まで、吹奏楽の力量の差はあるんでしょうけども一緒に参加して、町民の参加も大変良かったと私は思っております。つまり、小学生から中学生、高校生まで揃って、同じような活動の体験を繰り返すことによって、自分の良き先輩を見る姿ということを意図して、取り組んでいく必要があろうかなと思っております。これについては、今年スタートしたものですから、来年以降、町教委としてももっと積極的に関わっていく。例えば保護者の方に呼びかける。あるいは楽器の運搬等についても関わりたいなと思っております。それからふれあいオリンピック、実際に高校生が参加して1回しか実施していません。2年間は天候あるいは災害等で実施出来ていないんですけど、これに比較的参加の少ない小学生、中学生が参加をして、高校生の活躍の場を見ていく。そんなことを考えております。一方、今後より以上、黒松内町からのお子さんを受け入れなければ学校の存続が危ぶまれる部分があるものですから、小中学生のうちから長万部町あるいは長万部高校を意識した、そんな事業も展開していきたいと思っています。具体的には、今年、町教委で実施している「わくわく体験塾」という理科大学を会場に行う事業があるんですけども、これに黒松内町の方に呼びかけをしました。今年、5名の参加がありました。そして長万部町の子供達と一緒に活動をともにできた状況です。加えて黒松内町主催のブナの森の関連事業にも、私どもの町からお子さんが参加しております。小さいうちから慣れていただくというか、そんな工夫もしています。それから理科大学で、小学校、中学校で理科大実験教室といって体育館を借りたり、体育館で学生が参加した事業を展開しているものですから、それに黒松内町の方にもお声をかけるのもひとつの手かなと思っています。これについてはまだ具体はしていません。教育長同士では少し話題にしていましたけども、そこに学校が下がるものですから日程がなかなか決まらなくて、ぎりぎりでなければならないものですから、なかなかすぐに決まっていない状況でありますが、委員会同士では話題にしています。また、先ほど申し上げたジョイントコンサートに、例えば黒松内のお子さんを招くというのもひとつの方法かなと思っています。町教委としては、過去に今金町が主体となって、今金町に札響の演奏者がみえて、長万部中学校、八雲中学校、それから2年目には瀬棚の方からも参加しましたけども、そういった事業で、ひとつのエリアの中で展開している事業もあるものですから、そういった事も案としては持っているところであります。また、先ほど申し上げた「長万部高校の教育を地域とともに考える会」を、具体的な活動が進んだ時に、教育委員会が積極的に関わっていく姿勢も大事かなと思っています。
議員の再質問 4番 高森功治
たくさんの事業や活動を考えているようですけども、一昨年行われました地方創生サミットでは、せっかく理科大があるわけですから高校を理数に特化した学科や英語に特化した学科、それから今需要が多い福祉や介護の学科にしたらどうかという意見、個人的な意見ですけども出ておりましたけども。学科転換ということは簡単に出来るのか出来ないのかというのを教育長にお聞きします。
町の答え 教育長 鈴木祐司(教育長は2017年3月まで)
地方創生サミットで個々にお話されている姿も私聞いておりましたし、それからその後のレセプションでもそんなお声が随分ありました。特に理科大の兼ね合いでの理数の関係、それから英語を特化したというかそういうことが随分そこでお話されてた方もいるように記憶しております。正式な場で、教育委員会の中で学科転換の話題で討議したことはありません。実際のところ自分の知る限りでは、道立高校のままでの学科転換というのはかなり厳しいと思っています。実際のところ理数とか英語にしても、全道的に見ると、公立私立も含めて学科変更をして普通科に戻したり、あるいは間口を少なくする時にこういった学科が切られていったりという学校が全道的にいくつもあります。管内でいうと、私立、函館の白百合高校も英語科うんぬんで話題になった記憶があります。それから福祉とか介護については、見通しを持ったりだとか、あるいは実態を少し捉まえる必要もかなりあるでしょうし、また今年、奥尻高校が町立に移管したんですけども、町立に移管した場合の相応の費用とか、あるいは何の科目を何の領域をどう絞っていくかということについても、認可を受けるまで時間も要しますし、それから話題をどう束ねていくかというあたりも考えれば、学科転換につきましてはハードルは大変高いなという気がしています。また学科転換をした場合、本町の子供達みんながその学科を希望するかどうかということも、大きなネックになると思います。本町の子供達が入りやすい、選択しやすいということを考えれば、私は今の普通科を持っている長万部高校を全面的に支援していく、そんな方法がいいのかなと思っています。もうひとつ、まずは新しい指針が、今後、道の方から示されていくと思うんですけども、その指針で現在20人という、40人の一間口なんですけども、20人を割って2か年経って、その後の生徒が見込みがないっていうことが、何人の基準になっていくのかということが私は非常に気にかかりますし、これを注意していかなければならないかなと思っています。間違いなく、先ほど申し上げたとおり長万部町と黒松内町のお子さんを合わせた数が、今は60名台ですけど、今の4年生の時には40人台になります。現在は合わせると48人です。そこはそこでまたうちの方は少し上がっていくんですけども。再編うんぬんについてはここ数年が正念場になると思っています。学校と教育委員会が、魅力ある長万部高校づくりに、ほんとに子供達にも、それから保護者の方にもそれから地域の方にも浸透させていって、先ほど申し上げたとおり、子供自身がやっぱり行きたいなと願えるような学校づくりを支援できればなと考えております。以上です。
議員の再質問 4番 高森功治
町長に聞きたいんですけども、総合教育会議は町長の権能のもとに教育行政に関与する立場にございますけども、この件に関してはどのようにお考えですか。
町の答え 町長 木幡正志
今の教育長の答弁を聞いておりました。今まで議会の皆様方のご理解をいただいて、長万部の高校の存続のためにということで、通学費補助から始まって制服の貸与、そして去年から検討してきた奨学金の関係についても、この3月の議会で条例改正をさせていただいて、できるだけ存続へ向けて緩和をしながら、使いやすいそして進学しやすいという、ひとつの高等学校へ向けての所管を越えた関係で、議会の人方の協力もいただいてやってきたんですが。実は12月に入って報告を受けた時は本当にびっくりした。12名という数には驚きの数だった。その後、新聞で刻々と願書の手続きか何かで新聞に出た時に、渡島管内で南茅部町の高校と並んで、一番最下位に落ちてしまった。そして先ほど、教育長の答弁にもあったとおり檜山管内、奥尻町は町営の高校として全国に学生を呼びかけて、それが見事当たったのかどうかわからないけども、進学率の向上に努めてた。福島も長万部よりもずっと低かったんだけども、それをまた回復させたということで見ていくと、やっぱり我々の努力が足りなかったのかなと。長万部高校に進学していただくためには、やっぱり中学校の方に働きかける、PTAの方にも働きかけながらやらないとだめだったんでないのかなという気がして。今回の12名の生徒31%という数字は、本当に中学校卒業する生徒が、長万部に魅力を感じたのかということを考えると、我々が今までやってきた通学費補助、制服の貸与、奨学金も枠を広げて、長万部高等学校を卒業した学生については奨学金制度を活用させてよと。これはひとつ言ってしまえば、黒松内から来た子供であっても、八雲から入学した子供であっても、大学進学に関して活用できるよというところまで緩和していったわけだから、やっぱりそこは町の努力として見てほしかったなと思うのと、やっぱり我々自身が今後、長万部高校の進学率を高めるというのは、先ほど言ったとおり、27年28年はないけども、29年度以降になったら、これがどうなってくるかわからない話になってきているんで、やっぱり大学、理科大の特別枠で2人推選入学できるっていう、これがもう6、7年活用されてない。そこでやっぱり来年に向けて、理科大の進学枠があるよと。これは長万部の高校、長万部の中学校の生徒が高校行って使ってほしいっていう地元の願いがあったんだけども、これやっぱり全面開示してもいいなと。その上で例えば、他の高校から1年生の時から下宿して3年間頑張ったと。そして理科大に行きたい子供が推薦枠がほしいって言ったら、やっぱりそこは供与してやってもいいなと。そのくらいやらないと、小さな殻に閉じこもっていたら全くだめだっていうことが今回ようやく分かってきたんでないのかなって思っております。今喫緊の課題で、29年度からどうやって高等学校を存続させていくのに、議会も我々も努力させていただく。その中で教育委員会を中心としてこういった問題を捉えて、先ほど教育長が言ったとおり種々様々な問題点があったにせよ、ようやくPTAも動いてくれて、同窓会の人方も動いてくれて、魅力ある学校づくりをするという提言をしていきたいということなんで。やっぱりそこは長万部中学校のPTAの方々もご協力していただいて、魅力ある学校づくりに奔走していただければと思っております。それは今後、総合教育会議でも取り上げて、ぜひこうした課題を中心にしていかないと。長万部に東京理科大学があって、キャンパス校になって、閉校を迎えるなんて危機感を我々が共有して考えるということはまずできない。そこを乗り越えていかないといけないということを我々が真剣になってこれから取り組んでいくのが大きな課題だと思ってるし。来年から60人いるんであれば、せめて3~40人は、長万部高校を目指すような施策をとっていく。これはひとつの大きな課題だと思っておりますので、ぜひ議会の皆様方にもご理解ご協力をいただきながら、長万部高校の存続にかけていきたいとそう思っております。