木古内町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月9日
当町国保病院の職員の勤務状況について
2022年9月9日、木古内町議会の一般質問で、安齋彰議員が「当町国保病院の職員の勤務状況について」質問し、町長 鈴木慎也、病院事業事務局長 西山敬二、病院事業管理者 小澤正則が答えました。
- 聞いた人
- 安齋彰 議員
- 答えた人
- 町長 鈴木慎也、病院事業事務局長 西山敬二、病院事業管理者 小澤正則
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 安齋彰
5番 安齋 彰でございます。私は、当町国保病院の職員の勤務状況について質問させていただきます。皆さんご存じのとおり、新型コロナウイルス感染症は、発生から2年を経過してもなお、収まるどころかオミクロン株等の変異株に起因する蔓延が次々と発生し、現在、国内では主にBA.5による第7波となる流行で、過去6回とは比較にならないほど多数の感染者が出ており、いまだ収束が見えない状況に変わりありません。そもそも医療体制については、以前から看護師の絶対数不足の中、新型コロナウイルス感染症の影響で退職し、さらに減少傾向となり、特に過去6回を大幅に超える多数の感染者数となっているこのたびの第7波となる流行で、発熱外来を設置し感染の検査に対応している医療機関などでは、キャパシティーを超えたことにより検査が受けられない、入院治療すべき患者が治療されずに亡くなっているかたもいるなどと、受け入れる医療機関は逼迫し、ほぼ崩壊の状態であると各メディアで報じられています。このように長期間にわたる過酷な就業状態が今回はさらにひどくなり、終わりの見えない状況が続いております。実際どの医療機関でも、医療従事職員は精神的にも身体的にも疲弊していると感じられます。当町の国保病院にも同様の懸念があり、医療従事職員が心身ともに健全で働き続けられなければ、皆が安心して利用できる基幹病院として存続させていくことはできません。このことから、特に最前線で働く看護師の勤務状況について、町長にまずお尋ねいたします。現在の各部署に必要な看護師の配置人員と在籍人数、及び休職中の人数。勤務時間の残業超過や休暇休日の過少はなく、適正な就業範囲内であるか。休日出勤時などに職務の域を超えた業務となっていないかでございます。よろしくお願いいたします。
町の答え 町長 鈴木慎也
5番 安齋 彰議員のお尋ねにお答えをいたします。1点目の「各部署に必要な看護師の配置人数数と在籍数、及び休職中の人数」に関するお尋ねでございますが、当院は入院基本料等の施設基準を10対1で届けております。現在の入院患者数の現状では、必要数が29名であります。現在、在籍している看護師は32名でありますから、基準を上回る配置となっているところであります。外来につきましては、通常の勤務に必要な人員で配置をしております。しかし、コロナ禍による発熱外来やドライブスルー対応が加わることで、人員が不足しているところであります。なお、育児休暇取得職員及び休職職員につきましては、延べ3名となっております。2点目の「勤務時間の残業超過や休暇休日の過少はなく、適正な就業範囲内となっているか」に関するお尋ねですが、超過勤務はありますが、昨年の同時期と比較し3.5時間減少しており、令和2年度と同レベルにあります。休暇取得につきましては、取得困難な状況にあります。そのため、新規採用を図りながら退職者の補充やコロナ拡大に対応するために、適正な就業を維持できるよう努めてまいります。3点目の「休日出勤時などに職務の域を超えた業務となっていないか」に関するお尋ねでございますが、これまでも地域住民を対象としたワクチン接種をはじめ、陽性患者の受け入れ、さらには週末及び休日におけます発熱外来への対応など出勤が増加している状況にあります。このため、外来診療を一部休止するなど過重勤務の軽減を図る対策を講じております。また、看護師など医療従事者には、国の事業を活用した手当が支給されており、負担軽減への配慮というものもなされているところであります。これら全て、コロナ禍によって増加した一時的な勤務対応となっておりますが、職員一人ひとり医療従事者として使命感を持って、この状況を乗り切ってまいりたいとそのように町としては思っております。以上です。
議員の質問 5番 安齋彰
いま答弁をいただきました。一応施設基準ということで10対1、現在については必要数が29で、登録数が32ということで、基準を上回っていると。休職中は3名であるということなんでございますが、この休職中のかたについては、この29対32の32の数の中には入っているんでしょうか。また、いまこういう状況ですから家族が例えば発熱をしたとか、陽性であったといった場合に当然休まなければならないでしょうし、そういった方々がいた場合にこの数字の中に入るのかどうなのかというのをちょっと確認させていただいてよろしいでしょうか。
町の答え 病院事業事務局長 西山敬二
ただいまの安齋議員さんの質問に対して、お答えいたします。まず、先ほど町長が答弁いたしました32人、現在基準を上回っているという現状でございます。休職中の職員、育児休暇も含めて3名おりますけれども、育児休暇については2名おります。1名については病棟の看護師、もう1名につきましては外来の看護師、1名です。休職中の職員については1名ございますけれども、現在は15時まで勤務できる状況で勤務していただいております。この看護師につきましても、病棟で対応していただいておりますので、それら含めても29人の枠の中では間に合っているという状況になります。また、コロナの濃厚接触等で休まなければならない職員も実際に病院の中でも存在いたします。その際、先ほどの施設基準の中では、その日その日の数字で把握するわけではなく、あくまでも1か月単位で集計しておりますので、最終的にどういう人数配置になったかというところにございますが、そこの不足する部分については、各部署師長さん中心に対応していただいているところでございます。以上です。
議員の質問 5番 安齋彰
いま、事務長のほうからお話がありました。そういうカウントでやっているということですね。となると当然、その日なり、その月の中の全体をとおしてはどうかはちょっとわかりませんけれども、当然その日のうちの中には実際必要な業務を回していく人数とそれに足りないというケースもあるのではないかなということを感じるわけです。発生当初から現場に直面する医師や看護師に対しては、新型コロナウイルスに感染させられるそういう中で、この重圧と医療の提供という責任に耐えながら、現在献身な志で業務をこなしているというふうに私は見聞きしております。本年も8月18日には、道南在住者の感染者数が746人、26日には渡島だけで257人というふうに報じられておりまして、発熱外来には対応しきれない検査希望者があふれていたというふうに認識しております。8月の末頃から9月はじめにかけては、1日500人前後、近日ではだいたい250人くらいというふうになりまして、一応第7波がピークアウトしたというふうに考えられています。ただ、これから寒い時期に変わります。空気が乾燥すると感染が増加する可能性が高くなります。これ皆さんご存じのことだと思います。さらに風邪やインフルエンザによる発熱外来へ患者が増えることが想定されますので、国のほうでもまた行動制限などいろいろ変わるというのも考えられているようですし、二重流行で再度また職員への負担が増えるということを私はすごい心配しているんです。一応数字上では、あっていると足りているというふうにおっしゃっていただいたんですけれども、実際本当のところ現場では業務に対して人員が不足している状況ではないんでしょうか。まともに休めていないんじゃないかなというふうに私は感じられるんですけれども、実際どのような認識をお持ちになっていらっしゃるかお聞きしたいんですけれども。
町の答え 病院事業事務局長 西山敬二
安齋議員の再質問に対して、お答えいたします。まず、当院につきましては重点医療機関として、発熱外来を含めたコロナ患者の受け入れを実際におこなっている病院であります。そのため実際発熱外来7月・8月、現在も多くの患者さんがかかっている状況でございます。そのため外来看護師だけでは、当然ちょっと対応しきれない部分もあります。その部分につきましては、病棟看護師等も含めて応援を依頼し、現在対応にあたっているところでございます。安齋議員がおっしゃるように、実際人数が不足しているのではないかという内容でございましたけれども、いま申し上げましたように各部署に応援を図りながら、なんとかいまの現状という部分を乗り越えていきたいというふうに看護師一同、現在進めているところでございます。
議員の質問 5番 安齋彰
医療現場では、最前線でやはり対応している部分、看護師さんです。いろんな話を聞いています。もう休みも最低限で、行きたいところももう抑制して、もう本当に疲労困憊の中、使命感だけでモチベーション保って頑張っているというふうに聞いています。当然、業務としてはいる人数の中でしかできない、採用募集してもなかなか来てくれない、人員を増やしたくてもなかなか対応できないといった中で、ジレンマがあるというのはわかっています。ただ、やはり当町の職員を守るためには何ができるかという問題意識を持って、やはり現場をきっちり把握して、何が必要かというところを考えるとやはり職員への気遣いだとか、特に精神的なケアですね。そういったものとできるだけ休める機会を作ってあげる、そういったものが必要だというふうに私は思います。なかなかやっていくっていうのは、難しいとは思います。しかし、当町の国保病院はいままで一度たりともクラスターを発生させていないんです。これは、本当に精神的にも肉体的にも大変な中、皆さんの大変な努力によるものだというふうに思います。それでもやはり思うように休めないで、疲労が溜まると必ずミスっていうのは出てきます。その責任をやはり看護師が悪いとかっていうふうになるようでは困りますし、いまの現状と本当なかなか対応できないっていう中で、本当に頑張ってやっているこの最前線の人達、これ本当に非常時だから仕方ないよねって済まされないんですよね。特に精神的な病気になったら本当に取り返し付かない、そういう遅れた対策ではやはりちょっと困る、そういうふうに私は心配しております。一般的な世間の人の話の中では、コロナのワクチン接種したけれども、コロナになったよって言っている認識が足りない人もいますし、著名人の中にはコロナになったけれども大したことなかったみたいなことをSNSで発信したりとかしている人もいます。それに対してあと医療従事者が対応できないことに対して、苦しめるようなことを言っているようなかたもいますし、そういうことで看護師達が傷ついているというのもあります。本当に私が知ってほしいのは、こういう状況に未だにあるんだっていうこと、そして私達ができることは何かと。感染しない、感染させない、拡散させない、これがやはり一番大事なことであり、これが医療従事者を守ることになって、強いては自分や家族が助かるっていうことをいま一度考えていただきたいと。そして、当町の国保病院の医療従事者が心身にともに健康に働き続けて、みんなが安心して利用できる基幹病院として存続させていけるこういったことがやはり大事であるので、その環境を感染予防ですとかやはり理解、それから意識改革こういったものを周知、いろんなて手当を対応してくださっているのはわかっていますが、より一層進めていただきたいというふうにおります。何か考えている対策とかは、いまありますか。
町の答え 病院事業管理者 小澤正則
安齋議員から提案をいただきました。つまり感染のおおもとというのは、感染者数が増えることです。これを減らさない限り、病院の機能は全うできません。先ほど人数間に合っていますよっていうお話をしました。確かに人数は、数多いではあります。しかし、例えばコロナ病床に入院する患者さんが特に初期のコロナの場合には、気道感染の深いところで、いわゆる重症な肺炎で来る人があって、それが命取りになったということがありますが、いまの時期のコロナというのは、コロナ自身で死ぬのではなくて、合併症で亡くなるということは、つまり身体の動きが悪くなった、あるいは重症な合併症をもった高齢者とか、そういう人達が入院するような事態になっています。ということは、患者の質が変わってきたと。したがって、1人入院することによって、扱う例えば全介助の必要な患者さんが入ってきます。そうしますと看護じゃないですね。看護はもちろん必要ですが、介助が必要になります。そうしますと数でないという問題が出てまいります。したがって、それだけ医療の現場は疲弊するという大きな原因になります。しかし、患者さんが来る限りは減らせません。ですから、安齋議員のおっしゃるとおり、地域住民が一人ひとりが自分の防御のためにどうするかということを考えていただきたい。つまり基本的に手洗いをする、マスクをする、人混みには行かない、そういうふうな基本的なことをまずやっていただきたい。それを減らさない限り根本的な解決にはなりません。 もしこれから増えたらどうするか、もっともっと医療現場は疲弊して回らなくなるだろうというお話がありました。しかし、私どもの病院でいろんな機能を徹しながらも最後にどうしても果たさなければならない目標として三ついま上げております。一つは、発熱外来を止められません。それから、それによって重症になる、あるいは合併症を持った人達のコロナ入院を止めることはできません。それから、もう一つ非常に大事なことは、救急外来を止められないということです。これは、地域の安心安全につながりますので、これを止めることは病院としての機能を失うことになります。その3点に絞って最後の砦にしていきたいと。 したがって、どうするかと言うと外来を停止します。一部の外来を止める。いま事務局長からもお話ありましたように、一部の外来を止めるしかありません。それからもう一つは、いまの入院をどこかへ転出するという方法があります。いま、病院のコロナ病棟はいま言ったように、入院患者の質がかなり手当てが必要な状態になってきましたので、いっぱいいっぱいになっています。そうするとそこのところに人を回そうと思えば、コロナ以外の病棟から回さなくちゃいけない、外来から回せませんので。そうすると外来が逼迫すると今度、一般病床の看護師をさらに減らさなくちゃいけない。そういう悪循環が起こりますので、繰り返しになりますが、一部の外来を停止する、あるいは診療の時間を短縮する。それからもう一つは、入院患者数の制限をする。あるいは、転出を図るとそういうことが最後に残された道だろうと考えております。したがって、こういうふうにならないために地域住民の皆さんには、感染症ということの基本的な防御をしていただきたい。それ以外の基本的な解決策はありません。以上です。
議員の質問 5番 安齋彰
いま、病院管理者のほうからお話がありました。ぜひ頑張って対応していっていただきたいと、職員を守っていただきたいと、町長もよろしくお願いします。以上です。私の質問を終わります。答弁はいりません。