森町議会 平成25年第1回 9月会議 2013年9月3日
樹齢100歳桜の保存計画について
- 聞いた人
- 東秀憲 議員
- 答えた人
- 町長 梶谷惠造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 14番 東秀憲
それでは、通告に従いまして、一般質問をいたします。樹齢100歳桜の保存計画について。大正3年に大正天皇の即位を記念して町民が青葉ケ丘公園にソメイヨシノの苗木1,000本を植樹したのが公園と桜の始まりで、来年は樹齢100年、100歳桜になります。その100年の長寿桜を迎えられたのは、先人の先見の明と桜を大切にしようとする町民と関係者のたゆまない努力のたまものであったものと、そのように敬意を表しているところであります。現在青葉ケ丘公園には18種類の品種があり、その中にはモリコマチやアオバシダレのこの公園でしか見られない固有種もあります。最近では、オニウシ公園とあわせて桜と山、駒ケ岳、そして海、噴火湾の組み合わせが道内はもちろんのこと本州方面の観光客にも高い評価を得ており、年々リピーターを増やしております。特に昭和45年に森町に在住してから38年間にわたり桜を見守り、調査研究に心血を注いでこられた桜守の故田中淳先生の陰の功績は大変大きかったと、そのように思っているところであります。以下、町長にお聞きします。①として、ソメイヨシノの寿命は60年くらいと言われておりますが、100年までの長寿になった要因はどのように捉えておりますか。また、今後さらなる長寿のための保存計画をどのように考えておりますか。2つ目として、100歳桜をさらに長生きさせ、町民の憩いの公園にしたり、有効な観光資源づくり、また緑のまちづくりのためには田中先生の後を継ぐ桜の研究家はぜひ必要と考えますが、いかがでしょうか。3つ目としまして、2つの公園には5種類の固有種の桜があり、大変好評を得ております。後継木についてどのように取り組んでいるのかお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
東議員のご質問にお答えします。1点目の質問ですが、ソメイヨシノの長寿となった要因については、東議員のご質問のとおり60年程度の寿命と言われている中、当町の青葉ケ丘公園のソメイヨシノの一部は樹齢100年を超すであろうソメイヨシノが64本残っております。これにつきましては、駒ケ岳噴火にかかわる火山灰と黒土が交互に重なる地理的要因、また森町の気候風土といった気象的要因、さらに青葉ケ丘公園を植栽場所と選んだ先人を初め、故田中淳氏等の管理に携わった方々の人的要因等、いろいろな良い環境に恵まれたたまものと考えております。当町でも100歳桜の保存に向け、平成22年度に樹木医に委託し、青葉ケ丘公園、オニウシ公園双方の桜の現況調査を行ったところであります。その結果を踏まえ、できる部分の改良等は行ってきているところでありますが、桜の健全な育成のためには専門的な知識も必要であり、引き続き樹木医等の協力を仰ぎながら、保存に努めていきたいと考えております。2点目のご質問ですが、桜の研究家の後継者づくりについてですが、故田中淳氏のような存在は唯一無二の存在であると考えているところであります。100歳桜の保存には、先ほど申した樹木医のような専門的な知識を有する方が適任だと考える一方で、地元に精通しているということも必要な条件であると考えているところであります。今後慎重に検討しながら、適任者の発掘に努めたいと考えているところでございます。3点目の質問ですが、青葉ケ丘公園、オニウシ公園にある森町固有種の桜でありますが、桜は種類により種子ができる桜とできない桜があります。種子のできない桜につきましては、接ぎ木や挿し木といった方法で増やすしかないわけであります。一般的には桜の場合は接ぎ木といった方法で増やすわけですが、それにもやはり専門的な知識が必要となる部分であります。また、接ぎ木の成功率も100%とはいかないのが実情でありますので、継続して接ぎ木を実施し、森町固有種の桜のみならず100歳桜であるソメイヨシノについても実施し、100歳桜のDNAを持った桜の保存について考えているところであります。以上でございます。
議員の再質問 14番 東秀憲
それでは、2点について再質問したいと思います。今町長から答弁ありました。平成22年、23年に実施した両公園にある全部の桜の現況調査、そういったものを実施しているというお話でした。私自身もその一本一本の桜、そういったものを分析され、それに基づいた長寿の計画、保存計画がつくられるものだと、そのように理解をしております。しかし、ソメイヨシノの100歳桜をさらに200年、300年、ひいては1,000年の桜に寿命を延命させ、末永く後世に引き継いでいくことが先人から我々に課せられた大事な使命だと、そのように思っているところであります。そのためには桜の木を診断できる専門的な樹木医、これを早急にやっぱり発掘すべきだと、そのように町長も言っておりましたけれども、それでその樹木医をいつころそういうふうに発掘といいますか、雇用というか、嘱託というか、そういうような形で考えているのか、その辺をまずお聞きしたいと思います。また、住民と行政が一体となった桜保存会のような、そういう研究グループも必要でないかと、そのように私は判断しております。そういったグループなどから町民の意見、要望を反映させた桜の保存計画、そういったものの策定が必要でないかなと、そのような気がいたしますので、その辺のお答えもお願いいたします。もう一点については、ソメイヨシノの100歳桜やホリイヒザクラ、モリコマチ、アオバシダレ、それからコマミザクラ、オオナデシコ、こういった固有種があります。そういった後継木を養成する桜の試験研究をするための専用の苗畑、そういったものがありません。ちょっとした面積のものはありますけれども、きちっとした面積のそういった圃場が必要だと思います。その辺のお考え、この3点をお答え願います。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
東議員からの再質問にお答えさせていただきたいと思います。樹木医でございますが、いつころまでということで、私どももいろいろと適任者を探しながら今現在までもきておるところでございます。先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、どうしても森町の気候風土もある程度理解されている中で樹木医をご指名するわけですが、よしんば気候がわからなくても桜の木に詳しいそういった方がもしおいでになるのであれば、私どもとまた一緒に勉強していただいて、そして森町の樹木医として引き受けていただきたいなと、そのように望んでおるところでございます。なるべく本当に早い時期にこの樹木医の方を見つけて、そういった保存計画についても考えさせていただきたいなと思っているところでございます。また、2点目の保存計画でございますが、やはり今までもたくさんの方々にお世話になりながら、そして来年度100歳を迎えると、そういう時期にまでまいりました。これまでの経緯をもとになるべく早く樹木医の方を選定させていただいて、そして取り組んでいきたいなと、そのように思っております。そしてまた、保存会のような研究するグループでございますけれども、やはりいろんな方々、今日までもたくさんの方々のご意見を拝聴しながらやってまいりました。やはり我々だけでは気づかないそういったものもあるかと思います。ふだん公園の整備をされているそういった業者の方々も含めまして、何がしかグループに対する検討を始めたいなと、そのように思う次第でございます。最後の3点目の苗畑でございますけれども、これにつきましては先ほど申し上げました私どもだけでここの場所があいているからいいとかそういう問題以外に、やはり桜を植樹させる、育成させるために適した環境というものがあろうかと思います。この点につきましても早い段階で何とか森町としての樹木医を受けていただいて、その方と相談させていただいて進めていきたいと、そのように思ってございます。以上でございます。
議員の再質問 14番 東秀憲
ぜひ樹木医については、早急な発掘をお願いいたします。それでは、再々質問をさせていただきます。来年100歳桜になるソメイヨシノは、大正天皇が即位した記念植樹で、由緒ある桜になります。平成17年に合併した新生森町の町花、それは桜になりました。それで、延命する100歳桜をぜひ森町指定文化財にして、幼児から高齢者に至るまで幅広く町民が関心を持つそういうまちづくり、あるいは観光資源の桜の名所づくりにすべきと考えますが、いかがでしょうか。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
東議員の再々質問にお答えをいたします。一応合併してから町花は桜ということで、非常に森町としてはふさわしい花だなと、そのように私も認識をしてございます。今日まで非常にすばらしい内外から評価の高いこの桜、これを指定文化財と、森町の指定文化財ということでのご提言でございますけれども、指定文化財ということになりますと管轄的に教育委員会の部門にもなるかもしれません。そういった部分も含めまして私のほうからお答えさせていただくわけですが、いろいろと所管の存在ですとか、またこれについて文化財としての指定がいいのか、町の名木としての指定がいいのか、いろいろと検討する必要があろうかと思います。ちょっとあらゆる方向から少し勉強させていただいて、今後検討させていただきたいなと、そのように思いますことを申し上げまして、再々質問の答弁にさせていただきたいと思います。以上です。
議員の再質問 14番 東秀憲
終わりです。