みんなの議会

八雲町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月12日

地域医療について

聞いた人
黒島竹満 議員
答えた人
町長 萬谷俊美、総合病院庶務課長 長谷川信義、国保病院事務長 福原光一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 黒島竹満

議長、黒島。

議員の質問 5番 黒島竹満

皆さんおはようございます。久々の一般質問で、ちょっと上がっておりますけれども、それでは早速質問に入りたいと思います。通告に従いまして、地域医療について質問をさせていただきます。町長は、今年 10 月の町長選の政策として町民主体の町づくり、またあなたの声が反映されます町へ、町民視点のまちづくりを進めますと掲げておりますが、その政策の中で地域医療の充実ということがあります。今、八雲町として一番の課題と思われる部分は、八雲総合病院と熊石国保病院の厳しい経営状況と思います。①八雲総合病院と熊石国保病院の安定的な経営。病院の設置者として今後どのように考えていくのかをお聞かせください。また、病院経営管理と施設管理を行っております。病院長並びに事務長の今後の考えもお聞かせください。

町の答え 町長 萬谷俊美

議長、町長。

町の答え 町長 萬谷俊美

おはようございます。黒島議員の1つ目の質問にお答えいたします。八雲総合病院と熊石国保病院の安定的な経営につきましては、地域医療を取り巻く情勢は、少子高齢化、医療圏域の急激な人口減少、物価高騰や人件費の大幅な上昇に加え、地域の基幹病院としての機能を維持するため、常勤医師の確保が進まない中、診療維持を多数の出張医師に頼らざるを得ない状況であり、極めて厳しい経営環境にあります。更には、これら経常経費が増加する中、それに見合った診療報酬の上昇は得られず、患者減も相まって収益が減少し、経常収支も悪化の一途をたどっている状況にあります。八雲総合病院では、これまで経営アドバイザーの介入など可能な限り民間的手法の取り入れや、増収策、費用圧縮の取組を強力に推し進めてきたところでありますが、現在の情勢からしますと、経営の健全化を実現することは極めて難しい状況にあります。また、8月1日に新病院として開院した熊石国保病院につきましても、非常に厳しい経営状況に直面しております。慢性的な常勤医師不足に伴う診療収入の減少や近年の社会情勢による物価高騰など、小規模病院においては大変困難な条件下での病院運営が続いております。新病院は病床数を 30 床に縮減して、地域や医療圏域における役割を担いながら、効率的な病院運営を目指しているところでありますが、将来にわたり持続可能な医療体制の確立と経営基盤の安定を図っていくためには、医師や看護師など医療人材の確保や病院機能の強化、病院の運営財源の確保など、様々な課題に対して慎重かつ積極的な取り組みが必要と考えております。ご承知のこととは存じますが、地域の自治体病院は地域住民の安心安全な医療提供、健康保持、福祉の増進・向上を図り、不採算が明らかであっても公的病院としての機能と役割を担う必要性を有しております。地域生活を守るうえで医療は最も重要なインフラのひとつであり、医療をどう確保し、安定的に継続していくかにつきましては、大きな課題であることは事実であります。地域医療を堅持する方針の下、費用削減、業務の効率化のほか、国が進める地域医療構想の推進、今後の人口減少や高齢化、人口構造の変化などに対応した、医療需要と病床機能ごとの必要量、バランスの取れた医療提供体制の構築、様々な課題はあるものの具体的には、病床削減を前提とした適正な病床数、病床機能の追求と、それに伴う医療技術者も含めた職員の適正配置、救急医療体制や不採算診療科における診療体制の在り方、管理部門等の外部委託など経営改善に向けたあらゆる事項について検討し、持続可能な医療提供体制を目指すとともに、国及び道に対しましては、実効性のある施策を国レベルで図られるよう要望してまいります。以上でございます。

議員の質問 5番 黒島竹満

議長、黒島。

議員の質問 5番 黒島竹満

病院のほうは、この後ですか。

町の答え 町長 萬谷俊美

議長、町長。

町の答え 町長 萬谷俊美

病院の設置者、町長と病院経営管理をする病院長、事務長についても、考え方は一緒ということで答弁を申し上げたところでございます。

議員の質問 5番 黒島竹満

議長、黒島。

議員の質問 5番 黒島竹満

はい、わかりました。いろいろと今回答があったわけでございますけれども、本当は病院の設置者のほうからも考え方を聞きたかったんですけれども同じような考えということであれば、やむを得ないと思っております。まして、町長はまだ2か月ちょっとでございますので、たぶん病院関係者と経営については、しっかりと打ち合わせはまだなのかなというふうに思っているところでございます。そういったところで、いろんな町長のお話があったわけでございます。しかしながら、今私は決算審査意見書の中から2点目の質問をしたいと思います。この中に、当年度の純損益でございますけれども、7億 4,800 万純損益をしているわけでございます。この部分については、病床稼働率の問題があるのではないかなというふうに思うわけでございます。全体で 60.6%という、3年くらい下がってきているわけでございます。この部分についてもお聞きしたいと思いますし、また私がこの質問をするというときに、北海道新聞のほうに市立札幌病院の 28 年度まで赤字という大きいことで載っておりました。それは病床稼働率が悪いというふうに新聞に出ております。やっぱり赤字、そしてまた経営にならない部分については、医療診療にもありますけれども、稼働率にちょっと問題があるんではないかなというふうに思っているところでございます。まず一点と、もう一点は監査のほうから出てますね。内部留保の関係でございますけれども、このままでいくと3年以内に内部留保の資金がなくなるということが監査委員の指摘を受けているところでございます。この辺の部分のお話を聞かせていただきたいと思います。

町の答え 総合病院庶務課長 長谷川信義

議長、総合病院庶務課長。

町の答え 総合病院庶務課長 長谷川信義

病床稼働率のまずご質問ですけれども、議員ご指摘どおり、令和6年決算につきましては、60%程度でございます。この状況につきましては、直近の数字といたしましては、10 月末現在としましても約 60%ということで大きな変更はございませんが、過去の状況を見ましても、多いときでは 70%という時もございましたけれども、ここ数年は 60%前半程度で推移しているところでございます。あと、内部留保の関係でございますけれども、ご説明のとおりあと2年後令和9年には、内部留保資金。これは、コロナ禍に補助金をいただいた分ですけれども、この分がすべて枯渇して資金不足団体に陥るだろうということで、趣旨見通しを立てているところでございます。よろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 黒島竹満

議長、黒島。

議員の質問 5番 黒島竹満

国保病院の稼働率。

町の答え 国保病院事務長 福原光一

議長、国保病院事務長。

町の答え 国保病院事務長 福原光一

国保病院につきまして令和6年度決算でございますが、稼働率 28.5%でございます。許可病床 99 床に対しまして、30 人弱の患者数ということで、低い稼働率となってございます。また、本年8月1日に新病院開院いたしまして、こういった患者数の減少を見込んだうえで、新しい病床数を設定しておりまして、今現在 30 床の新病棟が稼働しております。本日付の直近の患者数で言いますと、24 人ですので 80%の稼働率を今保ってございます。また、内部留保資金につきましては、やはり稼働率が低いということで入院患者数が減少しているということで入ってくる診療収入が少なく、それに伴い、現金の保有残高が減って、内部留保資金も大変厳しい状況にございます。こういった入院の患者様の診療単価を上げていくということがとても必要になりますので、令和7年度以降、新病院として、新たに健全な内部留保資金を確保できるように診療報酬の増額を目指して、今取り組んでいるところでございます。以上でございます。

議員の質問 5番 黒島竹満

議長、黒島。

議員の質問 5番 黒島竹満

今稼働率のお話と内部留保の話がよくわかりました。今後、町長これから4年間あるわけでございます。この中で、ぜひ中期的な計画を作っていかなければならないのではないかなというふうに思うんですけれども、この部分について、4年間の中で赤字をどの程度減らせるのか、黒字にならなくても赤字をとにかく減らすという計画の中で、今後考えていかなければならないのかなというふうに思うんですけれども、この部分について病床稼働数。これは札幌等病院の新聞に出ているわけでございますけれども、だいたい 24 年度で6億 1,900 万くらい損失赤字を出しているわけです。そうすると、八雲の病院は7億なんぼの損失を出しているわけです。確かに都会の病院と大自治体病院とは違うわけでございますけれども、そういった部分で稼働率を含めて、町長の任期4年の中で、できるだけ今後の中期計画を出して、とにかく赤字を食い止めるという中で進めていかなければならないのかなというふうに思っているんですけれども、その辺はどうですかね。

町の答え 町長 萬谷俊美

議長、町長。

町の答え 町長 萬谷俊美

黒島議員のこの先の病院改革の考え方、病床稼働率を上げていく考え方ということでございますけれども、先ほどの答弁でも申し上げましたが、まず医師が不足しているということと医療技術者も当然なかなか集まらないという情勢もありますけれども、いずれにしましても、病院経営が今の現状にあっては、極めて厳しい状況にあります。だからといって、手をこまねいて何も施さないということは、人件費も上がっていく中、そして、診療報酬もなかなか上昇していかない中では、赤字幅が増えていくだろうというのが見込まれますので、そういった意味では、改革を一つ一つできるものからやっていくということが必要なんだろうなと。今までもやってきてはいますけれども、それが十分だということで甘んじていては、自治体病院の経営はこの先できないということになりますので、一般会計から赤字をこの先もどんどん入れていくということは、なかなか一般会計の方も厳しくなってくれば、それができなくなります。そしたら、赤字決算をそのまま継続してやっていくということになると、いろんな病院経営の今後にも支障が出てきますので、そこは議会の皆様、そして町民の皆様と、相談しながら改革の方向性を議論して見いだしていくということが、この時期に来るともうしなきゃいけない時期なのかなと。病院や赤字はコロナで落ち着いただけで、以前からずっと続いてきている課題であります。病院等を新しくちょうど建て替えた時から赤字っていうのはずっと来てますので、このままずっとということにはならないのだなと。役場自体の一般会計がダメになったら、病院とともに共倒れっていうことにはならないと思いますので、そこは4年の中で一定程度、改革の方針を出して、赤字幅を少しでも削減する方向に持っていきたいというふうに思いますので、皆様のご支援・ご協力をお願いしながらやっていきたいなというふうに思っております。

議員の質問 5番 黒島竹満

議長、黒島。

議員の質問 5番 黒島竹満

よくわかりました。是非この4年間の任期中で町長に頑張っていただきたいというふうに思っております。確かに、この資料を見ると全国の自治体病院で86%が赤字経営と、この監査資料の中に載っております。そういった部分で八雲町ばかりでなく、自治体病院というのは大変厳しい状況にあるのだなというふうに思っております。しかしながら、せっかく前の岩村町長が基金を 150 億円以上積み立ててある資金もたぶんこのままで特化していくと、7年か8年でその 150 億もなくなるのではないかなというふうに思うわけでございます。そのほかに、(聞き取り不能)の支払い等が入ってくると、おそらく4年か5年で基金も底をつくのではないかなというふうに私は思うんですけれども、そういった部分を少しでも残していけるようなかたちの中で町長に頑張っていただきたいというふうに思っております。そして、病院関係者もぜひ町長と一緒に頑張っていっていただきたい。今後、行政と議会、そして病院と町民と一体になってこの病院を守っていくという姿を見せていかなければならないのかなというふうに思っておりますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。病院の質問については、この辺でやめさせていただきますけれども。

議員の質問 5番 黒島竹満

もう一点ありますね。だいたい今の回答の中に入っておりますけれども、②常勤医師の確保と各大学病院への要請。そして、医療従事者の確保対策ということで、設置者の町長と病院の管理をしております、病院長並びに事務長のほうからお話を聞かせていただきたいと思います。

町の答え 町長 萬谷俊美

議長、町長。

町の答え 町長 萬谷俊美

2点目の質問につきましても、設置者として事務長も考え方が一緒ということで、分けて答弁できませんので一括して答弁させていただきます。常勤医師、医療従事者の確保対策についてですが、地域医療を安定的に維持するためには、医療従事者の確保は必然であり、とりわけ医師確保に関しましては、八雲総合病院、また熊石国保病院ともに最重要課題と位置づけ、これまでも臨床研修医の確保も含め継続的に医師招聘活動を推し進めてきたところであります。道内医育大学、人材紹介会社、北海道をはじめとする関係団体への要請、医師の働き方改革に即した労働環境及び住環境の整備、研修制度の充実を図ってまいりましたが、慢性的な医師不足は解消されず、各方面からの診療応援、出張医師により何とか診療機能を維持してきたところであります。国におきましては、医師の偏在について、これまでも問題視されてきたものの具体的な対策・施策が無い中、現状の非常に厳しい医療提供体制に繋がっており、地域医療を担う地方の自治体病院にとっては永遠の課題となっています。医師をはじめとする医療従事者の確保に関しましては、これまで同様とはなりますが関係機関への要請及び、八雲町で安心して住み続け、働き続けられる環境の整備と情報発信、また、地方の一自治体病院で努力して解決できるものではないことからも、国、道に対しては実効性のある施策に加え財政支援を求めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 黒島竹満

議長、黒島。

議員の質問 5番 黒島竹満

町長のお話はよくわかりました。理解もいたしております。しかしながら、やはり町民は常勤医師がいない医師不足。そして、また医療従事者の不足という声を聞くとやっぱり不安になるわけでございます。ぜひ、そういった部分を町民の生命を考えたときにしっかりとその辺を考えていかなければならないことだと思っておりますので、ぜひその辺も引き続き頑張っていただきたいと思います。それじゃあの病院の方は、これで終わらせていただきます。

出典:八雲町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月12日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる