みんなの議会

八雲町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月11日

再生可能エネルギー、今後のすすめ方は

聞いた人
佐藤智子 議員
答えた人
町長 岩村克詔、農林課長 加藤貴久、保健福祉課長 三澤聡

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 佐藤智子

2つ目は、再生可能エネルギー、今後のすすめ方は。ということでお尋ねします。再生可能エネルギーは色々ありますが、当町は酪農のまちとしてバイオガス発電も始まっています。今後の進め方をどのように考えているのかお伺いいたします。また、町長は廃プラスチックを化学薬品により油化して再利用する構想を持っていたと思います。農家はビニールハウスやプラスチック容器など、漁家はテグスやロープ、うき玉など、プラスチック製品を多く扱っており、その廃棄物処理が資源活用につながるのであれば一石二鳥であります。実現の可能性はあるかお伺いいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

それでは佐藤議員の2つ目のご質問にお答えいたします。再生可能エネルギーの導入促進につきましては、平成 28 年度において町としての総合的な方向性を提示することにし、これまで町議会を含む関係者の知見の向上と認識の共有を図るための研修の場を設けるとともに、去る2月 25 日に町民向けの研修会も開催するなど、準備を進めております。議員ご指摘の家畜糞尿によるバイオマス発電は、町内では現在2つの法人経営体で売電を行っており、1つの法人経営体で施設設置の準備を進めていると承知をしております。なお、バイオマス発電につきましては家畜糞尿処理の1つの形態として、大規模経営体に適している処理方法となりますが、酪農経営は大規模法人化、個別完結型、放牧型など、様々な経営規模が混在するため、八雲町で実施するための課題解決に向け、調査・研究を継続してまいりたいと思います。また、油化を含む廃プラスチックによる発電や熱利用につきましては、これまで調査を進めてまいりましたが、油化装置のエネルギーを得るためにはその数倍のエネルギーが必要だということもあり、事業化は大変無理と判断をしております。このように再生可能エネルギーの導入分野に関しましては、農業分野のバイオマス、生活環境分野における廃棄物の油化ばかりでなく、様々なエネルギー源と多岐にわたる導入パターンの組み合わせがありますので、この春から実施予定の総合的な方向性の取りまとめの中で、八雲町の資源ポテンシャル、導入に際しての採算性、持続可能性などと共に、町民意識なども踏まえ、産業・民生の各部門における導入モデルを検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

議員の質問 1番 佐藤智子

議長。

議員の質問 1番 佐藤智子

油化に関しては残念ですね、数倍のエネルギーがかかるということで実現には至らないようであります。また、調べてみますとビニール関係とかナイロン関係とか、また、油化出来ないものもあるということですので、私ももっと勉強したいと思っております。で、今日は教育委員長の方に答弁は求めていませんので、ちょっと質問としてはあれなんですけれども。教育的な観点から1つ有効な事がありますので、質問ではありませんけれども、ちょっとここでお話させていただきたいと思います。神奈川県のある小学校で学校教育に使っていると。給食で出てきたプラを安価なそういう油化装置で、目の前で石油になっていくのが見えるというのがあります。で、それを今後考えていくのも子どもたちにとっても良いのではないのかなと、1つ紹介させていただきます。これは答弁はいりません。で、家畜バイオマスの再利用の問題なんですけれども、先ほど言われましたように、八雲町では個別でもやっている方もいますし、法人化を取ってやっている酪農企業体もございます。で、FITっていう売電制度でもってキロワット 42 円で黒字が出ていると。で、役員にもちゃんと報酬といいますか、配分がされるくらいであると。で、町内でも議会とか役場職員を対象に畜産系バイオガスプラント導入ガイドブックっていうのも出されて、研修会も行われましたよね。で、それによりますと士幌町ですとか鹿追町の事例が紹介されています。ともに酪農業で盛んな土地であり、しかも自治体がJAと協力して行っていると。で、八雲町も酪農の町であります。企業体、法人化されたところだけに、そこを参考にして自治体ぐるみでやるということも考えてはどうかと思いますけれども。いかがですか。

町の答え 農林課長 加藤貴久

議長、農林課長。

町の答え 農林課長 加藤貴久

今、議員ご指摘のとおり、バイオガスについては町長の答弁で申し上げましたとおり、家畜糞尿処理の1つの形態として取り組んでいるというのは事実であります。今、新エネルギー、再生可能エネルギーという観点から見ている部分もございますけれども、一次産業、酪農の方から見ると、どうしても処理形態の1つという捉え方を私たち農林課としてはしております。その中で副産物と得られる売電で、その法人なり経営体の、複合経営としての中の1つとなればというふうには考えております。で、議員がご指摘の鹿追町、士幌町の形態でありますけれども、町とJAが出資をして、補助事業等を利用して共同処理施設を設置しているのは、私たちも存じております。視察等も過去には行っていると思います。そういった中で八雲町も今、これから八雲の酪農をどうしていくのかという中で、家畜糞尿処理、下の方だけではなく、まずは生産の部分からということで、根本的に八雲の酪農をどうしていくのかということを今、組み立てていくことを 28 年度引き続き考えていく予定であります。それで本当に八雲としても、そういうふうに1つの個々の農家から集めて集荷型で処理をするのがいいのか、それとも別な方法がいいのかという部分は、まだ結論が出ていないところであります。個々の経営体の皆さんにおいても、今後の自分たちの経営の中で規模をどうしていくのかという部分も岐路に立っているところであります。そういった現場のみなさんの声も打ち合わせをしながら、町やJA関係機関と相談する中でどういう方策が、八雲方式といえるかどうか分かりませんが、八雲としてどういうふうに取り組んでいくのが個々の経営の皆さんのためになるのか。あと、環境にどうやって配慮していくことが出来るのかという部分を、十分考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

議員の質問 1番 佐藤智子

議長。

議員の質問 1番 佐藤智子

法人化されている企業体のリーダーの方にお聞きしましたら、電気を売って儲けると言うことではなくて、環境問題、臭いの問題の処理が根底に基盤にあるんだということで、それは共通認識になると思うんですよね。で、八雲も広いですからあまり匂いは気にならないのかなって。どうでしょう。新幹線の駅が春日に予定されていますよね。で、春日も酪農地帯であります。そこで、バイオガス発電なりバイオガス利用は、そういう環境対策、臭い対策にもなると思うんです。酪農業を今後どのようにしていくかということを、企業体も減っていく中で考えていくということでございますけれども。電気だけではなく、その副産物、肥料になる部分ですとか、敷料に回せる部分ですとか、そういうメリットもございます。で、これは2月9日の農業新聞に出た記事でありますけれども、家畜糞尿発電を後押しするということで、北海道バイオマスリサーチなど家畜糞尿によるバイオガス発電の普及を通じて酪農・畜産地帯の振興に繋げるため、新たな団体を設立するということで、そういうこの間も研修に来た風力発電を手掛ける市民風力発電、これは札幌市にありますね、で道銀地域総合研究所と、そこと三者が4月にも設立して、再生可能エネルギーの普及ノウハウを活かすという内容でございます。で、こうしたコンサルタントもこれから出てくることでございますから、ぜひとも酪農が盛んな八雲町で、自治体も関与する、そうしたバイオガス発電の事業を進めていただきたいと思います。町長の今後のお考えをお伺いいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

今、佐藤議員からバイオマス発電の件についてということでありますけれども、再生可能エネルギー全般についてということでよろしいかと考えております。私も元々、今日は 3.11 の5年目ということで、福島の原発の事故を見ても、やはり電力は再生可能エネルギーで作っていかなければならないだろうと思う一人でありますし、また、化石燃料ですね、これは石油燃料に頼ることなく、八雲町は風力、そしてバイオマス発電も起きています。それと太陽光、さらにこれから地熱発電も進んでいます。またこれから波動、波ですね、波の力、これを八雲町は旧熊石町と合併した町として、大変地理的には有利だろうということでありますので、これは町を上げてエネルギー、電力を作るということに、これから議会とまた住民といろんな協議を持ちながら私は進めていきたいと考えていますので、ご理解をお願いをいたします。

議員の質問 1番 佐藤智子

議長。

議員の質問 1番 佐藤智子

様々な可能性があると思います。だけどもあれもこれもというのも出来ないことはあると思いますので、どこに力点を置くのか、内容を絞っていくことも必要だと思いますので、一言付け加えておきます。3つ目です。認知症の人、皆で見守る街にということで質問させていただきます。愛知県の認知症の男性が徘徊中に列車にはねられ死亡した事故の裁判で、最高裁は一、二審の判決をくつがえし、家族に賠償の責任なしと判断しました。当町も認知症に対する認識を改める部分があるのではないでしょうか。現在の認知症とされている人の人数と対策についてお伺いいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

それでは佐藤議員の3つ目のご質問にお答えいたします。愛知県の認知症の男性が外出をし、列車にはねられ死亡した事故の裁判で、老老介護や認認介護などの在宅介護の実態を踏まえた家族に寄り添う結論が出ました。この判決は認知症家族の会などの支援活動と認知症の方を介護する家族の声が届いたものと認識しております。厚生労働省の推計では、高齢者の4人に1人が認知症の人、またはその予備軍とされ、平成 27 年で約 500 万人、平成 37 年で約 700 万人に達することが見込まれています。当町におきましては平成 27 年 12 月末現在で、要介護認定者 1,004 人のうち、日常生活に支障をきたすような症状、行動や意思疎通の困難さが見られる日常生活自立度2以上と判断された方は 517 人で、65 歳以上の高齢者人口の 9.6%となっております。当町で昨年、居宅介護支援事業所に対して実施した調査では、認知症による徘徊の可能性のある方の人数は10 人に上っており、実際に平成 26 年度に1名、今年度に1名の方が認知症が原因と思われる症状で行方不明となっており、認知症の方の見守り活動は重要であると認識しております。そのため、町や警察署、町内関係機関などが連携し、速やかに発見・保護に繋げるシステムでありますSOSネットワークにつきましては、八雲警察署との協議が整い、現在ネットワークの構築に向け、関係協力機関への協力依頼を実施しているところであります。今後はSOSネットワークを通じて関係協力機関に対して、認知症への理解を深めていただけるような研修などを開催し、日ごろの見守り意識の向上を図ってまいりたいと考えております。また、今年度から認知症などの方を介護する方々が着用して外出することで、周囲の人に介護中であることを知ってもらい、温かく見守ってもらえるよう、介護マーク入り名札を配付しており、36 名の方に配付しておりますが、そのうち介護家族の配布は4名となっていることから今後も周知に努めてまいります。町は第6期介護保険事業計画の中で、認知症高齢者対策の推進を重点項目として取り組むこととしており、認知症に対する啓発活動といたしましては、今年度は認知症講演会を認知症サポーターのフォローアップ講座として実施しており、今後も開催してまいります。また、介護予防教室では、認知症予防のための講話や予防・早期発見を目的とした体操やレクリエーションや創作活動をプログラムに取り入れ実施しております。平成 20 年に開始しました認知症サポーター養成講座は、平成 28 年2月末現在延べ 40 回、716 人の方々を養成しております。今後は小中学生や高校生を対象とした講座を開催するなど、住民の方々が認知症の方やその家族の応援者となれるよう、積極的に開催してまいりたいと考えております。また、認知症の方やその家族を支える認知症家族会も、介護負担の軽減を図るため様々な活動を実施しておりますので、町といたしましても、ますます充実するよう積極的に支援してまいります。今後は早期発見・早期対応のための体制整備に向け、認知症初期集中支援チームの設置や認知症地域支援推進員の設置を平成 30 年までに行ってまいります。また、認知症の人やその家族、各専門家や地域住民が集う場所として提供され、お互いに交流や情報交換をする認知症カフェの実施についても検討してまいりますので、よろしくお願いをいたします。

議員の質問 1番 佐藤智子

議長。

議員の質問 1番 佐藤智子

前向きな答弁を頂きました。ぜひとも、それらを町ぐるみで実施出来るようにしていただきたいと思います。徘徊の恐れがある人も 10 人ほどいるとお聞きしました。以前、山越でいなくなった方を役場の職員の皆さんが一生懸命探しているところを見かけたところであります。八雲町はそういう人を差別しない温かい町であると、私は思っておりますので。一審、二審ではそうした認知症、特に徘徊する方を危険人物とみなす、人に迷惑をかける、そういう判決で、一審では 720 万、二審では 360 万を家族に支払えという内容でありましたが、今言ったことが進めば八雲でもそうした事故は防げると思うんです。ただ、1つ、実際に3、4年前にお父様が認知症になって非常に勝手な振る舞いをすると。どこかに火をつけようとしたり、または小用の方を所かまわずしたり、そういう状態になってしまって、そのお父様に振り回されて、とても自分のうちの仕事が出来ないから預かってくれということを町に頼んだんですけれども、総合病院でも他の施設でも受け入れてもらえず、洞爺湖町の施設に仕方なく預けたというお話をそのご家族から聞きました。で、今後もそうしたことは出てくると思うんです。そうした時に八雲の総合病院でも、または他の施設で受け入れ拒否にあってしまうのか、その点だけちょっとどうしたらいいのかということでお伺いしたいと思います。

町の答え 保健福祉課長 三澤聡(保健福祉課長は2017年3月まで)

議長、保健福祉課長。

町の答え 保健福祉課長 三澤聡(保健福祉課長は2017年3月まで)

今の事例ですけれども、大変、最近そういう事例はうちの方にもあまり来ていないんですけれども。そういった事例というのは今後もありうると思います。そういった状況に合わせた形で、どうやって対応するかということになるかと思うのですけれども。まずは保健福祉課の包括支援係の方に相談していただきたいというふうに思います。そこからいろんな病院だとか施設だとかというふうなところと連携を取って、ご相談に応じたいというふうに考えておりますので、まずは包括支援係の方に相談ということでよろしくお願いいたします。

議員の質問 1番 佐藤智子

議長。

議員の質問 1番 佐藤智子

相談した結果拒否ということでは困るんです。ですから受け入れを出来るような体制をあらかじめ、そういう方はいつ出てくるかわかりません。既に 1、004人の内 517 人認知症と診断されている方がいるわけですから、その中からもう既にいらっしゃるのかもしれません。相談できないでいるのかも知れません。そういうことで、あらかじめそういうことも想定して受け入れ態勢を作っていただきたいと思います。八雲町には認知症家族の会リフレッシュクラブというのもあるということで、そこの関口会長が今月 17 日に徘徊についても話をすると言っていましたので、ぜひともそういうところも会員が最近入って来なくて困っているということでしたけれども、町ぐるみで認知症とされている方を温かく見守るという、そういう町にするために、そうした家族の会等も含んで施策を推進していただきたいと思います。以上で質問を終わります。

出典:八雲町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月11日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる