八雲町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月4日
国の衣類循環型アクションプランを踏まえた衣類資源化への施策転換について
- 聞いた人
- 倉地清子 議員
- 答えた人
- 町長 萬谷俊美、政策推進課長 宮下洋平、環境水道課長 上野誠
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 倉地清子
それでは、2つ目の質問に入ります。国の衣類循環型アクションプランを踏まえた衣類資源化への施策転換について。八雲町では、温室効果ガス削減目標達成に向け、2030 年度までに1人1日あたりのごみ排出量を現在の 1,139g から 907g へ削減する目標を掲げています。一方で、廃棄物分野における CO₂排出の一因として、衣類などの合成繊維を含む可燃ごみの焼却が課題となっています。特に独居高齢者の遺品整理等では、大量の衣類がそのまま燃やせるごみとして排出されるケースも見受けられます。国は、衣類資源循環アクションプランにおいて、2030 年までに衣類廃棄量 25%削減を目標に掲げ、自治体に対して行政回収ガイドラインの策定や組成調査への技術的支援等を進めております。ごみの減量化や資源化を進めることは、温室効果ガス削減だけでなく、将来的な償却コストや処理費用の抑制にもつながるものと考えております。そこで、①衣類を燃やせるごみから資源ごみへ分別変更し、透明袋等を活用した住民負担の少ない回収体制を検討する考えについて。②国の支援制度を活用し、八雲町の可燃ごみに含まれる衣類等の実態把握を行う考えについて。③回収した衣類について、民間業者等との連携によるリユース・リサイクルルートの構築を進め、循環型社会形成につなげる考えについて伺います。
町の答え 町長 萬谷俊美
議長、町長。
町の答え 町長 萬谷俊美
倉地議員の2つ目の質問にお答えいたします。八雲町における一般廃棄物の処理につきましては、大量生産·大量消費·大量廃棄という経済を見直し、廃棄物の発生抑制、資源の効率的な利用、再利用又は再生するという循環型社会の形成に向けて、ごみの発生自体を減らすリデュース、繰り返し使うリユース、資源として再び活かすリサイクル、いわゆる3R を原則とする基本のもと、八雲町一般廃棄物処理計画に基づき、循環型社会の形成·推進に努めているところです。1点目の衣類の分別に関しましては、過去に古衣類回収事業として、家庭から排出される古着について、ごみの減量化や再資源化を図るため、町内に回収拠点を設け無料回収を行い、引き取り事業者へ有価物として売却をしておりましたが、引き取り事業者の確保が困難となったことから、令和元年度をもって回収事業を終了し、現在、衣類については燃えるごみとして処理している状況であります。今後、国のサステナブルファッションの推進に向けたアクションプランの目標達成に向けて国が策定するガイドラインに基づく回収システムや再資源化の取組、民間事業者等との連携の可能性など、国の動向を注視しながら住民負担や運用面も含め可能な対応を検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。次に2点目についてですが、令和7年度において収集事業者による可燃ごみの収集実績を基に日量に換算しますと、1日当たり約 8.6t 排出されており、このごみ袋を開封し衣類の組成調査を行うことは、作業に係る場所及び人員などの調査体制を勘案いたしますと現実的に困難と考えますので、ご理解をお願いいたします。次に3点目についてですが、循環型社会の形成には、地域に住む生活者が自ら行動に移していただくことが最も重要と考えますので、衣類の再利用の促進にあたってはフリマアプリやリユースショップの利用などへの誘導、使えるものは長く使う、大切に使う機運の醸成を図るなど、ごみとして廃棄するのではなく、衣類は資源であることを認識していただけるよう、町民に対する情報発信に努めてまいりますとともに、他の自治体の取組事例等を参考にするなど、民間事業者との連携の可能性について調査研究していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 8番 倉地清子
議長、倉地。
議員の質問 8番 倉地清子
とてもありがたいお言葉というか、繊維衣類が燃やせるごみから資源ごみにそう言ってくださったので、もう言うことはないかなって退席したいぐらいですけれど、せっかく準備してきたのでお話しさせていただきます。別な方向からいきます。八雲町温暖化実行計画、令和6年3月に八雲町が策定したものがございます。その中には、一日1人 232g の削減が必要という点に加えまして、目標達成の考え方として 90.0 千 t、Co2 の削減が必要となっています。2030 年度の削減目標は、91.9t、Co2 であり、目標達成にはさらに 1.9 千 t、Co2 の削減が必要とされています。町はこの不足分に対し、再生可能エネルギーの積極的利用を行い、目標の達成を目指すとしておりますが、この計画に加え、先ほど町長がおっしゃってくれたように、燃やせるごみから資源ごみへというお話もいただきました。これは、令和6年に策定されたものなので、すぐにとは言いませんけれども、衣類の燃やせるごみから資源ごみへの転換、この目標達成についても、ぜひ成果貢献になると思いますので、付け加えていく方向で考えていっていただきたいんですが、それについては、どのようにお考えですか。
町の答え 政策推進課長 宮下洋平
議長、政策推進課長。
町の答え 政策推進課長 宮下洋平
今ご質問の地球温暖化防止実行計画の中に、廃棄物の削減目標というところがあります。この目標を達成するために、町民の取り組みということでお願いする部分があります。そこには、先ほども繰り返しになりますが3R の推進。繰り返し使用できる商品の購入を心がけるとか、商品は可能な限り、長期間使用を心がけますといったことが入っております。それと、これも繰り返しになりますけれども、例えばフリーマーケット、そういったもので、ごみとならないような服とかを再利用するとか。あと、地域のごみ拾い活動の参加、そういったものを求めております。こういったことを町としましても、さまざまな場面で周知しながらゴミの削減を推進していきたいな、というふうに思っておりますので、よろしくお願い致します。
議員の質問 8番 倉地清子
議長、倉地。
議員の質問 8番 倉地清子
できることなら、今の町の取り組みは、衣類、繊維類は燃やせるごみとして排出されております。燃やせるごみに切って入れる。それを資源ごみとして回収する方向で行ってほしいなという思いがあって、今話させていただきましたが、それについては、また後ほど触れさせていただきたいと思います。国は、2030 年までに家庭から排出される衣類廃棄量。これは、51.5 万 t を 25%に削減し、約 38.6 万 t まで減らす目標を掲げております。先ほど言いました、3R なんですけれども、全国どこでも出せて使えるものは譲って、使えるものは長く使う。この3つの方向性の具現化を通して、2030 年 25%削減目標の達成を目指すとしています。八雲町では、その中でもリユースの活動をされている方がおります。そこに結構な人数いらっしゃいますし、また、民間業者さんが自宅に来て衣類などを回収してくれるシステム、それを導入して利用している方もいらっしゃいます。ちなみに、会員登録されている方のみで、ここでは一回に出せる量が 45Lの透明な袋に1袋までという制限があるものです。これは、少しだったら結構 45l だと入るんですよね、量が。だからすごくいいなというシステムで利用させてもらったりしますけど、使い分けとして少しならいいんですけど、先ほど提言というか、提案の中でお話しさせていただきましたが、独居高齢者の遺品整理、このときに出る衣類のごみ、あまりにも大量なんですよ。どうしようもなくて、解体屋さんに一緒に廃棄してもらったりしていると、そういうふうに聞いております。八雲町は、先ほども言ったように、衣類のごみは燃やせるごみ袋に切って入れる、そのルールがありますよね。そういうのは、単純な量ではないから一気に大量焼却、そこに回ってしまうというケースが多いようです。実は私も最近父を亡くしまして、1人だったものですからその整理整頓をするときにすごい衣類、繊維類、大量に出ました。衣類だけで衣装ケース一番大きいのが 50 箱ぐらい。そして、あとはタオルの粗品なんですけど、あれも本当に異常だと思いましたけれども、よく入ってたなと思うけれど、大きな衣装ケースで5箱ぐらい出ました。たぶん、そういう現状があちこちで起こっていると思います。それを焼却するというのは、非常に問題なのではないかなと、そういうふうにも感じております。ちなみに、この現状というのは、町では把握されていましたか。あ、質問をせずにそのままいきますね。そういう現状があります、ということです。八雲町の衣類の排出量、それがどれだけされているか把握していただきたいなって思うんです。それは、先ほどは燃やせるごみに出します。そして、民間の方のフリーマーケットだったり、そういうのでやってほしいという話でした。私が言いたいのは、1番目の①で話したように、透明な袋に活用した住民負担の少ない回収体制っていうことを挙げましたけれど、ちょっとそこには触れていただけなかったので、あえてお話をしますけれども、資源ごみとするならば、透明な袋に衣類、繊維を入れてもらって、資源ごみの日に出して、それを回収することは、私は可能ではないのかなと思っております。先ほど人とか分解するのが大変だとか、確かそんなことをおっしゃってましたけれども、なぜそれを言うかというと、今クリーンおしまの火災により、八雲町では毎日出てくる燃やせるごみを一時仮置き場に置いております。それは外に置いて、私見に行ったんですけれども、それは確か発生から1週間ぐらいだったと思うんですけど、そのときは、職員の方にお話を聞かせていただいて、あと、従業員の方のお話も聞かせていただきました。大変なことだなと思いながら見てました。それって何が入っているか分からないごみですが、もし、これから目途が立って、その場所がもし開いたならば、衣類のごみに関しては、汁が出たり、何か虫が湧いたりとか、そういうことにはならないのかなと単純に思ってまして、一旦は、八雲町の繊維となる衣類のごみがどれだけ出るかをやることは可能ではないかなと思うんですが、そのへんはいかがでしょうか。
町の答え 環境水道課長 上野誠
議長、環境水道課長。
町の答え 環境水道課長 上野誠
お答えいたします。衣類を資源ごみということで、透明な袋で排出することを可能とすれば、その排出量は把握できるものかと思いますけれども、適切な排出量を把握する必要があるとすれば、本当に衣類以外のものが混入していないか等、袋を開けて確認する作業というのも出てきますし、そこには当然、人員とそういった場所、先ほどの町長からの答弁もありましたけれども、そういったことの環境整備が必要となってきます。それで現状、衣類の排出量を把握したとしても、その後の衣類のリユースだとかリサイクルだとか、その段階に至るまでには、リユース、リサイクルを担う事業者、それから再生品を買い取る事業者といった引き受け先があって、成り立つ仕組みでありますので、そのような事業者が現在、八雲町との取引がある業者さんがおりませんので、そういった3Rの部分に現時点では直接まだ結びつけられないような状況となっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議員の質問 8番 倉地清子
議長、倉地。
議員の質問 8番 倉地清子
今の現状はよく分かりました。町長の答弁で、国の動向を見ながら住民負担や運用面も含め、可能な対応を検討していくと言ってくださったこともありますので、難しいのであれば後ほどでもいいんですけれど、やっぱり検討材料として、国の動向を見て、もし、衣類回収業者さんとのマッチングが可能になったときにすぐ動けるような体制は、検討しながら対応していただければなと思っております。あと、少し道筋にそれる話になってしまうかもしれないんですけれど、高市早苗首相がナフサから作る化学製品について、年度を超えて供給継続が可能と示されて、中東産に代わる調達が進んだといった見方をしているようですけれど、いつまでもこの状態が継続していけるとは思えなくて、難しいなと私は思っています。八雲町の第3回臨時会の補正についてなんですが、塵芥処理費 779 万円の追加をされました。町指定のごみ袋の製造単価上昇に伴う消耗品費の増額。これは、中東情勢の影響を受けてのものですね。今回の補正措置をすることで数量の確保はできたと思います。そして、その発信のおかげで、なぜか他の町民では袋が不足しているっていうんですけど、そういうことが八雲町で起きていないなと思っております。財務課長は、長期化がさらに進めば、ごみ袋の材質の変更を検討し、安定供給するように努めると話されておりました。これは、町民に対する目線からすれば、その考え方というのは、とてもありがたいなと思っております。ただ、七飯町では指定ごみ袋ではない袋でのごみ出しを OK にされましたね。北斗市では、指定ごみ袋の値上げをされております。6月1日から結構な金額が上がったと思います。市販の透明の袋でのごみ回収もしていると聞いております。いろんな動きがあちらこちらで出ています。この状況改善は考えにくいということから、八雲町の指定ごみ袋の在り方については、需要と供給のバランスもあるのかなと思いますけれど、このバランスを別なかたちで維持しながら、指定ごみ袋に関する方向転換をこれを機会に考えていただけたらなということが私の思いなんですけれど、これは町民からも言われていることですが、これについてはどのように考えますか。わかりますか。
議員の質問 8番 倉地清子
はい。すいません。例えばですよ。プラスチックじゃなくてね、ペットボトルはうまく回収できているなって思ってるんです。ペットボトル回収袋、オレンジの。あれはちゃんとペットボトルを入れて回収できているからこそ、ケミカルリサイクル。ペットボトル to ペットボトルが可能になってるんだなと思っております。これは、町の努力でこういうふうになっていたのかなと思っております。そうであるならば、もうペットボトルはペットボトルの袋を指定じゃなくとも回収できるんじゃないかなって思うんですよ。見えるゴミに入ればいいから、中身を確認するというのもないかなと思って。結局、税金で補正をしていって、町民負担がないにしても、結局税金ですから。上がっていくし、材質を変えていくというのもすごくありがたい考え方なんだけれども、もうカルビーでも色を白黒にしたりとか、そうやってなってきている中、ごみ袋を指定ごみ袋で行かなきゃいけないという考え方からちょっとシフトするようなことができないかなという。需要と供給のバランスもあるでしょうけど、このごみ袋を使うことによって、ということなんですけど、どうでしょうか。わからないですか。
議員の質問 8番 倉地清子
そうです。ペットボトルだったら、例えば透明でも指定じゃなくても良いのではないか。すいません。
議員の質問 8番 倉地清子
はい。
町の答え 環境水道課長 上野誠
議長、環境水道課長。
町の答え 環境水道課長 上野誠
お答えいたします。まず、ちょっと話はあれですけれど、容器包装のものとして、プラマークのついたものとか紙マークのついたもの、これは資源ごみとして、すでに白い袋だとか、透明な袋に分別して排出していただいていますので、町指定のごみ袋ではないということから排出される方からは手数料はいただいていないという現状の取り扱いとなっております。それで、ペットボトルも同じ資源ごみなので、透明の袋でもよいのではないかという趣旨かと思いますけれども、ペットボトルを回収した後にリサイクルセンターでは選別作業だとか、圧縮機にかけて梱包するだとか、そういった一定程度の費用もかかっている現状でありますので、ペットボトルの排出について、ごみ袋の販売というかたちで手数料をいただいている状況ということもございますし、逆に白い袋で出すことによって、ごみの量が増えるというか、減量化につながらないのかもしれないというような状況もあるのではないかな、と考えております。ご理解お願いいたします。
議員の質問 8番 倉地清子
議長、倉地。
議員の質問 8番 倉地清子
分かりました。それでも、今後、ごみ袋が安定供給できるかどうかって言ったら分からないので、そのへんもちょっと視野に入れながらいってくれればなと思っております。それでは、最後になります。人口が減っているのにごみは増えております。その要因はさまざまだけれど、家庭から出る衣類の量が多いことは環境省の調べで分かっていることです。燃やせるごみを資源ごみに、その気持ちを一緒になってやっていければな。そして、これは国の政策は今年の3月に策定されたものなので、できれば先進事例モデルタウンとして、これを取り組んでいけたら、より八雲町に優しい、環境に優しい、そういうところを私は目指していってほしいと思っております。以上です。ありがとうございます。