せたな町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月9日
せたな町におけるICT教育推進の取り組みについて
- 聞いた人
- 横山一康 議員
- 答えた人
- 教育長 小板橋司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 横山一康
それでは、せたな町におけるICT教育推進の取り組みについて、教育長にお伺いいたします。児童生徒一人一人にICT端末と高速大容量の通信ネットワークを整備するGIGAスクール構想が本格的に実施され、せたな町でもノート型パソコンやタブレット型端末といったICT端末、また各学校に大型モニターなどの環境が整えられました。町の教育推進計画や今年度の教育行政執行方針にもICT教育、ICT機器の利活用等の推進が明確に示されています。子供たちがこれから生きていく社会はこれまで以上に急速な情報化やグローバル化が進み、生活や社会のあらゆる面でデジタル機器が不可欠となっていきます。ICTを使った情報活用能力はこれからの時代を生きていく子供たちにとって欠かせない能力となることは間違いのないことだと私は思っております。私は、時代に即した教育環境を整えるためにはハード面では更なるICT環境の整備、ソフト面ではICT教育の推進体制そしてICT教育の全体像を明確にしていかなければいけないというふうに考えております。このようなことを踏まえ、以下3点についてお伺いいたします。1番、全国的に教員のICT活用能力の格差が課題だと言われておりますが、せたな町の現状をお伺いいたします。2番、既に導入されているICT端末が学校によって違いがありますが、今後の整備計画についてお伺いいたします。3番、ICT教育の推進体制についてのお考えをお伺いいたします。
町の答え 教育長 小板橋司
横山議員の1点目のご質問にお答えいたします。横山議員がおっしゃるとおりICT教育は、国が提唱する情報社会ソサエティ4.0に続く、仮想空間と現実空間の高度な融合による経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会である、未来社会ソサエティ5.0時代を生きていく子供たちの資質、能力の育成に欠かすことの出来ない重要な手段であると私も考えております。当町のICT活用の現状について申し上げますと、主なものは、若松小学校でのオーストラリア、タスマニア小学校とのオンライン交流事業、久遠小学校、大成中学校では、実際に家庭でのオンライン授業を実施したほか、それぞれの学校では、家庭とのオンライン授業に向けた通信接続テストを順次実施しております。また今年度においては、文部科学省が令和6年度からの学習者用デジタル教科書の本格的な導入を目指すため実施する学習者用デジタル教科書実証事業に希望した町内の学校が参加し、既にデジタル教科書を授業で活用するなどしておりますが、教員のICT活用能力は重要であり、当然ながら町内各学校でのICT活用については差があります。このようなことから、昨年12月に立ち上げました、町教委職員と学校の教頭2名で構成しているICT端末活用検討委員会を中心に、11月に町内各学校の全教職員を対象に、ICT機器の活用に係るアンケート調査を実施しました。調査項目の、自身の学習指導におけるICT機器活用スキルはどれくらいかという問いに対しまして、低いと自己評価している教職員がおよそ7割、ICT機器活用に関して戸惑いがあることがわかりました。今後、このアンケートをもとに、まずはICT活用能力の高い教員の協力を得ながら、授業での活用におけるICT機器の使い方の研修、実践を進めてまいりたいと考えております。次に、2点目のご質問にお答えします。GIGAスクール構想では、既に各学校に整備されていたパソコン教室のノートパソコン137台を除いた全児童生徒に対する不足分の281台がタブレットとして整備されました。端末が学校によって違いがありますのは、1人1台端末として同じ学校内でノートパソコンの児童生徒とタブレットの児童生徒がいるということを無くするために、ある学校にノートパソコンを集約したことによりこのような状況となっております。平成30年度から令和元年度にかけて整備したノートパソコンは、電源につないだままでなければ使用することが出来ない状況でありまして、家庭に持ち帰る場合については、タブレットと違い大きくて重さもありまして、児童生徒の負担を伴うことなどから、更新時期を考慮しながら、今後早い時期にタブレットへ移行できるようにと考えております。3点目のご質問にお答えします。ICT教育を推進するに当たっては、教員のICT活用能力は重要であると考えております。教員のICT能力の向上対策として、今後、各学校のICTを担当するリーダー教員の育成が必要不可欠であると考えております。そのためには、デジタルスクール事業などを展開している民間会社を活用した研修の実施や、ICT活用を支援するための人的配置なども考慮した上で、リーダー教員の育成を図り、そのリーダー教員を中心に、それぞれの学校でのICT活用のさらなる推進を図っていくような環境づくりをしていければというふうに考えております。なおタブレットの整備更新につきましても、先ほど申し上げましたように、時期を考慮しながら行っていきたいと考えております。いずれにいたしましても、横山議員がおっしゃるとおり、ICTを活用した教育は、これからの未来社会ソサエティ5.0時代を生きていく子供たちの資質、能力の育成にはかけせないものと思っておりますので、ICT教育のメリットデメリットについても十分に理解しながら進めていきたいと考えておりますので、どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。
議員の再質問 横山一康
それでは再質問に移らせていただきます。ただいま教育長のほうから大変前向きなご答弁をいただいたものというふうに思っております。それをさらに進めていくつもりで私は再質問させていただきたいと思います。ただいまの答弁の中で、せたな町ICT端末活用検討委員会、教育委員会と学校の先生でなる検討委員会を設置しているというふうなこともおっしゃってましたし、その中で、今回11月にアンケート調査を実施したというふうなこともお伺いいたしました。私もいろいろこの質問を組み立てるに当たって調査をさせていただきましたが、この検討委員会、毎月まで行かないですけどかなり頻繁にICT通信というふうな通信物を各先生方に配付して、実践の取組事例ですとか、中央の情報などをきちっと情報提供されているというような取組の中で、さらに一歩進めてアンケート調査を実施したというふうなことは、これ非常に私敬意を持って見ていました。教育長、今、答弁の中でおっしゃってましたが、ICTスキルの不安を抱えている教員が約7割ぐらいいらっしゃるというふうなことですので、ここは、これからICT教育を前進させるに当たって、まずこの不安を持っている7割の先生方からできるだけ不安をなくするというふうな取組が、早急に必要でないかというふうに私は思っております。そこでお聞きしたいと思います。まず1点目です。今のところ、町のICT教育の推進体制は、先ほどのICT端末活用検討委員会が中心となって情報提供を行っている、このような状況だと思います。これはこのまま続けていっていただきたいというふうに思いますが、これをですね、その7割の不安を抱えている方を解消していくためには、さらにICTに詳しい方を私は教育委員会にぜひ配置して、各学校の相談業務や情報提供というもの、一層力強く進めていく必要があると思います。今の委員会をさらに力強いものにするために、そのような職員を教育委員会に配置するお考えがあるかどうかをまず1点目お聞きしたいと思います。次に2点目です。パソコンの機種の違い、ノート型パソコンとタブレット型端末、このような違いで、それはもともとあったものはそのまま生かす。新しいものは一つの学校に集めていく、その考えで十分分かるんですが、一つ私事例申しますと、現在、瀬棚小学校ではタブレット型の端末を使っています。これがですね、瀬棚中学校に参りますと、瀬棚中学校はノート型のパソコンを使っています。小学校では使い勝手のいいタブレット型、それが中学校になると使用頻度がさらに増すわけですよね。その使用頻度が増す生徒たちに使い勝手の悪いノートパソコンというふうになると、本来であれば、機器は良くなっていかなきゃいけないのが、小学校から中学校に上がった時点で、機器が少しダウンしてしまうというふうな状況があるんで、それはきっと子供たちの学習意欲に大きなマイナスの側面があるのではないかというふうに私は思います。財政状況というのは、私も議員になっていろいろ学ばせていただいておりますのでわかっておりますが、教育環境の整備というのは最優先だと。これは教育長だけでなくて、理事者にもしっかりお願いしておきたいところでありますが、教育環境の整備、これは最優先でやらなければいけないと思いますので、パソコンの整備というものをできるだけ前倒しでやっていけないかどうなのか。以上2点、お伺いしたいというふうに思います。
町の答え 教育長 小板橋司
2点。まず推進体制整備と機器のハードの整備ということだと思うんですけども、体制の整備につきましては、1点目の1回目の3点目でも答弁したんですけども、リーダー教員を育成しまして、そこから、それぞれの学校内でスキルをアップしてもらうというようなことを考えております。そのためにも民間会社を活用した研修の実施や、教育委員会としましては、支援するための人的配置、これを具体的に言いますと教育委員会の事務局の中に、例えば学校の教育現場に精通した教員OBとか、そういうような人材、適任者がいればの話ですけども、その配置もやりながら、各学校へ指導に行って、各学校でのリーダーを育成して体制整備してやりたいと、先生方の不安解消、指導を専門的にやってもらうような人材の配置をしていければなというふうには考えております。次にハード機器の関係なんですけども、今おっしゃるとおり、瀬棚小学校、中学校では、現在そのような現象が起きています。ただ、ノートにつきましては、本当に先ほど言いましたとおり、まだ整備して3年ぐらいですから、耐用年数もありますので、横山議員もおっしゃってましたとおり、厳しい折、なかなか難しいところはあるんですけども、時期を見ながら、なるべく早い段階でいろいろと整備を進めていければというふうに教育委員会としては考えておりますし、考えていきたいというふうに思っております。
議員の再々質問 横山一康
それでは、再々質問に移らせていただきたいと思います。今、教育長、民間会社、そして事務局の中に教員のOBの方などICTに精通した方がいれば、そういう方を検討しながら各学校にリーダーを養成していくというふうにおっしゃっていました。その考え方、私はある程度納得いくと思うんですが、ただですね、先ほど教育長の答弁の中からソサエティ5.0というふうな言葉も出ていました。これはもう我々が経験したことのない空間ですので、そこに対応していける子供たちを育てていくためには、スピード感てやっぱり必要だと思うんですよね。ですから、できるだけその強力にこのICT教育を推進させていかなければいけないと思いますので、ぜひそのような職員の配置ですとか、パソコンの整備、3年しか経ってないっていうふうにおっしゃいましたけど、やっぱりこういう機器私もそんな詳しくはないんですけど、日進月歩ですよね。あっという間に新しいもの出てきますんで、そこはやっぱり更新計画をしっかり立てて、これ3年がいいのか5年がいいのか、7年がいいのか、それは財政当局ときちっとお話しながらやっていかなきゃいけないことだと思うんですけど、ここはぜひお金をかけていかなきゃいけないところだと思うんです。子供たちへの教育への投資っていうのは必要だと思いますので、その辺をしっかりと考えて、教育環境の整備、パソコンの整備、人員の配置をやっていただきたいというふうに思います。そこでですね、最終的な再々質問なんですが、先日臨時国会が開会されました。その中で岸田総理は所信表明演説の終わりに、国の礎は人ですというふうに演説され、愛媛県の高校でのICT端末を使った模擬授業のお話をされていました。授業で主体的にタブレット端末を使う高校生の姿に、日本の未来を切り開く人の可能性を強く感じたというふうに国会で演説されておりました。僭越ながら、私も先日瀬棚中学校の日曜参観日にお招きいただきました。11月に実施された販売体験実習のまとめの授業の1コマを見させていただきました。1年生から3年生まで四つの班、縦割りにして販売担当ですとか会計担当、社長ですとか専務だとかいろんな役職をつけながら、せたなの物産を北檜山の温泉ホテルの隣にあるふれあい市場で販売していました。その販売体験をパワーポイントというソフトを使って、私たちにその準備段階から販売日の当日、反省点、そういうものをわかりやすくまとめて発表してくれました。私は上手にパワーポイントでプレゼンテーションする技術は持ってないんですが、子供たちは非常に見やすい形でパワーポイントを使ってやってくれているので、やはり今の子供たちっていうのは、こういうICT機器を持たせると非常に飲み込みが早いんだなというのを実感させてもらいました。それはそれですばらしいことだったんですが、発表の最後に、生徒たちがせたなのためにできることというふうに発表してくれました。その中で、やっぱり生徒さん一人一人が、せたな町を発信していきたい、ほかの町に向かって発信していきたい。せたな町で今後も働いていい町にしていきたい。さらにはですね、若い人たちが主体的になっていけば、せたな町は活性化する。パワーポイントを使いながらこのような発言が相次いでいました。私もこの年になってくるとだんだん涙腺が緩んできます。子供たちのこういう言葉を聞いてると本当に目頭が熱くなって、この人たちに未来を託したいなというふうに思いましたし、生徒たちの可能性というものも非常に強く感じました。冒頭でも私申しましたように、これからの子供たちは、さらなる情報化やグローバル化の中で生きていきます。そのためには、ICTの教育が非常に有効なツールとなりますし、大事なスキルになってきます。もちろんここで負の側面もしっかり考えなければいけないと思います。視力の低下ということも言われてますし、悪質なサイトへの接続、またSNS、こういうものの適切な利用など、注意しなければいけないところも多々あるのはわかりますが、コロナで一気にこのGIGAスクール構想が前倒しで行われて、オンライン環境が十分になってきてますので、これをさらに進めて、ICT機器を使った主体的な学びの実現など、可能性もたくさん秘めてますので、これからしっかりと進めていってほしいと強く思っております。この大きな可能性を秘めているICT教育を推進するためには、町としてこのICT機器というものをどう教育の中に位置づけるか。これは私は、教育委員会の明確なビジョンがないとこれは進んでいかないというふうに思います。新年度に向けて、ぜひ教育計画、立派なものがあるんですが、その中にICT教育に向けた体系的な計画推進の策定をしていく必要があるというふうに私は思います。その点について、教育長はどうお考えになるか、お聞かせいただきたいと思います。
町の答え 教育長 小板橋司
3回目のご質問ですけども、まず最初にスピード感を持ってという話があったかと思います。これにつきましても、先ほど言いましたとおり人材、ICTを推進していく指導者につきましては、人材、適任者がいるかどうかというのもありますので、すぐに配置できるかどうかわかりませんけども、いろいろと教育局なりといろいろと相談しながら適任者を探していきたいと思います。ハード整備につきましても、財政当局等々とも相談しながら、なるべく早くやっていきたいというふうに考えております。で、瀬棚中学校のふれあい市場での販売、私も行きました。本当に、横山議員参加された中でのいろんな発表、聞いてましても本当に頼もしい子供たちだなというふうに思います。この子供たちが、今これから国が進めてるICT教育について、決してほかの町に遅れることのないよう、できることなら先頭グループを走れるぐらいの体制整備を進めていきたいというふうに考えております。具体的にどのような形かというのは、これからいろいろと整備していきたいと思いますけども、大きな私の目標としましては、先ほど言いましたけども、決して遅れることないよう、来年からは高校でもタブレット端末の持込みが必須となっております。その際、いろいろと地元の高校に行く子供もいますし、外に出ていく子供もいるかと思います。今後、せたな町から旅立って行く子供たちが決して遅れることないよう、環境整備等々努めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解、お願いします。(何か言う者あり)
町の答え 教育長 小板橋司
つくっていきたいというふうに考えております。