みんなの議会

森町議会 令和8年第1回 6月会議 2026年6月16日

森駅前商業施設の事業停止について

聞いた人
河野文彦 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 河野文彦

通告に従いまして、質問させていただきます。森駅前商業施設の事業停止についてです。3月17日、森駅前でビジネスホテル、宴会場、居酒屋などを手がける企業が事業を停止し、自己破産を申請しました。昭和32年の創業以来、森駅前の顔であり、ビジネス、観光の宿泊拠点として多くの方が利用してきました。また、地元食材を活用した食事を提供し、冠婚葬祭や様々な会議の場としても利用され、森町民で利用したことのない方は皆無と言っても過言ではないでしょう。多くの町民、全国からの来訪者に愛されてきた施設でありましたが、新型コロナ流行以降は利用者が減少し、業績が低迷した後、コロナ禍収束の回復の兆しはあったものの、今回の判断となってしまったようであります。今回の事態は一企業の問題だけにはとどまらず、町内の飲食店業界やタクシー業、様々な食材や資材を卸していた事業者などにまで影響しています。森市街地の人の流れが変わってしまう事態となっており、多くの方々から早期再開を願う声が聞かれます。このような状況下で森町に対して森商工会議所と森飲食店会より事業再生、再出発へ向けた要請書が提出されたと伺っていますが、多くの方々がこの施設を愛し、利用してきたことは明確であり、行政としても看過できない状況でありますので、質問します。1つ目、要請書はどのような内容で、どのような返答をしたか。2つ目、各業界に与える影響をどのように分析したか。3つ目、行政としてどのような対応策を考えているのか。以上、質問いたします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。去る3月17日、JR森駅前で長年にわたりビジネスや観光の宿泊拠点、また町民の皆様の冠婚葬祭や買物の場として親しまれてきた駅前商業施設が事業を停止し、自己破産を申請されたことは、本町の地域経済や町民生活にとって極めて重大な事態であると受け止めております。1点目の要請書の内容と返答についてお答えいたします。令和8年3月24日付で森商工会議所及び森飲食店会より、新たな運営主体への円滑な承継や事業再生に向けた強力な支援を求める要請書を受領いたしました。本件に対する書面での正式な回答は行っておりませんが、受領後、商工会議所や飲食店会の皆様と直接お会いし、町の考え方を口頭でお伝えいたしました。具体的には、現在は法的整理の最中であり、行政が直接的に民間の経営や資産整理に介入することは困難である旨をご説明いたしました。その上で、駅前の宿泊、交流機能の維持は町全体の公共的課題であるという認識を共有し、新たな事業者への事業継承や情報収集に向けて商工会議所と緊密に連携しながら、でき得る限りの側面支援を行っていく考えをお伝えしたところでございます。2点目の各業界に与える影響の分析についてお答えいたします。今回の突然の事業停止は、一企業の枠を超え、町内経済に多大な影響を及ぼしていると分析しております。具体的には、宿泊需要の他市町への流出、周辺の飲食店やタクシー業界における客足、売上げの減少、食材等を納入していた地元取引事業者の売上減少や資金繰り悪化、大型会議や会合、冠婚葬祭の場が失われることによる地域コミュニティ活動の停滞、これら4つの側面において極めて深刻な影響が生じていると認識しております。3点目の行政としての今後の対応策についてお答えいたします。健在当該施設の引継ぎに関しまして、札幌市の事業者から事業継承に向けた意向が示されており、この事業者におかれましては既に役場にお越しいただき、町に対しても支援に関するご要望をいただいているところです。現時点におきましては、法的な整理手続の一環として裁判所による正式な許可等の決定を待っている状況であることを承知しており、町といたしましても手続の推移を注視しつつ、今後正式に事業の継承が決定した際には早期の営業再開に向けて活用可能な国等の支援制度の紹介や町の支援策の活用など、行政としてでき得る限りのバックアップに努めてまいりたいと考えております。森駅前は本町の玄関口であり、活力の象徴でございます。森商工会議所や森飲食店会、そして議会や町民の皆様と手を携え、駅前のにぎわいと活力を取り戻すため、先頭に立って全力で取り組む決意であることを申し上げ、答弁といたします。以上です。

議員の再質問 2番 河野文彦

再質問させていただきます。今町長は答弁の中で、札幌の業者さんが声を上げて、手を挙げていただいているという話は私も実はこの質問を書いた後に伺ったものですから、状況が大分変わっているという部分は正直あるのですけれども、そういった中で再質問していきたいと思います。町に対しての要請書自体は、私は中身を拝見できなかったものですから、こういった質問をさせていただきました。そういった中で、支援を求める要請であろうとは思っていたのですけれども、回答していないというような答弁だったかと思います。別な場で多分お会いしたときにたまたま回答した、お会いしたときに回答したいというようなイメージだったのですよね、僕は。何でこういう、それこそ今回の閉鎖というのは町に対しての大きな影響があるという課題は共通の認識として持っているのだなというところですけれども、きちんと書面で頂いて、多分代表印も押されるような正式な文書です。それに対して、なぜ正式な回答を文書で出せなかったのか、出さなかったのかというところをまず再質問させていただきます。各業界に与える影響というところで幾つか挙げていただきましたけれども、本当に一企業の閉鎖っていいますか、事業停止だけにとどまらず、本当多方面に影響が出ているな。そして、僕やっぱり森の例えば飲食店の方々が真剣に考えているなって思ったのが、単純に同じ飲食店だとライバルです。ライバルが減ると、その分ほかのお店にその売上的な客足が分散するのかというふうに考えるのかなとも思ったのですけれども、皆さん声を上げるのは、やはりこの施設がなくなることで、そもそも森の駅前っていいますか、中心部といいますか、そういうところに足が向かなくなってしまうと。この閉鎖した店だけの問題ではなくて、うちがお客さん増えるからいいではなくて、単純に食事の店、もしくはお酒の店、いろんなところあると思うのですけれども、いろんなところに影響が出てしまう。要するにライバルの心配までして声を上げてくれているというところがあるというところで、森町のにぎわいという部分、そういうところを本当に心配してくれているなというふうな声を多数聞いたものですから、その辺も多分町長は認識同じく持ってきてもらえたのかなというふうには思っています。それで、もう一つ質問したいのが先ほど町長、国の支援の紹介をしたり、町としての何ができるかというところを答弁されたと思うのですけれども、町として例えばこの企業に単純に運転資金を支援するとか、そんなことはできないのはもう重々承知です。大体民間企業が運転資金を支援してくれなんて恥ずかしいこと言わないと思います。それなりにやっぱり事業計画を持って、この町の可能性を期待して進出してくると思いますので、その辺は支援できる内容、する内容というのは本当に町としては限られたものになるし、限られたものでなければならないとは思うのですけれども、国の施策の紹介はあれですけれども、町として何ができるかというところでももう少し具体的にお話ししていただけないかなというふうなところで再質問したいと思います。お願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。最初の1つ目の再質問の内容であるのですけれども、回答していないというのは、そこはちょっと申し訳ありません。そこまで書面でというところの認識ではなく、その場で意見交換も含めてどうあるべきか、今後どうするか、それを進める上で法的に今どういう状況かというのをその場で全て回答させていただいた、そういう状況でありました。ご指摘のとおり、確かに書面において返すというのも必要なことだったのかなとは思うのですけれども、まずは行政との考え、意図、今の課題というものはしっかりお伝え、その場でさせて……現時点での、その時点でのそういったものはお答えさせていただきましたので、ひとまずそれでご承知いただいたという認識でございました。その後、やはり急を要するというか、これは本当に様々な利害関係の方々、利害関係者が存在しますので、関係のところにすぐ商工会議所の会頭と一緒に出向きましてお互いどう思っているか、この事案、まさに今議員がお話ししていただいた駅前のあの施設がこの町にとってどういう経済的な影響を今及ぼすかで、あのままにしておくとこの先どうなるかというところの認識を、お互いこうですよねというところを確認しに行きました。その中においては、先方もそれはそのとおりだとおっしゃっていただきましたし、2つ目の支援の方法、町としてどういうことができるのかにおいては、非常に今まだまだ法的な整理、裁判所の判断等々もある中においては何とも決めかねるところではあります。その札幌の事業者様が来ていただいたときに、どういった事業計画、資金計画も含めてどのようにあの施設をこれから再建、運営していくのかというところをまずはお示しいただきたいということでお返しさせていただいております。その事業内容を改めて拝見させていただいて、それと同時に町が何ができるのかということをそのタイミングからもう一回再考したいなと思っております。しかしながら、議員お話しのとおり非常にこれは行政、金融機関、そして経済団体、みんなが一致団結してこれは課題解決へ進めていかなければ、持続可能なものとして再考、再建はなかなか私は難しいのかなと思っております。現時点では、事業者さんの事業計画をお待ちしているという段階ではありますけれども、それを基に町が何ができるのかというところを軸として、我々は町ですから、当然そういうことになると思いますけれども、地域にある金融機関、商工会議所、皆さんと情報共有をして、それぞれが何をしていただけるか、我々が何ができるかをしっかりと検討、そして投げかけも当然させていただきますが、そういうのを行ってこの支援策というものは総体的な支援策、総合的な支援策を考えていきたいと思っています。以上です。

議員の再々質問 2番 河野文彦

本当にこの施設、例えばいろんな団体の総会ですとか、会議だとかがもう会場がないので、公民館もこういう状態というのもたまたま重なってしまったのかなって思うのですけれども、今までやはりそういった会場を使用していた団体が例えばもう書面総会にしてしまって終わらせてしまう。そうなると、やっぱりそれだけ町のほうに向く足が減ってしまうのです。そうなると、先ほどの繰り返しになりますけれども、やっぱりほかの飲食店業界だとか、卸している企業だとかに本当に大きな影響が表れるというのは、ちょっと繰り返しになりますけれども、大変な事態だなというふうに、ここは本当に共通認識でいれるのかなと。それで、現状その企業の進出の意向はあるけれども、今のところいろいろ裁判所なりの判断を待っているというような状況というのも理解しました。そうした中で、この企業がそこで企業活動をするのは企業の責任です。そこに対して間違いない、本当に大きな支援をするというのは不可能です。でも、企業を誘致するということは、これ行政の重要な仕事の一つかなと思うのです。要は呼び水、それは行政がしっかりと進出を考えている企業さんに感じていただくような、そういう企業誘致活動は必要だと思う中で、例えばまた何ができるのかという話になりますけれども、裁判所の結果を待ってから考えるではなくて、言ってしまえば札幌の企業さんですか、のことだけではなくて今回の件も含めて総体的な企業誘致って考えると、例えば考えて制度化、条例化するのか、そういった活動というのはもう既に始めてもいいと思うのです。だから、札幌から来る企業さんに特化したものではなくてもいいと思うのです。例えば一例ですけれども、固定資産税の何年かの減免だとか、町としてできること、あと例えば、これも一例ですけれども、水道料金の何年かの半減ですとか、そういったところというのは今からでも考えれるし、別にこの企業だけに特化したことではなく、広い意味での企業誘致というところでは考えていけるのかなというふうに思うのです。もし裁判所の結果が出ました、本格的に森町に進出してもらいます。では、そこから制度を考えます、条例化します、何しますっていったら、それでまた半年、1年になって時間を費やしていたら、もしそれが企業進出のブレーキになるようなことはあってはならないと思うのです。どんどん背中を押していくような、そういったできる範囲での支援策というのは、もう既に考えていかなければならないのかなというふうに思うのですけれども、町長はどのようにお考えか。お願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。当然今回名のりを上げていただいた札幌の企業様におきましても、やはりまだ1回しかお会いして情報共有はさせていただいていないと、そういう状況であります。その中において、どういったことをどういう方向性で考えるかというのは、やっぱり事業者が事業をどういうふうに進めるのか、何を課題に思っているのか。そして、そういったものをしっかりとまず聞くというのは、これは必要なことなのかなって思っています。その上で想定される様々な課題、それは予想はできますので、担当課においてはいろいろと今検討をさせているところでございます。当然今議員お話の例も対象になるのかなとは思いますけれども、その辺も非常に整理が必要なことでございますし、他課にもわたることでございます。当然判断が向こうからの事業計画が出るまで、そしてまた裁判所、法的な確定が済むまで何もしないということではございませんので、その辺は姿勢としてはしっかりと進めていくということを事業者に伝わるように検討をさせていただきたいと思いますし、引き続き事業者との情報共有はしっかりと逐一行っていきたいと考えています。以上です。

出典:森町議会 令和8年第1回 6月会議 2026年6月16日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる