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八雲町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月11日

「中学校1年生になって九九がわからないという生徒が各クラス2~3人いるそうです。それぞれ得意・不得意はありますけど、やはり最低限のことは身につけて卒業できる仕組みを作ることはできないのでしょうか。」

聞いた人
赤井睦美 議員
答えた人
町長 岩村克詔、教育委員長 宮田千秋、学校教育課参事 本庄伯幸、学校教委課参事 本庄伯幸、学校教育課長 荻本和男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 赤井睦美

それでは2問目にいきます。八雲町はもちろん、各自治体、先ほど佐藤議員もおっしゃっていましたけれども、給食費の無料化や保育料の無料化など、いろいろな子育て支援を行っています。私はその中で是非、八雲町の子ども達は基礎基本の学力がしっかりと定着しているという、そんな教育を目指してほしいと思っています。これから入学シーズンを迎えますけれども、中学校1年生になって九九がわからないという生徒が各クラス2~3人いるそうです。それぞれ得意・不得意はありますけど、やはり最低限のことは身につけて卒業できる仕組みを作ることはできないのでしょうか。残念ながら教育はその時々国の影響を非常に受けやすくて、ちょっと前までゆとり教育がいいっていうと、もうそれが駄目になったとたんに教科書の量が増えてしまって、本当に現場の方たちも大変な状況です。今の小学校でこれだけのことが本当に必要かどうかって疑問はありますけども、その中で基本中の基本だけはしっかりと身につけることによって、その子のその後の人生に大きな影響が出ると共に、結果的には町にとっても国にとっても大きなプラスにつながると思います。クラスの人数っていうのはもう決められていますけども、町が教育の目標を持って、そこに向けて足りないところを補うことで、子どもたちはより楽しく充実した授業を受けられることが大切だと思います。その点をどのようにお考えでしょうか?

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

それでは赤井議員の2つ目のご質問に、まず私からお答えいたします。グローバル化や情報化がいっそう進展する現代社会にあっては、多様な主体が速いスピードで相互に影響しあい、1つの出来事が広範囲に複雑に伝播し、先を見通すことがますます難しくなってきております。こうした将来の変化を予測することが困難な時代を前に、子どもたちには現在と未来に向けて自らの人生を切り開き、自らの生涯を生き抜く力を身につけさせなければなりません。こうしたどの子にも必要な基礎・基本の学力など、生きる力を全ての子どもに身に着けさせることは公教育の使命であり、どの地域のどの学校でも子どもに必要な力を身につけさせるための教育水準を維持することは教育行政の責務であります。議員ご指摘のとおり、教育委員会も八雲町教育において学力の向上は最重要課題に位置付けております。八雲町といたしましてもこうした課題を真摯に受け止めながら、八雲町の教育の充実に取り組んでまいります。具体的な内容につきましては、教育委員長より答弁をいたします。

町の答え 教育委員長 宮田千秋

議長、教育委員長。

町の答え 教育委員長 宮田千秋

それでは赤井議員の2つ目のご質問にお答えしたいと思います。平成 27 年度全国学力学習状況調査の八雲町の結果をみると、少しずつ全国や全道の平均値に近づいてはおりますが、未だこれらの数値を下回っている状況であります。全国調査は教育の基準である学習指導要領の内容がどの程度定着しているのかをみる指標として、各学校での授業の改善等に役立てる目的で毎年実施されており、そうしたことを鑑みても、学習指導要領に示された基礎・基本の学力が十分に身についてないという考え方は赤井議員のご指摘のとおりであり、全ての子どもに最低限のことは身につけさせて義務教育を終えさせるということはまったく同感でございます。八雲町教育委員会では全ての子どもに最低限必要な学力を身につけさせるために、次の点について取り組みを進めてまいります。はじめに小中一貫型コミュニティスクールの導入促進であります。義務教育9年間を貫いた教育課程を編成して、小中一貫した教育を展開することで、これまで6・3としていた区切りを柔軟にして、子どもの発達に応じた教育を展開してまいります。例えば各教科において、もっとも基礎的な内容を習得する小学校1年生から4年生までを基礎形成期として学習担任制にし、基礎・基本となる学習内容、学習定規、学習方法、学習習慣などを徹底して身につけさせる。小学校5年生から中学校1年生までは発展充実期として一部を専科制にするなど、より専門的な指導によって、下の学年で習得した基礎・基本の上に発展的な内容を積み上げる。中学校2年生から3年生までは自己形成期としてキャリア教育の形成を図り、社会の形成者としての必要な資質や能力を育てるなどにより、目指す姿が明確になるような区切りを工夫することで、どの子にも必要な力を身につけさせていくことを目指してまいります。また、同時にコミュニティスクールを導入することで、学校だけでなく地域や保護者も教育の主体者であるという考え方に立ち、例えば長期休業中や放課後の補習学習のサポート、外部講師としての授業支援など、学校での教育を厚く補完する手立てが出来るものと考えます。次に何と言っても学力は授業で高めていくものであるという考え方に立ち、各学校の授業の改善への支援をしてまいります。昨年導入したICT支援員は、各学校においてICT機器の効果的な活用へ寄与するばかりでなく、ICT機器を活用した教材や教務の開発工夫などを手掛け、楽しく分かりやすい授業の展開への一助となっております。各学校ではより分かりやすい授業を展開するために少人数指導や習熟の程度に応じた指導も展開しております。また、27 年度に改正された教科書に豊富に掲載された補充問題を活用したり、北海道教育委員会の作成するチャレンジテストを子どもが分かるまで繰り返し実施するなど、学習内容の徹底した習熟を図っているところであります。さらに町では特別支援教育支援員を必要な学校に配置し、個に応じたきめ細やかな指導も展開しております。こうした取り組みはすぐに結果となって表れるものではありませんが、赤井議員ご指摘のように子どもたちがより楽しく充実した授業が行われ、子どもたちの人生に大きな糧となる教育を行うよう、教育委員会といたしましても鋭意努めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。

議員の質問 8番 赤井睦美

議長。

議員の質問 8番 赤井睦美

ただいまの答弁の中に、少人数指導や習熟度別指導も展開されているということでしたけれども、全ての学校でされているんでしょうか。

町の答え 学校教育課参事 本庄伯幸(学校教育課参事は2019年3月まで)

議長、学校教育課参事。

町の答え 学校教委課参事 本庄伯幸

ただいまのご質問ですが、少人数指導や習熟度別指導にしますと、やはり学級担任の他に教員が必要になりますので。例えば大きな学校でありますと、学級担任の他に教員定数として担任以外の教員も配置される定数が確保されておりますので、そういった教員を活用しながらクラスを少人数に分けたり、習熟度に分けたりすることが可能で行われておりますが、小規模校になりますとやはりそういう教員の加配定数はありませんので、そういったさらにクラスを分けてということはできませんが、小規模校は元々児童数が少ないので、そういった特性を逆に効果的に活かしながら習熟を深めるような授業を展開しているところでございます。以上です。

議員の質問 8番 赤井睦美

議長。

議員の質問 8番 赤井睦美

八雲小学校で、今の6年生が4年生の時に習熟度別で算数をやっていて、なんか子どもたちが結構良かったと。で、5年生になるとクラス替えしますよね。そうするとそれをお母さんたちが良かったから続けてやってほしいって希望したけれども、先生たちが変わってしまうと出来ないということで、今はもう5、6年はやっていないんですよね。せっかくいいものをやっていて、今おっしゃったように大きい学校では出来ると言うんであれば、その習熟度別がいいという結果があるのに、全部学年の先生方に任されているんでしょうか。教育委員会としてこれは良いからやりましょうって、そういうことにはならないんでしょうか。

町の答え 学校教育課参事 本庄伯幸(学校教育課参事は2019年3月まで)

議長、学校教育課参事。

町の答え 学校教育課参事 本庄伯幸(学校教育課参事は2019年3月まで)

ご指摘のように、今までは教員の校内人事配置等は学校長の裁量に任されていた部分もあるのですが、ご指摘のように習熟の程度に応じた指導というのは効果的であるというのは、本町のみならず全国的にも効果が確認されているところでありますので、教育委員会といたしましてもそういった指導形態を積極的に取り入れるように、今後学校に指導してまいります。以上です。

議員の質問 8番 赤井睦美

議長。

議員の質問 8番 赤井睦美

昨年の教育行政方針では、学力の向上は喫緊の課題で全国学力学習状況調査、それから標準学力検査等を通して学力の達成状況を細かく把握するとともに、各学校への学校訪問を行い教育課程の実施状況を確認してまいりますとありました。で、実施状況を細かく把握するというのは、もう 25 年度からずっと行っていると思うのですけれども。今それはどのように分析されていられるでしょうか。

町の答え 学校教育課参事 本庄伯幸(学校教育課参事は2019年3月まで)

議長、学校教育課参事。

町の答え 学校教育課参事 本庄伯幸(学校教育課参事は2019年3月まで)

教育課程の実施状況ですけれども、学校訪問等で授業内容がきちんと教育水準を維持できるようなものになっているかだとか、必要に応じて授業参観等もして授業の進め方、学習過程の在り方はどうかなども含めて確認をし、学校と協議をして必要な改善をするように指導はしてまいりましたが、今後とも一層、そういった学校訪問、それから指導・助言等には努めてまいりたいと思います。また、学力調査、それからNRT、いわゆるちょっと全国調査とは別な形の学力調査なんですけれども、これについては全学年行いまして、その関連だとかについては分析しております。全国調査については先ほど教育委員長が申し上げましたとおり、未だ水準にはちょっと下回るような傾向でございます。で、それが他の学年のNRT調査との関連を見ますと、やはり下の学年のうちは割と全国水準よりも良い結果なんですが、段々下がってくるような傾向が特徴として認められたりしておりまして、そういった部分でも、身についたことが剥落しているのではないかというような課題を今持っております。こうしたところの対応も、先ほど申しましたとおり小中一貫教育にすることで改善していこうというふうに考えております。以上でございます。

議員の質問 8番 赤井睦美

議長。

議員の質問 8番 赤井睦美

26 年9月に斎藤議員が一般質問で、小中一貫型を取り入れて先生たちが一体となって取り組むことで、今より質の高い取り組みが出来るんじゃないかという質問をされているんですね。で、その時に 23 年度から「八雲町確かな学び推進会議」を立ち上げ、八雲の学びセミナーなど資質の向上を図っているという教育長の答弁があったんですけれども。23 年から5年経って、その取り組みの成果というのはどのように表れているんでしょうか。

町の答え 学校教育課参事 本庄伯幸(学校教育課参事は2019年3月まで)

議長、学校教育課参事。

町の答え 学校教育課参事 本庄伯幸(学校教育課参事は2019年3月まで)

八雲町確かな学び推進会議も5年経過しまして、昨年その5年間について大まかですけれども総括を行っております。で、子どもたちの学習習慣を身につけさせるために、例えば各学校が協力出来ることがないだろうかとか、連携できることがないだろうかと、そういうような視点でそれぞれ取り組んできたんですけれども。それまでは各学校ごとに取り組んできた成果を持ち寄って交流していた段階なのですが、昨年度より小中一貫してやろうということで、各中学校区で例えば一緒に家庭学習の強化週間を設定できないだろうかだとか、同じ呼びかけを中学校も小学校もして、例えば一つの家の中で兄弟が一緒に勉強するような時間をつくれないだろうかとか、そういう視点で昨年度からまた新たな取り組み等も始めておりますので、そうしたところでまた成果が出てくるのではないかというふうに考えてございます。以上でございます。

議員の質問 8番 赤井睦美

議長。

議員の質問 8番 赤井睦美

同じくその 26 年9月に三澤議員が、充実した公教育の環境と子どもが幸せになる地域づくりで子育て世代の移住を図ろうという提言をしているんですよね。で、その時に教育長は子どもの学力向上と教員の資質向上に取り組んでいるという答弁。そして町長は、まちづくりは人づくり、教育も人づくりの一環として財政的なものも含めてこれから考えるという答弁をしているんですけれども。これからはじまる小中一貫コミュニティスクールの中にその財政的な部分を含めて、本当の意味での教育を補助していくというお考えは町長の中にもあるのでしょうか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

これから今の赤井議員の質問にお答えいたしますけれども。これから小中一貫ということでモデル地域で取り組む予定をしておりますので、それには財政もふまえてしっかりと支援してまいりたいと考えていますので、ご理解をお願いいたします。

議員の質問 8番 赤井睦美

議長。

議員の質問 8番 赤井睦美

秋田県が学力テストで常に上位だということで、私は別に八雲が上位になる必要は全然ないと思うんですけれども。そこで一番注目したかったのは、じゃあなんでそんな上位になったかということで、先生たちがものすごい保護者との信頼関係を築いて、で、宿題出す時もその子に応じた内容の宿題。そして、しかも 15 分程度で終わる宿題を毎日出すんですって。で、先生たちが今日宿題を出したよって言ったら家族の方がよし任せてって、ちゃんと家族の方が宿題をするところまでしっかりと見るという。そこの学校と家庭の連携ってものすごく良いなって思ったんですよね。で、連携するにはお金は必要ないんですけれども、先生たちには非常に時間とパワーが必要ですよね。で、先生はやっぱり授業とそういう親との信頼関係を築くというのが一番の仕事だと思うので、その他余分な仕事といったら変ですけれども、事務的な仕事はやはりさっきのコミュニティスクールを導入するのであれば、そこを誰かが代わって、本当に先生が授業と家庭との連携に全力を尽くせるという、そんなシステムが出来ないかなって、その秋田の情報を見ながら思っていました。で、北海道新聞に、皆さんもご覧になったと思いますけれども、学力向上取り組み特色と言って、これは3月7日に出たんですけれども、稚内とか東川とか沼田町とか厚真町のいろんなコミュニティスクールとか、その取り組みが出ていたんですよね。で、私八雲町はまったくこれと一緒にする必要はないけれども、もっともっといろんな楽しい取り組みができるんじゃないかって凄く思っています。ですから、そのコミュニティスクールした時に、ここには退職した先生とかが授業をするって、私それもいいなと思うんですけれども、今いる先生の授業以外の部分のサポートをするという、そんなシステムがすごく大事だと思うんですけれども、そういうことは考えられているでしょうか。

町の答え 学校教育課参事 本庄伯幸(学校教育課参事は2019年3月まで)

議長、学校教育課参事。

町の答え 学校教育課参事 本庄伯幸(学校教育課参事は2019年3月まで)

今ご指摘のとおり、今後予定しておりますコミュニティスクールは学校運営協議会が主体になりますが、この学校運営協議会の大きな役割として、もちろん学校長の学校経営方針にいろいろな意見を述べることがあるのですが、それよりももっと大きな役割として、学校の教育活動の支援というふうに位置付けて考えておりますので。そうした面のサポートというのも、こうしたところで出来たら良いのかなというふうに今考えております。以上です。

議員の質問 8番 赤井睦美

議長。

町の答え 学校教育課長 荻本和男(学校教育課長は2017年3月まで)

議長、学校教育課長。

町の答え 学校教育課長 荻本和男(学校教育課長は2017年3月まで)

生活習慣の部分については教育委員会内部でも分析はしてきておりますが、今議員からありましたその域学連携を上手く活用して学校現場でもという部分については、域学連携、これから学校教育の分野でもどうやって活用していくかということで、今月中にも一度企画を含めて打ち合わせする予定があるのですが、いろんな可能性も含めてこれから関係部署を含めて協議・検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。

議員の質問 8番 赤井睦美

教育は結果がすぐに出ませんし、このやり方が絶対っていうことも絶対に無いので、八雲町の関係者が皆が手を組んで、本当にオール八雲で共に作り上げていってほしいと思います。以上です。

出典:八雲町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月11日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる