七飯町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日
健康寿命の延伸のためのRSウイルス感染症、呼吸器感染症や肺炎の予防について
- 聞いた人
- 神崎和枝 議員
- 答えた人
- 健康推進課長 竹内圭介
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 神﨑和枝
それでは、通告に従いまして、2問、質問させていただきます。1問目は、健康寿命の延伸のためのRSウイルス感染症、呼吸器感染症や肺炎の予防についてお伺いいたします。世界保健統計2023年版によりますと、日本人の平均寿命は84.3歳で、世界1位。健康寿命につきましては74.1歳で、こちらも世界1位になっております。当町の健康寿命は、管内では上位に位置しており、男性で78.97年、女性は84.97年となっております。自立して生活ができ、健康で過ごせることは誰もが願うところであります。当町の健康寿命の延伸や、医療費抑制のための一定の仕組みの効果が現れていると評価をしているところです。一方、グローバル化による新たな健康課題の発生や、移動の高速化による広域な感染症には注意をしていかなければならないと思っているところです。近頃報道されているRSウイルス感染症について説明をしますと、RSウイルスは身近に存在し、2歳までに一度はかかるとされております。咳やくしゃみなどの飛沫を吸い込んだり、ウイルスのついた手で鼻や口を触ったりして感染するということで、多くの人は風邪の症状で済みますが、乳幼児や基礎疾患を持って、抵抗力の落ちている高齢者は重症化し、酸素投与や点滴、呼吸器管理、肺炎を引き起こすウイルス感染症として今、注意喚起されております。重症化のリスクは、実はインフルエンザと比べると、インフルエンザと同等もしくはそれ以上とされております。特に、肺炎を引き起こすリスクはRSウイルスのほうが高く、しかも入院が長引き、安静が続くと回復しても寝た切りになり、食事や着替えなど日常生活で介助が必要になったりする懸念が高まっています。今後の超高齢化社会を迎えるに当たり、RSウイルス及び肺炎に対する対策は、より一層重要になってくるのではないかと考えます。そこで、次のことについて伺いたい。過去5年間の肺炎死亡者数の推移と死亡原因の順位について。2、肺炎予防の一環として、インフルエンザ、新型コロナ、肺炎球菌、RSウイルス感染症についての周知と成人高齢者における感染予防への注意喚起はどのような方法で行っていますか。3、RSウイルスワクチンは、日本人も参加した臨床試験で接種した人の発症を8割減らす効果が確認されました。さらに、慢性心臓疾患や呼吸器疾患、腎不全など基礎疾患を併存する患者においても有効率94.6%と報告されており、その効果は2年にわたり持続すると。国としても重点感染症として位置づけ、開発優先度が高いワクチンとして開発されたが、接種費用2万円以上と高額なワクチンである。住民の命と健康寿命の延伸、医療費抑制のために少しでも接種しやすいよう公費助成を検討する考えはないか。4、日本小児科学会において、RSウイルスは世界中に広く分布し、特に生後6か月未満で感染すると重症化することが示されています。新生児、乳幼児については、肺炎の50%、細気管支炎の50%から90%がRSウイルス感染症によるとされています。RSウイルス母子免疫ワクチンにより、胎盤を通じて母体から胎児へ中和抗体が移行することで、乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患を予防するとの報告もあるが、当町として妊娠婦への接種を検討する考えはないか。
町の答え 健康推進課長 竹内圭介
それでは、お答えしてまいります。1点目の過去5年間の肺炎死亡者数でございますが、公表されている最新データが令和3年度となりますので、令和3年度までの直近5年間の実績でお答えさせていただきます。平成29年度15人、平成30年度30人、令- 20 -和元年度34人、令和2年度27人、令和3年度22人となっており、増減の幅はあるものの横ばいで推移しております。死亡原因の順位についてでございますが、肺炎になる原因としましては、RSウイルス以外にもインフルエンザや新型コロナウイルス、肺炎球菌といった様々な細菌があります。しかし、実際に何が起因して肺炎になっているのかということを押さえているわけではないので、お答えすることはできませんが、単純な死因として言えば、町内の死亡者のうち、がん、心疾患、脳血管疾患などについて多い死因となっております。2点目の周知と注意喚起等の方法についてでございますが、インフルエンザや新型コロナウイルスにつきましては、予防接種の開始時期に合わせまして、町の広報紙やホームページに掲載し、周知や注意喚起を図るほか、肺炎球菌につきましては、対象者に対し直接案内を送付するなどの対応を行っております。次に、3点目と4点目については関連しておりますので、併せて答弁させていただきます。RSウイルス感染症は、議員がおっしゃるとおり、急性の呼吸器感染症で、特に乳幼児期にかかりやすく、生後1歳までには半数以上、2歳までにはほぼ100%が感染すると言われております。特に、生後6か月未満で初感染すると重症化すると言われており、気管支炎や肺炎、呼吸困難などを引き起こすこともあります。また、感染力が非常に高いことから、乳幼児だけでなく大人も感染することがあり、特に基礎疾患のある高齢者などは重症化リスクも高いことから、近年では予防接種の必要性について認識が広がっております。しかし、RSウイルスの予防接種料金は、高齢者では2万5,000円前後、乳幼児に至っては約3万円から3万3,000円程度と高額なことから、接種を控えている人もいると思われます。町としても、特に重症化しやすい乳幼児と高齢者については予防対策が必要ではないかと感じておりますので、接種対象となる妊婦及び高齢者のワクチン接種費用の助成なども今後検討してまいりたいと考えておりますので、御理解願います。以上でございます。
議員の質問 2番 神﨑和枝
全体的に肺炎による死亡者数というのは、そのときによって数字的に変わるのはもちろんですけれども、大体5年間で128名の方が感染で死亡している状況が分かりました。町の保健センターの今後のいろいろな活動の中で、過去のデータをいろいろ出してくださっている冊子もございますので、その中を見させていただいたときに、これは平成22年から令和元年までの10年間で、1位が肺炎という数字が出ていたので私もびっくりした感じでいましたが、いろいろな病気が肺炎を起こす、今、課長から説明がありましたようないろいろな種類のウイルスやいろいろなものがあって、肺炎で、最終的には呼吸ができなくなって亡くなるという状態であるということです。細かいデータを出していただきましたので、分かりましたが、そういう中で、死亡率が高い重要な病気であることが分かったようでございます。今年なんかは、暑い暑いと言っているうちに、あっという間に秋が早く終わって、体の順応性というか、突然寒くなっているという形ですので、こういうときは風邪とかインフルエンザとかが多くなってくるということで、それで私も新聞やテレビ等でRSウイルスの関連性のものが出てきましたので、あまり耳にしていなかったウイルスがまた出たのかということで、コロナコロナと言っているうちに、こういうものがあったということで。これはかなり昔に出ていたRSウイルスだったようでございますが、ウイルス自体が小さいというか、なかなか発見しづらいということで、よく風邪を引いて病院へ行ってお薬をいただいて、何日もたって治ったか、熱は下がったのですけれども、咳がいつまでも続いているというときは、やはりこれが原因だったのかということも感じております。令和4年の総務省の統計を見たときに、やはり65歳を超えて肺炎による死亡率は急激に上昇しているということで、死亡者の98%が65歳以- 21 -上の高齢者であるということで、私はとうに還暦を過ぎていますので対象になるわけでございます。まさに肺炎は高齢者の大きなリスクということでございます。まず、肺炎で亡くなる人は、国でいえば年間7万人という推計もされているようでございます。平成29年には、老衰とされている人の終末期の肺炎では、抗菌薬の強力なものは控えるようにというガイドラインがあったということで、老衰で亡くなった際は、肺炎で亡くなることが、実際はそういう死亡原因であるということも書かれておりました。まず、こういう大変重い病だということが分かったということです。2問目に行きますと、周知と注意喚起に行きますけれども、ここでは、恐らく接種、先ほどもホームページの話がありましたけれども、こういった周知、今、インフルエンザの接種期間に入りましたということでお知らせ等をしているということで、いろいろ周知はされてきているのかと思っているのですけれども、感染症発生の動向調査というか、国でもきちんとした把握、感染症に対しては報告をしなければならないという位置づけでございますけれども、感染症の発生状況を把握して、まず分析して、情報提供するということが感染症法で決められているということで、調査を毎回、お医者さんも、町も恐らくされているのかと思いますけれども。先ほど来、ホームページの活用ということで出ておりますけれども、地域の発生状況、七飯町近郊の、渡島の発生状況なんかもすぐにホームページに搭載するということが、ホームページを1回見ると、しばらく変わっていないので、ホームページをなかなか開かないということのないよう、町として何を発信しているかというのが、こういうときこそホームページを活用していただきたいと。例えば、RSウイルス感染症の流行期に入りましたと。あまり聞いていませんが、RSウイルスというのはこういうものですというものや、また、お医者さんからいろいろ情報もいただきながら、七飯町としてどういう病気が今発生しているかという状況を逐次ホームページに載せるということが大事かと。そして、かからないための対策や、かかってからの対策、できればそこまでホームページに載せていただけると、恐らくクリックも大変多く、ホームページを閲覧してくださるのかと思いますので、その点を。やはり今後いろいろな情報、自分で好きなものだけは、テレビやいろいろなものに関心を持ちますけけれども、現状として、いろいろなものが日本中、いろいろなところではやっているという資料とかも載せていただきたいという思いでいます。病気のところをクリックして、その後どういう形になるかというと、厚生労働省のホームページをクリックして、そちらのほうで詳しい内容が見られるような、ホームページに地域の発生状況を載せていくという、先ほども澤出議員のほうからもありましたけれども、有効活用していただきたいという思いもありますので。また、周知の中で感染対策、ふだんはマスクをしなさいとか手指の消毒をしなさい、うがいというような、感染症の対策を皆さんが周知しているわけですけれども、今回のRSは、感染経路は接触感染ということでございますので、飛沫感染、鼻汁や咳にRSウイルスが皮膚や衣類、おもちゃなんかにも付着して、それに触れて手指を介して移っていくというのがこのたびのRSウイルスということで、特に高齢者、先ほどから課長も話していますように、高齢者や乳幼児にリスクが大変大きいということでございますので、一番かかりやすいところにしっかりと情報提供をしていくと、届けていただきたいところでございます。そうなると、先ほど福祉課長がおっしゃっておりましたように、そういう関係の施設、保育園、幼稚園、また介護施設、訪問看護をしているところには、そういう話を随時していくのと。私、インターネットを見ましたら、対策ということで、いろいろなデータ、動画が出ております。特に訪問看護なんかは、そこのお宅に行きますので、まずはウイルスを持ち込まない。そして、持って帰ってこないという動画が、上着を玄関先で脱ぐとか、そういう対策。それこそ報告書を書くペンまでも拭くとか、いろいろな注意喚起- 22 -の動画がたくさんありますので、その中で施設に合う動画をお勧めして、教えてあげるというのも大事ではないかと思っております。
議員の質問 2番 神﨑和枝
今2問目まで来ましたので、いいですか。
議員の質問 2番 神﨑和枝
2問目のところまで。何と言っても、皆さん知らないウイルスでございますので。
議員の質問 2番 神﨑和枝
休憩で、お願いします。
議員の再質問 2番 神﨑和枝
先ほど2問目の再質問、周知と、どういった注意喚起はという部分で、いま一度、どういった注意喚起とか周知の方法。まずホームページを充実して、今こういう地域の状況、こういう感染症がはやっていますという部門を随時載せていただきたいということでございます。あと、先ほど中間で終わりましたけれども、動画がたくさん載っていますので、お勧め動画、各施設に合うようなものをお勧めしていただきたいと、そういうことを考えていただきたいところでございます。それと3項目め、ワクチン、検討してくださるというお話でございました。1人の感染者から、それがきっかけとなって、コロナもそうでしたけれども、ウイルスがどんどん増えていってしまうという、幼稚園とかいろいろなところで感染した子がお家でおもちゃとかに付着したのが、また、小さい子供に移ってしまうということもございますので、そういうところもしっかりと捉えて、やってくださっていると思うのですけれども、その辺りできちっと箇所箇所に合うような動画を提供していただきたいという思いで質問をさせていただきました。次ですけれども、3項目めということで、今お話ししましたけれども、日本では70万人近くの方がRSウイルスにかかっているということでございまして、そのうち約4,500人が亡くなっているという実態もございます。平成30年に高知県で発生した養護老人ホームでは、RSウイルスの集団感染で31人が感染し、そのうち4人がそこの施設で亡くなっているということで、本当にそのときはRSウイルスと言っても、あまり聞き慣れないウイルスであったということで、対応が大変だったと思うのですけれども。このウイルスは1957年に発見されているというウイルスですが、今、研究者がいろいろな薬事のほうで研究をされているけれども、特効薬というのがないということで、呼吸ができなくなったら呼吸器をつけるとか、対処療法しかないということなので、まず防げるワクチンができたということで、病院の先生とかもいろいろ検討されて、七飯町ではどのくらいの方が呼吸器疾患している方がいらっしゃるとか、そういうことも実態として分かっていると思いますので、そういうところでしっかりと検討を進めていってほしいという思いでいますので、その点もお知らせいただきたいと思います。第4項目め、子供が2歳までに100%近く、ウイルスに感染するということで、そういう研究の中で、母体へのワクチンというのは、小さいお子さんにそういった処方箋というか、見ていて家族も苦しくなるような状態の中で、効果が8割以上を見込んでいるという統計もありますので、防げるものであれば、こういうものも考えていかなければならないということですけれども、母体ですので、いろいろなウイルスに関するワクチンと- 23 -か、妊娠前にいろいろ母体に接種しますので、その辺りもしっかりと病院とも、お知らせというか、いろいろ勉強させていただきながら、検討を進めていただきたいというところです。まずは、2問目を終わります。
町の答え 健康推進課長 竹内圭介
それでは、お答えしてまいります。まず、周知の関係でございますけれども、RSウイルスがどのようなウイルスかというのはあまり知られていないということで、そのウイルスについてホームページ等でお知らせできないかというところでございます。また、RSウイルスだけではなくて、様々な感染症の予防の方法ですとか対応の部分といったものを、感染症がはやる時期に、必要な人に必要な情報を提供できないかと、その方法についていろいろ検討してくださいということだと思います。先ほど最初の答弁の中で、インフルエンザですとか新型コロナウイルスについては、予防接種の開始時期に合わせて広報、ホームページ等でお知らせをしております。また、肺炎球菌につきましては、高齢者に対して助成を行っておりますので、対象者に通知を出す際にいろいろと周知を行っておりますけれども、それ以外に、先日、町内会連合会の福祉部会の研修会があって、その研修会に保健師が講師として、感染症について予防策ですとかをお話をさせていただいております。また、町内会ですとか、そういうところで健康相談等がある場合に行った際には、そういう感染症の流行時期には、必要な予防ですとか、そういったお話をさせていただいておりまして、対面での部分でいうと、町の健診の結果を直接保健師のほうから結果説明をする際にも、対面の機会があればお話させていただいております。それプラス、議員のおっしゃるとおり、ホームページにいろいろと詳しい情報を載せるように進めてまいりたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。また、動画の部分については、私もお勧めできるものがあるのかというのは確認しておりませんので、もしお勧めできるようなものがあれば、必要なものがあればぜひ提供できればと考えております。母体の部分に対しては、影響の部分でお話がありましたけれども、議員のおっしゃるとおり、今のRSワクチンの部分につきましては、薬事承認されたのは1年ほどの間ということで、新しいワクチンとなっております。このワクチンの有効性についてはある程度、一定な治験はおさめられておりますけれども、安全性についてはまだ限定的なもので、治験が足りていないというところもございます。ただ、薬事承認されているワクチンでございますので、町としては、安全なものとは思いますけれども、もし助成等を行う際には、その辺は御自身の判断で受けていただくということが、対応としては一番いいのかと思っております。答弁漏れはないでしょうか。以上、この形でお願いいたします。