みんなの議会

せたな町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月9日

全て無料にしてはということにつきまして

聞いた人
桝田道廣 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 桝田道廣

先に提出しておりました件について質問をさせていただきます。本年9月の定例議会におきまして、私が行った一般質問の中で、町長は①一つの町として、地域間格差なく、公平性を確保しながらサービス提供を図っていくことが重要であると答弁しています。また、②全て無料にしてはということにつきましては、これはなかなかそういう形にはならない。難しいということはご理解いただけると思いますと答弁されていますが、病気や身体の不調を抱える方々が安心して診療を受けることができるように、昭和の時代からか国で通院手段として無料で送迎されてきたものと理解をしています。今回、一部地域での患者バス廃止と、それに伴うデマンドバスでの通院有料化は公平性を欠き、地域間格差を広げるものと考えますので、上記①②について、改めて、答弁内容の説明をお願いいたします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それでは、ご質問にお答えをさせていただきます。当町の患者バスですが、へき地保健医療対策の一環で、公共交通機関が運行されていない地域、いわゆる公共交通空白地域では、医療機関までの区間をへき地患者輸送車として運行しているところでありますが、一方で、路線バス運行区域と重複運行している区域もございます。当町において持続可能な公共交通体系を構築するため、このような重複運行を解消し、関連経費の合理化を図ることは重要な施策であり、路線バスが運行する北檜山太櫓線、瀬棚須築線そして檜山海岸線については、デマンド化により段階的に一本化を順次進めてきていることは議員もご承知のことと思います。そこで、9月定例会で私の答弁内容がわかりづらかったんだと思いますが、再度答弁をさせていただきます。①の答弁内容につきましては、デマンド化をする路線は、公平性を確保しながら3区格差なくデマンドバスを運行するということでございます。②の答弁内容につきましては、公共交通機関が運行していない、いわゆる公共交通空白地域においては、交通手段がありません。ここは患者バスを運行しなければ、通院出来ないので週1、2回患者バスを医療機関への足として運行しております。対して、デマンドバスが利用できる地域は、片道200円で医療機関に限らず、買い物でも何でも好きな日に好きな時間のバスを利用していただけます。このように、公共交通空白地帯においての公平性、それからデマンドバス運行地域においての公平性をそれぞれ確保する必要があることから、無料にはならないという答弁を申し上げたところでございます。ご理解いただきたいと思います。

議員の再質問 桝田道廣

再質問をさせていただきます。ただいまの町長の答弁内容は、町内格差なくデマンドバスを運行すると。そして空白地帯はなかなか通院が出来ないので、その部分を患者バスを運行することで、解消を図っているというような答弁内容だったというふうに理解をさせてもらいます。先日の総務委員会の中でも石原議員の質問に、全町公平な運行体制を目指すということでありますが、一気にそこまでいきませんので段階的にということでご理解をいただきたいということでありました。これは今の答弁と符合するものと思います。また、順次患者バスを削減するが、新年度から一斉になくなるということではないとの意味の答弁もされておりました。私は、患者バスからデマンドバスへの移行は時代の流れであり、町の今後を思うときに避けて通れないことだと思っております。各地区の運行に関しても空白地帯をつくらないようにするのも、町長の言う公平な運行体制だと思います。町長は前回の一般質問やその後の地区懇談会や委員会などでも、公平という言葉を繰り返し発言されています。私も町長と思いは同じだと思っておりますが、せたな町に暮らす私たちは長磯地区に住んでいても、小倉山地区に住んでいても、須築地区に住んでいても同じ町民であり、同じサービスを受ける権利があると思います。段階的なデマンドバスへの移行、つまり町長の言う全町公平な運行体制を検討しているのであれば、あわせて患者バス廃止のその日まで、暫定的でも結構ですので、通院する方にのみ今まで患者バスで無料で通院出来たわけですから、その部分だけでも無料で利用できるようにすることが公平という意味になるのではないかというふうに思います。先ほど石原議員の質問にもありましたが、町長は選挙後、町民の皆さんに優しく寄り添って行きたいと抱負を述べております。また、町民の命と健康を守るとの思いをされているのであれば、今こそ、町民に優しく寄り添う政策をぜひともお願いをしたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

まず今、2回目の質問をお聞かせいただきまして、今町がデマンドバス化をするというのは、路線バスの廃止された地区路線についてデマンド化をすると、そういうことで今、太櫓、瀬棚須築線、それから檜山海岸線をそういうことで動かしております。患者バスの走っている地域をデマンドバス化するということではございません。そういうことは今の状況では物理的に困難ということでございますので、その辺誤解のないようにしていただきたいというふうに思います。そのデマンドバスが、この区によって、路線によって扱いが違うということには当然一つの町としてこれはならないことということは議員もご理解いただけるというふうに思いますので、そういうことでデマンドバスは同じように、3区同じような扱いにさせていただくということで今、実施をしております。ただ、一気に変えるということは、少し無理がございますのでそれは段階的に、最終的にはデマンドバスに一本化するという方向で段階的に進めてまいりたいと考えているところであります。例えば、今回、檜山海岸線のお話が中心だというふうに思いますが、例えば、檜山海岸線が、路線バス、民間の路線バスが廃止となりました。そのままでは交通空白地帯ということになります。この場合は、診療場に行く足がありませんので他の公共交通空白地帯と同じように週1、2回無料の患者バスで対応するということになるかと思います。その代わり、熊石の病院や江差方面への足はなくなるということになります。町としては、大成区民の利便性を十分考え、町の負担はデマンド化することによりまして増えることにはなりますが、大成区民の意見もお聞かせをいただいて、デマンドバス運行ということにしたところでございますので、これは一つご理解いただけるものと思います。よろしくお願いします。

議員の再々質問 桝田道廣

再々質問をさせていただきます。町長の話を聞かせてもらうと、バス運行の話をされております。私が言っているのは、通院に関してのみの話をしております。そこで話が大分食い違ってきてるのかなというふうに思いますけれども、私はただ単純に今まで患者バスで無料で送迎していたのであれば、せめて全て全町がデマンド化する、また、患者バスが廃止になるまでは、病院に通う高齢者の方は今までと同じように無料で送迎したほうがいいんじゃないですかという質問をさせてもらっております。檜山管内各町では、一部有料の町もあるようですが、多くは無料で送迎をしていますし、また、高齢者を無料にしている町もあります。八雲町の岩村町長は、熊石地区での患者バス運行に関し、せたな町のデマンドバス運行事業者に無料で送迎してもらえるかどうかの相談をしたそうでありますが、システム上無理であるというふうに答えたそうです。岩村町長は、熊石地区で運行している無料患者バス運行で、相沼方面は無料運行であるのに、デマンドバス利用で関内方面から通院する方に有料というのは公平性に欠けるという理由で、関内方面からの患者バスの運行を続けるという話を聞きました。せたな町での患者バス利用状況は年々減少しているようですが、令和2年の利用実績は北檜山区が2,776人、瀬棚区が1,735人、大成区が2,707人でした。この数字から、デマンドバス運行区間内の利用者を私なりに試算してみますと、北檜山地区では太櫓地区だけとして10%の約280人、運行回数257回で平均1.01人、瀬棚区が須築から本町までの海岸線利用者として約60%の1,041人、運行回数190回で平均5.5人、大成区は100%で2,707人、運行回数239回で平均11人となります。往復バスを利用したとして、北檜山区280人で年間11万2,000円、瀬棚区は41万6,400円。大成区は108万2,800円。合計161万1,200円になりますが、高齢者が国民年金での生活をする中で、400円は非常に大きな負担だと思います。しいては、診療を控える方が出ることを心配しております。一方、町としてこの料金を徴収しなければならない理由が見当たりません。なぜなら、この161万という収入に頼らなければ町運営が出来ない状態ではないと思うからです。もし町長が一部デマンド化した地域を有料としたので、今さら無料に出来ないという思いがあるのであれば、公平という立場からして、現在の患者バス利用者も全て有料にすべきと考えます。一つの町の中で一部地域が有料で、他の地域が無料というのは著しく不公平だと思いますので、通院する方々には全員有料、または無料のどちらかにするべきだと思います。私は、デマンド化とかそういうことに何も反対してるわけでありません。ただ、通院する方にのみ今までと同じようなサービスを提供していただきたい。ただ、その1点だけの質問ですので、どうぞよろしくお願いします。○(真柄克紀君) 高橋町長。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

お答えいたします。まず、この交通空白地帯の足の確保のための患者輸送バスと、それから、そうでない地域であるデマンドバスと、これは一緒に考えることは無理です。患者輸送バスのほうは毎日ではありません。限られた曜日、週1回から2回、しかも決まった時間、1往復のみですから、これはデマンドバスのように毎日何便もと、こういう状況とは全く違いがあります。そこに既に公平性という部分は言えない、語れないということで、これは患者輸送バスとデマンドバスをはっきり分けて考えていただければわかりやすいというふうに思います。その患者輸送バス、地域の公平性、これはしっかり保ちたい。デマンドバス路線を持っている地域、これ3区ございますので、これはこの部分での公平性をしっかり保つということで、町は今取り組んでいるところでございます。161万円という数字もお聞かせいただきましたが、実はデマンドバス檜山海岸線を運行するに当たって、町では1,300万円の費用負担をさせていただいているところでございます。こうした多額の予算を入れて、やはり大成区の利便性の維持を図るということでございますので、これは全く交通空白地帯との格差はあくまでも出てくるということでございます。したがって、交通空白地点の皆さんには、デマンドバス路線のある区域のようには全くなりません。サービスは大幅に違いがございますが、これもそういう地域ということでご理解をいただいているということからすると、十分議員にはご理解いただけるものというふうに思うところでございます。

出典:せたな町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月9日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる