みんなの議会

厚沢部町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月5日

有害鳥獣駆除事業の実行と今後の対応について

2018年9月5日、厚沢部町議会の一般質問で、山崎孝議員が「有害鳥獣駆除事業の実行と今後の対応について」質問し、町長が答弁しました。

質問者
山崎孝 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 山崎

3番目に入ります。有害鳥獣駆除事業の実行と今後の対応についてであります。平成28年鳥獣駆除数は熊が20頭、エゾシカが29頭でありまして、平成29年は熊が21頭、エゾシカが35頭、こういうような実績でありまして、収穫期を迎え、各作物の鳥獣被害が、大変、今、拡大をしているところでもあります。ビート、芋、大小豆、スイートコーン、カボチャなど、多くの品目において被害が出ております。特に、山間地の農地では、将来的にはこの鳥獣被害のために生産に大きな阻害要因となるものというふうに、そこまで私は考えているところであります。特に、エゾシカの被害が拡大していまして、道南地域にとっては、一連の対策をしなければならないと、そんなふうに考えているところでもあります。この有害駆除等々の対応につきまして、町長の所見を伺いたいと思います。

答弁 町長

有害駆除事業についてのこの質問でありますけれども、後志、渡島、檜山の南部地域のエゾシカの現状でありますけれども、道の発表によりますと、生息頭数は全道では減少傾向にあるんだと、そういうふうに言われておりますけれども、一方で、この南部地域は増加傾向にある。おおよそ10万頭も生息しているというふうな捉え方であります。農林業の被害額も南部地域では平成28年度では5,700万円の被害というふうに報告をされておりますし、捕獲頭数も年々増加しておりまして、平成22年度では約1,100頭ほどの捕獲でした。平成28年度は約2,600頭の捕獲であります。一方、渡島半島地域のヒグマの状況でありますが、北海道ヒグマ管理計画によりますと、平成26年度時点で、推定生息頭数は1,700プラスマイナス900頭くらい、こういうふうに言われております。農業被害も渡島半島地域では800万円の被害が報告されております。捕獲頭数については100頭で、うち檜山管内におきましては56頭の捕獲でありました。ちなみに、檜山管内では、ここ2年間はそれぞれ70頭を超える捕獲となっております。次に、町内の状況でありますけれども平成29年度の農業被害額は、関係機関が一体となって調査した結果、エゾシカが346万円、ヒグマが173万円となり、こういう被害を及ぼしておりまして、問題個体の増加、被害作物の多様化によりまして、被害が増大していると、こういうふうに認識をしております。また、一般道でのエゾシカ、ヒグマの目撃情報も寄せられておりまして、市街地での出没についても大変危惧をしているところでございます。捕獲頭数でありますけれども、厚沢部町鳥獣被害対策実施隊を中心とする銃器、わなの駆除体制によりますと、平成29年度ではエゾシカが35頭、ヒグマが21頭となりました。また、今年度は8月末現在でエゾシカが前年度並みで6頭、ヒグマが前年7頭に対しまして12頭というふうになっております。また、広域的な取り組みとしましては、平成28年度の設置されました、国や道、町、農協、森林組合等、檜山管内の関係機関で構成する檜山地域鳥獣対策連絡協議会では、地域の情報、認識を共有しながら広域的な被害対策を検討しております。ハンターの減少、高齢化や条件整備等、さまざまな要因により、広域捕獲の実現には至っておりませんけれども、今後も情報を共有しながら有害鳥獣の管理や被害の防止等の対策を進めてまいりたいと。さらには、町では、今年度から檜山森林管理署と合同でセンサーカメラによりますエゾシカの生息調査を実施しております。本調査は、他町の成果を参考に、囲いわなの活用を最終的な検討をしてまいります。拡大する鳥獣被害に対して、今後も継続して町や猟友会、関係機関による厚沢部町鳥獣被害防止対策協議会と被害に遭われる農家が一体となって、この対策を推進してまいりたいと、このように考えているところであります。

質問 山崎

これで終わりにしますけれども、とにかくこの鳥獣被害対策は何回も私も質問しました。そして、20頭とったとか30頭とったとかといってこういうふうに報告を受けましたけれども、一向に鳥獣被害の脅威というのは薄れることがないんです。年々増えています。そして、ぜひ新聞を見てほしい、毎日みたいにして、厚沢部町でもどこかの国道のふちに熊が座っていたとか、毎日報道されています。きのうのテレビだったと思うのですが、北海道の中でエゾシカが年間車と衝突して、どっちが壊れるのかわからないんだけれども、そういう件数が240頭というか240件というか、そんなにあるんだそうです。それだけ道路にも出てくるということなんですよね。そして、実はきのう、おととい、私の畑でも熊1頭捕獲しました。そして、ハンターさんに来ていただきまして、いろんなそこで話をしました。エゾシカの話をしました。それと、ハンターいわくには、厚沢部町はもう手おくれぎみですよ、ものすごい勢いで繁殖していますと。ですから、対応策として何がいいですかと言ったら、やっぱりハンターの指導では、最善の方策としては生息頭数を減らすということだそうです。駆除して減らさなければもう駄目ですよと。そういう指導がありました。私ども素人は、そういうことをできませんので、やっぱり猟友会とかそういう人方にお願いをするよりないです。ですが、先ほどの答弁でもありましたように、猟友会の人方も高齢化になって、3人のハンター、今回、私のところに来ましたけれども、鉄砲持っている人は誰もいなかったんです。高齢であるとか、いろんな形で、免許返上しましたとかというような方でした。ですから、実際に実働部隊としては現場に出れないんです。そういうことで、どんどん繁殖に輪をかけて、ものすごいですよ、鹿は。だから、多分ここで出てくる被害額というのは、例えば葉っぱを食われたとかそういうような算定だけれども、運動場みたいにして畑を走り回るんです、鹿というのは。そうしたら収穫は皆無になりますよ。そういう状態でありますので、ぜひ町長には厚沢部町だけでなくて、道南一円として、対策をとってもらわないと厚沢部町1町がやっても江差から入ってくる、上ノ国から入ってくる、後志からどんどんこっちに入ってくるといったら駄目なものですから、やっぱり後志からみんな全部一円になって対策をとってもらって、絶対数を減らすんだと、そうでないと本当の対策にはならないだろうと私は考えます。事前に資料説明ということで、近隣町村の有害駆除をどういうふうにやっているかということを、資料提供を求めたのですが、説明できますか。

質問 山崎

今申し上げましたように、とにかく異常事態です。熊の出没、エゾシカの出没、とめることはできません。これが脅威となって、場合によっては山間地の農業が崩壊する可能性ありますよ、これから。今日、下川部さん言っていました、人の見えないところで米、許可もなくして熊がすくって食べているんだって。それが年々、一日一日面積が大きくなっていくと言っていましたよ。米までこういうふうに食べるなんて大変ですよね。そういうことで、ぜひ対応策を急いでお願いしたいというふうに思います。そして、町長には、これもやっぱり行政としての取り扱いも少し強化してほしいと思いましたので、よろしくお願いを申し上げまして、時間大幅に超過しましたけれども、お許しいただいて質問を終わりたいと思います。

出典:厚沢部町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月5日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる