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せたな町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月30日

高橋町政5期20年の総括について

聞いた人
横山一康 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 横山一康

それでは町長にご質問させていただきたいと思います。高橋町政5期20年の総括についてお伺いいたします。5月2日に開会された第2回臨時会において町長は秋に行われる町長選への不出馬を表明されました。これまで20年間の長きに渡り合併した町の初代町長として、新しいまちづくりを行ってきた中では大変な困難があったことと推察します。その難しい舵取り役をこれまで担っていただいたことに対し敬意と感謝をまずもって申し上げたいと思います。不出馬の理由は新聞報道によると、20年で一区切り、5期目の当選時から今期が集大成と考えていた。年齢も考えた。財政再建も進み、新しい感覚の人がまちづくりを進めるのがいい、このように述べられております。私は後進に引き継ぐ際にはこれまで行ってきた町政運営を検証し、総括することが町を次世代につないでいく上で重要だと思っております。以下、3点についてご所見をお伺いいたします。①20年間で達成できた政策と達成できなかった政策を伺います。②第2次せたな町総合計画の進捗状況と今後の取り組みについてお伺いいたします。③20年間の町政運営についてご自身はどのように総括しているのかお伺いいたします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それでは横山議員のご質問にお答えします。1点目のご質問ですが、合併当初の大きな課題でありました財政の健全化、持続可能なまちづくりやひとつの町としてサービスの統一、充実に取り組んでまいりました。令和7年度予算の成立をもって提案した政策は進めることはできたと考えております。2点目の第2次せたな町総合計画につきましては、将来像、輪になってつなぐ、せたなの夢未来 、みんなが主役 笑顔あふれるまちづくりを掲げ、多角的な施策展開を図ってまいりました。令和5年の計画中間年の取りまとめにおきましては、おおむね6割の目標達成率となっております。特に産業の振興や教育環境整備では一定の成果を収めております。しかしながらコロナ禍の影響や物価高騰などにより一部目標には未達成部分もあり、それらについては今後重点的に取り組む必要があると考えておりますが、今後、令和10年度からの第3次総合計画策定に向けた準備も始まることから、地方創生や人口減少対策の具体的施策として移住定住支援や高齢者、子育て世帯への支援など多面的なアプローチによる検討と推進体制も必要であると考えております。3点目の20年間の町政運営についてでありますが、私は町政は常に身の丈に合ったものでなければならないと思っております。その上で財政状況を見ながら優先順位とバランスを考えることを基本とし、町民の生命、財産を守る、安全、安心な暮らしの確保、地域経済や文化の振興、住民参加と共同によるまちづくりの推進、更に持続可能な自治体経営などにおいて成果を上げることがことができたと考えております。5期20年、ご支援いただいた町民の皆さん、議員の皆さん、職員の皆さんのおかげで、何とか責任を果たすことができたと考えているところです。支えてくださった皆さんに心から感謝申し上げます。以上でございます。

議員の質問 5番 横山一康

①のところで私、達成できた政策と達成できなかった政策できるだけ具体的にお伺いしたつもりであったんですが、達成できた政策については財政の健全化ですとか、3町が一つになった上で住民をまとめてきた、そのようなことがあったんですけど、達成できなかったことについては町長答弁なされてなかったと思いますので、もし町長がやろうと思っていけたけど志半ばでできなかったということがもしあるんであればひとつお答えしていただければと思います。これはもしかしたら次の町長につながっていくことかもしれませんので、もし達成できなかったことがあるんであればお答え願いたいと思います。それで②のところちょっと今回、掘り下げていきたいと思います。総合計画のところについてです。これまで一次総合計画、2次総合計画ということで町の最上位の計画でありますよねこれが。町には多分、今日いらっしゃってる職員の中でも相当な計画があるということは皆さんご存じだと思うんですが、これ一度数えてみると何十ではきかない、もしかしたら細かい計画まで入れると何百という計画があるかなとは思うんですけど、そのような計画の中の1番上位に立つのがせたな町総合計画であります。これ2027年までですか。ここに私今日も持ってきてます。2027年までこの計画が実施される。高橋町長の下でこの計画が策定され、高橋町長はこの計画を総括しないで退任されるということでありますが、これは、やっぱり最上位の計画でありますのでしっかりと次の新しい町長に引き継いでいっていただきたいと思います。そこでまず再質問事項として挙げておきますが、町長のこれまだ2027年までの計画でありますので新計画となると少し早いような、2025年ですから少し早いような気もするんですが、第1次計画、第2次計画これ立てる時に約1年半前からもう準備に取りかかってるんです。となるとこの第3次計画を立てるときには、少なくとも来年、令和8年には出発しなきゃいけない。ただもう第1次計画、第2次計画立てたときから見ると、私たちが抱えている問題っていうのは、さらに深刻さを増しているとこのように私認識しているんです。第1次計画、これ今日私この総合計画持ってきてるんですけど、このときから既にあった問題、合併前からあった問題なんですが、人口減少、そして少子高齢化、そして財政の問題、この3点というのはもう20年も前からこの町には存在してる問題です。それちょっと具体的に数字見ておきたいと思うんです。人口については合併当初1万1,000あまりこの町合併してからいました。平成17年の頃です。今月配られた広報せたな5月末の住民基本台帳の人数が出ておりました。6,577人、約4割の方がこの町からいなくなっているという現状です。高齢化率見てみますと令和5年のデータなんですが、令和5年では47.8%、高齢化率65歳以上の方です。大成や瀬棚区これはもう50%超えていってるんです。こういうような状況で高齢化も一段と進んでいる。さらに出生率、何人のお子さんがこの町で毎年生まれてるか。これも令和5年のデータです。何とびっくりすることに22名これだけしかお子さんが生まれていない状況です。合併した当初は70数名生まれたと思うんです。半減以下というふうな状況になっております。非常にこの人口減少、少子高齢化というのが20年前と比べて一段と深刻化されてるというようなことがデータからも見てとれます。そしてもう一つ財政の問題、ただいま町長から行政報告の中で令和6年度の最新の決算状況の報告がありました。3億数千万の黒字というふうなことで1億7,500万円あまりを財政調整基金に積み立てるというようなこともご報告がありましたが、このことについてはまずまずよかったのかなと思ってます。そして1番この町で、財政の収入、歳入の柱となる地方交付税です。地方交付税は、これはもっと私減るのかなと思ってたんですが、平成18年合併したところ普通交付税は48億円。令和5年だと46億円ですので2億円、2億と一言で言ってしまえば何か簡単なんですけど2億っていうのは大きいけど、本来もっと減るかと思ってたんですが、意外と減ってないということでここはまだ少し助かったかなと思ってるんです。ただやはり財政的には厳しくなってるということはしっかり認識しなければならないと思います。それでこれまでというのは、昭和の時代、平成の頭ぐらいまでの時代というのは、まだまだ日本経済全体が順調で右肩上がりの時代でしたが、私はもうこの平成の後半からましてや令和になった局面ではもう完全な右肩下がり、今後、総合計画を策定していく場合には縮小、どうやってコンパクトにしていくか。これが私はキーワードになってくるとこのように思うんです。そのためにも今度の第3次総合計画を策定するにあたっては1年半という準備段階ではなくて、もう既に、できれば高橋町長がご在任の間にしっかりと今後の方向性をどのような計画をどのようなタイムスケジュールで作っていくか、このようなことを高橋町長の責任の下でやっていただきたいとこのように思うんですが、ここについて町長のご所見をお伺いすることと、先ほど冒頭に申しました達成できなかった政策があれば、そこについてお伺いしたいと思います。以上2点よろしくお願いいたします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それではお答えをいたします。まず私の政策でできなかった部分というご質問でございました。できなかった部分というのは、ぜひ作りたい、やらせていただきたいという部分については、この実施できたと。推進したいという部分については、これは推進はある程度できたということから総体的に皆さん方にお示しをした部分についてはやることができたというふうに感じております。次に総合計画の関係でありますが、これは人口減少並びに少子高齢化そういった部分についてはこの現下の状況を見ますと大変厳しかったというふうに受け止めております。高齢化率、出生率ともに示されたとおりでございます。何といいましても若い人が地域に少ないということ。それから結婚年齢等が高齢化をしてきているということ、独身の方も多いと様々な要因が考えられると思っております。それぞれに対応をしてきたところでございますが、しかしながらこれは十分成果として上げることができなかったなと思っております。そういったことで考えているところでございます。それから財政につきましては、これは当初の時点で予想できなかったっていいますか、コロナもそうですし、現在の物価高、あるいはトランプ関税といった予想し得なかった部分というものが相当出てきておりおります。したがいまして財政運営には苦労してきているという状況にありますが、しかしそれでも基金減ってるよというご指摘もございましたが、合わせて起債も減ってきている状況にございます。したがって財政全体としてそれほど大きく悪化してないという認識は持っているところでございます。こうした中で将来ともこの状況が続くということであればそれはしっかりとさらに切り込んで行財政運営をコンパクトにするということは当然考えなければならないものと思います。私は10月で引退ということになりますが、議員の皆さん方は引き続き改選までの任期というのはもう少しありますので、こういったことも十分議会等でも検討していただいて、新町長の下でこういった課題で果敢に対応していくということが必要ではないかと考えているところでございます。

議員の質問 5番 横山一康

達成できなかった政策については明確にはお答えになっていただけなかった思うんですが、ただ答弁の中で若い人が少ない、結婚される方が少ない、こういうところは少し成果が出なかったというご発言もありましたので、そういうところがもしかしたら達成できなかった政策なのかなということで私は今受けとらせていただきます。そこってやはり私は非常に大事なとこだと思うんです。町長、最初のご答弁の中で住民参加のまちづくりということをおっしゃっていました。私もそこは講話非常に大事なとこだと思うんです。この1次総合計画、2次総合計画、1次の中では共生、共同のまちづくりということを大きく謳われてますし、2次のほうでは繋ぐ、繋がりこのようなものをキーワードにしてやっていこう、これ町民との繋がりをしっかりやっていかなきゃいけないよと、このような問題意識を非常に持った総合計画で、私はまちづくりというのはそういう形が1番大切だと思ってますので、書いてあることは非常によかったと思うんですけど、ただ最近そういう町民とともに、まちづくりをするっていう力が、これは私の感覚なんですけど、弱くなってるんじゃないかなっていうように思います。今回の質問を組み立てるに当たって広報せたな合併したときから最近までのもの目を通させていただきました。これ合併して財政非常事態宣言解除するあたりまでは、非常に広報せたな読んでると町のことがよくわかるんです。この総合計画の策定についても町民の皆さんからしっかりと意見をいただくということを書いてありますし、当時どうやってアンケートをとったか覚えていらっしゃいますでしょうか。私も全部見直してみて初めてこうだったんだなと思って気づいたんですけど、きちんと広報せたなの中に織り込んであるんです。織り込んであってそこを切り取って町に提出するということで全世帯に配布してるんです。広報せたなですからね。全世帯にアンケートの用紙が行くようになって、しかもそれを回収するのは何と職員が担当地区を回って職員が回収するという、これはなかなか最初の頃っていうのはすごいなと。新しいまちづくりに燃えてたんだなっていうこういう熱意が伝わってくるような取り組みでした。それでもう回収率が44%、半分いかなかったんです。第2次計画を立てとき、このときになると何と10年過ぎると3,000人、当時7,000人か8,000人の人口がいたと思うんですけど、そのうちの3,000人ぐらいの方に抽出調査といって3,000人をピックアップして、それ郵送で送って送り返してもらう、こうすると回収率は32.9%かなり下がっちゃうんです。どんどんどんどん最初の情熱っていうのがどんどんどんどんなんかは私、薄れてってるんじゃないかなという危惧をしております。繋がりですとか、共生、協働というのは、これはまちづくりにとって私1番大事なとこでありますし、まちづくりここにいる職員の皆様も大事だし、私たち議員も大事なんだけど、1番の主人公というのはやはり町民だと私は思っています。この町民とのつながり、これからも大事にしていかなきゃいけないと私は思うんですが、町長、私は近年20年前と比べて町民との繋がり、協働ということがだんだん減ってきてるなと思うんですが、町長、現在20年やっていただいてどのように思っているか最後お聞きしたい。もう1点だけお聞きしておきたいと思います。まちづくりの中で、これ合併のときに合併特例協議会というものを条例で謳って作っております。今、地域協議会という形で形は変わっておりますけど、これも当時は非常に各区の課題解決のためにいろいろな話合いをなされてたんですが、近年見てみますと町の事業の説明、予算の説明このようなものに留まってる。このように私感じてるんですが、今後この地域協議会、これをもう一度このせたな町の均衡ある発展、公平公正な発展ということを考えた場合にしっかりとこのまちづくりに位置づける必要があるというふうに私は考えてるんですが、町長最後、地域協議会の位置づけについてどうお考えになっているか、この2点お聞きして私の再々質問を終えたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

総合計画の中でこの町民との繋がりが町政運営の中でということだと思いますが、繋がりが薄れてきてるのではないかというご指摘がございました。私たちとしてはいろいろなチャンネルを通じて町民の皆さんとの繋がりをしっかり保つという姿勢でやってきたということでございます。例えば地域協議会等でのご意見をいただく、あるいは様々なアンケートをすると。そういったこと、さらにはこの移動町長室において毎月、この瀬棚、大成において町民の皆さんのご意見を頂戴するということなど行ってきました。また時間のある限り地域を私自身が回っていろいろ町民の皆さんの話を伺うといったことなども続けてきたところでございます。そうした中でそれで十分であったかということについては、確かにまだまだやらなければならない、やるべきことこれらがあったものというふうにそれは思っているところでございます。しかし私としては私なりに町職員もこの地域において様々な地域担当職員なども置きながら対応してきているということ、これはある程度そういった意味では成果があったと考えているところでございます。しかしまだまだやらなければならないということについては議員おっしゃるご意見、十分理解するところでございます。それから地域協議会のこともございました。これは大事な地区の組織という位置づけで私はやってまいりました。まちづくり最前線で活躍をされている皆さん方の集まりと、住民の代表と思っておりますので、これらの組織これは引き続き継続をしていただければいいのかと。ただ3区それぞれに置くのがいいのか、一本化するのがいいのかという部分については、これは地区懇談会というものも、もちろん意見を聞く場としてはございますので、その辺も議論は一つの町としてどうあるべきかという議論は今後、残されるのではないかというふうに思います。いずれにしましても町の行財政運営、これは町民の福祉の向上という最大の目的がございますので、そういったことをしっかりこのやっていかなければならないと考えているところでございます。

出典:せたな町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月30日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる