みんなの議会

豊浦町議会 令和4年定例会9月会議 2022年9月15日

課題と問題、職員に必要な心得について

2022年9月15日、豊浦町議会の一般質問で、石澤清司議員が「課題と問題、職員に必要な心得について」質問し、町長 村井洋一、地方創生推進室長 久々湊忍が答えました。

聞いた人
石澤清司 議員
答えた人
町長 村井洋一、地方創生推進室長 久々湊忍

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 石澤清司

2点目の質問に入りたいと思います。2点目は、課題と問題、職員に必要な心得ということでお伺いをさせていただきたいと思います。この小規模自治体が生き残るには何が必要だというところから考えていかなければならないと思ってございます。まず、町長に、何が必要だと思っているかということをお伺いさせていただきたいと思いますし、今、行政に求められていることは何だと思うか。これは町民ですけれども、行政に求められていることは何だと思っているかということをどう受け止めているか。その中で一つは、役場主導なのか住民主導なのか、どの立場に立って行政は運営しているのかというところを町民側に立って見ていると、町民の声を聞かないで行政主導でやっているやに受け止めている方が少し多いのではないかと考えてございます。それはそれでいいということであれば構わないのですけれども、その辺はどのように捉えているのか、お伺いをさせていただきたいと思います。それから、地域振興は役場職員でできるのか、職員で手が回るのかということです。限られた所管の職員で、果たして地域振興という大きな課題を運営することは至難の業だと私は取っているのです。そうであればどういうふうにしていけばいいのかということも行政としてこの機会に考えていく必要性があるのではないかと私は思ってございます。職員が、地域の課題解決に本気で取り組み、使命感と情熱を注ぐことが可能なのだろうか。今の町職員がそれぞれで所管されている事業で一生懸命努力しているということは、他人が努力を認めるのです。自分がやっているから努力しているのだということでは人は認めてくれないのです。やはり、町民に認めてもらって初めて、役場の職員は頑張っているなということになるのではないかと私は考えております。そのことをいま一度見直すときに来ているのではないかと思ってございます。また、第6次豊浦町総合計画、平成30年から平成39年度の構想実現に向けて、「将来のまちの姿」の実現に向けたことについて、役割分担として、町民の役割、議会の役割、役場の役割が記述されてございます。この人口が少しずつ減ってきている。私を含め、高齢者が増えてきている。何をするにも、やはり、補助金を考えた事業をやっていかなければ、活用していかなければならない行政でもあるという中で、将来を見据えて思い切った政策をしていく時期に来ているのではないかと考えて、このテーマを質問といたしました。ご答弁をいただきたいと思います。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

二つ目の課題と問題、職員に必要な心得を伺いますについてお答えいたします。1点目の小規模自治体が生き残るには何が必要か。一つには、役場主導なのか住民主導なのかについてですが、第6次総合計画では、将来のまちの姿の実現に向けた役割分担として、町民の役割としては、町民間で積極的につながり、町民にできること、役場にできることを認識いただくとともに、行政施策に積極的に関わることが重要としてございます。議会の役割としては、町民主権を基礎とする町民の代表機関であることを常に自覚いただき、公正性、透明性、信頼性を重んじ、町民に開かれた議会及び町民参加を不断に推進する議会を目指して活動することが重要としております。役場の役割としては、町民の力が最大限発揮できる体制づくりを行うため、町民と積極的にコミュニケーションを図り、役割分担を明確化し、頑張る町民、企業を支援するとともに、役場が行うべきサービスを見直し、充実化を図ることが重要であるとして、これらを踏まえた上で、効率的・効果的な行政運営を行いながら、総合計画を着実に推進し、その責任を果たすことが重要としているところでございます。誰が主導ということではなく、町民、議会、役場の3者が将来のまちの姿という共通の目標を持ち、達成に向かって協働による取組を進めていくことが豊浦町の生き残る道であると考えているところでございます。2点目の地域振興は役場職員でできるのか。職員で手が回るのかについてですが、「将来のまちの姿」を達成するための地域振興施策は、当然、役場職員だけでできるものではないため、町民や議会の皆様との協働により、取り組んでまいりたいと考えております。3点目の職員が地域の課題解決に本気で取り組み、使命感と情熱を注ぐことが可能なのかについてですが、職員が町民や議会の皆様と協働で取り組むためには、職員一人一人の使命感と情熱が必要であることは言うまでもございませんが、人口減少を背景とした税収減少や高齢化による扶助費の増加、建築から長期間が経過した公共施設の維持管理費の増加、国の制度変更による業務の多種多様化などによりまして、職員の負担が大きくなっている状況もございます。各担当課が抱えている業務を見直し、公務員の定年延長制度や機構改革によって、人員配置の適正化を行い、将来のまちの姿達成に向けた業務に集中できる体制づくりを進めてまいります。以上でございます。

議員の再質問 7番 石澤清司

再質問ということで、今、答弁をいただいたわけでございますけれども、まず先にお伺いをさせていただきたいのは、議員はみんな第6次豊浦総合計画の基本計画と基本構想をいただいてはいるのですけれども、これは役場の職員全員に配付されているという理解でいいのですね。まず、それを確認させていただきたいと思います。

町の答え 地方創生推進室長 久々湊忍

役場職員には全員に配付しております。

議員の再質問 7番 石澤清司

配付されているということでございますので、当然、その所管のところだけということではないと思います。所管でなくても、これは豊浦町民、豊浦町をよくするためにどうしたらいいかという構想なり計画なりがこれに網羅されているわけです。当然、自分の所管の人は知っていても、所管でない人が知らないというわけにはいかないので、当然、この内容については、職員、係から課長職から全員で話合いを設けて説明をし、今後、町としてこういうことで中心になって行政を進めていきたいということまで話をしていると理解をしていいのか、そのことについてご答弁いただければと思います。

町の答え 地方創生推進室長 久々湊忍

全職員に、今、石澤議員がおっしゃられたような説明等をしているかという部分に関しては、残念ながらしていないというのが現実です。ただ、本年度、この総合計画の10年計画の5年経過という時点で、全般の振り返りと後半の見直しという作業を今やっておりまして、そこで各担当に今ヒアリングをしている最中です。そういう意味では、各担当と詳細のお話をしているということで、中間地点という部分で今はしている状況でございます。以上です。

議員の再質問 7番 石澤清司

私が質問した本心は、やはり、役場の職員全員で、今、町長をはじめ、管理職をはじめ、何を目的にしてこの事業を進めていくのだということを最大公約数的 に職員一人一人が理解をすることが大事ではないのかということで、それを担当するのは所管なのだけれども、それぞれの職員が豊浦のまちづくりについて関心を持って、やる気を出していただくということで、ただ所管だけがやればいいということではなくて、全課 を挙げて、職員の考え方も含め聞いて、その所管が中心になって、どういう方向づけをどうしていったらいいのかということを理解して仕事をするという中で、働く意欲や熱意も含め、その辺は職員の受け取り方として対応できるのではないかと考えたのです。今、豊浦町の人口が減少していって、私の年齢の高齢者が増えてきているという現実から基本は離れられないのです。だから、それについて、当然、優先順位の事業もしていかなければならないし、それに関わる財政や時代、町民のことを考えれば、もうこの事業は中止してもいいのではないかということを一係の者まで知ることが大事ではないのかという考え方で、この資料が役場の職員全員に渡されているのかということを聞いたのです。そうすれば、当然、財政に関わっていることで、何でもかんでもやりたいと言っても、やれないということが分かれば、当然、それぞれの課で今までやってきた事業を考え直す機会になるのではないかという立場で質問をさせていただいたわけでございます。一応、職員みんなに配付されているということでしたので、私も少し安心しております。一番肝心なことで、豊浦町の規模の自治体が生き残るには何が必要なのかということを共通識として我々議員も持っていかなければならないと思うわけです。一つは、人口減少が早く進まないようにするためにということであれば、地元に人が残るということが一番大事ではないかと思いますし、町外に出た人が豊浦の魅力を、この頃はテレビ放映されて豊浦町をいろいろ話題にしてくれているということも、この1か月間、それぞれの局の捉え方で報道されているということも出てきているので、これをチャンスにして進めていくということが大事ではないかと考えるわけでございます。私ごとで大変恐縮ですけれども、家において家族に、お父さんの考え方は時代遅れだと言われているのです。そう言われた者が質問していることで自戒しているのですけれども、やはり、いま一度、役場の職員だけでは住民全てのことにわたって関わることは難しいのではないか と考えると、やはり、民間の力を借りて行政運営をしていかなければならない時代ではないかというふうに思うのです。役場主導から今度は住民主導という形の町民の立場に立ったまちづくりを町民と一体として取り組んでいくのだということが、これから豊浦町における大きな変換点になるのではないかと考えるのですけれども、そのことについて、町長の考え方も当然あろうかと思うのですが、その辺について町長はどのように考えておられるか、ご答弁をいただければと思います。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

これからのまちづくりということでございます。いろいろな考え方はあろうかと思いますけれども、この二、三年のコロナ禍で いろいろな考え方も出てきているのではないかと思ってございます。一番いいのは、これ以上の人口減少を抑制する、ストップする、農業・漁業の1次産業の担い手を確保して、これ以上担い手がいないということは避けたいと、いろいろなことを言われております。一方、ICTの世界の中で、会社に行くのは1か月に1回、あとはみんなテレワークという会社も非常に多くなってきております。また、いろいろな社会状況による考え方の相違の中で、田舎でゆっくり暮らしたい、人間らしく暮らしたいという人が増えてきているのも現実でございます。何を言いたいかというと、まず、原則としては、できるだけ人口減少を抑制したい、農業、漁業の振興、発展、担い手の解消、それプラス、観光事業ということも十分に捉えていかなければならないと思います。今まで、割と各市、町、村で観光事業をやってきていたけれども、それだけでは呼び込みができない、魅力あるものにできないということで、少しずつ広域的な観光になってきています。こちら側で言うと、登別、洞爺の観光圏はまだ十分な活動にはなっていませんけれども、豊浦で言うと、はしっこ同盟による観光振興、これもまたコロナでちょっと足踏みしております 。それから、観光の部分では、倶知安やニセコの人たちをどうやって胆振のほうに呼び込めるか、新幹線開業もあるので、そういったことも全て頭に入れながら、広域的な観光によって、お客さんを各地域にどうやって回して、どうやって経済活動を起こしていくかということが非常に重要になろうかと思ってございます。また、都会の人たちをどうやって地方に呼び込むことができるか、それなりに魅力あるコンテンツを見出していかなければ駄目だと思っていますし、豊浦の特徴といえば、人口減少抑制に関わる問題として、学校の立地がございます。そういった学校の存在を十分活用していかなければならないですし、それプラス、自然と人間との共生ということもアピールしていかなければ駄目だと思っております。いずれにしても、役場だけではちょっと無理があり、いろいろな人の手を借り、民間の人、場合によっては企業経営にたけた人材も含めて取り組んでいかなければ駄目だなと思ってございます。これらも含めて、今、羊蹄山麓の喜茂別、留寿都と3者で協議をしたところでございますが、そういったことも全て取り込んだ中で、優先順位をつけながら、今、どれが一番できることなのか、将来的な姿はどうなるのかということも含めて、今、頭の中で整理をしているところでございます。いずれにしても、人口減少が最大の案件であるということを根底に置いてまちづくりを進めていきたいですし、そういった中で、町民の方々や各団体の方々のご意見も当然いただきながら推進していきたいと思っています。まずは、今、私の頭の中だけでございますけれども、この間も各近隣町村とそのような話題になったということでございます。以上でございます。

議員の再質問 7番 石澤清司

昨日でしたでしょうか、STVで、大和に在住している鈴木さんという方が、馬で木材を切り出したり、自然の中で馬のふんで水田をつくったということを、10分ぐらい放映をしていたのではないかと思うのです。私は何で感心したかというと、民放のテレビ会社が、どういう行動をして、どういう考え方で移住しているかということを放映したのです。テレビのプロデューサーがどういう目的でその方と接触をして放映に至ったかということを、私も見ていて、こういう時代で、こうなのだなということが分かったということで、あれは田舎だからできたのです。都会ではできないのです。どういうことかというと、豊浦の場合は自然が多くあるということです。手つかずの自然があるのです。そこにわざわざ四国の四万十から豊浦町へ移住してきて、馬を もって木を切って、子どもたちと奥さんと一緒に生活をしていることに全然危機感もなければ、反対に、この生活がすばらしいのだということなのです。それが豊浦町であり、テレビ局が無料で放映してくれているのを見ていて、先ほどもう時代遅れだと言いましたが、私はそこにはっと気づかされたのです。この間、豊泉のベリーもNHKで食べているところが放映されているのです。また、何か月か前にテレビ局の林さんという人が来て、ホタテを取った漁師が舘岡さんなのですが、放映されました。本当にここ何か月間で、全道広い中で、豊浦町にテレビ局が来て放映されたということは、裏を返せば、食べるものも含めて魅力があるということだということを、私はふだん生活しているから当たり前なのですけれども、そういう見方をしている人がいるのだということを私はこんな年になって初めて気づかされたのです。だから、役場の職員も、そのことをどう理解してやっていくかとなると、そういう人たちと接触を持って、会話をして、いろいろな考え方を聞いて、それをどう行政に反映するかということは、すぐに行政として取り組むことができるはずです。そこは、先ほど言ったように、豊浦の町がよくなれば、役場の職員が主導しても、住民が主導しても、どうでもいいのです。そこは、一度垣根を越えて、民間主導ということも取り入れてこれから考えていかなければならないのではないかと思います。先ほど、役場の職員ではもういっぱいだという答弁もされていますが、民間にできる人がいるのだから、民間の力を借りてやっていくということが、今、チャンスではないかと思います。町長、このチャンスを生かさなければ駄目ですよ。それにはどうしたらいいの かということになれば、放映された人のところに足を運んで状況を聞いたりして、そして、豊浦の魅力を今後どういうふうにしていったらいいのかということは、その人に聞けばいろいろと教えてくれるはずなのです。だから、そういうところに役場の職員が自ら足を運んでやっていくことを考えていくと、やはり、民間の力を借りなければならないことになると思うし、当然、そこには全国的に地域おこしということで、アドバイザーがいるわけですよね。また、北海道の中でもアドバイザー的な人が、新聞等を見れば何人かいるということも私は目につくものだから、やはり、そういう人たちを活用して、特に昔から言われているのですけれども、まちづくりはよそ者がやるのだというのも、私が若いときからよく言われていた言葉なのです。だから、よそ者を大事にしながら、よそから豊浦に来た人たちの意見を聞いて、それをどういうふうに行政の中で対応していくか、やはり、どこかの課が中心になってやらなければならないので、地方創生になるのか、産業課の観光になるのか分からないけれども、ぜひそういう窓口を早急につくって、そこで対応をしていくことも必要ではないかと私は思います。それはイコール、当然、空き家対策にもなってくるわけですね。豊浦に来て、1日でも2日でもどこかに泊まっていただいて対応すればいいということになるし、当然、農業者がもう離農してしまって、空いている農家の畑を借りて、そういうこともできる可能性もあるだろうし、そういうことは細かく切った所管ではなかなかできないので、やはり、全方位でやれるような窓口を役場につくるべきだと思うのです。だから、そこを中心にした中で、それは町長直属の対応でも構わないですけれども、やはり、そういうものをつくって、窓口のアドバルーンを上げないと、役場のどこの課に行って相談したり話を聞けばいいのかということが、正直に言って豊浦町では分からないのです。どこへ行けばいいのか、豊浦の役場に来て、どこへ相談に行けばいいのだろうとなる。やはり、そういうことを受ける窓口を早急につくっていくことが大事ではないかと考えるのです。そんなことも含めて、財政的なこともあるだろうし、町長としていろいろやりたいこともあるだろうけれども、やはり一番は財源が確保されないとなかなかできないことも出てくるので、そのことも含めて、役場の職員だけではできないということだけは間違いないと思うものですから、そこは民間の力を借りて進めていく考え方を町長が判断すればできるのではないかと考えておるわけですけれども、その辺のところを確認させていただいて、私の質問を終わらせていただきたいと思います。最後に町長のご答弁をいただければと思います。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

議員のお話は、非常に夢のある話だというふうに思ってございます。私は先ほども言っておりますけれども、観光になるのか、人口減少にもなるし、自然と人間との共生といいますか、そういうような心の豊かさもこれからは非常に大きな魅力になり、特にその中で食べ物も大きなウエートを占めてくるわけでございます。先ほども言いましたけれども、この何日間、明日か、あさってか分かりませんけれども、今度、六角精児が小幌駅の撮影に来た様子が放送されるということをちらっと聞きました。そういったことも含めて、そういう媒体が豊浦のあちこちを放映されているということでございます。そういった豊浦の魅力を引っ張り出して、少しでも人口減少の抑止、また、関係人口のプラスになればなと思っております。この辺につきまして、まず、私としては、ちょっと前向きに検討させていただければなというふうに思ってございます。この間、林先生のお話もされましたけれども、あれも大阪ABC放送であったわけでございまして、それを放送するや、向こうでは非常に視聴率が高かったという非常にうれしい話も聞いてございます。そういったことも含めて、メディアも生かしながら、豊浦の魅力を引き出せるような、そして、活性化につなげられるような事業形態を目指していくのも一つの方向性であるということで、前向きに検討したいと考えてございます。

議員の再質問 7番 石澤清司

以上で、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:豊浦町議会 令和4年定例会9月会議 2022年9月15日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる