八雲町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月5日
八雲町は差別を許さない、差別という行為の無い町に成れないのか
- 聞いた人
- 三澤公雄 議員
- 答えた人
- 町長 岩村克詔、総務課長 竹内友身
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 8番 三澤公雄
今定例会のトリを務めます。三澤です。よろしくお願い致します。ここまでちょっと振り返りますと、町長は何か首輪が外れたというか、目視が外れたというか、本当に自由に発言を広がっていきますので、つられて僕も今日初日謝りましたので、僕も口を滑らせないように注意しながら質問したいと思います。八雲町は差別を許さない、差別という行為の無い町に成れないのか。私はこれまでに2度、差別の無い町宣言が出来ないのかと町長に質しました。その都度、前向きな答弁を頂いて来たと思っています。1度目は、2022 年6月。答弁は、全ての弱い立場の方々が安心して暮らせる内容の宣言をしたいといただきました。2度目は、2023 年6月。町長の答弁は、宣言をしたい気持ちに変わりはないが、内部的協議が進んでいない、でありました。この時のやりとりの中で、宣言に向かってやっていくという言葉があったので、前向きの範ちゅうと私は考え、議論の矛を収めました。さて、今は、その内部協議も進んでいるハズだと思い、3度目の質問をいたします。八雲町は差別のない町宣言をして欲しい。いや、すべきだ。の私は考えています。現在の進捗状況を伺います。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
それでは、三澤議員のご質問にお答えいたします。当町では、これまで、障がい者差別禁止や女性の活躍推進に係る取組を進めるとともに、多様な性のあり方への理解を深めるためセミナーを開催するなどして、人権に関する啓発を実施してまいりました。しかしながら、社会全体の認識がまだ十分に追いついていない現状もあり、町として明確に差別を許さないという姿勢を示すことは重要であるものと考えております。特に当町では、7月末現在、約 500 名の外国籍の方々が暮らしており、今後さらに異なる文化や考え方を認め合う多文化共生の意識を醸成していくことが求められ、共に安心して暮らせる地域社会を築くためにも、差別や偏見を許さないという姿勢を明確に示すことは不可欠であると考えます。ただし、宣言を行う場合、その文言や具体的内容については、LGBTQの理解促進や、パートナーシップ制度の検討、外国籍の方々や障がいを持つ方々など、多様な住民が安心して暮らせるための環境づくりに、多角的な視点で慎重に協議、研究を進めることが必要であるとともに、宣言は単なる言葉にとどまるものではなく、具体的な行動計画や施策と連動することが意義のあるものと認識しておりますが、現時点で、全庁的な研究や体制が整っていない状況にあります。今後、町民の皆様の理解と協働を得られる体制づくりを進めながら、差別のない町の実現に向けた行動計画を策定し、適切な時期に宣言へとつなげていきたいと考えておりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
議員の質問 8番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 8番 三澤公雄
正直、この質問をするにあたって私は危惧してました。立ち止まっちゃっているのかもしれないなと思って。なので、正直言って今の答弁を聞いて、非常に感心もし、安心もし、そして期待もし、っていう感じでここまで深く考えていらっしゃるのかという意味で感服いたしました。ただ、確かに町長の発言にもあったように、社会が追いついていないことに対して、慎重になるという姿勢は必要だと思いますけれども、この発言の中にありました、全庁的な研究体制がまだとおっしゃったので、具体的にこの辺をちょっとお聞きしたいと思うんですけども、この研究体制っていうのは例えば人選を進めているだとか、そこまで行かなくてもどういった分野の方々を集めてだとか、何か具体的にこの研究体制を築く中身の議論まで言ってるのか、それともまだ言葉だけで研究体制は作っていって、広く議論ができるようにした方がいいね、の程度なのか現場での進捗状況を重ねてお伺いいたします。
町の答え 総務課長 竹内友身(総務課長は2025年9月まで)
議長、総務課長。
町の答え 総務課長 竹内友身(総務課長は2025年9月まで)
三澤議員の組織の体制づくりという話だと思いますけれども、今現在それぞれ所管において、担当分野において、例えば障害者差別禁止法に基づく施策ですとか啓発ですとか、ある意味男女共同参画の部分ですとか、それぞれの部署では、差別とか人権についての啓発なり、そういった取り組みを行ってますけれども、町全体としての他にも外国人ですとか、いろんな差別に関わる部分がありますけれども、そういったものの協議といいますか、そういったことを議論する体制までは、現在は至ってないという状況にございます。
議員の質問 8番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 8番 三澤公雄
そういうお話であれば、逆に町長は具体的な行動計画まで準備してないと宣言する意味がない。宣言に価値がないっておっしゃってましたけども、今の現場の総務課長の答弁からすると、逆にこの目標に向かっていくという宣言をした方が、そういった関係するいくつもの取り組みが前に進みやすくなるんじゃないかという印象を持ちました。僕は差別をしない・させない。もしくは自分の中にある誰しも、私の中にもあるうっかりすると出てきてしまう差別の感情っていうか、そういうものは誰しも持ってると思うんですよね。今回また差別っていう批判もある中で、この時期にこの質問を選んだのは、9月っていうのは、僕も昨日の初日のように災害関連の質問をしてきました。なぜかといったら9月1日は防災の日。なぜ防災の日になったかって言ったら、関東大震災。一方で、関東大震災の中では、そういった被害の国民、都民が受けた被害のことばかりクローズアップされますけれども、全く関係のない、主に朝鮮の方々が多いんですけども、朝鮮人への大量虐殺。このことがすでに歴史の書き換えというか、そんなことはなかったんだという意見までも、大手を振っているような世の中になってきています。そして、そういった主張をしている政党が選挙にも出てきている。この町内においても、さっきの参議院選挙でその主張をしている1つの政党が 800 から 900 の投票を得ていると。こういったことに私は強く危機感を感じました。なので、ここで堂々と差別のない町宣言ということ。そして、その宣言にふさわしい行動がとれるように、どういうふうに進んでいくかというのを宣言の後からでも、宣言と同時にでも大まかな進行方向を示していくっていうのが、今の時代だからこそふさわしいのかなと思って質問した次第です。学校現場では、いじめ対策ということで自分も尊重してほしいし、相手のことだから尊重するよということで、そういった教育がなされている。つまり、先ほど言った人の心の中に潜んでいる差別という感情、差別という目をしっかり積む教育を現場ではされていると僕は理解してます。それは、いじめという言葉に代表されることなので、これからの世代はそういうふうに育ってくるはずなんですよ。だけども、性教育の時の議論したように、教育長の心配事として、学校で勝手に進めるわけにはいかないと。家庭の問題もあるわけだから、家庭の意見も聞かなきゃいけない。つまり、今すでにある社会が目標に向かっていかない社会だとしたなら、新しい芽が育っていくことを抑えてしまうんですよ。なので、もう一度差別という話に戻しますけれども、だから先ほど申したように、社会にそういった危険性が私はまだあると思いますので、行動計画を含め、すべてのものを網羅している時間はもったいないと思うんですよね。まず、こういった目標に向かっていこうという宣言をすること。そういう内容の宣言。そして、行動計画もついていくような、そういった形での宣言にしてもらい、アクションしてもらいたいと思うんですけども、いかがなものでしょうか。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
本当にこの差別をね、宣言するというのは考えれば考えるほどね、難しくなるのさ。本当にね、これは奥深いと思う。だから、こうやらないと宣言できないと考えれば、変な話一生宣言できないかも。いや、そう考えれば考えるほどね、そうなっていくんだよな。自分もそしたらそんな気持ちがないのかって言ったらあるんですよね。これが差別かどうかはありませんけどね。いや、日本に生まれてよかったよな。北朝鮮人よりいいよなとかって。これももう差別の話になってくるんだよね。だから、いろんな差別がある。また、アイヌの人たちの話もありましたけれども、私も結構内浦の方々といろんな話し合いするけど、昔の話聞くとやっぱり差別があったという話は結構聞きます。また、先ほど三澤議員からありました、朝鮮の方々はここには鉱山があって、八雲町にも朝鮮系の方々がたくさん住んでいる。そういう方々も私たちの同級生もたくさんいましたし、その人方も差別を受けたっていうのは聞いてます。また、子供たちの中でもいろんな差別がと言ってますので、これは三澤議員さんおっしゃってるとおり、宣言したあと少しずつやっていくという方法、そっちの方が気持ち楽なのかなという、そんな思いもしてます。考えた時は、もう少し宣言だけじゃ意味がないんで、宣言するにはこことここってやってるうちに、だんだんだんだんこういって宣言ができてないというのは今の話なんでね。その辺、持ち帰って担当課ともいろんな相談をしながら、宣言だけしちゃえという。まぁ、しちゃえって、ちょっと言葉は悪いですけど、それから続いていくっていう方が簡単なのかなっていうのも取っ掛りとして、そういう思いもしますので、我々が深く行き過ぎたというのもありますので検討してみたいと思っています。よろしくお願い致します。
議員の質問 8番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 8番 三澤公雄
結論から言うと、今の答弁で前向きな感じは受けるんですけども、言葉の端々に軽さが感じたんで、もう少し議論したいと思いますけどね。深く考えるとなかなか進めない。その中にあって、岩村町長は部分的にはどんどん踏み込んでいってるんですよね。昨日の審議したアイヌの方々の施設についても、関心のない人たちにとっては、あれよあれよという形で建物まで建つのかっていうイメージを持つでしょう。一方で、関心を持ってる人たちにとっては、確実に一つ一つ進んできて、ついにここまで来た。まだまだ目標は先だぞ、というふうに、励まされていると思います。アイヌの方々の、昔は差別はあったという発言がありましたけれども、実際は現実今もあるでしょう。ウポポイの動きを見てみてもありますし、先ほども私申しましたように、僕の心の中にも本当にうっかり解き放つと、簡単に人を差別してしまう心ってこれは誰しもあると思っています。なので、町長も前向きの答弁を今いただけたと思うんですけれども、ぜひ差別がない町を目指すという意味での宣言をしてください。これからもっともっと外国人の就労の方々も増えていくと思いますし、その方々とももっともっと文化的にも。そして、普段の中でも会話が自然できるような、そういった町になるように結びつくことだと思いますので。ただ町長は、3期 12 年でやめますと宣言してしまいましたね。非常に残念でなりませんけども、この議会での答弁、僕は行政は継続だというふうに理解はしていますけどもね。その町長の思いから出た答弁がしっかり仕事として、行政の中で引き継がれるという担保もこの9月の議会だから、1つ欲しいと思いますので、ぜひ担当課の方でも今のやりとりを受けた中でどういうふうに進めていく方向性を感じているのか、今の時点でしゃべれる範囲でいただければ、少しは安心できるんですが、よろしくお願いします。
町の答え 総務課長 竹内友身(総務課長は2025年9月まで)
議長、総務課長。
町の答え 総務課長 竹内友身(総務課長は2025年9月まで)
今まで三澤議員からご質問いただいているこの差別の件に関しては、町長も答弁したように、宣言だけでなくてそれに関わる政策施策なり取り組みっていうのも、同時に合わせてやっていこうという答弁をしてきております。私たち事務方にとっては、そこがやはり一番気になるところでありまして、宣言をしたら、この宣言によって何が変わるんだとか、どういうふうに町は進んでいくんだっていうのは、やっぱり町民からの問いもあるわけですね。ですから、そういうのはある程度セットにした中でお示ししたいというのが本音でありました。ただ今、町長と三澤議員とのやり取りを聞いておりまして、その差別っていうのが本当に多岐にわたるっていうか、思いもしないことも差別っていうような分野でとらわれる分野もあると思うときに、どういうふうにこう取りまとめていっていいかなっていうのが、正直今、悩んでいるところでございます。ですので、それぞれの担当分野における啓発なり、そういった取り組みを進めながら、そういったところを寄せ集めて、どういったものが差別になっていくのかなっていうのも議論して進めていくべきかなというのは、今お話聞いてて思ってますので、その辺今後そういう担当課を集めて、差別の可能性なり、どういうふうに進んでいけばいいかということは議論してみたいと思いますので、よろしくお願い致します。
議員の質問 8番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 8番 三澤公雄
今ので良しとしていきたいと思って、答弁聞いたんですけど、本当に差別という言葉がどこまでっていうことで、これは昨日のニュースを今日改めて聞いたんですけど、今の場面では関連があると思って喋らせていただきますけれども、アメリカのトランプ政権がいろんな彼は差別をする側だと思ってますけどもね。例えば、LGBTQだとか明確に今はっきりしてるのは、スポーツの分野で女子のスポーツにLGBTQが入らないようにっていう形で、厳しい規定を作っています。それが、差別をする側にとっては非常に好ましい方向だったんで、どんどん州によっては進んできてるんですけども。それが自分の身に降りかかってきて、初めて行き過ぎだったということに思い至るっていう例が、性的にも遺伝子的にも形状的にも全く女性なんですけど、ファッションの好みでとてもボーイッシュなことを常に身につけているかたがある州のあるレストランに入った。そして、トイレを利用しようとしたときに店の人がとがめる。証拠を見せろとお前は男に違いないと。それで、下半身も見せることまで強要し、実際そうしないとトイレが使えなかったのでそこまでしたらしいです。でも、店は謝りもしない。そういった事件が起こって、初めて差別をしている側が自分たちの間違いに気づく。そういうニュースを聞いた時にね、女性を守るためのトランプのアクションだというふうに理解していた人たち、特に女性側が、行き過ぎると私たちが差別の対象になるかもしれないという、そういった事件が起こってます。なぜこういう話をしたかというと、先ほども触れたように、今アクションを起こさないと、日本もどうなるか分からないという環境の危機感を僕は持ってますので、差別をするという善良な考えで差別の線引き。その宣言の線引きをしていくことは、逆に僕はマイナスになるのかなと。ここは良しと思う気持ちがあるなら、前に進んでいって。そして、不備があればその都度見直していくというような、そういった柔軟な姿勢でまずプラスの効果、狙った効果が出るタイミングを計ってアクションを移す方が僕はふさわしいと思いますので、ぜひ答弁の後半にあったように、柔軟な考えで前に進めていってもらいたいと思います。よろしくお願いします。これで質問を終わります。ありがとうございました。