みんなの議会

森町議会 平成29年第1回 3月会議 2017年3月6日

高齢者の自動車運転免許証の自主返納等対策について

聞いた人
山田誠 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 山田誠

おはようございます。私は、1点質問させていただきます。高齢者の自動車運転免許証の自主返納等の対策についてでございます。近年高齢者ドライバーによる悲惨な人身事故が全国各地で多発し、社会的関心を集める問題となっております。平成28年12月で道南地区の自動車運転免許証取得者は27万8,641人、うち65歳以上は6万7,729人と25%を占めております。また、昨年の森町における交通事故28件のうち高齢の運転者は8人で、69歳未満が4人、79歳未満が2人、80歳以上が2人となっており、高齢者が28.5%、約3割を占めております。高齢者の免許更新制度も年々改善されつつあります。70歳以上のドライバーには免許証更新時に高齢者講習の受講が義務づけられ、動体視力の測定や実際に運転する技術チェックを受けますが、異変把握は非常に難しいとされております。また、免許証の自主返納者も増加傾向にあります。平成28年末では全道で1万4,000件、森町でも11件の方が返納されております。高齢者に対して返納を奨励することは事故を未然に防ぐ手段にもなります。しかしながら、自動車は今や買い物、病院、銀行等々、日常生活の足として欠かせられないものとなっているのも現状であります。そこで、住民の生命、財産を守るため、自治体として免許証を返納された方々に対して代替措置を講じてはいかがでしょうか。既に北斗市、七飯町、八雲町は検討段階に入っております。函館市、江差町は交通料金の助成、北広島市と美幌町はバス、タクシーの減額、また知内町、松前町は一般住民と並行したデマンドバス等の試行を行っております。さらに、北竜町では65歳以上の高齢者に5万円分のタクシー券を支給しております。事故が発生してからでは手おくれであります。我が森町も他自治体に負けず、高齢者の事故撲滅のため免許証の自主返納を促し、生活の足の代替措置を早急に制度化すべきと考えますが、町長の所見を伺います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

山田議員の質問にお答えします。高齢化社会を迎えた今日、たびたび高齢者の交通事故のニュースが報道されております。当町でも昨年1年間で高齢者の交通事故が8件発生しており、運転免許証の更新制度が高齢者への対策として改善されつつある一方で、免許証を自主返納される方も議員のご質問にあるようにいらっしゃいます。道内各市町村におきましては、運転免許証自主返納に対する独自の支援策を講じる自治体も増加してきておりますが、自主返納につきましては高齢者個々の事情や家庭環境の状況により判断されるものと考えております。自主返納が目的ではありませんが、現在森町では高齢者等の外出支援サービスとして低所得者で80歳以上の高齢者や重度の障がい者の方を対象に料金助成券を交付しております。また、事故防止にもつながると考えられます運動機能や認知機能の低下防止について、高齢者一人一人の機能低下を予防できるよう高齢者の各種支援事業を利用していただけるように今後も継続してまいります。運転免許証を自主返納された方の代替措置につきましては、返納された方の実情を把握することも必要と思われますので、今後調査してまいりたいと考えます。以上です。

議員の質問 5番 山田誠

町長、返納者にはやっぱり何らかの特権、私は強制的に取り上げなさいということでなくて、自主的に出しなさいよということであります。これは、特権を与えないと、なかなか自主的に返納するということは難しいのではないかなと思っております。先ほど言ったように、暮らしに車はもう欠かせないものになってきておるということで、町長は高齢者支援事業もあるから、それを利用したらということになっていますけれども、私はやっぱり手放せない人が多いと思うのです。だけれども、町長もさっき言っていましたけれども、ニュース等では本人は自覚がないわけです。アクセルとブレーキを踏み間違えたとかなんだとかというのはまだいいけれども、わからないという人も結構いるわけです。そういう不安を持っている高齢者の方々が非常に多いということでございますので、車がなければ外出の機会が減って家に閉じこもりになる可能性が高い。町長、さっき運動施設がどうのこうのと言っていましたけれども、取り上げただけ、また乗らなくなると、そういう現象が出てくる。これは、健康的にもよくないです。そのようにならないためにも、やっぱり代替の交通機関を整備して、老後の快適な生活を送れるような自治体として手助けすべきでないかというふうに思います。だんだん高年齢化していきますと、いろいろ事件のあれを見ますと、年齢とともに非常に不安視している老人が多いというふうに伺っていますので、それらをやっぱり解消してやらなければ、いかがなものかなと私は思うのです。それで、代替交通の手段が整えば免許証の自主返納者も増加してきます。そうすると、代替の交通手段にその方々が乗ってくれば、町長も執行方針で述べているように商店街の振興も図られることも可能だろうと私は思っているのです。それで、代替交通が整備されますと、高齢者の事故も減るのは当然だと思いますけれども、これらを総合的に勘案しまして、免許証の返納該当者等からいろいろ、さっきも町長、最後のほうに言っていましたけれども、意見、要望を徴して、何が一番いいのか、そういう方策を策定して、その自主返納を推進しまして、森町からこの高齢者による交通事故の撲滅を図っていただきたいなと。町長も執行方針に高齢者事故防止ということをうたっていますので、ぜひ制度化を図るべきだと私は思いますけれども、再度ご答弁をお願いします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再質問にお答えいたします。自動車につきましては、今我が国、そして我が町にとっても非常に必需品であると、そういうふうに私も認識しております。そういう中で、山田議員ご質問にあるように返納者に対する配慮というのは、私も返納した場合には何がしかのそういう代替措置は必要だということは感じております。ただ、一方で余りにも高齢者の事故が多いために自動車メーカーでは間違った運転をすると車が動かない、そういう研究開発も非常にスピードが速くされております。アメリカのあるメーカーでは、今年中に全自動運転、完全な自動運転の車が発売されるということで、もう日にちを決めて、それを目指して準備に入っているところもございます。日本のメーカーも負けておりませんし、世界中のメーカーもその自動運転の車の開発にはこぞって参加しております。もしこういう人が手をかけなくても移動できる車が開発された場合に、ではその運転する場合に、もし免許証がなければ、恐らく今、日本の法律では乗ることができない。そういうこともひとつ考えられますので、できるだけご自身のそういう運転能力、運動能力、判断能力を落とさないようにしていただきながら、いろんな外出の方法を守るために今現在何とかそのままでいれれば大変ありがいたいなと私は思っております。ですから、全く考えないということではございません。やはり準備をしながら、今いる免許をお持ちの方々が何とか安全に移動できる、そういう車の使い方、それからなるべく早くそういった車が世に出回ることを私も願いながら、今後の方法に対しては研究して勉強していきたいなと、そういうふうに思っております。以上です。

議員の質問 5番 山田誠

町長、自動車の自動運転、グローバル的に世界的にやっていますけれども、それは相当時間もかかると思うのです、正確に行くとなれば。だから、私言っているのは、その前に、5年になるか8年になるか10年後になるのかわかりませんけれども、今の現状を踏まえた上でしないと、さっきから言っているように手おくれになっては大変なのです。町長もさっき話していましたけれども、高齢者の事故というのは全て人身が絡んでいるのです。子供の隊列に突っ込んでいったとか商店、スーパーに入っていったとか、みんな人身が絡んでいる。自分で物損で勝手にぶつかっていくのなら、それはある程度いいかもわかりませんけれども、そうはいきません。やっぱりその辺を踏まえて町長、なるまでに、確かに今ハイテクの時代で自動運転でスイッチ入れれば目的地まで行くことに今後なるかもわかりませんけれども、そうなる前にやはり町の施策としてある程度の部分について取り組んでいくべきだと思うのです。これ、できるからいいのだということになると、全てできるまで待っていればいい話であって、そうはいかない。町長、その辺を踏まえて、やっぱり私先ほど言ったようにそういう方々から意見、要望を聞いて、そういうことであれば自主返納してもいいですよという体制を整えて施策をつくっていただきたいと、私はさっきから言っているのです。その辺のことをいかがに考えているか、その辺を最後に伺って終わりたいと思います。はっきり答えてください。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再々質問にお答えさせていただきます。やはり森町も高齢化率34%を超えて、これが若返っていくというのはまだ十数年先の話でございますので、町としては山田議員おっしゃっているようにいろいろと対策を講じていかなければならないし、その前段でいろんな免許証をお持ちの高齢者の方の要望でしたり、ほかの対策でしたりと。もちろんご高齢の方、ご家族がいればいろんな家族の中で、またご親戚の中でカバーできる部分というのはあると思いますけれども、お一人で暮らされて移動手段を持たない方、そういう方々の部分についても当然検討していかなければならないと思っております。途中で自覚がなくなるというのは、当然病気のほうが多いのですけれども、そういったものは当然健康診断ですとか、それからふだん運動能力を高めるため、やっぱり頭を使うための、先ほども申し上げましたが、町で取り組んでおります生きがい活動の支援対策ですとか、そういったものを活用して、まずぼけないと言ったら言葉はあれですね、やはり若々しさを保つために頑張るように町でも支援していきたいと思います。返納を促すという部分については、私はまだ反対なのです。どちらかというと、なるべく免許を持ったまま自分でとにかく、ああ、これはもうだめだと、アクセル踏む力ない、それからブレーキを踏むときに判断がおくれる、こういうことをやっぱり自覚されて返す部分には私はいいことだと思っているのですけれども、事故防止のためには間違いなくいいことなのですが、それ以外のことも含めまして調査をさせていただきながら今後進めていきたいと、そういうふうに思っております。以上、はっきりとは申せなかったかもしれませんけれども、今後の町の課題として受けさせていただきながら調査させていただきたいと思います。以上でございます。

出典:森町議会 平成29年第1回 3月会議 2017年3月6日 議事録 PDF(108ページ) 間違いを知らせる