みんなの議会

森町議会 令和5年第2回 6月会議 2023年6月6日

新しい感染症への対応体制の在り方について

聞いた人
野口周治 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 野口周治

質問事項2、新しい感染症への対応体制の在り方について。新型コロナは、社会のもろさをあらわにしました。その一つが保健、医療体制にゆとりがないことでした。保健所数の半減、病床削減などが進められてきた結果、医療、保健側も患者、住民側も苦しく不安な日々を過ごしました。加えて、個別自治体には必要な情報が知らされず、例えば感染者対応は大変だったのではないでしょうか。また、町から住民へも知りたい情報が提供されず、いたずらに住民の不安を高めた場面もありました。今後も新しい感染症の流行はあるでしょう。国、道に医療、保健所体制の縮小の見直しと事態発生時の情報開示を働きかけていくべきだと考えます。季節性インフルエンザ流行などへの対応も含めて発熱外来、検査所の体制は必要だと考えます。町から住民へも情報開示をしっかり行うべきと考えます。いかがでしょうか。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えします。新型コロナウイルス感染症の感染状況については、北海道と渡島保健所が対応に当たり、感染者数を把握していたことから、町は把握可能である町職員と町立施設における感染状況のみを公表してきました。町としては町民全体の感染者数を公表したいと考え、渡島総合振興局と協議をしてきましたが、実現しなかった経緯がございます。このことから、感染者数の情報開示をはじめ議員が指摘しております発熱外来等の医療体制や保健所における疫学調査、検査体制の充実についても国、道に求めていかなければならない課題であると捉えております。以上です。

議員の再質問 6番 野口周治

新しい感染症、新しい法では今回の新型コロナ、その前にMARS、日本ではほとんど把握はなかったですけれども、SARSがありました。突然終わりました。その前にもエイズ、O157、それと今も大きな脅威ですけれども、高病原性の鳥インフルエンザの流行が今後どうなるかというのは毎年心配しなければいけません。ほかにもBSEだとかエボラ出血熱だとかいろんな病気ありますけれども、要はこういう感染症が繰り返し繰り返し、例えになりますけれども、人類を襲っている。今後も遭遇は続くし、もっと怖い事態が起きるかもしれない。そのときにどうするのかという発想が必要だと考えています。その中で、例えば新型コロナ対応で、今町長がおっしゃったことと重なるのかもしれませんけれども、経営している施設に発症者が出ましたと。この方の扱いについて問合せをしようとしました。役場に電話しても保健所に電話しても電話がつながらない。日曜日だったのですって。自分のところで問題を抱えて、その感染が広がっては困るから、どうしたらいいのだろうと何度も何度も電話したけれども、結局その日はつながらなかったという話がありました。これって始まった当初の話ではないのです、今回の新型コロナ。しばらくたってもそういう状態。つまり体制にゆとりがないことがこれを生んだと私は理解しています。それから、たまたま私の知り合いのお年寄りおられたのです。亡くなりました。施設でコロナに感染して。ただ、森町の中のことですから医療にはちゃんとつながって、基礎疾患があった方なので、残念だけれども亡くなってしまいました。ただ、全国を見ると、なぜ全国かというと、次森町で同じことが起きないとは限らないからなのですけれども、病気ですから。全国で見ると、もう医療体制逼迫しかけています。病院ではなくて施設でみとってくださいと明確に言われた施設があります。これは読売新聞に載っていたのですけれども、そういうことが起きている。やはり対応体制というのをちゃんと、ゆとりある体制を持っていないとこういうことが起きるし、次は森町かもしれない。もっとひどいかもしれない。怖いからといってどこまでやるのという発想もあるかもしれませんけれども、今回足りなかったということが明らかな中では考えなければいけないと思うのです。冒頭申し上げたとおり、保健所の数とか、今も地域医療構想といって、要は病床削減を進めようとしている。それをやみくもにやっていいのですかという問題があろうと考えます。いかがでしょうか。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。私が町長になったとき、もう既にコロナ感染拡大して、2020年の10月でしたので、相当行政内でも様々な対応に苦慮していた状況に町長になりました。不幸なことに今回のコロナ、情報発信に関しては心ない誹謗中傷からスタートしてしまった。それが情報を柔軟に活用するというか、お伝えするということよりかはその方の基本的な生活の尊厳を守るためにどうするかというところに判断がシフトしてしまったというのが不幸な出来事だったなと思います。ただ、今回のコロナ感染症に対する様々な、本当にうまくいかなかったところもありますし、直さなければならない、見直さなければならないというところがある意味いい意味であぶり出されたと私は思っています。その中で地域、森町だけではない話だとは思うのですけれども、北海道、日本全国というレベルで医療支援というところ、医療従事者、施設も含めて非常に逼迫したというところは2類指定の対応、そこへの対応しなければならない事項の多さ、そして爆発的にその感染者が増えたというところも非常に逼迫した原因になっているのかなと私は思っています。だからといって、2類指定の対応を簡単に変えるべきではないとは思いますけれども、しかしながら人類がいまだかつて経験したことのない2類の感染症の感染、爆発的な拡大、それに対する行政リソースの消耗の仕方、逼迫の仕方、地域の方々、経済、どのように疲弊していくのか、さらにこれからはそこから立ち上がるべくそのスキームもしっかりと知見として私は取り入れていくべきだなと思っておりますので、それらの知見を総合的に活用しながら、また同じような状況になるとは限らないのですけれども、今回の経験をしっかりと生かして次来たるべくそういった感染症に対する予防はある程度は可能なのかなと思っております。しかしながら、行政の一方通行な考えとか思いだけではなかなかうまくいかないところもありますし、何より町民の皆様にご理解いただく必要もあると思います。議員ご指摘のように、やみくもに地域の医療資源を削減するということには私は簡単な判断にはならないと思いますし、当然北海道が所管する保健所に関しましても必要に応じてしっかりとその辺は訴えかけていきたいと思っておりますので、そのようにご理解いただければと思います。以上です。

議員の再質問 6番 野口周治

聞き取りにくいからマスク外したほうがいいと言われて外していましたけれども、町長の答弁よく聞こえるので、私もマスクをして質問させてもらいます。今とても大事なことをおっしゃったと思うのです。情報は出したかったけれども、当初心ない誹謗中傷があった。私もそれ覚えています。ひどいことが起きた。その直後に町長が一生懸命呼びかけられているのを見て、そうなのですと。正しく情報を伝えて、正しく恐れるためにリーダーがこういうふうに発信しなければいけないと私も思いました。ただ、これをもう少し広く見るとリスクコミュニケーションの分野、つまりリスクあることをどのように伝えて共有化するかがその後を全て決めていくという観点から見ると、上意下達のコントロールではなくて、どうやって共有するかという視点でリスクコミュニケーションの在り方を考えていくという課題だと思うのです。ここは今回の最も大事な、踏まえて今後につなぐべき課題だと私も思っています。次また違う形の病気、違う形の参事が起きるかもしれません。そのときにどうやってコミュニケーションを取るのか。極力情報は出さなければいけない、これが世界でも日本でもリスクコミュニケーションを勉強している人たちの常識です。隠せば隠すほどおかしくなるというのが常識です。それを今回私は国も道もやらなかったなと思っているのですけれども、だから検査もせずに分からないことにしてしまうようなことをやっていましたけれども、でも基本はなるたけ出していきますと、その中で人権を守る、人の生活を守ることをどうやるかを考える、難しいのですけれども、ぜひ追いかけてほしいと思います。それと、そういう中で情報を伝えるために、伝えてみんなで考えるためには情報を国や道が握るのではなくて出す側でやってほしい、これも働きかけていくべく課題ではないかと思います。町が持っている情報の扱いだけではなくて、どうやって情報を出してください、だって前線で当たるのは保健所だけではない、自治体こそが住民のみんなに向かい合って仕事を、皆さん本当に苦労されたと思うのですけれども、そういう場ですから、ぜひそこにちゃんと情報は出してください、今度はというふうにやっていただきたいと思います。いかがでしょうか。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。議員おっしゃったとおり、リスクコミュニケーション、非常に大事な観点だと思います。感染症に対する対応だけではなくて、当町は津波の災害、様々な、噴火もそうですけれども、そういった予想だにしないようなことが起きたときの対応という意味ではどういうリスクが各それぞれの町民の皆様にあるのかというものはお伝えして、そういった状況を共有しながら対応策をつくり上げていく、これは非常に大事な観点だと思いますので、今回の積み重ねた知見と併せまして大事な要素として各それぞれのほかの担当課にもしっかりと生かせるように行っていきたいと思います。情報の発信に関しましては、過ぎてしまったので、あのときどうすればよかったかというところはなかなか、今の時点で私のほうから言うのは簡単なのですけれども、できなかったこと、できたことを踏まえまして、出す情報をどう加工すればいいかという知見もある程度は学びました。その中でこういう情報を出してほしい、例えば全部出せないのであればこういうふうに加工して情報を出してもらえればある程度は伝わるのではないかという意見も当時同僚議員の皆様からいただいてもおりましたので、その辺は、次どのようなパターンで感染症のこういう状況が生まれるのかというのはなかなか予測できないのですけれども、しっかりとスタートからゴールまでの様々な起きたこと、できたこと、できなかったこと、反省点も踏まえて次のそういった災害、事象に対する知見として生かしていきたいと思っておりますので、ご理解ください。以上です。

出典:森町議会 令和5年第2回 6月会議 2023年6月6日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる