みんなの議会

せたな町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月9日

新年度における農業振興方策について

聞いた人
平澤等 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 10番 平澤等

午後1番目ということで、先に通告してあった件について質問させていただきます。新年度における農業振興方策についてということで町長に伺います。長引くコロナウイルス感染症により、本町経済は大きな影響を受けております。国の経済対策や、せたな町独自の経済対策により一筋の回復の兆しがあったものの、新たなオミクロン変異株の拡散兆候に憂慮する事態となっております。そうした状況の中、本町の基幹産業の一つである農業にも大きな影響が出ております。先ほどの町長の行政報告で示された認識とは一部異なりますが、酪畜業においては、肉畜個体価格が大幅に下落する一方で、搾乳農家に対し生乳の生産調整に伴う出荷制限を余儀なくされております。また、稲作農家においては、生産者米価の相対取引価格が前年度対比12%以上下落との発表があり、米生産農家の落胆は計り知れないものがございます。さらに、燃油価格や生産資材等の高騰に歯止めがかからず、農業者経済に深刻な影響を与え大きな問題となっております。令和4年度の予算編成を間近に控えての町の基本的な方策について、3点伺います。1点目、農業現況をどのように把握しているか。2点目、新たな農業振興方策、これはどうなってるか。3点目、町内2農協の合併協議の進行の中で、町としての考え方を伺います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

平澤議員のご質問にお答えをいたします。新型コロナ感染症の緊急事態宣言解除に伴い、経済活動も徐々にですが回復の兆しを見せており、農産物を含めて消費動向の上昇に期待を寄せているところです。ただし、議員おっしゃるとおり、新しい変異株の影響は未知数であることから、慎重に注視していかなければならないものと考えております。さて1点目の農業現況をどのように把握しているかについてお答えをいたします。気候変動に伴う高温や干ばつなどにより、ブロッコリーや潮トマトなどの一部蔬菜系作物に影響は見られたものの、作物については生産者や関係機関の努力の結果、作況が108の豊作、蛋白値も低く、収量、質ともに良好な結果を得られたと理解しております。また肉畜業については、落ち込んだ肉専用牛の平均価格も、コロナ禍以前の水準に概ね回復し、今後の経済状況の好転等推移に期待しているところです。酪農業については、生乳の生産調整の話は取り沙汰されているものの、政府等の支援による消費対策事業等により、生産調整にはまだ至っておりません。なお今後の変異株の侵入や拡大、燃油高騰の影響は不透明であり、慢性的な労働力不足も踏まえ、今後も農業を取り巻く情勢に注視してまいりたいと考えております。次に2点目の新たな農業振興方策ですが、この長引くコロナ不況に打ち勝ち、長期に向け持続可能な農業を進めなければならないことは、関係機関とともに認識を共有しているところです。相次ぐ価格の下落や労働力不足に対し、コスト削減や省力化が喫緊の課題として浮上しており、ICTを活用したスマート農業が解決方法の一つとして大きく注目されております。当町でも、このICTの実証により、効果を検証してまいりたいと考えております。また、道営基盤整備事業において、圃場整備と併せて有利に設置できる水田自動水管理装置などの普及に努めたいと考えております。さらに、令和4年度策定予定の農業振興ビジョンにおいて、スマート農業だけでなく、コスト削減や担い手の育成なども含め、せたな町の持続可能な農業をめざして長期的な指針を策定してまいります。次に、3点目の農協合併協議に係る町の考え方についてです。令和2年4月に合併方針が打ち出され、今年12月には両農協の生産者との懇談会も行い、令和4年3月の調印、令和5年2月の合併に向けて協議を重ねております。町といたしましても、この合併については、重要な基幹産業のひとつである農業のさらなる振興、発展に資するものと期待をしているところでございます。ご理解願います。

議員の再質問 10番 平澤等

再質問をさせていただきます。町長と若干認識の違いがあるようですけども、先ほどの町長の行政報告の中でもあったということで、米の生産については、確かに作況指数108ということで豊作なんです。ただ、先ほど申し上げました品質収量という点でいいと思うんですけども、その認識のね、STの検査によると冒頭の町長の行政報告にあったように、高温そして干ばつの影響、これは米だけではなく、整粒についてはね、例年に対して非常に少ないんですね。80%以上の整粒があるというのはほとんどないっていう中で、調整する段階で非常に苦慮するというふうなことで、収量が多いものの品質では悪いんだよというふうなこと、そういった面については再度しっかりした認識を持っていただきたいなと思います。それから、もう一つ、酪畜において価格が落ちてないと言うけども、私は生産者農家から実際にヌレ子それから個体販売についての価格動向について伺っての結果で、先ほど町長の答弁で、そんな落ちてない大丈夫だよ、戻ってますよ、そういう表現は私は聞いてございません。ただそこのとこでどっちのほうから情報を仕入れたかわかりませんけども、現状把握について確たるものがあるのかその辺についての町長の認識も再度伺いたいと思います。こういった面について、今、農業の情勢がどうなってるかってことはやはり厳格におさえていただきたいと思います。そういう点についてもう一度認識についてお伺いしたいと思います。さらにはですね、燃料価格、それから生産資材等、これはご存じのように今ガソリンも上がってますけども、軽油、灯油、非常に高くなってございます。それぞれの作業機の燃料もちろんのこと、施設ハウスにおける暖房にかかる費用、もしくは生産資材、パイプハウス等、さらには肥料、今肥料の引取り、それについても、異常な値上がりがしているというふうなことで、これはもう事前に現段階から、来年の営農計画に支障をきたす、そういった心配が十分にあると。そういった中で、これから予定されてございます意見書等についても、農業団体から強く国のほうに働きかけてほしいという依頼が来てるんですね。そういったこともやはり町としては真剣に考えて、これらの状況を踏まえて、ちゃんと対応するんだという姿勢を示していただかないと、私は農業者は安心して来年度へ向けること出来ないというふうに思います。そういった点については、再度、町長の見解を伺いたいと思います。それからですね、2点目です。2点目の農業の振興方策、これについては、町長の今度の新しい町政にあたっては、基盤整備、そして先ほどお話あったように、スマート農業について展開していくんだというふうなことでございます。これは今新しく首相になった岸田総理もスマート農業に対して非常に意欲を示してると、これが先般の農業新聞に大きくうたわれております。そういった点について、この農業振興方策についてはある意味いいのかな。ただ、これは今後、私の質問したい内容にある、新年度においてどのようにしていきたいんだという方針、スマートだけなんですかっていうふうなことがちょっと残ります。やはりそれ含めて考えていってもらわなきゃならない。その大きな問題が、先ほどの現状の農業振興策についてのものの考え方、リンクしますけども、今朝の北海道新聞のトップの見出しに非常に気になることが書いてあったんですね。それは先般から情報入ってたんですけども、今回改めてトップの見出しになった、要するに、米の転作交付金の厳格化ということで、内容については町長も読まれたと思いますけども、これによる農業生産者の本来いただいてる費用が、それが少なくなる。私の情報によりますと、北檜山農協の管轄だけでも4億7,000万、これが厳格に施行されると、これが少なくなってしまう。ちゃんとした対応をすればいいんです。これがやはりせたな町全体では8億を超えると、そういったものが、農業の収入から下がるという点でね、これについても、国からの政策でございますけども、やはり町としてもしっかりとした方針を出しておかないと、もしくは指導体制ですね。それも取っていかないと困ると思うんです。そういった面を含めて、今年の振興方策についての考え方を伺いたいと思います。3点目でございますけども、先ほど町長も2農協の合併については非常に歓迎したいし、これから進めていきたいというふうなことでございます。先ほど町長が話されたように、それぞれ順調に各農協で説明会、協議会、対策、それについて合併へのいろんな調整が行われております。両農協においても、いろんな問題点を把握する中で、合併は避けて通れないというふうなことを念頭に置き、しいて過去、もう大分前ですけども、北檜山農協も合併にかなり前向きになった時期もあった。それが頓挫して現在に至ったということで、初めてここで日の目を見るのかなという形で、良い方向の合併について私もいいんじゃないかと、また、町としての指導体制もそういう中では、何らかの協力があった場合には、惜しまないでしていただきたいと思います。その点について、今、3点申し上げましたけども、再質問ということで、答弁よろしくお願いします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それでは2回目の質問にお答えをいたします。まず米の豊作と、それからコロナの影響ということで、若干私の発言に十分な配慮が足りなかったというふうに思っておりますが、議員言われるように、コロナの影響によって価格の落ち込みというものが実際にはあるわけでございます。私が言いましたのは、今年の作柄、作況を中心に話をさせていただいたところでございます。品質の関係につきましても、これは一部にそういった腹白などの後遺障害が見られるという状況を確認しておりますが、両農協、乾燥調整施設、これはしっかり機能しておりまして、今のところ十分調整できると、苦労はしているというふうに思っておりますが、生産者の出荷されたこの新米を上手に調整をして、より高く販売するということに今汗を流していただいているという状況になっております。現状、懸念材料としては、燃油やえさなどの問題も抱えております。燃油につきましてはここに来て少し下がり気味という状況も見えてまいっております。いずれにしても、今後これらの動向をしっかり見ながら農業団体、農協としっかり連携をしながら取り組んでやってまいりたいというふうに思っております。農業振興方策についてですが、スマート農業だけかという話もございました。これ決してそうではございません。本町の農業の将来を考えた場合、やはりスマート農業だけではなくて土地基盤の整備であるとか、新たな人材の確保、さらには安心安全、付加価値の高い作物の生産であるとか、取り組む課題はたくさんあるというふうに思っております。もちろん議員言われましたように、国の農政の影響、これも非常に大きく受ける土地、地域の農業でありますから、これらの動きについてもしっかりと見ていかなければならないというふうに思います。町としては、そういった総合的に様々な角度から、しっかりと物事を見極めながら、町としての農業政策をしっかり打ち立ててまいりたいというふうに考えているところでございます。それから合併についてなんですが、これは実は私個人的には新函館農協の前の前の小野寺組合長、それから畑山組合長、そして輪島組合長、今若松の横道組合長でありますが、これら4代の組合長にこの合併問題についてできるだけ早く、一つの農協としてせたな町の農業発展に、これが重要な意味を持つことになりますので、動いてほしいというお願いをずっと続けてまいりました。当時は今金もありましたので、2町同時にでないとなかなか難しいという話をしていたところでございますが、それを何とか北檜山町農協先行してという努力をさせていただいて、ようやくここにきましてこういった状況が出てきております。この農協の合併については、やはりこの営農指導体制の強化、あるいはこの一元集荷による市場性の向上と、さらには様々なこの農協の手数料等の見直しなど期待できる部分がございます。これは地域農業の振興にとっても大きな意味を持つものだというふうに考えております。さらには、今、若松基幹支店でありますが、若松基幹支店の生産っていうのは25億前後ということで、これに JA きたひやまの生産を加えますと、やはり45億6億という数字になります。これは、厚沢部を抜いて道南3番目ぐらいの規模になりますので、しっかりと基幹支店を充実してこの地域の農業者をカバーしていただけると、基幹支店として将来とも残ってくるという思惑もございました。そういった意味では、今回の合併については大変本町の農業発展のために大きな意味を持つものというふうに思っておりますので、積極的に様々な角度で応援をしてまいりたいとは考えているところでございます。

議員の再々質問 10番 平澤等

再々質問になります。2JA、新函若松支店、それから北檜山農協との合併について、町長も今までの過去の農協役員等の経験から見て、非常に歓迎したいしこれからも進めていきたいというふうなことを申されましたが、その点について私も一致するんで、これからいろんな問題があった時にはまた町の立場、それからまた違った立場でも指導に協力していただきたい。そういったことについて私も含めて頑張っていきたいんでよろしくお願いいたします。これについては答弁いいんですけども、1点だけちょっと再々質問で、先ほど私の1回目それから2回目の質問に対して、農業の現状っていうのは当然町長にも十分伝わったと思うんですね。今おっしゃった新年度に向けて、これから実際に予算編成、それから政策、方針、決定、予算編成から政策面について、十分上げて新年度の次の定例会では、多分中身の審議になると思うんですけども、こういった現況を踏まえて、今確かに認識は十分なんですけども、こういったものを取り組んでいきたい。そういうふうに考えていきたいって言ったんですけども、それについて、今燃油が多少動きがある。それから先ほど私が言いました生産資材ともろもろ分についてもある。それから、転作交付金についても動きがある。これについても、そういった面について何らかの方策をひとつしなきゃならない。先ほど町長は、それらの状況十分踏まえて、対応についてはしていきたいということなんですけども、そういった面で、現時点で今年の今の段階わかりましたけども、こういった不測の事態が生じた場合には、そういう対応はその時の臨機応変に行っていくというふうなことの理解でよろしいんでしょうか。その点1点だけお伺いいたします。終わります。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

お答えをいたします。議員おっしゃるとおり、これからのコロナの動向次第でいろいろな動きが出てくる可能性が否定出来ません。今、第6波の状況が懸念される中で、経済活動が多少落ち込むということで、燃油の値下がりというものを生じてきているところでございますので、そういった状況をこれから、しっかりと見ていかなければならないと。これはもちろんJAも同じようなことが言えるというふうに思っておりますので、その辺は十分連携をさせていただきながら対応してまいりたいというふうに思っているところでございます。将来の農業につきましても、先ほど申し上げましたように、やはり組合、農家、農業経営者、生産者、皆さん方の努力もありまして、随分この農業生産は伸びてきております。この勢いをとめることなく、さらに合併によってさらにその伸びが減速することなく続くように、伸びていくように我々しっかり支援をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

出典:せたな町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月9日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる