厚沢部町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日
森林環境税の活用方策
- 聞いた人
- 佐々木宏 議員
- 答えた人
- 町長、副町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 佐々木
それでは、6月定例会森林環境税の活用方策と題しまして、一般質問を行います。昨日、米国を除くTPP参加国による新協定、TPP11の承認案が参議院本会議で可決承認されました。今後、政府与党では協定発効に必要な関連法案の成立を急いでおるところであります。本町の農業にもおける影響ということは以前にも、酪農主体であるのでそんなに大きな影響はないというような答弁でございましたけれども、農業者っていうのは所得確保のために酪農がだめになれば、違う作物で所得をカバーするという現象が起きます。そういったことで、一つの作物が玉突き現象を起こして全体に影響を及ぼすという暗雲が垂れ込めてきている状況であります。良き厚沢部と言っていいかどうかわかりませんけども、昭和40年代の厚沢部町を人口が8,000人台でなかったかなっていうふうに思いますけども、農業40億円、林業40億円、商業40億円というようなことで、理想的な体系の厚沢部町であったなと思うところであります。そうした中で、平成30年度の税制改正大綱が閣議決定され、森林環境税及び森林環境譲与税いずれも仮称でございますけども、創設される運びとなりました。本町においては、80パーセントが森林で占められています。国税の創設で森林整備のための新たな財源が確保されることとなり、林野庁では税収を先食いするとして、19年度、来年度から市町村が自ら森林整備事業に取り組みができるように進んでいます。本町の森林特性を活かし、持続的に発展していく林産業への取り組みに向けて、町長はこうした施策をどのように活用し、過疎化と少子高齢化が進行している中、魅力的で活力があるまちづくりを進める考えなのか六点にわたって町長の所信を伺うものです。①外国産材の流入により国産材が打撃を受けている中、本町の林業・木材産業の成長産業化に向けた体制整備はどう考えておるのか、②間伐材活用等林業の振興として進めております、本町の本質バイオマスの積極的な利用促進の取り組みはどうなのか、③林業は長い年月と根気が必要な産業であります。その育成には40年、50年を要することが必要であります。立派な山を育て上げるためには、今後の森林整備の進め方はどうなのか、④木材の需要拡大といった観点から町産材自給率向上への需要喚起の取り組みはどうなっておられますか、⑤町内森林所有者で不在村者への所有面積の把握実態はどうか、⑥林務の専門職員確保・育成の考えは、以上、お伺いするものでございます。
町の答え 町長
佐々木議員から、森林環境税の活用方策についての質問であります。ご質問にありますとおり、平成30年度の税制改正大綱が平成29年12月22日に閣議決定されたところであります。仮称ではありますが、森林環境税及び森林環境譲与税の創設について平成31年通常国会に提出される予定であります。森林環境税は、国民皆で温室効果ガス吸収源や国土保全・水源涵養等の重要な役割を担う森林を支える仕組みとして市町村が個人住民税均等割と併せて賦課徴収を行うものです。課税時期については、東日本大震災を教訓とした防災施策対応分の課税が終了した平成36年度からでありますけれども、森林環境譲与税は、早期にその目的を達成するために新たな森林管理システムが施行される平成31年度から都道府県及び市町村に譲与される予定であります。配分方法については、私有林人工林面積・林業就業者数・人口によって算定されまして、現段階では道の試算では当初800万円ほどが本町に譲与される見込みであります。また、譲与額は段階的に増額され、平成45年には2,700万円ほどになるものと予想されております。森林環境譲与税の使途は、主に林業経営に適さない森林において市町村が森林所有者にかわって行う間伐や林業経営意欲を確認するための意向調査、林業就業者の技能向上のための研修会、木材利用の促進や普及啓発などの森林整備及びその促進費用に充てるものとなっております。町単独の上乗せ補助事業や国庫補助事業の自己負担分への充当は、望ましくないと言われております。詳細については、現在、国においてガイドラインの検討を行っているところです。一点目の林業・木材産業の成長産業化に向けた体制整備についてですが、人工林が本格的な利用期を迎えている中、豊富な森林資源を循環利用することで林業の成長産業化を実現するという国の方針のもと、町といたしましても農業同様に、町の基幹産業として林業、林産業の振興に取組んでいく必要があると考えております。今後も森林組合など関係機関と協力しながら意欲と能力のある林業経営体の育成を図ってまいります。二点目の本町の木質バイオマスの積極的な利用促進の取組みついてですが、これまで道の駅やまちなか交流センター、医師駐在センターにペレットストーブなどを設置したほか、町内3箇所の温泉すべてにチップボイラーを導入しております。今後も可能な限り、木質バイオマスの有効活用を図ってまいります。三点目の今後の森林整備の進めについてですが、町有林事業については今後も国の補助事業を活用しながら計画的に整備を進めてまいります。また、民有林については、町単独事業の上乗せ補助により森林所有者への支援を継続するほか、31年度から始まる新たな森林管理システムの中で森林環境譲与税を活用しながら、所有者の意向調査を進め適正な森林管理育成、さらには森林資源の循環利用に向けた森林整備を推進してまいります。四点目の町産材自給率向上への需要喚起の取組みですが、町では平成23年度に厚沢部町地域材利用推進方針を策定し、町民プールをはじめ公共施設への町産材の積極的活用に取り組んでいるところです。今後も公共施設には積極的に町産材を活用してまいります。五点目の町内森林所有者で不在村者の所有面積の実態把握についてですが、現在ある森林調査簿では不在村者の所有森林面積は約2,600ヘクタールです。これは全私有林面積の40パーセントにあたります。しかし森林調査簿は森林所有者の届出によって更新されるため、実態とは相違しております。そのため平成30年度中に森林調査簿と地籍情報を結合・精査した林地台帳を整備する予定です。六点目の林務の専門職員確保・育成の考えについてですが、現状の職員体制では専門職員の配置は困難な状況です。しかしながら、林業の成長産業化には技術的知識と経験が不可欠でありますので、農林水産省のセミナーや緑資源の研修育成事業含めて森林管理者や北海道等の関係機関の協力を得ながら職員のスキル向上に努めてまいります。
議員の質問 佐々木
ありがとうございました。環境税につきましてはかなり期待しておりましたけれども、ご答弁を聞きますと画期的な財源確保にはいたらないと、いうような認識をしたところでございます。また、二つ目にはですね林業のさらなる活力を進めると言った答弁に不足があるなというふうに感じました。そういった部分を含めましてですね基幹となります農林業であります林業について細部にわたって再質問をさせていただきます。林産業への支援というのは、現在、どういった支援がありますか。商工業者、1パーセントの借入金、私認識しているのはそれだけなのかなと思うんですけど、それ以外に何かございますでしょうか。
町の答え 副町長
今、仰られた中小企業の貸出しの利息分の外、林産協同組合への活動費の支援、林業の方でございますが林業につきましては、森林作業員の労働環境、ボーナス制度への支援、それと民有林の上積みの補助ということでございます。特に一番大きいのが民有林への上積み補助でございますが、30年度の予算ベースで申しますと1,200万円程、一般財源を計上させていただいているところでございます。
議員の質問 佐々木
厚沢部はそういった森林に関しても力強くやっているということなんですども、さらなる成長産業へ向けて進むという観点から考えますとですね、やはり国の制度をきちっと先取りした形で強い経営体で取組んでいかなければならないんでないかと思います。そういった中で担い手含め人材確保、近隣であれば知内町が担い手育成協議会を立ち上げたというような部分がございますけども、それ以上に厚沢部町は町と町内林産工場含め木材業者、森林組合、関係機関一体となった私の勝手な仮称ですけども、林産業・成長産業化協議会いったようなものを立ち上げた中ですね、林業振興を進めてはどうかと考えますけどもこれについては、どうですか方向性というものは。
町の答え 副町長
林業の成長産業化ということでございます。成長産業になるためには川下対策としては、行政でやることというのはたくさんあるのかと思います。それも今まではやってきているなというふうに思っております。それともう一つは川上と川中ということで、地場産の安定供給ということが必要になってくるだろうと思います。その中で安定供給することで雇用の確保にも繋がっていくんだろうと思います。今、国でいわれているのは、効率的な生産ということで伐採コスト低減やら後は、放置されている森林の有効活用ということがいわれているところでございます。そのためには、効率的な生産という伐採コストの低減につきましては高性能機械の整備の外、路網整備や集約化ということが必要になってくるんだろうと思いますし、放置されている森林整備につきましても今の森林環境税が導入されますと、それで対応していくことになろうかなと思います。国では、今ある民有林の3分の1が管理されていると、残り3分の2が放置されているということで3分の2のうちの3分の1が経営ベースに乗っている森林だと。最終的な3分の1が経営ベースに乗っていないので、森林環境税を充ててということを考えているところだと思います。うちの方見ますと不在村が私有林の約40パーセントということでございます。どれくらいの面積が放置されているのかということをこれから調べていかなければならない、というふうに思っておりますし、その辺をまず森林環境税で使って調べていくのが一番最初だと思います。そこで最初、先程仰られたような協議会の設立というご提案でありますけども、その辺も含めてこれから検討してきたい、関係者と話合いを進めていきたいと考えております。
議員の質問 佐々木
そういった方向性で是非とも進んで、前進する形を整備していただければと思います。また、成長産業化といった部分では、町内の林産業に従事している方々が多数おられます。そういったことで雇用場の確保に繋がっているということでございます。願わくばですよ、夢ですよ私側の夢ですけども、町内安定条件整備を進めてですね加工流通施設のすばらしい整備、JAS認証の木材の製造といった部分にもですね国の制度も利用しながら、町も手厚く支援してそういった環境整備を進めていくというのも大事な考えだろうと、いうふうに提言しておきます。二点目の木質バイオマスでございます。これについては、温泉施設は全てチップボイラー整備されたよということでございますけども、ただ問題となっているのが原材料となるチップが乾燥が十分でないということでトラブルの原因になっている実態がございます。私ども常任委員会で下川町を視察した際にはですね、チップヤードを整備した中で1年ぐらいは野積みですけども放置した中で自然乾燥させたものをチップを使っているということで、何らそういったトラブルがない状況を研修してまいりました。そういったことで町がですね、チップのベットヤードを町有地を使った中で設置・建設する考えが必要でないかと思うんですけども、これについてはいかがなもんでしょうか。
町の答え 副町長
温泉関係につきましては、3箇所ともチップボイラーを導入したと。最初はドイツ製でございまして大したいいんだということで導入したんですけども、仰られるとおり乾燥度合いがある程度乾燥してないと中々、火力が得られないという状況でありまして、その後2箇所についてはスイス制のチップボイラーが導入されているという状況でございます。こちらはドイツ製よりも若干含水率が高くても燃えるということでございましたが、やはり山から持ってきたものをすぐ端材としてチップとして何日もおかないで、運んできたものについてはちょっと無理があるんだろうなと思います。そこで、仰られるとおりチップヤードで1年置いたものをかなりな有効な対策ということで、解決策となるわけでございますが、それにかかる経費等もありますし、いわゆる材がチップ専用のものになるのかどうかと、それを誰が購入するのかということも非常に大きな問題になるんだろうなと思います。今、チップボイラーの方に回ってきているのは、製材された後、残渣みたいなものを使わせていただいているんですけども、ヤードとしてとっておいてそれをチップボイラーにってなりますと、その材そのもを購入しなければならないと、いうこともありますのでその辺で算盤が合うのかどうか、どれくらいの金額になるのかどうかというのを、しっかり精査しないと、ヤードを建てただけでは対応できないのかなというふうに考えております。その辺も精査していきながら、やる業者さんもいるかどうかっていうのもありますんで、その辺もしっかり対応していきたいと思います。先々週でしたか、業者さんとうちの担当の者が、知内町さんの方に勉強しに行っておりますので、その辺の学んできたことも含めて今後、検討してまいりたいと思います。
議員の質問 佐々木
是非とも進めていただきたいというふうに思います。なお国では、林産業の成長産業化っていうことで地域内エコシステムっていうことで熱利用、熱電供給による発電というようなことが提唱されております。また先進地域ではですね地域内経済循環といったようなことで、すでに取組んでいる地域もあるわけであります。かつて厚沢部町の収入確保といったことを考えてみますと、夏は農業、冬場は林業といったようなことで生計をたてていたのがついこの前まででございます。そういったことでですね、そういった地域内経済循環、厚沢部町もですねそこにも取組んでいく方向性もあるんでないかと思います。理想を言うならば、ここです。庁舎を中心とした中学校、関連施設いっぱいあります消防署から小中学校あります。そういうようなことですぐに熱利用の可能性でてくることと思います。そういった部分も含めて、チップのヤード設置された中であればそういうような方向性も可能になってくるという状況下もあります。これについては先進地ではすでに新規雇用含め二酸化炭素の削減、そしてまた石油にかわる経済効果も十分に発揮されておりますので、十分に取組む方向性は可能でないかなというふうに思いますので、さらなる前進をお願いするものであります。三点目に入ります。森林整備というようなことでこれにはやっぱり山を手入れするというようなこと考えますと、作業量含めた路網整備っていうようなこの充実ってのは大変大事でないかなというふうに思います。これについてはやはりですね町単独でもかまいません、やっぱり予算つけた形の中できちっと町有林含め民有林も整備していくっていう考えも必要でないかと思いますけどもその点についてはいかがでしょうか。
町の答え 副町長
先程もいいましたけども川上の整備の中で、集約化というのはどうしても図らないとどうしても伐採コストなり撫育コストの問題がどうしてもでてくるわけでございますから、集約化をするためには路網の整備というのは必要になってくるというふうには考えております。ただ、後はそれに充てる財源、今の環境譲与税の中でそういうのにも充てていいのかどうか、その辺も含めて考えていかなければならないのかなと思います。先程、民有林に1,200万円ほどの一般財源をつぎ込んでいると言いましたけども、町有林にも4,500万円程の事業費で補助金を除くと、2,000万円程の投資をしているところでございます。それで、よそには負けないくらいの整備をしているというふうに自負しておりますけども、その中の一つとして路網整備も考えていかなければならないと。必要がある時には当然整備していくということだと思います。
議員の質問 佐々木
もうちょっとやっぱり林産業っていった部分では、国の予算も農業予算の10分の1ほどしかないんですけども、町も予算付けしたなかですねきちっと林業という部分も光を充てなければならないというふうに改めて感じる次第であります。私ども所管で町有林も見させていただきますけども、作業路あってもですね車歩くのに手入れが行き届いていないという状況を見かけます。そういったことを考えますときちっとやはり、規格道路に格上げした中できちっと整備するという考えも必要だろうというふうに思います。その辺も含め管理・再整備そして管理充実といった部分でですね、予算確保に向けた手立てもきちっとやっていっていただきたいなと、いうふうに思うところであります。その辺の財源確保の手段とかないんですか。
町の答え 町長
林業の関係、確かに佐々木議員言われるように路網整備大事であります。路網整備の事業は、はっきり言ってたくさんあります。ただ、どういう林班の中で、樹齢を計算した中での路線整備ということになります。これはやはり長期計画の中で、どこから順番に路網整備をするかということが必要であります。町有林の路網整備はかなり厚沢部は進んでおります。ただ民有林の場合は、まだ、路網整備されていない地域が結構あります。特に佐々木議員の方の滝野・稲見っていうのは路網整備のされていない地域であります。これやはり民間の所有者の方々がそれぞれ管理する上でも絶対必要なわけですから、作業路整備したいということであれば、国の事業毎年あまるだけあります。担当の方にそういう話をしていただければ、林道整備、路網整備関係はたくさんあって毎年、予算余しているくらいですから、そういう中でやろうと思えばいつでもできます。ですから地域の方が一体となって自分の山だけでなくて隣もその奥も皆、一緒になってやろうという路網整備をしなければ本事業になりませんから、そういうことも含めて地域の方で検討いただいて、もしやろうという気持ちが起きたらいつでもうちの担当の方に、相談いただければ翌年度の国の予算はとります。そういう中で是非、山の所有者の積極的な考え方がほしいこういうふうに思っております。
議員の質問 佐々木
町長の答弁が大変力強いんで、実態がどうなのかまでそうふうな部分も含めてですね、取組む方向性が見えてきたなって思いますんで、路網整備きちっと対応していただきたいと思います。四点目の町産材の自給率向上っていうことであります。これについても国の林業成長産業化の政策目標として国産材の利用増加を図るというようなことで、平成27年で2,500万立方メートルから平成37年度4,000万立方メートルに拡大すると、いうことでございますけども、今後も見込まれる公共施設の整備といった部分では、こども園も100パーセント町産材ではないんですけども、木を使った中で進めていくと、いう方向性で進んでおります。前段、一般質問にありました学校関係が年数経っているよ、といったような部分での将来的な木材利用の建設・建替えっていった部分では、どうなんでしょうかあるんでしょうか、考えられるんでしょうか。
町の答え 副町長
当面、大きなものというのはこども園をやるということで進んで来たわけでございます。この後の分については、特段ここだと、ここをやりますよというような大きな公共施設整備というのはまだ決まってないわけでございます。前の中山議員の質問の時に教育長が答えておりましたけども、公共施設の管理計画の中では、60年を目途に大型の施設は使おうというこれはあくまでもどの施設とかという、そういう意味ではなくて原則としてそういう考え方なので50年過ぎたものについては、大規模改修はしないという考え方でありますので、それに沿った形で建替えなり、当然人口の問題もありますから効率性も考えながら整備を進めていくと。その際には、まず木の使えるところは確実に使っていくし、もし使えないような仕組みでありましても、壁だとか内装材でできるだけ多く使うというのが、町の建てました地域材利用推進計画の方針ございますので、それにそった形で進めていきたいと思っております。
議員の質問 佐々木
はい、わかりました。60年がひとつの限界ということでございますか。公共施設に限らず多方面にですね町産材使っていくという方向性をですね、何らかの形で進んでいくのが大事だろうというふうに思うところであります。多くは、語りません、細やかな細部にわたった部分で再度質問をしたいというふうに思います。五点目です。この部分については不在村者の面積が40パーセントにあたるよいうことですけども、ちなみに私も面積おさえているんですけども、町側の面積は全体で民有林はどのくらいの面積っていうふうに捉えておられますか。
町の答え 副町長
私有林は6,400ヘクタールであります。
議員の質問 佐々木
届出っていうか、それによってやっぱりだいぶ1,000町歩以上も違う部分があるんですね。そういった中で、新たな森林環境管理システム施行に向けて、森林台帳の精査をする予定であるというご答弁がございました。これについては事務はどこが担っていくんですか。
町の答え 副町長
昨年度の予算で森林台帳整備ということで、国の補助金を活用しながらシステム自体はもう入っております。後は、このシステムを使って林班図重ね合わせながら所有者の確認、多分、相続をそのまましていないところもかなりあると思いますので、その辺も含めて調べ直すっていうのが今年度の事務事業となります。林業振興係がそれを担当してそれを進めていくということでございます。
議員の質問 佐々木
それによって、2,600ヘクタールあるうち採算ベースにのる山、管理委託できる山、不採算性の山、町が自ら管理しなければならない山林であるという判断、来年度までにその事務間に合うんですか。
町の答え 副町長
そこまでは今年度中には、できないと思います。今、うちでおさえている私有林ですか、民有林については約6,400ヘクタールでありまして、森林経営計画というのがございます。施業するための計画なんですけども、それから追っていくと約半分が手の付いていない山と。これは不在村とか厚沢部町の人が持っているとか関係ないわけでございますが、約3,000ヘクタールくらいは森林経営計画がたてられてないことろがございますので、その分がどうなるのか。所謂、経営ベースにのる山なのか、市町村がこの譲与税を使って整備を進めていかなければならない山なのか判断していかなければならないということでございます。今年度につきましてはその辺の洗い出しを行いまして、次年度以降に所有者との意向調査等を進めていくということなんで、実際、山が動くというのは32年以降になるのかなっていうふうに今のところ、考えております。
議員の質問 佐々木
大変な業務であるということがわかりました。そういったことですね、六点目、林務係が担当するよということなんですけど、これ山の撫育管理とてもとても足りないんでないですか職員はっきり言って。足りない部分は森林組合の力を借りるというご答弁ありましたけども、森林組合の職員もたった3人しかいないんですよ。これでは林業が成長産業化に進む方向が見えてこないでないんですか。その点は、どうなんですか。
町の答え 副町長
その辺は重々わかります。わかりますけども町といたしましても今まで、平成17年、平成20と機構改革を進めてまいりました。かつて平成8年ですから20年程前ですか、病院の職員を除くと93人程の事務職員がいたということでございますが、29年度でありますと93人いた職員が73人まで落ちているということで20人程職員数が減っていると。その間、コンピュータの進化もありまして、単純な事務についてはかなりスピードをもってできるようになったんですけども、一方、高齢化によって介護保険や認知対応など保健師の数もどんどん増やして言ってる中でっていうことなんで、事務職員の数はもっと減っていってるのかなと思います。そういう中で林務に特化してそこだけをとなりますと、中々、厳しいものがあるのかなというふうに理解しております。確かに、成長産業化に向けては専門家の育成っていうのは必要なことだと思いますが、その辺全体を考えて進めていかなければならないんだろうと思います。必要あるという時には、それなりの対応していかなければならないというふうには思っておりますが、現段階では、早々に導入して専門員を配置するという考えは現段階ではありません。
議員の質問 佐々木
事務職員も20名少なくなっていると。そして、その分はITでカバーしているよということなんですけども、副町長の答弁がございましたけれども、町長よりさらなる林産業振興に向けた職員体制への充実、そして関係機関強化と。そういう中で確固たる林業振興、町長先頭に職員一丸どういった体制で進むんだという考えをですね町長から、体制整備の考え方をお聞きします。親分が答えないと中々、物事進まないというふうに考えます。よろしくお願いします。
町の答え 町長
佐々木議員の方から厚沢部町の森林の整備そしてこれからの育成というものの中で、町はどう考えるということだろうと思います。今、国では林業成長産業化総合対策という国自体が森林をどうして守るか、どうしていい山をつくるかという総合的な計画に入っております。それによって北海道もその計画にのった整備の仕方、北海道から末端市町村にも降りてくる整備の仕方、当然、こういうものはでてくるわけでございます。民有林については公共団体が整備する話ではありません。これはあくまで民有林っていうのは、森林組合なりその地域、地域でつくっている林業政策団体管理育成するということになります。公有林については、当然、行政が整備するということになるわけです。そういう進めの中で、今、いわれるように厚沢部の林業、正直言いまして佐々木議員もご承知だろうと思いますけども、厚沢部の先程の民有林の不在地主がこれだけおりますよという話をしました。これの3分の1以上が峠下の神奈川県から入ってきた所有者であります。ご案内のようにもう区画をして自分も境界もわからん立木もわからんというような無実態の所有者の山が国有林に挟まれて、峠にあるわけであります。こういうものも、大きな面積の中に入っています。正直言いまして、24、5年前だと思いますけども、当時、吉国完治さんという開拓組合の組合長さんがおったころに、神奈川に出掛けて行って職員が行って向こうの人に山を持ちませんかって言ってばらまいた山がそういうふうな状況にあります。そちらの所有者が来られても自分の山がどこにあるのか、境界がどこなのかどういう木があるのか全くわからないというのが、そういうその不在村的な山がかなりの面積があるわけでございます。これらについては民有林ですけども、じゃあどういう整備ができるのと、これは所有者のない土地の処理というこういう法律が内閣府の方で動いておりまして、これらが成立しないうちにはまず、林業の中では精査できない、というのが実態であります。これは東北から北海道に全てがこういう山があるわけでございます。そういう中ですね重点地区は北海道、東北となっておりますけども、こういう中でじゃあ、そういう方々の山をどう管理をしていくかということは森林組合といえども中々、進めることはできないというのが現状であります。そういう中で、少なからず最近なって帳簿上の異動が若干動いてきています。こういうのを見ますと、国の動きの中でこの成長産業化総合対策の中で、何らかの今までの法律以上のものが出るだろうと、そういう期待をしているところでございます。そういう中で、厚沢部町、山、道南で一番優秀な山を持っている町ですから、山のコンテストの中で厚沢部町の清水の町有林がトップをとった、今から7年くらい前ですか。個人では中館に大きなヒノキの山林、これが個人ではトップと。道南の中では、厚沢部トップで隣の八雲が結構いい山のある町ですけども、あそこが2番手というふうなそういう結果もあるわけです。それほど厚沢部ってのは山のいい町なんです。ですから今、ちょうど伐期きているもの町有林の中も多くて、そういう再植樹というものを厚沢部はどんどん進めているわけであります。民有林は中々行政が立ち入って物事を進めるということにはなりませんけども、厚沢部町は森林組合にほとんどそういう責をもってもらっているという。檜山の森林組合の中でも厚沢部の森林組合くらいなもんですよ、一人前にやっている森林組合は。後はどこの町の森林組合だっていい森林組合でないのが実態です、正直言って。ですから厚沢部の森林組合と町と手を組んで山づくりというものは長年、厚沢部はやってきたと。こういう経過が今、でてるわけであります。そういうことも含めて、山をないがしろにするつもりはさらさらありません。これからもいい山をつくりながらそして、国の活性化事業に率先して便乗したい、こういう考え方でありますから、町長山をどうする気だといわれても、私、山持ってませんせあまり大きいこと言えませんけども、しかし厚沢部の山は人に負けない山にしたいないうふうに思って進めているところであります。
議員の質問 佐々木
厚沢部はどこにも負けないっていうことでございます。農業、林業を中心とした町でございます。確固たる林産業確立に向けて、今回の森林環境税を一つの契機として町長を先頭に職員一丸となってですねやはり町政繁栄のためにがんばっていただきたいと熱望するものであります。議会としても部局と両輪で進む覚悟でございますので、どうぞよろしく、よろしく熱望して一般質問を終わります。ありがとうございました。