江差町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月12日
防災訓練・避難計画について
- 聞いた人
- 小野寺真 議員
- 答えた人
- 町長、建設水道課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 小野寺
3月定例議会におきまして、一般質問を行いたいと思います。今回私は4つの項目でありますが、全体を通しまして防災に関してであります。昨年この議会が終わったのが3月11日でありました。奇しくも3月11日、昨日1年を迎えて翌日の定例議会。改めて私は昨年の3・11を振り返ってしっかりと江差町が見直すという気持ち、立場で質問したいと思います。その前に私、今回の町長の執行方針を見まして、大変、違和感を感じました。昨年の3・11は本当に日本で言いますと、戦後最大の国難。戦争で日本が立ち直ってきた30年40年、新しく生まれ変わった日本がまた違った形で大変な困難に陥っている。ある学者は3・11で日本は変わってしまった。世界は変わってしまった。これは原発も含めてでありますが。多くの自治体で2月もしくは3月の定例議会で色々な形で知事さん、市長さん、町長さん方はこの3・11に対しての思いも含めて述べております。私は可能な限りネットを通して知事や市長や町長さん達の読ませていただきました。色々な立場がありますけれども、本当に1年を振り返って3・11をどう捉えるか。その立場でどう自治体を見つめ直すか。単なる防災問題ではなくて、生き方を含めてきちんとした哲学が残念ながら今回の町長の執行方針には感じられなかったという事を冒頭指摘させて頂きたいと思います。私は昨年の6月議会、9月議会、12月議会でもこの防災関係。特に3・11以降の関連で何点か取り上げて参りました。私も昨年、気仙沼、陸前高田、南三陸町に合わせて1週間位9月末に行って参りました。今年2月に広島県、ごめんなさい。福島県、各町、浪江にも20キロ圏には入りませんでしたが、かなり近い所まで行って参りました。瓦礫の問題、避難者の問題、特にこれからどう立ち直っていくのか、防災の問題。そういう事を私なりに勉強して今日質問を4つ組み立てましたが、順次お聞きしたいと思います。まず1番目。何て言ったって今回の3・11の教訓はこの数日、連日テレビ・新聞でやっておりました。早く、高い所に、戻って来るな。この3つ位を言っている人が結構いました。我々これから防災訓練にしても避難訓練にしても、分かりやすい言葉で、しかし着実にきちんと行政と地域と合わせた計画を改めて見直さなければならないと思いますが、その上で町長の執行方針に「津波を想定し、海岸に面した地域を対象とした防災訓練や、津波避難全体計画の作成、避難所の見直し」等々あります。改めて基本的な事になりますが、この津波避難計画。これは今、国・道で色々指針と言いますか、出ております。考えられる最大の津波で見直すという事で、国も今また見直しで一定の部分が出て、北海道も今見直すんでしょうか。いずれにしてもそれを受けての計画だと思いますが、江差町としての計画。さらには防災訓練。避難所の見直し。これはこの間ずっと町長も言われてきた事ですし、今回もそういう観点の事だと思いますが、少し具体的に教えて頂きたいと思います。それで私は前段にも申し上げましたが、行政だけでやれとは言いません。行政となんて言ったって地域。被災に遭われる地域の方々も含めて、日常からそういう計画を作っていかなければならないと思いますが、そういう観点の、去年1年間いろいろやり取りさせて頂きましたが、2問目以降にも言いますけれども、地域住民と一緒にやっていくという事が本当に無いというか、薄いというか感じます。その点で、この1年間江差町としても全力を尽くして諸計画を作ると思いますが、最初から地域を巻き込んだそういう計画を作っていくと、推進していくという立場を求めていきたいと思いますけれども、その点についての町長のお考えを1問目としてお聞きしたいと思います。
町の答え 町長
小野寺議員の1問目のご答弁を申し上げたいと思います。まず最初に3・11の大地震及びその放射能対策に対する思いが無いと、私の執行方針にそういう事が無いと。私達だってそんなことは百も承知だし、言葉には出しておりませんけれども、それらの対応については出来るだけの事はしていかなければならないという思いは忘れている訳ではありませんので。「活字にしたから、しないからという問題ではない」と私はそのように思っておりますのでご理解頂ければと思っております。市町村の津波避難計画につきましてですが、昨年の東日本大震災を受けて全道の沿岸市町村で策定が求められており、策定の為の道主催による研修会もこれまで5回程開催されているところでございます。この全体計画につきましては、最寄りの自治体や先行事例の提供も受けておりますので、それらも参考にしながら又町の防災会議を開催して意見を伺いながら実のあるものにしていきたいと考えているところでございます。尚、津波避難計画の全体計画を策定後に地域住民の参加によるワークショップなどで意見を頂きながら、地域毎の地域計画の策定も求められております。そしてその地域計画を全体計画の中に反映させながら、両方の計画の整合性を図る仕組みになっておりますので、その段階で各地域の自主防災組織や町内会・自治会など住民の方々のご意見を反映させていきたいと考えているところでございます。次に防災訓練でございますけれども、地震・津波・大雨による浸水など地域の災害図上訓練は23年度も実施しており、町の津波対策事業として現在津波避難通路・海抜表示の看板設置も進めております。新年度はこれらを利用しながら津波を想定した避難訓練を実施致します。内容は海岸沿いの地区を対象に複数の町内会で範囲を区切り、自宅から安全な高台までの避難を中心としたものとしたいと考えております。併せて予め役場職員や関係機関の職員を配置してから開始する従来型の避難訓練ではなく、住民が中心となり図上訓練と避難訓練を組み合わせた形でより現実的なものにしたいと考えているところでございます。避難所の見直しにつきましては、町の防災計画の見直し、或いは津波避難計画の策定とも関連するものと認識しております。津波警報等の発令に伴う避難勧告や避難指示を出した場合には、まずは避難所ではなく高台に逃げて頂き、津波の恐れが無くなった段階で自宅が被災された方は避難所で過ごして頂くことになります。津波の規模によっては避難所そのものが倒壊や浸水などにより使えなくなることも想定される訳ですが、そういう場合に備えて標高の高い場所にある公共施設や寺院なども含め、避難所の代替利用ができる施設を確保して住民の方々に周知するよう努めて参りたいと思っております。以上です。
議員の再質問 小野寺
何点か再質問いたします。先程、町長から地域防災計画の見直しのことも触れました。これは当然、国の新たな考え方で見直さなければならないということなんですが、課長。これは課長でいいと思うのですが。今の地域防災計画は、昔は1つの冊子でしたから我々も含めて部分的に応急的に直すことがあっても、事務段階は良いですけれども我々が貰うとしたらちょっとしんどいなと思ったけど、今なんて言うんでしょうか。1枚1枚何方式と言うんでしょうか。その部分だけでも直そうと思ったら直せますよね。それで大変事務的なことを先に聞きますが、例えば江差この間何回も変わっていますよね。名前が。今の地域防災計画、あれも課の名前合わないですよね。多分課長分かっていると思うのですが。ちょっと形式的かもしれませんが、しかしきちっとした役場内の本部体制、どこが何やる、どこが何やる、って名前違うんですから。解っていますよね。という事も含めて私必要な所は国が、道が言われた時点で地域防災計画を見直すのではなくて、必要な所はきちんと見直していくという事を冒頭求めたいと思います。答えがあればですね。それで2,3再質問ですが。先程、町長から津波。高い所に。そうです。先ほど私言いました。早く、高い所へ。それで南が丘とか高い所は限られているんですよね。これ1年間かけてどこまで検討できるか。例えば柏だとか、椴川だとか、挙げればきりがないですけれども。そういう所も含めて5分以内で、国の何か読んでいったら要は近い所に逃げるような場所の確保という事も。ごめん。徒歩15分圏内か。15分ですね。これ国の何かあるんでしょうかね。避難困難地域とか、作るのに。徒歩で15分圏内。それで避難困難地域というのは、まだ明確にきちんとしなさいとなっていないので江差町どうなっているのか分かりませんけれども。そういうような事も含めてこれは多分、国の地域防災計画の見直しの中でルール出てくるはずなのですが、これは地域の人にとっては非常に危機感ある問題ですよね。そういう事についても課長に言って恐縮ですけれども、1年間かけて本当に地域の人に介していくという事をやっていかなければならないと思うんです。それで色々あるけれど、1つとしてそういう高台と言ったってそう簡単に徒歩で15分と言ったってゆるくないという部分について、どういう問題意識をこの半年見直しの中で思っているのか。当然内部検討で、去年から言われていますからね。それが1つ。もう1つ。冬場。災害はいつあるか分かりません。それで備蓄の問題。特に冬場ですと仮に避難場所が確保できたとして、その避難場所にどれだけ備蓄があるか。これも何回も言われていますが。国ですか道ですか、調査色々していますよね。それで改めて地域防災計画もう一回見ましたけれども、よくよく見たら私も失敗したんですが。江差町としての防災倉庫、防災資材については地域防災計画の中に充分かどうかは別としてありますが、はっきりしているのはそれぞれの避難地域場所として指定されている所については明確になっていないというか、無いですよね。そこら辺、今どのように押さえていてどう考えているのか。予算に多分無いと思うんですけれども。この備蓄の問題については3・11で本当に大きな教訓になりました。この点どういうふうに考えていらっしゃるか。これで2つでしょうか。3つ目。避難指示。避難指示しても結局、その避難指示を「聞こえなかった」というのは別として、避難指示が分かっていても避難しない。いろんな統計でありますが、改めて調べて函館。最近テレビでも改めて去年のありますけれども函館1人死者でましたが、改めて数字見たらその一定の避難しなさいという所1,900人、違うか。避難した人が1,900人でその避難しなければならない地域の指示の6.2%。これは色んな所で3%とか2%とかありました。それでこの避難指示に対してしっかりとした地域が避難指示の意味合いを理解するとしたら、これもまた文章に書いてその通り避難したからといって済む問題ではない。さきほど地域と一緒になってという事もありました。これは地域と一緒にやる時において、最後は的確な情報で「避難しなさい」と指示を出した時に、避難指示が良く分からないという部分もこれも半年、1年かけて改めて避難指示という意味合いについては町民と共有しなければならないと思うんですけれども、そこら辺の問題意識をどのように考えているか。とりあえず再質問。
町の答え 建設水道課長
今、大きく分ければ3点ほどご質問頂きました。1番2番3番バラバラというか、複層する部分もある答弁になるということでご理解願いたいのですけども。おっしゃる通り、1点目の高台に逃げる15分というのは1つの指針ですので、地震ではなくて津波を想定した話ですけれども、それが本当に15分から20分30分余裕があるのか。あるいは5分なのかという問題があります。15分というのは、確かに国と道が15分である程度高台に逃げればという1つの基準になっておりますが、私共それを含めてですね。というのは、地域によって15分は我々みたいに普通に歩ける人間にとってみれば、1km以上歩ける計算になりますので問題ないのですが、やっぱりお年寄りというか体の弱い方っています。実はその計画というか津波避難計画というのは地域の声を聞くというよりも、趣旨とすれば地域計画の方は住民の方が主体となって作っていると思うんです。要は住民主体で作っている。その中に図上訓練のパターンで言えば、「普段ここにいる時に何分あればどこに逃げられるんだろう」という事をずっと想定するという、そういう形を今考えている訳です。従って、例えば椴川も地域の方が高台に逃げるというような階段を設置しましたが、そういったものも含めた中で地域計画は皆さん方のご意見を聞きながらやっていく。それと3番目の避難指示の関係、違うな。2番の資材にも関係あるんですけれども、いろんな後の方の答弁になりますが、協定等々の中では建物というのも油とか水というのは、被災する状況でどういう状況になるかと、はっきり言えませんけれども備蓄というかその部分なんですね。通常で言うと食料とかそういった部分の備蓄は正直言って町は持ち合わせておりませんけども、当面の石油うんぬんというのは施設があればそこでは凌げるという事も、含めた中での避難計画を全体でやっていくという事になります。順番が飛びますが、冒頭の計画の文言の整理。これは当然やっていくという事で。あとは3点目の避難指示の関係ですけれども、これが実は1番大きな問題でして、放送は当然かけますが、津波の場合昨今国なり道でも大津波警報が出ている間は消防とか警察、我々含めて高台で安全な所で警報が解除されるまでは現場待機という指示になっているんですね。つまり危ないからと言って我々が、或いは消防が下に行けないという状況なんですね。従って先ほどの話に戻って、とすればもし高台にいて我々も警報が解除されるまで下がれないとする時に、先ほどの自主防災組織ではないですけども、地域の方が「それじゃ、どうやって避難指示が出たらすぐ逃げるんだ」という意識をもう一度私達は周知徹底という意味で、この避難計画その地域計画の中身で含めてご理解お願いしていきたいと思います。以上です。
議員の再質問 小野寺
1つだけ。備蓄の関係。実は昨日、南が丘で3・11を振り返るという事で防災の集いをやったんですけれども、その中で住民の方から「寒い時南が丘ふれあいセンターに来て、寒くて電気もなくてどうなんだべ」と、その非常用バッテリーというんですかね、出たんですけれども無いと。それで先に言ってしまいますけれども、町の地域防災計画の中には避難所の寒冷対策ということで、電源を要しない暖房器具だとかそういう色んな物を備蓄するとは書いていないんですね。努める。なんぼでも逃げれるんですよ。どこ見ても努める、努める、努める。だからこの計画は何なのかなと。それで1つ2つくらい。課長、この1年間かけて例えば避難所。そういう備蓄関係については計画的に考えがあるのか無いのか。簡単に教えて下さい。
町の答え 建設水道課長
備蓄という点については、食料的な物は現在考えておりません。それともう1つ。バッテリーとかそういった電源関係ですね。それについてはですね、対応できるもの。これは今各町内会含めて数を全部用意するのは大変な大きなものですから、今具体的に1個2個3個ずつという事は言いませんが、基本的にはそういった今色んな言われているものについては必要の度合いを見ながら検討して参りたいと思います。